2012年09月08日

俺の妹がこんなに可愛いわけがない11巻発売記念、アニメ制作スタッフ座談会!

アニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』制作スタッフ座談会「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のTVアニメ第2期『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』が製作中です。今回は「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」11巻発売を記念し、著者の伏見つかさ先生、イラストのかんざきひろ先生を加え、アニメ製作スタッフのインタビューをお届けします。取材・文:かーず平和ノトフ
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■とある日のアスキー・メディアワークス社の打ち合わせ室にて

三木一馬(電撃文庫副編集長。以下、三木):『アキバBlog』をご覧のみなさま、こんにちは! 毎回発売付近でやらせていただいている、『俺の妹』インタビューの時間がやってまいりました! 聞いてください! 実はアキバBlogさんのインタビューは今回が10回目なんですよ!!! 思えば遠くまで来たもんだ、とっても感無量です! ……なんですが、そろそろ、このインタビューもネタが尽きてきました……。

―――いきなりどんな前ふりで始めてるんですか!?  これから楽しくインタビューしようとしているのに……

三木まだ慌てる時間じゃない。こんなこともあろうかと、今回は超強力な助っ人を呼んでるんですよ! 

―――こんなことにしたのはあなたですが……まあいいです。紹介してください。

三木:別名『ノーギャラ軍団』です。どうぞ!!!

倉田英之(アニメ脚本家・小説家。以下、倉田):いや、僕はギャラ頂きますよ。最低でも角砂糖三個はもらわないと!

三木:蟻か! そしてもう一人、原作の挿絵を担当されているだけでなく、アニメでもキャラクターデザインで参加していただいている、かんざきひろさん! ……が、今こちらに向かっています! 

―――どんなリアルタイム情報なんでしょうか(汗)。

三木:と言った豪華なゲストをお迎えしつつ、もちろんレギュラーの伏見つかささん、そしてアニプレックス柏田真一郎プロデューサー、宣伝担当・高橋ゆまさん勢揃いで、改めてよろしくお願いします!


■制作快調!アニメ『俺の妹』第2期について 

―――まず気になったのですが、タイトルが「2」ではなく「。」がついただけなのはどうしてでしょうか?

柏田真一郎(アニプレックス・『俺の妹』担当プロデューサー。以下、柏田):第1期が非常に好評でしたので、雰囲気も含めて何も変えたくない、でも第1期以上のものにしたいという気持ちを込めました。

三木:前回のインタビューで、タイトルを募集させていただいたんですね。それでたくさん良いアイディアをもらいまして、その中から決めさせてもらいました! 皆様、ご応募ありがとうございました!!

柏田:ありがとうございました。良い物にいたしますのでよろしくお願いいたします。

三木:ところで、僕がすごいプッシュしたタイトルがあるんです!

伏見つかさ(『俺の妹』作者。以下、伏見):また始まった(笑)。

三木:結果的に、不採用だったんですが……。題して、『俺の妹がこんなに可愛いわけがないのに』(ドヤァ

―――ああ、「に」と「2」をかけてるんですね。

三木:そんな薄いリアクションでいいんですか? みなさん、想像してみてください。このタイトルを竹達彩奈さんが言っている姿を!!

 竹達彩奈『俺の妹がこんなに可愛いわけがないのにっ♥』

…………こんな感じですよきっと!!!

伏見:すごい、全然似てないですよ! えーと、インタビューをお読みの皆様は、いまの台詞を、ぜひ竹達さんの声で脳内再生してください。

倉田:それ言うのは絶対、中村悠一さんですよね。「俺の」だし。

一同笑い

―――アニメ第2期の制作状況はいかがでしょうか?

