血液寒天培地における不完全溶血はα溶血と呼ばれる。溶血環の辺縁は緑色が掛かっている。この溶血はヘモグロビンの変化により生じた色調の変化である。

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歴史的に、血液寒天培地における溶血の性状の違いから、レンサ球菌を同定してきた。最も重要な菌種はS. pyogenesである。
・S. pyogenes(A群溶レン菌):コロニーと同等サイズの溶血環。完全溶血。β溶血。
・S. agalactiae(B群溶レン菌):コロニーサイズはA群に比べやや大きく、溶血環は小さい。β溶血。
・Streptococcus Group G :コロニーサイズはA群と同等であるが、溶血環は強く、完全に明瞭である。α溶血。
・Staphylococcus aureus :コロニーサイズは大きく、二重溶血をするものもある。

血液寒天培地に含まれるへモグロビンが酸化され、メトヘモグロビンに変化することにより、緑色を呈する。これをα溶血と呼ぶ。

メトヘモグロビン血症について:Medscape: こちら