SEの残業しない仕事術

芝本秀徳のブログ

2005年12月

プロセスを組み立てるコツ

プロセスを意識して、組み立てろ、
と言われてもどうしらいいのでしょう?

私が後輩、部下たちに仕事の仕方を教えるときには、よく

 出口から考えよう

といいます。

出口から考えるというのは、
最終成果物から、それを生み出す過程を
逆流していくということです。

最終成果物ができるには、
ひとつ手前で何をしないといけないか、
それをするには、何が必要か、何を準備していないといけないか、
そのまた、ひとつ前では・・・

というように、ひとつずつ、
さかのぼっていく。
そうすれば、現時点で何をすればいいのかまで、
たどり着くはずです。

これは、ソフトウェアの開発に限らず、
どんな仕事をすすめる上でも必要となる考え方です。

出口から考えるとは、段取りを考えることに他ならないのです。

プロセスを意識せよ

仕事を効率よく、効果的に(この効果的というのが大切)、
前に倒すには、まずプロセスを意識することが大切です。

プロセスとは何でしょう?

プロセスとは、あるインプットをアウトプットに
変換する行為のことをいいます。
関数と同じですね。

日々の仕事はプロセスが連鎖したものです。

いきなり、成果物が湧いてでるわけではなくて、
なにかインプットがあって、それをある手順で変換し、
アウトプットが生み出されるわけです。

プロセスが連鎖するというのは、
前のプロセスで生み出されたアウトプットが、
次のプロセスのインプットとして利用される、
これが続いていき、最終成果物となっていくということです。

ということは、
一番最初のプロセスから、最後のプロセスまでの、
作業の品質が、最終成果物の品質に結びつくということになります。

プロセスの品質を上げなければ、
最終成果物の品質は上がらないということです。


最終成果物を生み出す、最初から、最後までの
プロセスを意識し、効果的に組み立てる、設計することが、
仕事を効果的に前に倒す技術の第一歩となります。

遠い道のりに見えますが、
プロセスを意識することが、
残業しないSEになるための仕事術の基本となるのです。

ソフトウェアエンジニアが、残業月40時間で仕事を倒す方法

ソフトウェアエンジニアは精神的にも、
肉体的にも、きつい仕事です。

深夜残業、徹夜、休日出勤は当たり前。

それ自体も問題ですが、
それよりも問題なのは、それを変えようとしないこと。

あまりにも日常で、問題だという意識がないこと、
それ自体が問題なんだと思う。

ソフトウェアエンジニアとして、
疲弊することなく、仕事を前に倒すには技術が必要です。
そう、技術です。
技術ということは、訓練が可能ということです。

訓練することで、できないエンジニアが、
少ない残業時間で、休みはきっちりとって、
品質のよいものをリリースすることは十分可能なことです。

それには、仕事の進め方という技術がある、
ということを知って、日々の業務を通じて試して、
練習すればいい。


コンピュータに関する技術が、
知っているかどうかの差でしかないことが多いように、
仕事の技術も、知っているか、試したか、の違いでしかないのです。

ブログ開設のお知らせ

はじめまして、gaseidou2です。

ソフトウェアエンジニアです。
組み込み系アプリケーションの開発に携わっています。

このブログでは、ソフトウェアエンジニアとして、
格闘する日々をつづっていきたいと思います。

同じソフトウェアエンジニアの方、
ソフトウェアエンジニア志望の学生さんに、
のぞいてていただければと思います。
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芝本秀徳

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