2013年06月07日

【コラム・ネタ・お知らせ】 かーずSP x アキバBlog x 俺妹コラボ特別企画! 「俺の妹」、その時歴史は動いた!

俺の妹がこんなに可愛いわけがない アニメも放映中の「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」、その原作小説である「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」(著・伏見つかさ、イラスト:かんざきひろ)が、6月7日に刊行される12巻でついに完結!5年にわたってシリーズを重ねてきた『俺の妹』の印象深い出来事を振り返っていこうという最終巻特別企画です!(取材・文:かーず、ノトフ)
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───「俺の妹」の印象深い出来事を振り返っていこうという最終巻特別企画です!さて、伏見先生のベスト3は?

伏見つかさ(「俺の妹」原作者。以下、伏見):1位は、アニメ化したことです。『俺の妹』をたくさんの方に知っていただき、楽しんでいただくことができました。本当にありがたいことです。2位は、『俺の妹フェス』や『マチ★アソビ』などのイベントやサイン会で、読者の皆さんと直接お話させていただく機会があったことです。読者が笑っているところを、直接見て確認することができない職業なので、こういう機会は本当に貴重で嬉しいものでした。『電撃アニメ祭銀幕編』のオールナイト放送で、右側やや後方に座っていた人たちが、『俺妹やっぱ面白いな』と話しているのを、実はすぐ後ろで聞いていたのですが、すごくすごく嬉しくて、『もう一度同じ台詞を言わせてやるぞ!』と張り切ったのをよく覚えています。3位は第1巻の時にアキバBlogさんかーずSPさんをはじめとして、ネットで皆さんに取り上げていただいて話題になったことでしょうか。あのときは、こんなに長くお世話になるなんて、思っておりませんでした。改めて、お礼を申し上げます。

Geek(アキバBlog管理人):1巻の重版があっという間に売り切れました。重版が瞬殺されるのはめったにないと記憶しています。

三木一馬(担当編集者。以下、三木):そうですね。僕の個人的な記憶だと、「俺の妹」「アクセル・ワールド」「魔法科高校の劣等生」はすぐに売り切れてしまって、かなり品切れが続きました。読者の皆様にはとてもご迷惑をおかけしてしまって……申し訳ありませんでした。やはり重版は物理的に時間がかかりますので、発売した作品が無くなって即時に重版ゴー!って決めても、なかなか皆様のお手元まではどうしてもタイムラグがありまして……。

───刷り部数を決める人の見通しが甘かった?

三木:いやそれは一概には言えないですね。部数決定の会議上で、担当編集はある意味感情でアピールするんですが、営業担当は過去の事例や今までの実績から部数を決めるロジカルな手法ですから、営業担当からの数字のほうが大抵正しいです(汗)。

伏見:私のイメージだと、最初はツンで、だんだんデレてたくさん刷ってくれるようになってきたイメージです。

───AMWの営業はツンデレということで(笑)、他にはありますか?

伏見:今までよりも取材としてオタク行為をすることになり、フィギュアなども買うようになって、結構オタク度は上がったと思います。それまではグッズが部屋を侵食する程ではなかったんですが、『俺の妹』のグッズがどんどん送られてきますし、飾っていたら、凄い部屋になってきました。

三木:業界的には、某ヤング●●●●の編集長さんが普通に電車の行き帰りで『俺の妹』読んでるって聞いて、『な! そこまできた!?』って思いました。他にも女性ファッション雑誌のモデルさんや千葉市長の熊谷俊人さん、千葉モノレールの大澤社長にも読んでいただいていて、広いジャンルにわたって知っている方がいらっしゃったことに感動しました。サイン会でも、『自分の人生の初ラノベです』という人がとても多かったんですよ。数年前に初めて手にとったラノベが『俺の妹』で、今もファンのまま『最終巻、期待してます!』って言ってくれてるんです。『俺の妹』を『はじめての経験』にしてくれたと思うと、その人の人生の一つの分岐点に役だったかもしれない。もしもそうなら良いなあと思います。

───柏田さんと高橋さんはいかがですか?

