2018年02月11日

【コラム】 毎日の生活の“うま味”を足していく 「いぶり暮らし」第7巻

「いぶり暮らし」第7巻の表紙 コミックゼノンWEBコミックぜにょん編集部のYです。まったりできる日曜日。読んでいるあなたは何をしますか?美味しい食事があると休日も充実するはず!【THE 他力本願コラム】第7回は、毎日の生活が楽しくなるマンガ「いぶり暮らし」をご紹介!今回のライターは奈良崎コロスケさんです!
-

巡と頼子は20代半ばのカップル、2階建ての一軒家を借りて同棲中だ。とても穏やかな日々で、とくに大事件も起こらない。ケンカしながらも、互いを思いやりつつ仲良く暮らしている――。

なるほど、そうですか、うらやましい限りですね。末永くお幸せに…………などとつぶやきながら、そっとこのコラムから離脱しようとしているそこのアナタ、ちょっと待って下さい!ここにある2文字が加わることで、このカップルの日常が大いにコクを増すのだ。

それは“燻製”である。

「いぶり暮らし」第7巻 ベーコンとコーンを燻して居酒屋風のコーンバターに挑戦
ベーコンとコーンを燻して居酒屋風のコーンバターに挑戦。
燻製の手順も随所で解説されております

彼氏の巡はゲーセンでバイトをしている24歳のフリーター。彼女の頼子は26歳でカフェの店長を任されている。頼子が多忙なこともあり、2人が一緒の時間をゆっくりと過ごせるのは日曜日だけだ。

料理が得意な2人は、さまざまな食材を燻すことを趣味にしている。肉・魚・野菜はもちろん、ジャンクフードやお菓子まで「俺たちに燻せないものはねぇ!」とばかりに家庭用のスモーカーに突っ込みまくる。

エピソード毎に8連コマで見せる燻しタイムの演出が心憎い
見開きで、エピソード毎に8連コマで見せる燻しタイムの演出が心憎い

簡単に出来るけど、時間がかかるところも燻製のポイント。その燻しタイムを使って、テレビを観たり、漫画を読んだり、ゲームで遊んだりしながら、他愛のない会話を楽しむのが、2人とって癒しのひと時となるのだ。

「いぶり暮らし」第7巻も燻りチーズフォンデュ、燻製コロッケのホットサンド、燻製ミニホットドッグ、燻製ミートソースなど、字面を見ているだけでもお腹が鳴り始める絶品メニューのてんこ盛り。

なかでもお手軽で「やってみたい!」と思わせてくれるのがコンビニ・フライドチキンの燻製。実はこれ、巡と頼子ではなく、頼子が店長を務めるカフェでアルバイトをする寺西さんが作ったものである。

「いぶり暮らし」第7巻 頼子店長のカフェは空前の燻製ブーム!?
頼子店長のカフェは空前の燻製ブーム!?
巻き込まれ気味の寺西さんは憂鬱な表情

寺西さんは遊び盛りの女子大生で、食にはあまりこだわらないタイプ。独り暮らしだが、自炊はほとんどしない。なので、頼子店長が提案した「自慢の燻製を店員同士で作って試食会をやろう」というイベントも「あぁ面倒臭い」と思ってしまう。うん、その気持ち、わからなくもない。

頼子店長やバイト仲間が嫌いなわけではないので渋々参加するのだが、寺西さんのテンションは一向に上がらない。そんな彼女が目をつけたのが、コンビニのレジ横で売っている揚げたてのフライドチキンだった。 これを通販の段ボールを利用した簡易スモーカー(以前にも使用したことあり=いぶり暮らし第6巻参照)で燻してみたところ、サクサクの衣が煙の香りに覆われて…!そんなもん、美味いに決まっているじゃありませんか!

「いぶり暮らし」第7巻 コンビニチキンに目をつけた寺西さん

「いぶり暮らし」第7巻 コンビニチキンに目をつけた寺西さん2
コンビニチキンに目をつけた寺西さん。なんだかんだで燻製を楽しんでいます

さて、巡と頼子の関係も同棲期間が長くなるにつれて少しずつ変化を遂げた。いまや、お互いの実家を行き来するのも恒例行事になりつつある。

この「いぶり暮らし」第7巻では、巡の実家にお邪魔して、カツオのたたきを燻すことに。みんなでワイワイ料理を作って食べて、頼子も巡の家族にだいぶなじんできた様子だ。

「いぶり暮らし」第7巻 燻製を通じて頼子も巡の家族の一員に?
燻製を通じて頼子も巡の家族の一員に?

とはいえ、巡は相変わらず時給で仕事をするフリーターの身。頼子のほうは店長就任3周年を迎え、責任ある立場でバリバリ働いているとはいえ、この若いカップルにとって結婚の2文字を真剣に考えるのは、あと少しだけ先のことになりそう。

つまりはこの猶予期間こそが、巡と頼子にとっての燻しタイムなのだ。もちろん2人のことなので、夫婦になっても“いぶり暮らし”を続けていくでしょうけどね。


食事も人生も、ゆったりと時間が流れる、その時が一番ワクワクして、一番美味しいのかもしれませんね!難しいイメージの燻製も、ふたりと一緒なら、うまくできるかも!?

「いぶり暮らし」作品情報 / 第7巻コミックス情報

コミックゼノンWEBコミックぜにょん編集部 Y / ライター:奈良崎コロスケさん




この記事はコラム カテゴリーに含まれています |Ajax Amazon Edit