倉田:びっくりするほど順調です。スタッフがほぼスライドなのと、『俺の妹』のやり方がわかってきたというのもあります。

伏見:私と倉田さんはだいたい意見が一致していて、あとはプロデューサーというか、どうしようもない尺との戦いです。プロデューサーには、かなりワガママを聞いてもらっています。

三木:今回もがっつり関わっていただいてて、申し訳ないです。

伏見:アニメ製作で原作者の役割は、原作読者の代わりに、原作のどのシーンが大切で、カットしてはいけないところなのかをお伝えすることだと考えています。本音を言えば、原作に削っていいシーンや台詞なんて一つもないのですが、当然そういうわけにもいかないので、毎回断腸の思いで取捨選択しています。

三木:尺は有限ですからね……。

伏見:『俺の妹』は、私が一番の「原作厨」なので、皆さんの意見や心配事はすべて代弁者として伝えてあります。もしもアニメを観て、「どうしてここを削りやがったー!」とお怒りになったときは、私も同様の思いでいるはずなので、一緒に怒りましょう。

三木:伏見さんほど自身の作品を大切にしている人はそうそういないと思います。自分の子供みたいに思っているので本当に嬉しいですね。

伏見:第1期では第1話~第3話が特に大好きで、あの辺は正直、原作を超えたと思っているんですよ。アニメと原作で単純にストーリーだけを比べた場合、何も削っていない分、細やかな描写ができる分、原作が勝つに決まっているのですが、アニメには原作にはない魅力がたくさん詰まっています。キャラクターが動き、喋り、音楽があって、演出があって……。それらが上手く組み合わさると、アニメは原作を超えてしまいます。

―――なるほど、そういう見方もできますね。

伏見:単純なストーリーでは、原作が勝つと思っていますし、アニメに負けるつもりはありませんが、原作を超える素晴らしいシーンがたくさん作れるのなら、アニメを作る意味はあるし、観ていただく価値もあると思います。


■倉田「京介さんの潜在人気が凄かった」 

―――第一期アニメを振り返っての感想はいかがでしょうか?

倉田:これだけがっつりと、小説原作で、というのは慣れなくて最初は皆様にご迷惑をおかけしたりしましたが、後半になるにつれてキャラクターの魅力を全面に出していけましたね。

伏見:安心してお任せできました。

倉田:まぁその反動でいっぱいやっちゃったのですが、いま思い返すと「なんで俺こんなにはしゃいでたんだろう?」と思うのが桐乃のブルーレイネタ(保存用、観賞用、布教用の3つを買う)。あれは要らなかったかなぁ? オタクネタを更に濃くしてしまったので、中学生らしさは全くなかった(笑)。

伏見:基本的には、桐乃のオタネタは濃い方がギャップが出て面白くなるので、私はあれで良いと思っています。

倉田:あとは京介の潜在人気が凄かったなって。京介が語り出すとニコニコ動画のコメントで、みんな拍手喝采するんですよ。ただ京介自身の変貌も凄いですからね。普通の高校生だったのが、オタというか違う生き物になってる(笑)

―――前のインタビューで、倉田先生が現場でア○ルファックをそのまま言わせていたという話が出てきましたが?

倉田:女性声優にリハと本番合わせて4回も言わせるとか、いけませんよね! でも伏見さんはシナリオチェックの時に、「ここは絶対入れてください」というのが真っ先に下ネタからなんですよ。この間も、とあるエロゲーが見つかっちゃうシーンを「ここマストで」みたいな指定が入ってて(笑)。

伏見:あそこは絶対にウケるから! 絶対ウケますから! 

倉田:伏見さんはお客さんに楽しんでいただくことを一番に考えているので、そういうところでのチェックは勉強になりました。どうしても僕らは整合性を考えていって頭が硬くなってしまうんです。「こことここは矛盾するからこっちは外しましょう」という風にすると、話としての面白さが減っちゃうんですけど、それに伏見さんが気づかせてくれる事も多かったです。

(ここで仕事場から、かんざきひろ先生が到着!)

―――お忙しい中ありがとうございます。今のお仕事はどういう状況でしょうか?

