僕のGR DIGITAL IIの購入理由は、他の人と比べて大きく違っているようです。

元々写真は好きでなのですが、写真が下手で、趣味にまで昇華出来ていませんでした。
ズームが付いていると、構図を決められないのです。その結果、つい楽をして自分の立っている位置から一歩も動かず対象物を適当な大きさに合わせて撮ってしまう…この行動を繰り返していると、写真を撮る事が作業のようになり、面白くなくなってしまうのです。
ズーム付きのデジカメを2台所有していますが、いつも埃を被っています。

写真を撮る楽しさを教えてくれたのが、Sybershot U60でした。防水・縦型・ズーム無しの変わりダネです。
借り物のU60で研修旅行中の写真を撮っていたのですが、非常に楽しかったのです。迷いなく構図が決められる。古く安い機種なので、当然手振れ機能などありませんが、手振れもほとんどしない。
足を使った写真なので、後で見返した時もまだマシな写真になっていました。
ただ全身プラスチックの塊の外観のせいで、購入には至りませんでした。今になり、買っておけば良かったと後悔してます。

U60使用後数年間は、写真やカメラとは無縁の生活でした。

僕とGRDとの出会いはタモさんでした。
タモリ倶楽部の鉄博見学の際、タモさんが首から提げているカメラに一目惚れしてしまいました。
カッコイー!!ってのが第一印象でした。
ネットで調べてみると、GRDだと分りました。
仕様を確認すると、性能は全く違いますが、ふとU60に似ていると感じてしまいました。U60で楽しかった事も思い出し、欲しい度全開になってしまいました。

すぐに欲しいと思ったのですが、GRDは既に生産中止になっておりました。そこでGRD IIの発売を待ち、購入となりました。

購入した結果は、“幸せ”です。

DSC U60