2019年04月26日

【コラム】 スーパー絶頂級“Wネームアニメ”ラノベッッ!「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯」小説2巻&コミック1巻発売!上栖綴人×カメノヒロ弥の「やりすぎた」座談会

「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯(ニューゲーム)」上栖綴人&カメノヒロ弥座談会 上栖綴人×GoHandsによる講談社ラノベ文庫「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯」2巻が4月30日に発売される。先日発売のコミック1巻では修正部分も開放!上栖綴人先生と、コミック版の作画・カメノヒロ弥先生の「やりすぎた」座談会の模様をお届けします!(取材・文:かーずSP)※本文、敬称略
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■カメノ「原作1巻はラストへの盛り上がりに興奮した」

───「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯(ニューゲーム)1 最強究極の七大罪使いは容赦ゼロで禁忌を犯しつくす」1巻の反響はいかがでしたか?

著:上栖綴人 イラスト:GoHands「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯(ニューゲーム)」1巻
講談社ラノベ文庫 「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯(ニューゲーム)」1巻
著:上栖綴人 イラスト:GoHands

「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯」特設サイト

上栖:すごく好評で大変ありがたいです。主人公の士狼の最強ぶりだったり、メインヒロイン唯の可愛さだったり、美伽の艶っぽさだったり。その中でも、士狼と唯にフォーカスして描くことには力を入れましたので、そこがユーザーさんに伝わったのは嬉しいですね。

───士狼の無敵っぷりが印象に残りました。

上栖:ありがとうございます。士狼の強さは盛りましたし、それがバトルの爽快感に繋がるようにしています。
最強主人公ものの爽快感っていくつかあるんですよ。まずは、バトルで敵を圧倒する爽快感。次に日常シーンの充実や、自由奔放な過ごし方。さらに、他の人物からの評価といった部分です。周りの観測で「主人公がすごい」と思わせられることで、自然と主人公の評価が上がっていくみたいな。いくつかの爽快感が掛け合わされて、うまくいったんじゃないかと思います。

カメノ:私が原作1巻で好きなのは、ラストに向かってドンドン話が盛り上がっていくところですね。唯が一人でどこかに行っちゃってみたいな、クライマックスの盛り上がりに興奮しました。

上栖:現在ノリにノッている橋本環奈さんの「千年に一人の美少女」からいただいて、唯にも「千年に一人の委員長」ってキャッチコピーをつけたり。

カメノ:あの二つ名の元ネタって橋本環奈さんだったんですね、気づかなかった(笑)。

■小説担当編集
「士狼は全方位的にヤッていて、男として恐怖を感じる」

───カメノ先生のお気に入りキャラは誰でしょうか?

カメノ:凜と煉也のカップリングが好きです。コミック版でも、煉也はひたすらかっこよく描いちゃえ!って描いてます(笑)。

4月24日に発売した
コミカライズ「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯」1巻 作画:カメノヒロ弥

上栖:煉也は、少年マンガの王道の主人公タイプなんですよね。なので煉也と凜の二人は、純愛パートの担当といった感じです。反対に士狼と唯って、少年マンガの王道からはちょっと外れているんです。二人が色欲でつながっているからって理由もあるんですけど(笑)。だから今回発売される原作2巻では、煉也と凜の深い関わりをクローズアップしました。

カメノ:楽しみです!あとレムも可愛いですね。私は無口系が好きなので、モロに好みなんです。5話の扉絵のレムは気合入れて楽しく描きました。

───担当編集としては、「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯」をどう見ますか?

講談社ラノベ文庫・栗田:上栖先生の「士狼の格好良さにこだわりたい」ところが多分に発揮されたのと、エッチというよりもエロいなって(笑)。今までお色気要素の強いラノベを担当してきたことはありますけど、ぶっちぎりでエロいです。
エロテキストの分量的には「かのこん」も負けてないんですけど、基本的にはヒロインと主人公の関係性でした。士狼は全方位的にヤッているので、男として恐怖を感じます(笑)。

■カメノ「いろんなエロっぽいマンガから吸収して
濡れ場を描いています」

───コミック版がついに1巻発売されました。力を入れたポイントはどこでしょうか?

