2017年12月04日

【コラム】 食べる男の色気ムンムン、恐怖の飯テロコミック「めしぬま。」第3巻

あみだむく 「めしぬま。」第3巻 気づけば、2017年も残り1ヶ月…コミックゼノンWEBコミックぜにょん編集部のYです。【THE 他力本願コラム】は早くも第2回!今回はあのグルメ男子をご紹介!食べる男の色気ムンムン、恐怖の飯テロコミック、あみだむく先生「めしぬま。」第3巻が12月20日発売です!
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第1回に引き続き、ライターのたまごまごさんがお贈りいたします!

12月20日(水)発売 あみだむく 「めしぬま。」第3巻

知人がこんなことを言っていました。「旅行をする時は、たくさん食うヤツを連れていくに限る」。なんで? と思ったところ「各地で、こっちが普段食べないものも勝手にモリモリ食べるから、面白いし気持ちいい」。なるほど。

見ていてついつい食欲をそそられる、そして何より食べ顔がエロい男性が登場することで話題の「めしぬま。」。食べる官能をド直球に描いており、男でもその色気にメロメロになってしまう、そして猛烈に腹減りが伝染するマンガです。

■食べると色っぽくなる男、飯沼

会社では全然パッとしない男性社員、飯沼(いいぬま)。彼についたあだ名は、めしぬま。なんせ彼、めちゃくちゃ食べる。信じられない量を食べる。と言ってもフードファイターではありません。食べ物に目がないだけ。

口に食べ物を入れる時、彼はまるでトリップしているかのよう。そのうっとりした様子に、周囲の人たちは見とれてしまう。とってもおいしそうでこっちまで何か食べたくなる。そして、やたらと色っぽいので、ドキドキしてしまう。

溢れ出す官能! このマンガは基本的に、食べる男の色気にドキドキするマンガです

■食とエロティシズム

食マンガとエロマンガは、人間の欲を満たすという点では限りなく近いと思う。目の前にある食べ物、料理人と、そこから快楽を得る人間の行為。程度の差や向き合い方の違いはあれども、受け取り手が欲望を満たし幸福になる、という点はエッチシーンとさほど変わらないんじゃないかな。

『めしぬま。』で毎回必ず入る飯沼の恍惚シーンは、周囲の女性の心を射抜いて「エッロ!」と感じさせるほどです。

飯沼のくせに! 全く彼に興味がなかった女性も、うっとり食べる顔にノックアウト
でもそれは恋じゃない

性的なものを見るとまわりの人も刺激されて欲情をそそられるもの。同様に、飯沼がご飯をうまそうに食べていると、同じものを食べたくなってしまいます。

11話、カレーうどんの回。最初飯沼もカレーが跳ねるのを恐れていたのですが、食べ始めるともう止まらなくなり、汚れてもいいやと開き直って服を脱ぐ。カレーうどんをかきこむ。ソレを見てみんなムラムラしてカレーうどんを頼んじゃう。なにがエロいって、周囲の人の欲をそそっていることにまったく気づかず、飯沼はカレーうどんの快感に浸り続けているところでしょうか。

これからエッチします、って言う状態にしか見えない

■食に一途な男、飯沼

普段の飯沼は、人の顔色を伺うことを一切しません。他人にコミュニケーションを取ることに全然興味がない。そこが「パッとしない男性」と言われ、女性社員に相手にされない理由のひとつ。しかし食べている時は、食べ物に一途です。

何かを愛し、夢中で一筋な人は、とても魅力的です。楽器に打ち込む人、スポーツに没頭する人、愛する人のために必死になれる人。飯沼の場合はそれが「食」。損得勘定なしに愛を注げる人間の姿は、人の心をうちます。だから「恋愛対象」の中にないはずの飯沼が、時折女性から見てドキッとしてしまう存在になる。

これは恋じゃない。
でも食っている飯沼がエロすぎて、見ていたら心臓が高鳴ってヤバイ

彼は美食家ではない。 無論美味しいものを食べたい欲は強いでしょうけど、食べ物に優劣がない。「今食べているもの」に対し、真摯に向き合い、心の底から食を楽しみます。

好き嫌いはまるでなし。旬の料理だろうとカップラーメンだろうと、料亭の料理だろうと缶入りコーンポタージュだろうと、同じくらい至福の顔で飯沼は食べます。もしかしたら彼は単に陶酔しているのではなく、食べ物に対して愛と感謝をまんべんなく注ぐアガペーの人なのかも。

こんな美味しそうだと、作った方も食べさせがいがあります

食べ物に込められた愛情すらも、全部お腹の中に入れる飯沼。「残さないようにする」じゃなくて「残すなんて考えられない」。たとえこぼしかけたクレープでも、自然とペロペロなめています。彼の目は、細くてちょっと虚ろな形状。多分生まれつきのものなんでしょう。だからちょっと何を考えているか、わかりづらい。

ただ、目の前に食べ物が出てきた時、まるで恋人と再開したかのような満ち足りた顔をします。愛の逢瀬の最中の人間が、食べ物残すわけないじゃん。

「いいんですか? こんなに食べて……」食べ物への最大の賛美の言葉

■「2017年 この妹がうらやましい」 ノミネート級妹

妹キャラ好きなら見逃せない、夏花の存在。わりとやんちゃで、元気いっぱいな大学2年生。出番はあまり多くないのですが、登場時には作品の空気を全部かっさらうキャラです。

彼女、飯沼のことを「にいに」と呼びます。『ひぐらしのなく頃に』とか『アマガミ』とかで「にいに」って言うのは聞きましたが、大学2年生女子が呼んでくれるだと……。 たまに一人暮らしの彼の家にあそびにきます。にいにのために手作りチョコクッキーを持ってきます。なにそれ飯沼勝ち組かよ。

飯沼の妹・夏花
うらやましい、こんな妹ほしい。ください

自由奔放で、飯沼兄と性格が真逆なハツラツさん。彼女も同じように食べ物にはよだれをたらし、もりもり美味しそうに食べる超食欲キャラ。表情豊かな分、がっつき度あいは兄より反応はわかりやすい。食べた時の至福顔もとてもそっくり。そういう家系なんでしょうか。二人を見ていると「空腹がうつる」とは従姉妹の談。わがままキュートな大学生・夏花ちゃんのスピンオフ出してくださいませんか……。

一緒に美味しいもの食べられる仲良しな妹がいたら、人生は上々じゃん

なにげに彼、妹だけでなく友人にも上司にも恵まれています。やはり純粋な男は人を惹きつけるのか。彼を連れて旅行に行ったら、朝昼晩見ていて楽しいんだろうなあ。この兄妹に餌付けをして、眺めながらメシを食いたい。


おいしくご飯食べて、可愛い妹と仲が良いと、毎日が楽しそうで、うらやましい!憂鬱な月曜日も飯沼と一緒なら乗り越えられそうです!

それでは、また次回、お会いいたしましょう!

コミックゼノンWEBコミックぜにょん編集部 Y / ライター:たまごまごさん


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