2010年02月05日

【コラム・ネタ・お知らせ】 平凡って悪くないですよ

最近色々とテンションが上がり気味です。この勢いを保って生きていきたいものです。クエスチョナーズの藤岡です。今回は何がしかのコンテンツを世に発信している人間と、それを買うお客さんの間にあるものについての話。「お客さんの気持ちを考えろ」みたいな言葉がよく使われると思いますが、僕はこれに素直にYESと言えないんです。
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僕(藤岡)の笑顔が背景のページです。
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今回は何がしかのコンテンツを世に発信している人間と、それを買うお客さんの間にあるものについての話。

何かの商品を作る際の心構えとして、「お客さんの気持ちを考えろ」みたいな言葉がよく使われると思いますが、僕はこれに素直にYESと言えないんです。例えば作ろうとしているものがトンカチとかハサミのような「道具」であるならば、その考え方は否定する余地もないんですが、ことが漫画だとかフィギュアだとか、形がないもので音楽とかイベントなんかまでに及ぶと、途端に疑問が生じてきます。

いわゆるエンターテインメントや嗜好品と呼ばれるものは、基本的に正解のない存在です。ある人にとってはかけがえのない大事なものが、他のある人にとっては全く意味を成さない。例えばここアキバblogさんの中で紹介されている商品なんかは、ほぼ100パーセントがそういうものだと断言してしまっても間違いはないでしょう。

エンタメ業界で飯を食うときの王道。 こんな図だと成功本の中身みたいですね

だから、そういったモノを作っている人たちが、経営という概念を多少でももって「お客さんの気持ちを考えろ」を言うときは「(一番売り上げが大きくなる)お客さんの(層を見極めて)気持ちを考えろ」(※1)という意味で言っているわけです。この考え方が悪いという話ではありません。資本主義社会の中でエンターテインメントで飯を食う時の王道(「正解」ではない)は間違いなくコレですから。

では何が正解なのかというと、「Aという商品を作るBという団体があったときに、Aを販売したときに出た利益によってBを構成する人たちの生活が成り立つ場合の、Aを作る行為」です。その中でも特に※1の方法が最も金銭的な利益が大きくなる、というだけです。ちなみにこの事実こそが、僕がエンターテインメントというモノを仕事としようと考えた一番の理由です。

私事ですが、僕は自分の「何かに対する感覚」というものがとても平凡(平均的)であると考えております。実はコレこそが企画屋に一番必要なものだと思うんですが、「平凡な感覚を持つ僕が面白いと思うものは、大抵の人が面白いと考える」。ここですね。

平凡なのは悪いことではなく、結構重要なことなんです

多くの人が賛同しやすいモノ(お金を出してまで手に入れたいと思えるモノ)を作ることができる人間は、企画屋になればすぐ飯が食えます。お金が好きでどうしようもない人は※1のように頑張らなくちゃいけませんが。 さらに突きつめると、じゃあその「多くの人」の「多さ」の基準ってどこよ、という話になりますが、これはその人が作っているものによって決定されます。

例えばフィギュアなんかについて考えてみると、ざっくり言ってしまうと大体3500個くらい作って売ると、粗利で250万くらい儲けが出ます(あくまでも2008年時点でクエスチョナーズと同じやり方でやったときにですが。そのうち要望があればもっと詳しい話もするかもしれません)。人間一人が生きていくのに、月に20万もあれば贅沢しなければ何とかなるはずなので、「3500人の人たちの賛同を得られる感覚の持ち主は、一年に一つのフィギュアを作って販売すれば生きていくことはできる」という結論が出せますね。

僕は経験と実感によって、そのくらいの感覚を持っていると認識していますし、さらに言うとお金を人より多く必要とする人間でもないので、好き勝手なものを作って、それ以外はのんべんだらりと生きているわけです。まあ最近はそれにしたってダラダラしすぎているというご意見もありますが、そこについてはまた後日。

勿論一番いいのは50億人の賛同を得られるものを作り続けることですが、世の中そんなものばかりで溢れかえるようになったら面白くないので、個人的には、10人くらいの人たちのためだけに作り続けられている何か、みたいなモノに対する愛も商売を超えたところで持ち続けていたいものです。結論としては、企画屋を目指す人たちはそういった事実を踏まえて、素直にモノを見る習慣をつけた方がいいんじゃないですかね、というところです。最近チョット思うところがあったので今回は説教くさくなってしまいましたね。まあそんな時もあるさってことで平にご容赦の程を。


そういやワンダーフェスティバルに関して告知くらいしときなさいって言われたので、最後に駆け足でご説明します。クエスチョナーズのワンダーフェスティバルは、お世話になっている「カフェレオ」という問屋さんのブースをちょこっとお借りして新商品を展示させていただきます。

カフェレオのブースはE-20。トイレの近く。

モンスターハンター 狩猟武器コレクション Vol.2
WFにて先行販売です。1BOX12個入りで税込み6000円。

モンスターハンター 狩猟武器コレクション Vol.1
1BOX12個入りで、WF特別価格税込み5000円。

モンスターハンター 海竜ラギアクルス 化石フィギュア
税込み2000円。数が少ないから急いでー。


アルジャーノンプロダクトから、
「ミリタリーエアクラフトシリーズ 急降下爆撃機」の見本を展示します。

マカイドウより 「JIGOKUGON (洋)ブラックVer」
イベント限定品!懐かしい感じのシールつき。

マガイドウより 「ねじ式 メメクラゲ」
新色6種の先行販売。ねじ式好きには是非!

他にもクエスチョナーズからは、あんなのとかこんなのとか、パンツとかパンツじゃないのとか、色々展示するんで、カフェレオのブースに遊びに来てくださいませ。 僕もたぶんカフェレオのブースで接客してるんで、気軽に話しかけて下さい。「コラム読んでます」とか言われたら、普通に嬉しいです。

で、最後に恒例のwebラジオ告知。

現在弊社で趣味のようにやっておりますwebラジオ「あきでんラジオ」第9回目放送が本日更新されております。今回は、そういやゲストにばっかり履歴書書かせて自分たちについてはスルーしてたのを反省して、ノトフさんと二人でお互いに突っ込みを入れつつ自己紹介みたいな約2時間。是非聴いてみてください。

そんな感じでまた再来週。ではでは。

クエスチョナーズ 藤岡聡

【バックナンバー】
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(株)クエスチョナーズの作り方
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