2014年05月05日

「エロマンガ先生」コミカライズ&2巻発売記念!伏見つかさ先生&rin先生インタビュー

電撃文庫の伏見つかさ先生かんざきひろ先生の最新作「エロマンガ先生」。1巻が秋葉原では強い品薄になった新シリーズの最新2巻が5月10日に発売される。 今回は、コミカライズの作画担当のrin先生をお招きして、伏見つかさ先生・かんざきひろ先生・担当編集三木一馬氏も参加してのワイワイ座談会をお送りします(取材:かーず、ノトフ)
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■その後、企業からのオファーは……あっ(察し)

───冒頭でも触れましたが、去年末に発売された「エロマンガ先生」第1巻、品薄で手に入らなかった人も多かったそうです

三木一馬(担当編集 以下、三木):そうなんです!みなさまのおかげです!ありがとうございます!!ちなみに、「"エロマンガ先生"って、なに……?」という方のために、わかりやすい解説を用意しました。こちらこちらです。

───なんというマッチポンプ(笑)

2013年12月発売の「エロマンガ先生」第1巻

三木:これでこのインタビューをはじめて読んだ人もついてこれる!ともあれ本題です!というわけで、『俺の妹』の人気作品を書いた方の続編ですから、かなり多めに部数を設定したんですけど、おかげさまですぐになくなってしまいまして。重版もかけて対応したんですけど……ご指摘のように足りない状況になってしまいまして。皆さん、そんなにエロ漫画が好きなんだなって。

――いや、そういうわけでは……(笑)

三木:エロ漫画って素敵だなって。こんなにエロ漫画好きの読者がいっぱいいるんだなって。エロ漫画の担当編集としては、すごくエロ漫画好きが増えて嬉しかったです!

伏見つかさ(以下、伏見):『先生』を抜きで喋るのは止めてください!あと皆さんにもお願いがあります。できればでいいのですが……『エロマンガ先生』について、ネットなどで語るとき、「エロマンガ先生」の「マンガ」を漢字で書くのはやめていただけるとありがたいです。エロ漫画の話にしか見えなくなってしまいますから……!

───(笑)。ところでそんな一巻の反響は、届いてますか?

伏見:ありがたいことに、今作でもファンレターをいただきました!感想の他、「本屋さんで買いづらいです」というメッセージがたくさん届いております。ごめんなさい。申し訳ございません。それでも買って、読んでくださったということなので、読者の皆さんには感謝しております。嬉しいです。……一巻が買えたんだから、二巻も大丈夫ですよね!

(一同笑い)

――ラノベ業界が舞台の本作ですが、そういう反響については?

伏見:思ったよりも、普通のラブコメとして読んでいただけたように思います。前回のインタビューでも申し上げた通り、一巻では、「作家もの」的な要素は、あくまで軽く笑っていただけるようなものにしたつもりですので、狙い通りにいったのではないでしょうか。

───ではキャラクターについて。紗霧やエルフなど、ヒロイン勢の人気はありますか?

伏見:はい。紗霧については、前作の妹とは違って、大人しい性格ですし、作品の構造上どうしても出番が少なくなるので、「果たしてどうなるかな」との思いがありました。想像以上に人気が出たので、「よし」という手ごたえを感じています。

三木:やはり伏見さんの描く『妹』はニヤニヤしてしまいますよね。

伏見:もうひとりのヒロインであるエルフも(行動がエキセントリックなので)もっと反発が来るかなと心配していたのですが、好意的な感想をいただけて安心しております。

――なるほど、それはすばらしいですね

伏見:他の女性陣については、話の進行をスムーズに進めるためのキャラクターであったり、紗霧のかわいさを引き出すためのキャラクターであったり……それぞれ役割を持ったキャラクターとして配置しました。少なくとも一巻では、ヒロインとしての役割はなかったのですが、「かわいい」とか「どんな見た目をしているんだろう。イラストになってほしい」と、興味を持ってくださった方がいたのが嬉しかったです。

三木:親しみやすい、身近なキャラクター、というところは『俺の妹』と共通しているかと思います。

伏見:2巻では、新たにイラストがついたり、エピソードが追加されたキャラクターがいます。出番は少ないですが、紗霧やエルフよりもこのキャラが好き!と言ってくれる方が出てくるくらい、魅力的なキャラクターに育てていければなと思います。

─── 一巻目は「俺の妹」のファンが手にとってくれたイメージが強いのでしょうか?

