Dengvaxiaデング熱ワクチンDengvaxia (CYD-TDV)について。
参考:FORTH: こちら

2015年末から2016年初めに、サノフィパスツールによって、世界初のデング熱ワクチンDengvaxia (CYD-TDV)が承認、登録された。
流行地域の9−45歳に向けて数か国でワクチン接種が実施されている。


デング熱:概論
デング熱は蚊によって伝播される感染症で、近年、急速に拡大していまる。デング熱ウイルスは、主にはネッタイシマカによって伝播されるが、ヒトスジシマカによっても伝播される。同種の蚊は、チクングニア熱、黄熱、ジカウイルス感染症も伝播します。
デング熱は、蚊の生息地拡大とともに、地域での降雨量、温度によって影響されるリスクの変動と、(熱帯森林に近い場所までの)都市化とにともない、拡がっている。

デング出血熱
重症型デング熱は、1950年代にフィリピンとタイでデング熱が流行した際に、初めて認識された。
現在、重症型デング熱は、アジアやラテンアメリカのほとんどの国で発生しており、これらの地域の小児の入院や死亡の大きな原因となっている。

デング熱を起こすウイルスには、4種類の血清型(DEN-1、DEN-2、DEN-3、DEN-4)がある。
ある血清型のウイルスに感染してから回復すると、その血清型への免疫が得られ、生涯持続する。しかし、回復後、他の血清型への交差免疫は部分的かつ一時的です。その後に、他の血清型ウイルスに感染すると、重症型デング熱に発展するリスクが増加する。


近隣アジアでの流行
2015年には、フィリピンでは16万9000人、マレーシアでは11万1000人の感染者が発生し、それぞれ前年の59.5%と16%の増加という世界的な大流行が起こった。

重症型デング熱患者は、毎年50万人発生していると推定されており、その大部分が小児である。同患者の約2.5%が死亡している。


デングワクチンDengvaxia
そこで開発されたのが、世界初のデングワクチンである。このワクチンは前述の如く、4つの型をいっぺんに防御しなければならないため、4価ワクチンとして開発、接種された:pdf.


参考:
WHOの情報

What is Dengvaxia® (CYD-TDV)?
CYD-TDV is the first dengue vaccine to be licensed. It was first licensed in Mexico in December 2015 for use in individuals 9-45 years of age living in endemic areas.
CYD-TDV is a live recombinant tetravalent dengue vaccine developed by Sanofi Pasteur (CYD-TDV), given as a 3-dose series on a 0/6/12 month schedule.
 

ワクチンの写真はこちら


コメント:
デング熱は治療薬もなく、熱帯・亜熱帯地域における蚊の駆除も困難である。このデングワクチンが小児死亡の減少につながる事を希望する。 
生ワクチンであるため、妊婦への接種は禁忌である。