カメノ:1話は士狼のアクションを頑張りましたし、2話から4話は、お色気シーンを必死に頑張りました。担当さんに頂いたエッチなマンガを参考にしながら(笑)。

シリウス編集部S:ちょっとエロっぽいものから、かなりエロっぽいものまで、いろんなグラデーションのマンガを送りました(笑)。最初のエッチなシーンは、読者の皆さんが一番見たいところでもあります。唯が恥ずかしがっている表情ひとつとっても、どういう描き方にするのか、ご相談させていただきました。

───濡れ場が、ニコニコ静画の公開時よりもエロくなってますね…! 乳首がピンと勃っていたりして、こだわりを感じます。

カメノ:最初の方はすべて描き直しましたので、濡れ場はクオリティアップしています!

上栖:カメノさんの上達スピードが急上昇していてヤバイんですよ。『ドラゴンボール』の悟空だってもうちょっと控えめな成長なのにってくらい、全体的に描写がパワーアップしてます。どんどん上手になっていくので、ニコニコ静画で毎回更新されるのがすごく楽しみです。

関連:やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯(ニューゲーム) - ニコニコ静画

上栖:原作小説の方は1巻よりも2巻の方がエロくなっていますから、今後ますます過激なシーンが出てきますけど、ぜひお付き合いいただけたらなって。

───書き文字もエロを煽っていてグッときます。

カメノ:いろんなエロっぽいマンガから頑張って吸収しました(笑)。

上栖:エッチなサービスは「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯」のウリの一つです。原作者の立場としては、「サービスシーンはガッツリやった方が良い」とお伝えしました。先行して小説が発売されていますので、原作をなぞるよりは新規要素があった方がいいですし。原作にないサービスを足すとか、プラスアルファがあれば、小説をすでに読まれている方にも喜んでいただけると思って提案しました。

■コミカライズは設定や整合性にこだわりすぎず、
見栄えとカッコよさを優先

───原作者としては、どのくらいコミック版に関わっておられるのでしょうか。

上栖:ネームチェックでキャラの台詞や口調周りとかですね。セリフを短くカットしたり、圧縮しませんかって提案はよくします。マンガとラノベでは、セリフの量が全然違うんですよ。

───同じ物語を描くにしても、マンガとラノベではセリフに違いが出てくると。

上栖:僕の小説は特別セリフが多いわけじゃないんですが、説明のところでセリフが長くなります。でも説明セリフをマンガで描くのは大変なので、言い回しを変えたり、地の文を少なくして会話劇にしたり。コミカライズでは設定や整合性にこだわりすぎずに、見栄えとカッコよさを優先したほうがいいかなって考え方です。

───ニコニコ静画で配信されている6話では、「ドラえもん」のタイムふろしきで解説されていて笑いました。

上栖:そうですね。カメノさんがああいう風に、絵やマンガで分かりやすく説明してくれるのはありがたいです。

■表紙の唯、おっぱいの肉の食い込みに注目!

───コミック版1巻の表紙は唯が一人で飾っていて、小説のように士狼は入れなかったんですね。

カメノ:それも候補の一つだったんですよ。唯一人か、小説と同じく士狼と唯か、どっちにしようか悩みました。それで本屋さんを視察してみると、ヒロインが一人で表紙を飾っているタイトルが多いと感じたんです。やっぱり可愛い女の子が大きく載っていると目につくんですよね。唯が大きく表紙を飾ることで、「この子に会ってみたい!」って読者さんに思っていただけるかなってことで決定しました。

上栖:ピンでヒロインが表紙を飾るのは、「かぐや様は告らせたい」をはじめとして、最近の傾向もありますね。今回は4パターンの表紙候補のうちで、これが一番、唯の魅力が伝わって破壊力がありました。

カメノ:女の子のお肉の食い込みが好きなので、ここ、重要です! ここのおっぱいは意識しました。

上栖:カメノさんの目が輝いてる(笑)。

カメノ:はい、大事なことなので。おへその色塗りも、お腹の肉の感じが出せるようにこだわって描いてます。

───フェチ心をくすぐりますね…! カメノ先生は細部にこだわる方のように見受けられます。

カメノ:それは合っているかも。私は背景とかみっちり描くのが好きなんですよ。

上栖:たまたまカメノさんが作画の様子をネットに配信していたのを見たら、ひたすら車の作画クオリティを上げ続けていました。真夜中にこの人は何をしているんだって(笑)。

