冬展2021 Winter Exhibition
「冬展 #17 WINTER EXHIBITION 2021」開催のご報告です。
とき: 2021年2月16(火)〜21(日) 12:00〜19:00 (最終日18:30まで)
ところ ART-MAN gallery (札幌)
展示作家 太田 香 佐々木 花音 和土 遼 りれか Taness (順不同)
#小さい人間 #日本画 #ほっこり優しい #宇宙的抽象画 # 世界を初めてみたとしたら #生命
■太田 香
小さい人間が森の中の遊具で遊んでいる場面を描いている。小さい人間たちは、それぞれ何を思って遊んでいるのでいるのだろうか。「見る人には、楽しそうではあるが静かで寂しいような、でもどこか懐かしいような不思議な空気感を味わって欲しい」と思い制作している。体育館の作品は、高校教員という立場から、卒業していく生徒を見て「卒業するとは何なのか」ということをテーマに描いた作品ということだ。
日頃から公園遊具の資料を集めたり、偶然見つけた公園の遊具の写真を撮ったりして、クロッキー帳にスケッチして構図を考えている。小さい人間たちのドローイングも日頃から描きためているものを今回展示してくれる。
展示作品:F3号 F3号 S15号 (キャンバスに油彩) オリジナルトートバック・シールなど
作家プロフィール
太田 香 おおた かおり
1994 旭川市生まれ
2012 北海道旭川東栄高等学校卒業
2016 北海道教育大学岩見沢校美術コース卒業
現在北海道室蘭市にて制作をおこなっている。
近年の展覧会
2018.11 北海道教育大学岩見沢校油彩画研究室「それぞれの小窓展」(札幌市
/北都館)
2019.2 グループ展「平成生まれのアーティスト展」(札幌市/札幌グランド
ホテル)
2019.11 北海道教育大学岩見沢校油彩画研究室「それぞれの小窓展」(札幌市
/北都館)
2020.12 北海道教育大学岩見沢卒業生による展覧会ZAWA+vol.1 太田香個展
「終わらない遊戯」
受賞歴等
2014.2 道展U21 北海道教育長賞
2016.10 道展 入選(以降毎年出品)
2018.1 北海道教職員美術展 特選(以降毎年受賞)







■佐々木 花音 (ささき かのん)
書道を芸術の原点とし、現在は日本画メインの制作をしている。「息が止まるような美しさ」を目指して、崇拝する自然を絵画ならではの表現にどう落とし込むかを追求し続ける。
今回の展示テーマは、「対(つい)」。その作品から"何を対と見るか"は受け手側の感性にゆだねるということだ。また、作品を見た人が少しでも「素敵だ」と思ってくれたなら幸いだ、と作者は語っている。
作品については、自身の言葉や思想から出発し、その観念を吐き出そうとした結果、絵画表現に行き着いたという。「もともと自然や動物を描くのが好きなので、制作時はスケッチブックや画帖に描いたものを下絵にしている」ということだ。言葉や構成イメージは突然降ってくるらしく、いつもペンとメモ帳が必須になっている。
作家プロフィール
稚内市出身、星槎道都大学(北広島)在学中。
デザインからアートに転向し、書道・日本画・他、日本由来の作品を制作しています。
<受賞>
高野山総長賞、国際現代書道展(佳作) 等
<出展>
・「開花展」 さいとうギャラリー
・「水展」 STVエントランスアート
・「卒展+2021」 札幌・北広島会場
展示作品: F8号(額装あり) F10号(額装なし) S4号×2点(額装なし)






■和土 遼 (かずち りょう)
うさぎやかわいい白ねずみなどをモチーフに和を感じるイラストを水彩画用紙に透明水彩・色鉛筆で制作している。
作品については、「ほんわかなごめるような温かみのあるイラストを描いています。日常生活の中で思いついたイメージを絵にしている。暗いニュースや出来事の多いなか、少しでもほっこり優しい気持ちになってもらえたら嬉しいです」ということだ。作品の制作方法は、はじめにイメージラフを無地ノートにかきとめ、水彩紙に直接下描きしている。日々のリラックスタイムや家族・友人とおしゃべりしているときに発想することが多いという。
展示作品:24×33㎝ 5点 25×20㎝ 9点 (すべて額装or簡易フレームあり)はがき・和菓子シール
作家プロフィール
函館出身、八雲町在住。油彩が趣味だった祖父の影響で子供の頃からずっとお絵かきが好きでした。事務員として働きながら独学でイラストを描き続け、2019年より作品のネット販売や東京や大阪での企画展への参加をスタート。2020年10月には函館栄好堂書店様にて初の個展を開催しました。今年はイラスト集か絵本を作るのが目標です。