伏見:前作と比較してる方は結構いらっしゃいましたね。

三木:前作からのファンはとても頼もしい味方なので、その方々に引き続いて読んでもらえることを目指したいと思いましたし、期待には応えられたんじゃないかと思います。

───ところで、 真の相棒の企業さんへ挑戦的なコラボ待ってますと呼びかけた前回のインタビューですが、その後オファーはありましたか?

三木:まったくなかったですorz。……いや、唯一ありました!あの超一流の最先端企業まんたんウェブさんから質問状が来た!! ありがとうございます、毎日新聞さん!エロ漫画>といえば毎日新聞さん、と言われるように頑張りたいと思います!芸能&オタクニュース読むなら「まんたんウェブ」!m9(・∀・)ビシッ 

伏見:ちょ……!怒られるから絶対にやめてください!

三木:ネーミングが卑猥……じゃなかった、まだこのタイトルの魅力が足りないのかなと思うので、これからも頑張ります!

■祝!電撃大王にて漫画連載が決定!

───ということは、やはり「エロマンガ先生」にメディアミックスの話は来てないんでしょうか?

三木:ふっふっふ。おやかーずさん。マチ★アソビでの発表をご存じない?

───いや、このインタビュー、それより前に録ってるんですけど……

三木:(無視して)駄目だなぁ、もうかーずさんは!皆既に知ってますよ!5月4日のマチ★アソビにて、こう発表したことを!

祝!エロマンガ先生、コミカライズ決定!!

「エロマンガ先生」コミカライズ イラスト/rin
5月末発売の電撃大王7月号から連載開始!

三木:さあ、かーずさん。隣を見て下さい。

───おっと、何やら美人の方が……!?

三木:そうです。この方がコミカライズを描かれるrin先生です!なんと女性!さらに美人!!そして隣にいる怪しい人物は電撃大王編集部の担当編集・楠です!

rin:よろしくお願いします!

(パチパチ)

───rinさん美人じゃないですか!これはまさかリアル「エロマンガ先生」(ゴクリ……)

三木:かーずのおっさん、それ以上はセクハラですから止めるように!顔出しはNGなんです!あとここで悪印象を持たれたら、これからコミカライズしてくれなくなるかもしれないので、ちゃんとインタビューしてくださいね!? ハァハァ禁止ですからね、わかりましたか、AV女優のイベントの司会もこなすかーずさん。

――よけいなこといわないように!!!!

三木:はっはっは。冗談です。

――……。それではさっそくrin先生に伺います。どういった経緯でコミカライズを担当されることに?

rin「彼女たちのメシがマズい100の理由」の連載が終わるくらいの頃にお電話でお話をいただいて……。

:僕が電話で、ちょっとセクハラ気分で息をハァハァさせながら、「"エロマンガ先生"ってのがあるんだけど大丈夫かな」って。

三木:オマエも変態だったのかよ!!!(笑)

rin:(笑) とりあえず一旦読んでみてお返事をするつもりだったんですが、最初は私もエロ漫画の話だと思っていて、表紙の紗霧ちゃんがエロ漫画を描く話なのかなって。でも読んでみたら意外と真面目な話もありつつ、コミカルで楽しい作品だったのでお受けしました。

───エロ漫画の話じゃないからOKだったんですか?

:エロ漫画の話でも引き受けたでしょ?

rin:まあ、そうですね(笑)

三木:なんだよもうちょっとエロくしておけばよかったっ!

───そのきわどいタイトル名は、改変されるのでしょうか?

:実は……コミカライズのタイトルも『エロマンガ先生』です!

一同:おおーっ!