カメノ:あの時は車の資料写真とか走っている動画を参考にしながら、ひたすら描いてました(笑)。

上栖:レムの車のモデルは、4ドアで速い車を探していてテスラのModel Xに決めました。この車種の何が凄いかって、「対生物兵器モード」というギミックが実際に搭載されているんですよ。

───中二心をくすぐるワードですね。

上栖:こういう車などプロダクト周りも、カメノさんは高いクオリティで描きあげてくださっているのが嬉しいです。神様は細部に宿ると言いますからね。翠琴、凜、美伽の3人も服の装飾が多くて大変そうなんですけど、きっちり描いていただいてます。

カメノ:原作の挿絵よりは多少、装飾を減らしています。でも私は細かい装飾を描くのが好きなので、こういう凝った衣装の作画も描いていて楽しいですね。

上栖:細部にまでこだわってもらえる方と組めて、原作者として本当に嬉しいです。

■コミック1巻は、原作でみんなが喜ぶ
エッチシーンをビジュアルで120%表現!

シリウス編集部S:上栖先生の原作を読んで、「ここがビジュアル化されたらみんな喜ぶな」ってエッチなシーンを、増量ページで120%頑張っていただいてます。アクションシーンやカーチェイスがかっこいいのと、背景のビル街もすごく頑張って作画していたり、見るべきところの多いマンガです。全方位で楽しんでもらえるんじゃないかと思います。

上栖:アクションやバトルシーンが迫力もスピード感もあって、上質な少年マンガになっていますよね。


───1巻には上栖先生の書き下ろし小説が掲載されるとか。

上栖:はい、書きました。コミックス1巻でエロいシーンを掘り下げています。士狼が唯に大罪異能のアレコレするときに、翠琴を追い出すシーンのところです。

シリウス編集部S:電子書籍版には特典として、カメノ先生のカラーページも入ります。カラーが収録できるというのは電子書籍のメリットです。各電子書籍プラットフォームをはじめ、マガジンポケットでも各話・単行本とも買えますので、チェックしてください。

■コミック版1巻では、豪華な描き下ろし特典が多数!

───紙で購入する人向けのサービスはないんですか?

シリウス編集部S:もちろんあります。紙で購入されるお客様には、表紙カバーを外していただくと、表紙の唯ちゃんのさらにセクシーバージョンが拝めます!

上栖:この表紙ですらけっこう肌色が見えているんですが、さらに脱ぐと聞いて驚きました。

シリウス編集部S:また、一部の専門店さんでは店舗別の描き下ろし特典がついてます。

───店舗別に描き下ろしてあるんですか、贅沢ですね。

シリウス編集部S:4つの専門店さんで違った特典が購入できますので、好きな絵柄を選んでいただければと。個人的には、とらのあな特典の虎が気合い入りすぎという(笑)。

───カメノ先生のTwitterで拝見したのですが、秋葉原駅の巨大告知ポスターを写メってましたよね。

カメノ:はい。実際に見に行ったんですが、とにかく大きくてビックリでした。露出度の高い絵でしたが、胸のところに「シリウス」という文字がいい感じに入っていて、ナイス!って思いました(笑)。また、私が見に行った時、たまたま通りかかった人がやりすぎの絵の写真をアップで撮っていってくれてて嬉しかったですね。貴重な体験をさせていただきました。

■上栖「GoHandsさんの手がける2巻の挿絵、
フェチズムにドキドキします」

───ここからは原作2巻の話題に移ります。2巻の表紙なんですけど、これ、講談社ラノベ文庫的にいいんでしょうか?

講談社ラノベ文庫 「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯(ニューゲーム)」2巻
 4月30日発売 著:上栖綴人 イラスト:GoHands

講談社ラノベ文庫・栗田:一応、編集長に「どうします? いいんすかね?」みたいに確認しました。これがマックスでギリギリだそうです。

───エッチすぎて、本屋で手に取りづらくなっていませんか…?

上栖:大丈夫です、大丈夫です。ツワモノがたくさんいらっしゃいますので、僕は皆さんを信じています!あと真面目な話、この構図って普通のイラストレーターさんがあまり思いつかないと思うんですよ。少なくとも、私はラノベの表紙で今まで見たことがありません。1巻の椅子に座ってヒロインの乗せる構図も、士狼と唯の手の置き方や足の組み方が、見たことがない構図で驚いた記憶があります。二回連続で意外性のある表紙が出てきて、すごくビックリしました。

───専業のイラストレーターではなく、アニメ制作会社・GoHandsさんがイラスト担当ということが関係しているんでしょうか?