■りれか
自分が好きな色の青を使ってキャンバスをはじめ板やお皿はがきなど様々なものに主に抽象的な画風でマーブリングや宇宙的な作風、ときに不 思議な少女のような人物が登場した絵画を制作している。画材にはアクリルや水彩モデリングペースト、ジェルメディウムなどを使用し表面にはやわらかい凹凸 があり独特のマチュール感のある作品になっている。作品については「思いつきで好きなものだけを集めて描いているので作品については特に説明はない」とい うことだ。その作品からは、自分で使ってみたい技法やモチーフがどんどん湧き出てくるものを日々自由な感性で実験性を持って楽しんで描いている雰囲気が伝 わってくる。
展示作品:キャンバスF0号×10 SM号×3 F3号×4 F4号×1 ATC×7
ハガキサイズまでの落書き×20程度
ミニ原画(7.5×7.5)×1
※ キーホルダー ポストカード その他グッズ販売あり
経歴
独学最中に活動を始めた。現在は専門課程。
2018 Pico.「瓶詰展」「夜展」「ミニ原画展」
2019 ARTs*LABo「あお展」
デザインフェスタvol.49ライブペイント
第17回「ZEN展」
千鈴舎「青のさざめき」
デザインフェスタvol.50
2020 Gallery 幻「反額装芸術市2020」
神保町CORSO「あお展2020」
CreationcafeIYN「青と藍の境界線」
つくしチーム「ArtroomingShop」
DFGHarajuku「混沌と循環」二人展
DFGHarajuku「F0号展vol.2」
デザインフェスタvol.52ライブペイント
2021 STUDIO&GALLELY Cuanto-norte「作家と色」







■Taness (たねす)
作品は、鉛筆画で作家の毎回新しく想像した世界が描かれていてとてもユーモアを感じる作風だ。どれもアイデアに溢れていて見る物をとても楽しい気分にさせてくれる。展示での作品はいつもストーリーがあるということなので今回展示の内容がとても楽しみだ。いつも「この世界を初めて見たとしたら」という視点から絵を描いている。見慣れた景色でも生まれたての気持ちになって見てみれば必ず新たな発見があるということだろう。「絵はふとした瞬間に描きたくなります。とくにこういったときに発想しているという決まりはない」ということで普段からものごとを決めつけずに自由な発想が出来る制作スタイルを大事にしている感じが作品からも伝わってくる。
展示作品:ストーリー性のある連作小作品 25点
作家プロフィール
昨年10月下旬から11月上旬にかけて札幌市の大通にあります4丁目プラザにて自身初の個展を開催し、3点のお話を紹介しました。ご時世柄、大々的な宣伝は控えましたが、それでも多くの方にご来場頂きました。今回はその個展でご紹介した作品とはまた別のお話をお一つご紹介させて頂きます。








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【ギャラリーより】
今回は、道内より3作家、道外より2作家のアーティストに参加出品して頂きました。日々の生活のなかで作品制作の時間を割き生み出された作品が展示されました。それぞれの作家がそれぞれ自分のテーマを持って活動しているのが良く伝わってきました。これからもどんなときでも「伝える」を続けるアーティストを応援します。そして季節の展示会は暫くおやすみの予定です。