かんざきひろ(原作『俺の妹』イラストレーター兼アニメ『俺の妹』キャラクターデザイン。以下、かんざき):いや、遅くなってすみませんでした(謝)。アニメの方は、これから本格的に作業に入ります。今まで原作11巻の挿絵をやってましたし(笑)。自分、今は抜け殻だから何も語れないよ……。

一同笑い

倉田:作画期間がたっぷりあるから楽しみだなぁ(気楽そうに)。

かんざき:いやいやいや、やめてください(苦笑)。原作のイラストレーターがアニメスタッフなんだから、絵が良くて当たり前だとみんな思いますよね。でもそれで微妙だったら全部自分のせいでしょう(笑)? それはもう頑張らないといけないんで、プレッシャーが……。

伏見:原作の挿絵になっているシーンはアニメでもやってほしいんですよね。アニメと挿絵を見比べるのが読者も楽しいと思うんですよ。赤城瀬菜が腐女子バレするシーンは、そのままあのポーズで再現されていて、原作ファンも楽しんでいただけたんじゃないかなと思います。私も大笑いして観てました。

―――俺の妹がこんなに可愛いわけがない。テーマ曲募集!についてはいかがですか?

三木:第1期よりも多い、1200曲以上集まりました!

かんざき:変化球で意外なキャラクターの曲が来たら面白いですね。それで実用に耐えうる面白さがあればいいなって。

三木:鼻そうめんPさんも審査しますから、クオリティはお墨付きですよ!

伏見:キャラソンは、ほぼ全キャラ分、来てるんじゃないかな。

倉田:部長や京介のお母さんの曲とかも?

伏見:あります。名前のついているキャラはだいたい募集がきてます。

倉田:あるんだ、すげー! 逆に言うと、これで曲が来てないキャラって本当に可哀想だな。

一同笑い

三木:この選考結果は、第一期同様にアニメが始まってEDが流れるまでは分からないわけですが、皆さんの力作は全曲、しっかり聴いて審査させていただいてますので、オンエアを是非ご期待ください!

倉田:え? 三木さんが全曲聴いてるの?

三木:いえ、アニプレックスのひとたちが。

伏見桐乃黒猫も、500曲くらい聴いているらしいですよ。


■『俺の妹。』今後の新展開について

―――ところで、『俺の妹』で新情報があるそうですが。

三木:はい。新情報告知ということならば! ここはやはり、アニプレックスが誇るアベンジャーズの一人、"アイアンマン"ならぬ"センデンマン"高橋ゆま氏に登場してもらいましょう。

高橋ゆま(アニプレックス「俺の妹」宣伝担当、以下高橋):『ハリウッドよ、これがアニメだ!』………………はい。10月から第1期『俺の妹』のトゥルールートをTV放映します。詳しくは公式サイトの放送情報をご覧下さい。放送局にABCが追加されました。

伏見:なんか編集点つくってませんか(笑)。

倉田:えっ! ABCってアメリカの3大ネットワークの!?

三木:もしそうだったら本当にビッグニュースですよ(笑)! わざとらしすぎてむしろすがすがしいです(笑)!

伏見:口で「えっ!」って一回言ってから、さあボケますよと言わんばかりのリアクションでしたね。

高橋:『俺のアーク・リアクターはここにある!』…………そして10月7日、東京・秋葉原UDX・ベルサール秋葉原にて「電撃文庫・秋の祭典2012」というイベントが開催されるんですが、そのミニステージに『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。宣伝会議』というのがありますので、そこで色々と発表できたらと思います。

倉田:新作映像は観られるんですか? 二時間ずっと待ってみたら、ピアノに背景だけの映像が流れるとか(笑)?

三木:マジでそれ以上言うんじゃない!!

伏見:この人あぶなすぎる(笑)!

