雨の物語
今日の大阪は、
朝からずっと雨です。

秋雨はちょっと寂しい感じがしますが、
そんな雰囲気は嫌いじゃないので、
雨音のリズムを愉しんでいます。

そんなしっとりとした雨の日の情景が見事なのがこの曲。

伊勢正三の作詞作曲で、
終わりの近づいた男女の恋愛模様を叙情的に描いている。

僕が唸ったのは2番の歌詞で、

誰もが物語
その1ページには心はずませて入っていく
僕の部屋のドアに書かれていたはずさ
とても悲しい物語だと

の部分。
恋の始まりと終わりを象徴していて見事だと思う。
続けて、

窓の外は雨
あの日と同じ
肩を濡らした君が
ドアの向こうに立っていたのは

これは1番の歌詞との対比である。
凄いなあ。

感情を押し殺したようなイルカの歌い方が、
この曲の雰囲気をさらに物悲しいものにしている。
名曲だと思います。


イルカ
日本クラウン
1992-06-05

イルカ 12CD-1119A
イルカ
日本クラウン株式会社
2008-07-01


あの時の映画日記~黄昏映画館