結核3連痰は意味があるのか(重要か)?

結論から言うと、意味がある場合もあるし、全くない場合もある。
微生物や病理部門は人の手を介する作業が多く、その他の臨床検査(血液・生化学)と違って、検査をすればするほど赤字になる採算性の低い領域だが、無いととても困る。結核であれば迅速な塗抹報告、病理なら迅速病理診断など。これらは単純な「検査」ではない。
CDCの推奨:
結核の3連痰(3回 の喀痰検査)。CDCは8-24時間の間隔を空けて採取するべきとあるが、基本検査は塗抹と培養。やれPCRを連日で提出せよとは書いていない。連日PCRは拡大解釈。PCR, 高額な検査


ルーチンで連日喀痰検査をした結果、
1回目塗抹ガフキー陽性/PCR陽性(この時点で結核確定)
以後2回目 陰性
3回目 陰性
なんてあることも。

いまむらクリニック:こちら。編集して記載。
3日連続喀痰採取を3連痰といい、3日間検査することが望ましく、教科書的だが、保険診療ではときに認められないこともある。
しかしガフキー陽性=結核ではなく、検鏡のみでは結核菌か抗酸菌かの区別はできない。確認としてDNA検査を行い結核菌である証明ができたところで確定診断となる。
痰に結核菌を認める場合の結核を排菌結核という言い、入院適応となる。
*注釈:喀痰採取の適正により、塗抹陽性の感度・特異度にばらつきがある。3回採取して、(塗抹+++), (+), (-:唾液)になることもあります。

結核菌塗抹検査は50点:こちら
塗抹検査は特異性に低いが、健常者の抗酸菌症は結核を強く疑う。


結核保険点数.
1) 抗酸菌分離培養(液体培地法) 280点,
2) 抗酸菌分離培養(それ以外のもの)204点
3) PCR: 結核 410点、MAC 421点。
全て提出すると合計1315点(13150円) 
こちら
こちらも。