:『エロマンガ先生』じゃなくなってしまったら、この作品は何になるのかって話ですよ!実は3月末から電撃大王本誌では示唆されていたんですよ。こちらにシークレットタイトルとして発表されている↓んですが、5月末発売の電撃大王7月号から連載開始です!

三木:ぶっちゃけ、シルエットでバレバレだってネットで結構ツッコまれてます(笑)。
みんなタブレットとペンでわかるみたいです。さすがだなぁ〜!

───コミカライズでこだわっているところはどこでしょうか?

rin:漫画版を読んだ方にも原作を読んだ時と同じように感じてもらえるようにシーンごとの勢いや感情の動きをしっかり描きたいなと思っていて。コマ割り、結構頑張ってます!

:原作が好きな方のイメージを崩さず、でもその想像を越えたいと思ってます。例えば第一話で一番大事にしたかったのが「紗霧の存在を神々しくしたい」ということでした。正宗にとって紗霧は凄く大事な存在で、そのことを読者に印象深く伝えるためにはどうすればいいかという事を考えて構成しています。

───伏見先生からはどのようなリクエストをされましたか?

伏見「彼女たちのメシがマズい100の理由」を読みまして、女の子は黙ってても絶対に可愛く描いてくれるだろうなと。

rin:そんな……(照れ照れ)

伏見:なので、主人公の正宗も魅力的に描いて欲しいとお願いしました。それと、第一話のネームを見せていただいたんですが、「原作のここを決めシーンにしてほしい」「エロマンガ先生を超可愛く描いてほしい」と思っていた、まさにそのシーンに「超可愛く」ってメモ書きがしてあったので、「ああ、大丈夫だな」「わかってくださっているな」と心強く思いました。

(rin&楠、ハイタッチ!)?

■rin「紗霧ちゃんと同じく、描くものは実際に見て触りたい」

───これから人前で「"エロマンガ先生"を描いてます」という自己紹介になると思いますが、親御さんへのご報告も含めて、覚悟のほどは?

rin:どうしよう……。

三木:かんがえてなかったー(笑)。

:それはとても興奮するシチュエーションですね(キリッ)。

――まじでここ変態しかいねえな

伏見:私も「エロマンガ先生を書いている伏見つかさです」という自己紹介がすごく恥ずかしかったのですが、だんだん慣れてきましたよ。

rin:そうですね、私も「"エロマンガ"を描いているrinです」って言っていこうと思います。

三木:「先生」を入れないと(笑)

───ところで、紗霧もrin先生も女性で絵を描かれる方ということで、実際に見たものしか描けないということはありますか?

rin:これすごく分かります!立体分からないと描けないので、できたら触れたほうが良いです。洋服屋さんで買いもしないのに触ったりします(笑)

三木:おお、ということはやはりリアル紗霧ってことですね!この小説はリアリティを追究している小説ですので、合ってて良かったです!

───他に「エロマンガ先生」で共感できるところはありましたか?

rin:いっぱいあるんですけど、エルフが締め切り前までやらないみたいな。

(一同笑い)

:今、原稿やってるよね?(ビキビキ)

rin:や、やってます(笑) エルフ先生みたいに「やる気が無い時には描かない方がいい」という事はあります。「やる気MAXファイヤー」状態の方が良い作品が生まれるので。エルフ先生の場合はゲームですが、私はAKBなどのアイドルソングや『アイドルマスター』など、二次元三次元問わずアイドルソングを聴いてテンションを高めてます。

───エルフ先生の服は、描くのが大変そうですね

rin:私はこういうフリルの服を描くのは好きなので、むしろ喜んで描きます!

――もともとこの衣装をデザインしたかんざきさんにお伺いです。どういったイメージで起こされましたか?

かんざきひろ(以下、かんざき):おっとようやく喋ることに(笑)。よろしくお願いします!エルフについては元々ピンク系のロリータ服な女の子と明確なオーダーがありましたので、色々甘ロリブランドなどの資料を参考にしながらデザインしてます。

山田エルフ先生 「 甘ロリブランドなどの資料を参考にしながらデザインしてます」

――紗霧についてはいかがでしょうか?