上栖:そうだと思います。主人公とヒロインの組み合わせで、こんな構図があったのかと予想外でした。GoHandsさんの創作、アイディア、発想といったクリエイティブ性が、毎回私の予想を上回ってくるので興奮します。ヒロインの露出は今回も多いんですけど、GoHandsさんのイラストは生々しすぎないところまでいかない絶妙のテイストになっていて、この塩梅が素敵です。これも穿いているのか、穿いていないのか……いや、間違いなく穿いてないんですけど(笑)。

───挿絵もサービスカットが充実していますね。

上栖:はい、今回もサービスシーンの挿絵がすごくて、唯のソーププレイは見どころです。それとここ、翠琴の胸が唯の肩にぶつかって、ちょっと持ち上がっているところに柔らかさを感じますよね。胸の形が変わるフェチズムにドキドキします。

上栖:あとシチュエーション的に面白いのは、今回の2巻ではランジェリーショップを貸し切りにして、士狼が選んだ下着を唯と翠琴が片っ端から試して、そのままエッチな行為に発展するというとんでもない事もしちゃってます。ここはかなりエロいです。

───あれは本当に凄まじいシーンでした。さらに1巻に続いて、2巻にも美伽と致すシーンがありますが…こちらもシチュエーションが背徳的でゾクゾクしました。

上栖:ああ、例のシーンですね。あのシーンは、締切ギリギリの攻防の中で出てきた部分です。その前の、美伽の胸のボタンが全校生徒の前で弾けるのも予定外だったんですが、あそこでハプニングを入れることで、印象に残るシーンになったかなと。

■最強の士狼と互角の実力!? 新ライバルが登場!

───2巻では新キャラのユーリ・ミハイロビッチが登場しました。ユーリを登場させたきっかけはどういう感じだったんでしょうか。

上栖:バトルものにはライバルキャラは大事ですよねってことで、煉也とは違うタイプのオラオラ系としてユーリを登場させました。士狼と同じく7つの能力を保有している、士狼と同格レベルの強いライバルです。

講談社ラノベ文庫・栗田:Gohandさんのイラストもめちゃくちゃカッコいいのが上がってきました。

上栖:旅団メンバーの煉也や、既にイラストがある鹿島組の片桐なんかと並んでも、引けを取らないようなカッコ良さと強さを感じさせる、とても素敵なデザインだと思います。ユーリは士狼と同等の強さがあるだけでなく、深い因縁もある相手です。士狼を認める者が多い中で、士狼を憎悪をぶつけてくる珍しい存在でもありますね。

───今回の新しい敵についてはいかがでしょう。

上栖:ヴァンパイアの双子ですね。ちゃんと赤い目が左右対称になっていて、髪の毛の色も分け目も違っているんですよ。

───翠琴と凜が双子だから、敵も双子になったんでしょうか?

上栖:実は執筆中には意識していませんでした。後から、そういえば翠琴と凜も双子だったなって(笑)。ただ、二人とは違うタイプのヴァンパイアなので、その辺りも注目して読んでいただければと。今回は、1巻ではバトルの見せ場が少なかった煉也、凜、翠琴、美伽の4人を活躍させようと考えていました。なので敵が一人では物足りなくて、対になる双子のヴァンパイアは良いんじゃないだろうかって着想ですね。2巻は1巻よりも敵が強くなった分、バトルシーンが派手になっています。

■最強主人公を描くときの、話の盛り上げ方

───2巻の初登場キャラは男性が多い感じがしますね。

上栖:そうなんですよ。女性キャラもちょこちょこ出てますが、ほぼ新キャラは男性キャラです。その代わり唯たちメイン級のヒロインたちをしっかりと描いていますのでご容赦いただければと(笑)。

───女性の新キャラといえば、とある戦闘で、右利き2人と左利き2人でフォーマンセルを組んで独特の戦法を取ってきたのが印象的です。

上栖:士狼と美伽が敵のアジトに強襲したら、下手をすると最強すぎて一発であっさり終わっちゃうんです。だったら前段階として、新キャラともバトルさせようってことに決まりました。