【ART-STREET #9】
冬の公園の道は、けもの道にも似て誰かの足跡で出来ている。けれど雪がないころに歩いていた林の中のある地点までには、
まだ道筋が出来ていない。そこまで新雪の中をザクザク歩いていくといつもの樹に再会できた。道のないところでもたどりつきたい目標があれば多少ブーツの中に雪が入ったってヘッチャラだ。次の日、自分で作ったその道を歩いていくと前から誰かやってくる。その時はすぐに脇にそれてどうぞと道を譲る。何故ならもっと先に進みたいから。自分で道を作ることを覚えたらどんな世界に行っても生きることができる。その場所をもっと自由な場所にだって出来るのだ。そして歩いて川に出た。飼い犬のリードが手放されて自分に向かって走ってきた。昨夜出会ったキタキツネより足音が大きい。野生のキツネはほとんど歩く音がしないのだ。そろそろ空に鳶が旋回してくるだろう。今日はまだ目標の半分も歩いていない。
「自然界のパワーを味方にしろ」Thanks Everyday///2021 Koutaro.Noguchi
とき: 2021年2月16(火)〜21(日) 12:00〜19:00 (最終日18:30まで)
ところ ART-MAN gallery (札幌)
展示作家 太田 香 佐々木 花音 和土 遼 りれか Taness (順不同)
#小さい人間 #日本画 #ほっこり優しい #宇宙的抽象画 # 世界を初めてみたとしたら #生命
■太田 香
小さい人間が森の中の遊具で遊んでいる場面を描いている。小さい人間たちは、それぞれ何を思って遊んでいるのでいるのだろうか。「見る人には、楽しそうではあるが静かで寂しいような、でもどこか懐かしいような不思議な空気感を味わって欲しい」と思い制作している。体育館の作品は、高校教員という立場から、卒業していく生徒を見て「卒業するとは何なのか」ということをテーマに描いた作品ということだ。
日頃から公園遊具の資料を集めたり、偶然見つけた公園の遊具の写真を撮ったりして、クロッキー帳にスケッチして構図を考えている。小さい人間たちのドローイングも日頃から描きためているものを今回展示してくれる。
展示作品:F3号 F3号 S15号 (キャンバスに油彩) オリジナルトートバック・シールなど
作家プロフィール
太田 香 おおた かおり
1994 旭川市生まれ
2012 北海道旭川東栄高等学校卒業
2016 北海道教育大学岩見沢校美術コース卒業
現在北海道室蘭市にて制作をおこなっている。
近年の展覧会
2018.11 北海道教育大学岩見沢校油彩画研究室「それぞれの小窓展」(札幌市
/北都館)
2019.2 グループ展「平成生まれのアーティスト展」(札幌市/札幌グランド
ホテル)
2019.11 北海道教育大学岩見沢校油彩画研究室「それぞれの小窓展」(札幌市
/北都館)
2020.12 北海道教育大学岩見沢卒業生による展覧会ZAWA+vol.1 太田香個展
「終わらない遊戯」
受賞歴等
2014.2 道展U21 北海道教育長賞
2016.10 道展 入選(以降毎年出品)
2018.1 北海道教職員美術展 特選(以降毎年受賞)







■佐々木 花音 (ささき かのん)
書道を芸術の原点とし、現在は日本画メインの制作をしている。「息が止まるような美しさ」を目指して、崇拝する自然を絵画ならではの表現にどう落とし込むかを追求し続ける。
今回の展示テーマは、「対(つい)」。その作品から"何を対と見るか"は受け手側の感性にゆだねるということだ。また、作品を見た人が少しでも「素敵だ」と思ってくれたなら幸いだ、と作者は語っている。
作品については、自身の言葉や思想から出発し、その観念を吐き出そうとした結果、絵画表現に行き着いたという。「もともと自然や動物を描くのが好きなので、制作時はスケッチブックや画帖に描いたものを下絵にしている」ということだ。言葉や構成イメージは突然降ってくるらしく、いつもペンとメモ帳が必須になっている。
作家プロフィール
稚内市出身、星槎道都大学(北広島)在学中。
デザインからアートに転向し、書道・日本画・他、日本由来の作品を制作しています。
<受賞>
高野山総長賞、国際現代書道展(佳作) 等
<出展>
・「開花展」 さいとうギャラリー
・「水展」 STVエントランスアート
・「卒展+2021」 札幌・北広島会場
展示作品: F8号(額装あり) F10号(額装なし) S4号×2点(額装なし)






■和土 遼 (かずち りょう)
うさぎやかわいい白ねずみなどをモチーフに和を感じるイラストを水彩画用紙に透明水彩・色鉛筆で制作している。
作品については、「ほんわかなごめるような温かみのあるイラストを描いています。日常生活の中で思いついたイメージを絵にしている。暗いニュースや出来事の多いなか、少しでもほっこり優しい気持ちになってもらえたら嬉しいです」ということだ。作品の制作方法は、はじめにイメージラフを無地ノートにかきとめ、水彩紙に直接下描きしている。日々のリラックスタイムや家族・友人とおしゃべりしているときに発想することが多いという。
展示作品:24×33㎝ 5点 25×20㎝ 9点 (すべて額装or簡易フレームあり)はがき・和菓子シール
作家プロフィール
函館出身、八雲町在住。油彩が趣味だった祖父の影響で子供の頃からずっとお絵かきが好きでした。事務員として働きながら独学でイラストを描き続け、2019年より作品のネット販売や東京や大阪での企画展への参加をスタート。2020年10月には函館栄好堂書店様にて初の個展を開催しました。今年はイラスト集か絵本を作るのが目標です。






