感染症の病理学的考え方

若手医師,初学者のために,病理学的視点から感染症を主体に情報発信します.「臨床と病理の架け橋」となる新しいタイプの医師を目指しています。*本ブログの記載は一部を文献等から引用していますが、私の個人的見解です。決してその所属施設の意見を反映するものではありません。

空気・飛沫核感染する病原体の検体処理は、安全キャビネット内で行う事が原則

6特に結核症における喀痰処理などの感染対策について。続きを読む

デスモイド腫瘍は成人若年の女性に多い稀な腫瘍。転移はしないがときに局所再発がみられる。

熊本城デスモイド腫瘍について。

写真は震災前の熊本城:現在はこちら。 続きを読む

病理解剖における脳脊髄液採取は後頭下穿刺あるいは頸椎間からの穿刺をトライする

CSF病理解剖における脳脊髄液採取について。
写真は正常の脳脊髄液:Wikipedia, こちら。 
正常の脳脊髄液は脳室とクモ膜下腔を満たす無色透明な液体である。弱アルカリ性で、細胞成分はほとんど含まれない。


病理解剖における脳脊髄液採取について
結論(私見)
病理解剖の際には、必ずしも生前のような脳脊髄液採取のアプローチ方法をとらない。その理由として、病理被験者(御遺体)が死後硬直により、十分な体位を取れない事などによる。後頭下穿刺、ときに胸部臓器摘出後前方、頸椎間(C1-2, C2-3, C3-4等)からのアプローチでも可能である。
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T-spot陰性の活動性結核症は8-19%存在する

結核飛沫核感染T-spot陰性結核症について。続きを読む

シクロスポリンによる治療はGVHDコントロールとTMA発症とで紙一重

シクロスポリン図はシクロスポリンcyclosporin:こちら。
同薬の名前の由来:
真菌から得られた物質のため、
環状構造物= cyclo-: 環状の, spore:真菌の。 続きを読む

Helicobacter pylori:活動性慢性胃炎を背景にして、胃粘膜上皮の粘液内に菌体を認めるのが原則

cdcHelicobacter pyloriについて。
写真はCDC: こちら。 

Helicobacter pylori and Peptic Ulcer Disease

A peptic ulcer is a sore or hole in the lining of the stomach or duodenum (the first part of the small intestine). People of any age can get an ulcer and women are affected just as often as men. Over 25 million Americans will suffer from an ulcer at some point during their lifetime. The good news is that most ulcers are caused by an infection with the bacterium, Helicobacter pylori , and can be cured in about two weeks with antibiotics. 

米国では約2500万人の人が、人生のいずれかの時期において消化性潰瘍に悩まされる。幸運な事に、潰瘍は細菌である、Helicobacter pyloriにより起こる事が分かっており、抗菌薬治療により2週間で治る可能性がある。
 
CDC:Helicobacter pylori and Peptic Ulcer Disease: The Key to Cure:こちら。 続きを読む

Chlamydia trachomatisはクラミジア性感染症を起こすグラム陰性偏性細胞内寄生細菌

 Chlamydia trachomatisによる性感染症について。紅葉続きを読む

EB virusを感染させたBリンパ球はトランスフォーム(不死化)が起こる

培養細胞について。raji cell続きを読む

病理解剖時に採取する培養、病原体検索の意義について

血液培養ボトル病理解剖時に採取する培養の意義について。続きを読む

アメリカトリパノソーマとリーシュマニアはヒト体内で無鞭毛型amastigoteで増殖する

Leishmania鞭毛虫症には、生活環において6つの型を有する。写真は無鞭毛型amastigote:こちら続きを読む
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