2018年07月01日

シャムロックの花言葉、感想

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面白いと思う反面物足りない。
消化不良感が否めない作品でしたが、総合的に見るとまぁまぁ好きな作品になりました



カサブランカの蕾に続く、MOREの姉妹ブランドであるDOLCEの二作目
本作シャムロックの花言葉ですが、カサブランカの蕾と同じく登場人物が堕ちていく様を丹念に描いていました。

まずはネタバレなしで軽く感想を

総プレイ時間はのんびりやった自分で8時間くらいだったのでかなり短めです。

本作の一番の特徴として、明確な主人公がいないということがあります。
強いて言うなら、メインヒロインである4人がそのまま主人公ということになるんでしょうか。
物語の展開としては各ヒロインごとの視点で一本の道筋を作っていくんですがこれもなかなかに珍しい。
エロゲって主人公の一人称が基本、作品によってはちょいちょいヒロイン視点の一人称が入るくらいが主流だと思うので、マルチサイトを採用している本作はエロゲというより小説を読んでいるような感覚でした。
一章ごとに視点が切り替わって少しずつ物語の全貌が見えていくので読んでいて楽しかったですね

また、タイトルがシャムロックの花言葉ということでカサブランカの蕾と同様に植物の名称が入っています。そのうえで~の花言葉と入れているわけですが、割と露骨にシャムロック(クローバー)の花言葉を意識したシナリオだったと感じました。
シャムロックというのは四葉ではないクローバーのことを言うそうです、
逆に言えば、四葉のクローバーは含まれないということです。
ついてる葉それぞれに違った花言葉があるらしいので、ここでは記載しません(ネタバレありの方で記載します)がプレイする前の事前情報として取り入れておくのをお勧めします。

援助交際をテーマにした話ということもあって、エロシチュはほぼ援助交際によるものでした。
シーンの総数は26とミドルプライスにしては割と多めに感じましたが、ぼくはほとんど抜きゲーなるものをやらないため実際のところはわかりません!!!
前作同様に背徳感と堕落していくヒロインを楽しめるのでそういうシチュエーションが好きな人にはお勧めできると思います。
また、個人的な趣味なんですがかなり大きめの乳輪でめっちゃエロかったです。ありがとう…DOLCE…
カサブランカの蕾では女性優位えっちがかなり多めだったのに対し、本作は援助交際モノということもあって女性優位えっちはありませんでした。
仕方がないとはいえ、M性癖の自分としては残念でしたね(オイ

音楽に関してはMMEということもあっていうことはないです。
良かったですね、ダークな世界観を上手く引き立てていてくれました。

こんなところでしょうか
先ほども述べましたが、エロに関してはちょっと思うところがあったりします
女性優位はともかく、前戯はもうちょっと増やしてほしかったですね。

ここからはネタバレありで感想を書いていきます

まずはタイトルのシャムロックの花言葉について
先ほども述べた通り、シャムロックは四葉のクローバーを含まないクローバーのことを言うそうです。
グーグル先生にお聞きしたところクローバーはそれぞれの葉毎に花言葉が変わるらしいので、四つ葉クローバーの花言葉を調べてきました
作中でも終盤に頻発しましたが、「約束」「幸運」「私を思って」「復讐」
この四つです
作中でこの言葉が挙げられていたので、この四つを意識していたのは間違いないかと思います。


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ここで気になるのが、じゃあなぜタイトルがクローバーではなくシャムロックなのかという部分ですが。
この答えも本編中にありました。

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シャムロックは三つ葉だから、四つある四つ葉のクローバーの花言葉から一つが欠け落ちてしまう、
それが「幸運」なのでしょう。
まつりが特に顕著なのですが、幸せだった自分が援助交際によって幸せが欠け落ちてしまった。
この場面からそういう風に捉えることができます

「約束」=私たちは想いあっている、と四人でかわした約束

「私を思って」=堕落していく自分のことを助けてほしいという気持ち。また、亜季がまつりに自分の気持ちに気付いてほしかったことなど。

「復讐」=自分たちを商売道具として金稼ぎに使っていた、男たちへの復讐。

意味合いとしては、こんなところでしょうか。


素直に捉えればこういうことでいいと思うんですが、これに関して作中で気になるワードがありました。

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ここで恋子が、七華が持っている意味は「復讐」ではない。といってるんですよね

ここで、ぼくはこの作品は「復讐」をテーマにした物語なのではなく「幸運」をテーマにした物語なんだと考えを改めました。

つまりタイトルのシャムロックの花言葉が持つ意味とは
「幸運」を抜いた「約束」「私を思って」「復讐」の三つではなく
「復讐」を抜いた「約束」「私を思って」「幸運」の三つだったんじゃないかなってそう思いました。

恋子が男たちへした復讐の事を考えれば「復讐」という意味合いもあるのでしょうが、それは表面上で本作はとってもハッピーな物語なんだって。

たしかにヒロインたちは男たちに利用されて幸せな日常を崩されてしまうわけなんですが、
底辺の底辺まで落ちたときにほんの少しの幸福
それは、まつりが自殺をしようと線路に飛び込む寸前に恋子が間に合ったこと。七華が牢獄から抜け出せたこと。コウキに刺された七華と恋子が助かったこと。何じゃないかなって思います
友達を裏切り、裏切られそうやって堕落して落ちていったとしても幸運が残っているんだと。
それがバラバラになってしまった葉をまた一つのクローバーにしてくれた。
本作はそんな物語でありそう考えると、カサブランカの蕾とはまた違った
踏まれても力強く生きていくクローバーらしい泥臭い美しさががある物語だと思いました


総評
カサブランカと比べると割と素直というか小奇麗に纏まっちゃってる印象を受けたので若干消化不良ではありますが、一本道ということもあり全貌が少しずつ見えていくワクワク感があり物語としては面白かったです。
カサブランカは終わる直前に後ろからドカンと殴られる衝撃があったためインパクトではどうしても劣ってしまうのは残念でしたね

あーあといつもどおりEDの歌詞がそのまんま本編とリンクしていましたね。
MOREくんはいい加減、本編に歌詞カードつけてくれよほんまに。

とりあえず普通に楽しめたので、次回作も絶対買います、
駄文、長文でしたがお付き合いいただきありがとうございました。

















garuda3521 at 18:07│Comments(0)エロゲ感想 

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