───ああいう豊かな戦闘シーンも、本作の魅力に繋がっていると改めて感じました。士狼一人でもチートなのに、美伽まで加わったら無敵感ありますよね。

上栖:ボスキャラを二人にしたのも、士狼が強すぎるので、強敵が一人だけだと危機的な状況が作りづらかったんです。2巻の後書きでも書いたんですが、その辺り『ワンパンマン』や『ザ・ファブル』が上手にやっていて凄いなって(笑)。

───なるほど、最強キャラだとピンチにさせるのが作者的には難しいと。

上栖:そうなんですよ。なので今回は、士狼はともかく餓狼旅団としては危機的な状況に陥っています。そこでドキドキハラハラ盛り上がるように作りました。『ワンパンマン』もそうなんですが、サイタマが出てきたら、絶対にどんな敵でも倒せます。けれど他のキャラクター達が苦戦するところで、読み手が盛り上がれる構造を作っています。士狼が介入すれば簡単に解決することでも、遠くで誰かが襲われてしまうところまでは、さすがの士狼も手が及びません。そこで主人公の最強っぷりと、爽快感を損なわずに盛り上げることを両立させられるんです。

───最強主人公ならではの難しさを感じました。

上栖:もちろん、主人公がずっと敵を蹴散らしていく物語も、爽快感としてすごく大事という考え方もあります。ただ私の小説では、物語の盛り上がりが作りづらくなって、そこまでは割り切れなかったりします。士狼と美伽の二人が超絶最強なので、この二人が動いたら全ての事件が解決してしまう。なので敵を二手に分けたり、士狼と美伽をまとめて行動させたりといった工夫をしています。

───唯の回復能力も、制限がついていることで乱用できなくなっています。

上栖:回復能力も扱い方によってはチートになってしまいますよね。唯の回復能力は神羅坂の冷却能力が絡んでいたりして、そのあたりはおいおい書いていけたらと思います。

───非戦闘員である唯にも、出番がきっちり用意されていたのは嬉しいです。

上栖:守られているだけのヒロインではなく、唯も役に立たせたかったんです。彼女は真面目だから思いつめちゃいますけど、今回も冷却能力で敵を圧倒したりしていますし、弱いわけじゃありません。なので「委員長はちゃんと役に立っているんだよ」って士狼に言わせることで、唯の役割を示せたのかなと思います。

───唯や翠琴も含めて餓狼旅団の全員に出番があって、2巻を読んでいてすごくテンションが上がりました。

上栖:士狼と唯のエピソードに絞ればドラマとしては綺麗ですが、他のメンバーが活躍できません。2巻は士狼と唯を活躍させつつも、オールスターで餓狼旅団の全員に見せ場がある話に仕上げました。

───餓狼旅団以外でも、1巻から登場している鹿島組の片桐と堂珍がおいしいところを持っていったり、スポットが当たっていましたよね。

上栖:そうですね、今回は二人を掘り下げることもできました。2巻のエピソードはもともと士狼、ユーリ、片桐、そして1巻で名前だけ出ていた黄の4人の関係を描くところから詰めていきました。その結果「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯」の世界観を1巻よりも掘り下げることができましたので、2巻でさらに楽しめるものが仕上がった好感触があります。

■ブックレットやイラストカードなど、2巻の店舗特典 情報

───今回、店舗特典はあるんでしょうか?

講談社ラノベ文庫・栗田:主要店舗4つで店舗特典があります。上栖さんには今回もたくさんのSSを書いて頂きました……ありがとうございます!

■上栖「小説にとどまらない、
プロの作家チームを結成しました」

───コミック版1巻だけじゃなくて、原作2巻にも特典がつくんですね。さて次回、3巻の内容はどんな内容でしょうか?

上栖:運び屋レムにまつわるエピソードになります。彼女の秘密や背負っているものが明らかになったりしつつ、舞台は裏吉祥寺を飛び出して海と温泉に行かせようかな……と。そこで新たな敵との戦いが繰り広げられます。そして唯とのイチャイチャもありつつ、美伽との濡れ場もありつつ、レムとの初サービスシーンもありつつ……の予定ですので、続刊も楽しみにしていてください!

