2018年12月07日

食と農の映画祭2018inひろしま

先月30日から昨日12月6日までの一週間、

八丁堀の八丁座で第10回となる「食と農の映画祭2018inひろしま」が開催された。

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最終日午前の段階で、入場者数が四千人を超える大盛況だった。

今年は、「大平農園 401年目の四季」、「たね」、「コスタリカの奇跡」、「74歳のペリカンはパンを売る」の四本を鑑賞した。

なかでも印象深かったのは、2016年制作のドキュメンタリー映画「たね(Seed: The Untold Story)」!

各地で大切に受け継がれてきた種が、利益重視の大資本によって奪われていく。

あらゆる野菜の多様な種の九割以上が失われている現状。

インドの綿花農家のケースが興味深かった。

農民にさかんに宣伝して遺伝子組み換え種子(GM種子)を買わせる。その種子メーカーの農薬とパッケージにして。

その一方で、農民が持っている在来種の種子をそのメーカーが買い上げる。自家採取をできなくし、毎年自社のGM種子を買わせるために。

その結果、種子代金、農薬の代金と負担が増え窮乏化、

不作の年には自殺者が続出する悲惨な事態に陥る。


利益重視の大資本の対比として、在来種を自家採取して小規模に農業をする人々、多様な種子を収集貯蔵する人々の姿がとりあげられている。

元ヒッピーの採種家の老人、先祖からの種を受け継ぐアメリカ原住民、全世界の貴重な種子を収集するコレクター、在来種の綿花を細々と作るインド人兄妹など。

小規模に農業をする人に価値があるとしたら、それは自家採取して種を未来に伝えていくことなのかもしれない。

映画の最後に私たちにできることがいくつか列挙されていた。

その中に「種の図書館」を作ろう!というのがあった。

種の保存のバックアップのため、在来種の種子を貸し出して、自家採取後に帰してもらう図書館。

しかし、それは米国の種子法に抵触するとも聞く。

とても興味深いのでもっと調べてみたい。



garten02 at 20:57│ 食と農の映画祭