■りれか
自分が好きな色の青を使ってキャンバスをはじめ板やお皿はがきなど様々なものに主に抽象的な画風でマーブリングや宇宙的な作風、ときに不 思議な少女のような人物が登場した絵画を制作している。画材にはアクリルや水彩モデリングペースト、ジェルメディウムなどを使用し表面にはやわらかい凹凸 があり独特のマチュール感のある作品になっている。作品については「思いつきで好きなものだけを集めて描いているので作品については特に説明はない」とい うことだ。その作品からは、自分で使ってみたい技法やモチーフがどんどん湧き出てくるものを日々自由な感性で実験性を持って楽しんで描いている雰囲気が伝 わってくる。
展示作品:キャンバスF0号×10 SM号×3 F3号×4 F4号×1 ATC×7
ハガキサイズまでの落書き×20程度
ミニ原画(7.5×7.5)×1
※ キーホルダー ポストカード その他グッズ販売あり
経歴
独学最中に活動を始めた。現在は専門課程。
2018 Pico.「瓶詰展」「夜展」「ミニ原画展」
2019 ARTs*LABo「あお展」
デザインフェスタvol.49ライブペイント
第17回「ZEN展」
千鈴舎「青のさざめき」
デザインフェスタvol.50
2020 Gallery 幻「反額装芸術市2020」
神保町CORSO「あお展2020」
CreationcafeIYN「青と藍の境界線」
つくしチーム「ArtroomingShop」
DFGHarajuku「混沌と循環」二人展
DFGHarajuku「F0号展vol.2」
デザインフェスタvol.52ライブペイント
2021 STUDIO&GALLELY Cuanto-norte「作家と色」







■Taness (たねす)
作品は、鉛筆画で作家の毎回新しく想像した世界が描かれていてとてもユーモアを感じる作風だ。どれもアイデアに溢れていて見る物をとても楽しい気分にさせてくれる。展示での作品はいつもストーリーがあるということなので今回展示の内容がとても楽しみだ。いつも「この世界を初めて見たとしたら」という視点から絵を描いている。見慣れた景色でも生まれたての気持ちになって見てみれば必ず新たな発見があるということだろう。「絵はふとした瞬間に描きたくなります。とくにこういったときに発想しているという決まりはない」ということで普段からものごとを決めつけずに自由な発想が出来る制作スタイルを大事にしている感じが作品からも伝わってくる。
展示作品:ストーリー性のある連作小作品 25点
作家プロフィール
昨年10月下旬から11月上旬にかけて札幌市の大通にあります4丁目プラザにて自身初の個展を開催し、3点のお話を紹介しました。ご時世柄、大々的な宣伝は控えましたが、それでも多くの方にご来場頂きました。今回はその個展でご紹介した作品とはまた別のお話をお一つご紹介させて頂きます。








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【ギャラリーより】
今回は、道内より3作家、道外より2作家のアーティストに参加出品して頂きました。日々の生活のなかで作品制作の時間を割き生み出された作品が展示されました。それぞれの作家がそれぞれ自分のテーマを持って活動しているのが良く伝わってきました。これからもどんなときでも「伝える」を続けるアーティストを応援します。そして季節の展示会は暫くおやすみの予定です。

【ART-STREET #9】
冬の公園の道は、けもの道にも似て誰かの足跡で出来ている。けれど雪がないころに歩いていた林の中のある地点までには、
まだ道筋が出来ていない。そこまで新雪の中をザクザク歩いていくといつもの樹に再会できた。道のないところでもたどりつきたい目標があれば多少ブーツの中に雪が入ったってヘッチャラだ。次の日、自分で作ったその道を歩いていくと前から誰かやってくる。その時はすぐに脇にそれてどうぞと道を譲る。何故ならもっと先に進みたいから。自分で道を作ることを覚えたらどんな世界に行っても生きることができる。その場所をもっと自由な場所にだって出来るのだ。そして歩いて川に出た。飼い犬のリードが手放されて自分に向かって走ってきた。昨夜出会ったキタキツネより足音が大きい。野生のキツネはほとんど歩く音がしないのだ。そろそろ空に鳶が旋回してくるだろう。今日はまだ目標の半分も歩いていない。
「自然界のパワーを味方にしろ」Thanks Everyday///2021 Koutaro.Noguchi