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不勉強な札幌市議に。「先住民族」とは近代国家が成立した時点で先住し、その後は被支配的な地位に置かれていたことが要件である(文面は正確ではないが、ま、そういうことだ)。これは国際的に確立した定義のはずで、石器時代とかなんとか言い出すのは同じ和人として恥ずかしい。頼むからやめてくれ。
— toriiyoshiki (@toriiyoshiki) August 17, 2014
亡き萱野茂さんがよくおっしゃっていたっけ。いまのアイヌはすっかり伝統的な生活様式を失った(=だから民族とは言えない)と和人はいうけど、アイヌがアイヌらしく暮らしていた時代には、あんたらのご先祖はチョンマゲしてたんでないのかい、それであんたらはまだ「民族」なんだべか?…至言である。
— toriiyoshiki (@toriiyoshiki) August 17, 2014
だいたいが「日本民族」なんて言葉はないぜ。それをいうなら「大和民族」だ。だけど俺にはそんな自覚はねえ。俺はヤマトに滅ぼされた出雲王朝の末裔だからね。…出雲族だの土蜘蛛だの蝦夷だの、古事記だって「国つ神」って言ってるじゃないの。天つ神ヤマトと国つ神がよってたかって日本人なんだよ。
— toriiyoshiki (@toriiyoshiki) August 17, 2014
もう20年ほど前になるけどね、東大の人類学の名誉教授がおっしゃっていた。形質人類学的にみれば、日本人はいまだに「単一民族」ではないって。大陸渡来系の特徴が目立つ近畿や北九州と「国つ神」系の南九州・東北では全く遺伝形質が違うって。
— toriiyoshiki (@toriiyoshiki) August 17, 2014
日本人の形質人類学的な差異が希薄化されたとすれば、それは戦後のことだ。出身地を離れた移動(転勤等)が一般的になって、異なる地方の出身者の通婚が進み、シャッフルされた。つまり「均一的な日本民族」というのがあるとすれば、それは現在ようやく現実になりつつある存在だ。
— toriiyoshiki (@toriiyoshiki) August 17, 2014
しかし、皮肉なことに、そのときにはすでにあなた方の嫌いな中国人や韓国人、さらには白人、黒人との国籍を超えた通婚も進んでいるわけだ。つまり、「単一民族国家」なんぞというのは永遠に幻想でしかないってこと。そんな認識すら持たず「アイヌはもういない」なんていうなよ、不勉強な札幌市議さん。
— toriiyoshiki (@toriiyoshiki) August 17, 2014
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