三木:秋の祭典のミニステージ、実はすでに応募は締め切っているんですが、当選できなかった方も会場であるベルサール秋葉原に来ていただければ、1Fに設置しているモニターにてステージの様子は観られるようになっているので、10月7日は秋葉原にぜひ足を運んで下さい!

―――いったいどんな発表があるんでしょうか?

三木:高橋ゆまさんが「覇権」に変わる新しい言葉を作ります。

高橋:ちょ、そんなハードルの上げ方ある!? 無茶ぶりすぎるわ!

―――それでは皆さんから、アニメを楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

三木:『世界ふしぎ発見』にも登場した『俺の妹』が、これからも世界で不思議を発見していきたいですね。

伏見:『はじめの一歩』と『ドラゴンボール』に並ぶ傑作となりましたね。

―――えーと?

三木:すみません、真面目にいきます。第一期アニメは、皆さんが高い評価をしてくださったからこそ、今の僕達は頑張れていますので、これからもその期待に応えられるようにめっちゃ頑張ります。

高橋:まずは10月からTRUE ROUTE(再編集版)がオンエアされますので、ぜひ、お楽しみください。

―――ちなみに黒猫や赤城瀬菜のエロいワードは、放映ではピー音になるんでしょうか?

柏田:かけますね、もうBS11さんでも無理だって言われてますので(笑)。そして10月7日のイベントでは二期のPVが……大丈夫ですよね?(かんざき先生の方を見る)

かんざきこわーっ! ちょ、ちょっと待って下さいよ!

一同笑い

柏田:PVを観ていただいて、第1期と変わらない桐乃たちの姿をお見せできればと思っています。

倉田:第2期は原作のニュアンスをより大事にした、濃厚な感じの『俺の妹』になってると思いますのでご期待ください。『エイリアン』と『エイリアン2』くらいの……あれ? ちょっと、なんか。

かんざき:『ロボコップ』の1と3みたいな。

伏見:じゃあ『ターミネーター』にしましょう。

倉田:そんな『1』超えをしたいです! 僕も真っ先に仕事が終わるので、みんなと一緒に放映を待ちますよ。そして放送一話でみんなで炎上しようぜ! 間違えたエンジョイだった、みたいな。

一同笑い

伏見:第1期の第3話のクライマックスシーンと同じくらい良いシーンが第2期にもあります。そこ(たぶん原作読者なら分かってくれるはず!)が上手くいくかどうかが第2期のポイントだと個人的に思っていて、一番楽しみでもあり不安でもあり、皆さんも私と同じ気持ちで待っていてください。それと、今回も私が脚本を担当する回がありますので期待してください。

おーーっ!(一同)

かんざき:自分はもう頑張るしかないんで、馬車馬のようにきりきり働いて、見せ場のシーンをたくさん作ります。

三木:今のこれ、証拠になっちゃいましたよ?

かんざき:頑張ります……頑張れたらいいな(笑)

―――本日はありがとうございました。

原作の挿絵も担当されているかんざきひろ先生にも参加していただいた
小説11巻のインタビューはこちら!

取材・文:かーず(かーずSP)、平和(平和の温故知新@はてな)、ノトフ(ノトフ
#文中、敬称略にて表記しています。

ここで『俺の妹』新刊発売記念
伏見つかさ先生サイン入りグッズプレゼント
■受付メールアドレス:oreimo2@gmail.com
■受付期間:2012年9月7日(金)~2012年9月24日(月)
■ハンドル/ペンネーム (本名ではなく)
■メール件名に必ず「俺の妹サイン入りグッズ希望」とお書きください
■アニメ&原作の「俺の妹」に期待することがあれば教えてください
■ほか、伏見つかさ先生、かんざきひろ先生への応援メッセージがあればお書きください
・当選者への当選お知らせメール 9月末頃予定
・申込は1人1件まで。複数申込は無効。申込多数の場合抽選となります
・当選発表は、当選者への当選お知らせメールをもってかえさせていただきます
・当選お知らせメールの際、お届け先とお名前をご返信ください

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