柏田真一郎(アニメ製作プロデューサー。以下、柏田):自分にとっても非常に印象的な作品になりました。伏見さんもおっしゃってましたが、色々な事件が起こったので・・・とまあ、それは冗談ですが、あとはイベントでファンのみなさんの前で話す機会が増えたことですかね。三木さんと弊社高橋に強制的に引っぱり出される形で(笑)

高橋ゆま(『俺の妹』宣伝プロデューサー、以下高橋):私は、自分の宣伝マンとしてのキャラ設定が確立したことです。良く言えば色々仕掛ける、悪く言えば何か裏がありそう、そんな設定になりましたね(笑)。


■「俺の妹」立ち上げの誕生秘話に迫る!

───今更ですが、ライトノベルで長いタイトル名というのも当時は斬新でした。

Geek:前からあることはあったんですが、『俺の妹』以降めちゃくちゃ増えました。

高橋:作品のタイトルがちゃんと物語を表現しているのが凄いと思います。例えば第1巻のラストなど、タイトルそのものをちゃんと台詞として使っていて、それが腑に落ちる感じて『上手いってこういうことなんだ!』って思います。

伏見:個人的には『わかりやすくていい』と読者としては思うんですけど。確か三木さんと電話で相談してつけたんですが、『え、こんなタイトルでいいの?』とは思いました。

三木:実際、桐乃は最初は可愛くないというか兄に対してひどいじゃないですか。にもかかわらず、『可愛いわけがないのに、読んだら可愛い‥‥ってなんなんだよ! っていうのはどうですか?』って話した気がします。だけど伏見さんは『はあ?』ってちょっとピンとこないリアクションだったことも覚えてます。それを『いけますって! いけますって!』って推しました(笑)。

───表紙の構図も、ライトノベルのいろんな作品の歴史を塗り替えたと思います。

三木:これも、『笑顔のヒロインはダメです。「はぁ? 何ですか?」って生意気そうな顔にしてほしい』って(イラスト担当のかんざきひろさんには)依頼させていただきました。普通グラビアでも女の子には笑って欲しいじゃないですか。でも、そこはあえてこうやったほうがいいのかなっていう、勝負に出ました。


■最終巻にあわせて、様々なメディア展開が!

───「俺の妹」の名台詞や名シーンについて、思い入れのあるものはありますか?

三木:実は「マチ★アソビ」のイベントで、『K-1グランプリ』という名目で『この台詞が桐乃が一番かわいいと思う』っていうのを、僕たちおっさんのキモいトークでやったんですよ。

伏見:複数選んだんですが、8巻で桐乃が京介を慰めるシーンの台詞を言ったら、『まだアニメでやってない』って言われて‥‥。

三木:この後伏見さんは全部、アニメでやってないやつをネタバレし続けました(笑)。

伏見:言い訳させてもらうと、送られてきた台本に『12巻まで含めた全部の中から選んでください』っていう指令が来ていたので選んだのに、なぜか怒られる羽目に(笑)。8巻の桐乃と京介の逆人生相談のシーンや、アニメ版の第1期3話(原作1巻のラストシーン)は凄く反響も大きかったし、一番うれしかったところでしょうか。読者さんからの反響としては、1巻8巻10巻あたりがとても評価が高くて、それと同じかちょっと下くらいに5巻がある印象ですね。(濃厚なファンレターを書いてくれるような)コアファンに限定すると、11巻の評判が良いようです。

高橋:アニプレックスチームは徳島では、アニメ4話のリアとの対決の前のセリフ『あたしはあたしのままで、あんたたちに勝ってみせる』を選びましたね。好きなものは捨てられず、全部があって初めて自分だと力強く答える桐乃は印象的でした。

