2004年04月06日

敗者復活はないVGAチップ市場 -VGAチップで一世を風靡したメーカーは何故か消えゆくジンクス-

2004-04-06-04VGAチップメーカーにとっては呪いのようなこのフレーズは、かつてのVGAチップ(VGAカード)メーカーがたどった道だ。 Number Nine、S3、3dfx、そして今ではかつてのVGA覇者のnVidiaがATIにどんどんシェアを食われている。nVidiaにトドメをさすのは、おそらくPCI Expressだ。

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nVidiaが自作VGA市場で圧倒的なシェアをとったころの話になるが、nVidiaはこれからどうなるのか?という話題があった。nVidiaがシェアNO.1と取ったころから囁かれていたことだが、nVidia以前のVGAメーカー「Number Nine」「S3」「3dfx」など「VGAチップで1位になったメーカーはいつか消える」というジンクスがあったからだ。

当時のnVidiaは自信満々で「当社にはVGAメーカーのジンクスはあてはまらない」といっていたように記憶しているが、どうやらnVidiaもジンクス通りになりそうだ。近いうちにアキバ中のマザーボードに搭載されることになるPCI ExpressはAGPバスと互換性がなく、VGAカードにとっては過去にAGPが導入されたときのような約7年?ぶりの大きな変更になるからだ。

昔話になるが、かつて自作マーケットで人気のあったハイエンドVGAチップといえば、Number Nine、S3、3dfxだと思う。
PCワールド VGA情報 インデックス】 による紹介では・・・(画像はイメージだ。 )

Number Nine【S3に買収され業務を停止】

グラフィックチップに3D機能が必要なかった頃、最高レベルの性能と画質を誇ったチップ/ボードベンダー。
起動の文字やボード上の文字がビートルズのナンバーからの一節になっており、コアなファンから人気があった。 グラフィックボードの3D化に乗り遅れ、S3に買収され業務を停止した。

S3【グラフィック部門はVIAに売却】

VGAがウインドウズアクセラレータと呼ばれた時代にハイエンドメーカーとして君臨し、その後もViRGEシリーズで一時代を作ったチップメーカー。3D化に乗り遅れたが、廉価品としてSavage4が人気を博して復活し、ボードメーカーのDiamond社を買収したが、結局S3のグラフィック部門はVIAに売却された。

3dfx【商売敵のnVidiaに資産売却し解散】

リアルタイム3Dグラフィックの初期の時代に、ゲームに関して圧倒的なパフォーマンスとクオリティを誇ったメーカー。独自APIであるGLIDEを使用して当時のDirectXでは表現不可能なグラフィックを実現していた。
体感では速いもののベンチマークで劣る部分があり、逆に商売敵のnVidiaに資産を売却し解散した。

nVidia

リアルタイム3Dグラフィックの初期の時代に新興メーカーとして参入し、第2作目のRIVA128で大ブレイクした3D時代の風雲児。チップの設計、生産に専念し、ボードなどの製品は自社で生産は全くしない。常に3Dの処理能力は最高レベルの製品を投入しており、RIVA128以降常に業界のトップを走ってきたメーカーといってよいが、最近はATIに負けている。

ATI

業界最大シェアを誇る老舗のグラフィックチップ/ボードベンダー。
一時期、nVidiaや3dfxなどの新興メーカーに押され気味であったが、最近は最もアグレッシブな攻勢をかけている自作マーケットでは最も人気の高いメーカー。


順位
製品名
スペック
メーカー
実勢価格
1
Aeolus FX5200-DV128LP
GeForce FX 5200/128MB/AGP
AOpen
7,000~ 8,800
2
ATI RADEON 9600 XT
RADEON9600XT/128MB/AGP
ATI
19,100~23,000
3
XIAi9200-DVS128LP
RADEON9200/128MB/AGP
XIAi
6,300~ 8,500
4
ATLANTIS RADEON9800PRO bulk版
RADEON9800PRO/128MB/AGP
SAPPHIRE
25,000~30,000
5
ELSA GLADIAC FX534 128MB
GeForce FX 5200/128MB/AGP
ELSA
9,800~11,000
6
ATLANTIS RADEON9600XT
RADEON9600XT/128MB/AGP
SAPPHIRE
19,000~22,500
7
FX5900XT
GeForce FX 5900XT/128MB/AGP
Albatron
21,000~23,500

2004年3月のビデオカードランキングによると 1位から7位までのうち、nVidiaの製品が1位、5位、7位を占めているが、20000円近くするハイエンドVGAカードだけを見ると、ATIが1位~7位の中で3種類のVGAカードがランクインさせているのに対して、nVidaはわずか1種類が7位に滑り込んでいるだけだ。もはやnVidiaはハイエンドVGAではATIに大きく水をあけられている。 実際アキバのVGAコーナーを見ると、各店ともここ1年くらいはATIのRADEONシリーズの品揃えのほうが、GeForeceシリーズよりも充実していることは、アキバに行く人間であればわかっているはずだ。

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