小脳橋角部腫瘍は神経鞘腫と髄膜腫が多い。
小脳橋角部腫瘍とは

後頭蓋窩と呼ばれる後頭部の下半分領域には、主に脳幹と小脳が存在する。脳幹と小脳により形成される部位は小脳橋角部と呼ばれ、腫瘍が発生しやすい部位である。このスペースは脳幹から枝分かれする重要な多数の脳神経が頭蓋の外に出てゆく通路で、小脳橋角部に腫瘍ができた場合には、高率に脳神経と接触する。
本腫瘍は脳神経の症状で発症することが多い。
例:難聴・耳鳴り(聴神経)
顔面のしびれ感や違和感(三叉神経)
燕下困難・声がれ(舌咽神経、迷走神経、舌下神経)
顔面麻痺(顔面神経)
複視(動眼神経)
などである。その他頭痛やめまい感が生じることもある。

聴神経腫瘍はこの部位にできる腫瘍の代表的なもので、ほぼ2/3以上の腫瘍が聴神経腫瘍と考えられている。聴神経腫瘍の多くは耳鳴りと難聴、めまいやふらつきを伴う。腫瘍が大きい場合には顔面の違和感やしびれ感を呈することもある。


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病理
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