柏田:最近放送された中だと9話で本音を語るシーン(「京介は……兄貴は、あたしのこと、いつだって助けてくれた。〜〜以下の一連のくだり」)は、竹達さんGJ!なシーンでした。これから終盤に向かいますが、竹達さんをはじめとするキャストさんたちの素晴らしい演技にご期待ください。

───それではアニメを観ているファンの皆さんへ、メッセージをお願いします。

高橋:小説と同じ時期にラストを迎えるとはいっても、テレビ放送は13話までなので、まずはそこまで引き続き楽しんでもらえたらと思います。宣伝としては日々を頑張りつつ、次はイベントと世界同時公開を無事成功させるべく頑張ります。

柏田:小説が最終巻を迎えるという事で、ファンにとっては『ずっと続いてほしい』という気持ちもあるとは思いますが、それと同時に期待感でワクワクしている部分もあると思います。今、そういう良い空気のまま、アニメも見届けてほしいと思います。あとは『待ってろ世界!』って感じですね(笑)。世界同時公開が決まりましたし。また、6月19日に発売されるブルーレイ・DVDの第一巻もご期待下さい。こちらは伏見さんの御好意が詰まった特典の数々も、素晴らしいものに出来上がっていると思います!

高橋:そして、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。フェスティバル』も開催します!主要キャスト勢揃いのイベントが、アニメ第1期に続き開催決定!今回は場所を舞浜アンフィシアターに移し、トークあり、歌あり、さらに朗読劇ありと盛りだくさんの内容でお送りいたします。チケットは本日6月7日より先行受付開始!詳細はアニメ「俺の妹。」の公式サイトでご確認下さい!

伏見:実はアニメでもう一話、私の担当回がありますので楽しみにしてほしいです。本当に尺が足りなくて、削りながらも面白くするためにはどうするかというのをひたすら悩んで書き上げました。また、そこでは原作には(最終巻を含めても)ない新事実が明かされる形になっていて、最終話をきちんと盛り上げるために必要な要素を、可能な限りぶち込んだものになってますので、ぜひとも楽しみにしていてください!

三木:もう知っている自分からも、これは凄く良い回ですから、期待していてください!

伏見:原作ファンには、桐乃たちが動き、喋り、ときに原作を越えるシーンのあるアニメ版を、ぜひ体験して欲しいです。アニメファンには、尺に縛られず、アニメには登場しないキャラクターやエピソードが満載の原作を、ぜひ読んでみて欲しいです。最終巻部分は、アニメと原作の直接対決だと思っています!どちらが面白いか、ぜひみなさんの目で確かめてみてください!原作者としては『原作が、たとえアニメにだって負けるわけがない!』と自信満々だったのですが、コンテが予想以上にかっこよかったのと、声優さんたちが超すごい熱演をしてくださったおかげで、『あ、やばいかも……』と、嬉しい悲鳴を上げております!

三木:小説の最終巻が6月7日に発売されます。もう僕たちは全部やりきっているので、皆さんへお届けするだけなんですけど、必ず満足できるものになってます!今まで追っかけてくれた人は必ず満足できると思います!そして、とても分厚いので味わって読んでいただけると幸いです。

伏見:よろしくお願いいたします!

三木:ここまで、みんなで盛り上げてきた『俺の妹』なので、このまま景気良いまま、皆さんの思い出がうなぎ登りになればいいなって。

―――はい。

三木:まさに『キリノミクス効果』が、皆さんで共有できればいいなって(ドヤァ)。

(‥‥‥‥)

───最後に思いっきり滑りましたね‥‥。

取材・文:かーず(かーずSP)、ノトフ(ノトフ

【関連リンク】
アスキー・メディアワークス / 電撃文庫
電撃文庫「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」最終12巻書籍情報
電撃文庫「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」原作公式サイト
アニメ2期「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」公式サイト
伏見つかさ氏のブログ「LUNAR LIGHT BLOG」
イラスト:かんざきひろ氏のブログ「tabgraphics_blog」 / Twitter

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