かんざき:服装については配信時の不格好なマウンテンパーカーがポイントでしょうか。色は悩みましたが可愛い色にならない、似合ってない方がらしいかな?とデザインしてます。逆にそれ以外の私服は可愛らしい方向ですね。特徴的な髪の毛などまだ試行錯誤中です。

和泉紗霧 「不格好なマウンテンパーカーがポイントでしょうか」

――マサムネについては?

かんざき:マサムネは京介と被らない別系統の主人公像をデザイン出来れば、と考えてデザインしました。こちらも私服の方向性などはまだ固まってないので、巻が進むにつれ新しい形を見せていけるのではないかと思ってます。

和泉マサムネ 「 京介と被らない別系統の主人公像をデザイン出来れば、と考えてデザインしました」

――めぐみについてもお願いします

かんざき:めぐみはリア充っぽい雰囲気というのをどう出すのかで悩んだキャラですね。かといってそれがあまり嫌みにならない、可愛い要素はある程度残す感じを目指しました。

神野めぐみ 「 リア充っぽい雰囲気というのをどう出すのかで悩んだキャラですね 」

───そういえば、かんざき先生の描き下ろしで書店でフェアをするそうですが……?

三木:はい!5月末ごろから、秋葉原のコミック専門店や、全国の一部書店で、電撃文庫『エロマンガ先生』1巻、『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』1〜3巻(著者/聴猫芝居 イラスト/Hisasi)、『ゼロから始める魔法の書』(著者/虎走かける イラスト/しずまよしのり)の購入者には、先着でクリアしおりを1枚プレゼントするフェアを開催します!目印はかんざきさん描き下ろしのこの魅惑の生足な紗霧……っ!!!

5月末ごろから、秋葉原のコミック専門店や、全国の一部書店でフェアを開催

かんざき:頑張って描きおろしました−!

三木:くわしくは、店頭で「エロマンガ先生のクリアしおりをもらえるフェアやってますか?」と息を荒くしながら店員さん(できれば女性が望ましい)に聞いてみてください!おっと、「先生」付け忘れると別のフェアになってしまうので、必ず「先生」は付けてくれよな? おっさんとの約束だ!

───それでは皆さんへメッセージをお願いします

rin:とにかく可愛く描けたらいいなと思っていて、皆さんに楽しく読んでいただけるように頑張ります。

:小説を読んで読者の皆さんが気になっているであろう部分がrinさんの素敵な原稿で描かれますので、ご期待に添えるものになったら嬉しいです。

三木:重ねて言いますけど、コラボしてくれる企業を募集中です!その際、名前を変えてもいいですから……!何卒!なにとぞぉおおおお……!!

かんざき:まだまだ産まれたばかりの作品ですので、今後どうなっていくかは読者の皆様の評判次第という所でしょうか。一巻を手に取って少しでも魅力を感じて頂けた方は今後も応援して頂けると嬉しいです。前作とはまた違った魅力のある新しい作品になることを願い日々奮闘中です。漫画に関しては自分も非常に楽しみにしております!

伏見:恥ずかしいタイトルにも関わらず、第一巻を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。「恥ずかしい思いをして買っただけの甲斐はあったな」と思っていただけたなら、嬉しいです。今後も「恥ずかしいタイトルだけど、かっこいいタイトルの本よりも面白い」作品を目指しますので、よろしくお願いいたします。

取材:かーず(かーずSP)、ノトフ(Twitter

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【関連リンク】
アスキー・メディアワークス / 電撃文庫
「エロマンガ先生(2) 妹と世界で一番面白い小説」書籍情報
「エロマンガ先生 妹と開かずの間」書籍情報(1巻書籍情報)
伏見つかさ氏のブログ「LUNAR LIGHT BLOG」
イラスト:かんざきひろ氏のブログ「tabgraphics_blog」 / Twitter
コミカライズ:rin氏のホームページ「ROYAL」 / Twitter / pixiv

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