───すでに3巻の執筆中ってことですね。

上栖:はい。あと最近の活動としては、仲間たちとプロ作家集団を作りました。20人を超える作家が集まっていて、その中の10人近くがアニメ化作家なんです。

───それはかなり豪華なチームですね。ラノベ作家が集まって、何をされるんでしょうか?

上栖:一つは、近年ゲーム仕事が増えてきましたので、ゲームシナリオを担当することです。でもそれだけに留まらず、オリジナルIPものも手がけていく予定です。要は、ライトノベル以外にも色々チャレンジしていこうという作家の集まりですね。

───様々なジャンルの創作集団ということでしょうか?

上栖:そうですね。参加者が多い事もあり、ありがたい事に人脈やパイプも充実していますのでゲームシナリオから、アニメの企画・脚本、マンガの原作、朗読劇にリアル系イベント、そして自分たち発信のオリジナル作品なんかもいい形で発表できればと思いますので、ぜひ皆さんご期待いただければと。

■「青系」タイトルのマンガには天才ものが多い!?

───ここからはパーソナリティに関する質問です。最近お二人がハマっている作品はありますか?

上栖:講談社のマンガでは『ランウェイで笑って』『ザ・ファブル』『波よ聞いてくれ』など。他には『アオアシ』『BLUE GIANT』『ブルーピリオド』……って、青系のタイトルが多いんですよ。

───「青」縛りになってますね(笑)。

上栖:しかもこの「青」系3つの作品には共通点があって、全部天才を描いてるんです。私は昔から天才を描く作品が好きで、他には『アクタージュ』とか、『G戦場ヘヴンズドア』にも天才が出てきます。ただ天才系の作品って暗かったり重かったりする事が結構多いんですよね(笑)。どうしても自分と向き合う内面的な話になるので。そういうのが好きという事は、たぶん私の性格が根暗なんでしょうね、きっと。

■王道のファンタジーマンガを読んで育った、
子供時代のカメノヒロ弥

───カメノ先生は子供の頃、どんなマンガに触れていたんでしょうか?

カメノ:小学校の頃、兄が持っていた『ONE PIECE』『シャーマンキング』が好きで、模写していました。当時は学習ノートにマンガを描いて、友達と見せあったりすることを日課にしていたんですよ。

───その時から、プロのマンガ家になりたいって意識していたんですか?

カメノ:マンガ家になりたいとは思っていました。けれど中学に進学してからは、周りに絵を描く友達がいなくなってしまって、絵をほとんど描いてなかったです。

───いったんマンガから離れたんですね。

カメノ:でもその頃もマンガは好きで、『FAIRY TAIL』が大好きでした。

───ずっと王道のファンタジーマンガを嗜んでいたと。それらの作品が、今のマンガ家業に影響している部分はありますか?

カメノ:私の「カメノヒロ弥」ってペンネームは、好きな作家さんに「ヒロ」という文字がついていることが多かったからなんです。うちの本棚を見ながら、『シャーマンキング』の武井宏之先生、『FAIRY TAIL』の真島ヒロ先生、『鋼の錬金術師』の荒川弘先生。みんな「ヒロ」がついていて、これだ!って(笑)。

上栖:あーなるほど! って、そっち!?(笑)

───そこから、プロのマンガ家になった経緯はどんな流れですか?

カメノ:高校在学中に進路を決めることになり、大学は嫌だったので手に職をつけようと思って専門学校をたくさん見学しました。その時も将来はマンガ家になりたい気持ちが心の片隅にあって、マンガ系の専門学校に進んだという経緯ですね。

■カメノ「緻密に描きこんで、
原稿を黒く塗りつぶしたい欲求が強い」

───最近ハマった作品はありますか?

カメノ:『メイドインアビス』がお気に入りで、特に世界観に魅力を感じています。大穴に潜っていくだけの一方通行。戻ってこようとするとヤバくなるじゃないですか。ああいう世界観にロマンを感じますね。

上栖:ダークな雰囲気が好きなんですか?

カメノ:好きですね。ホラーとかもたまに描きます。

上栖:さっきまでの王道ファンタジーとは別路線ですね。

カメノ:ホラーは見るよりも描く方が好きなんです。グロテスクなものを好んでいるわけじゃなくて、マンガの画面を黒く塗りつぶすのが好きなんです。だから背景がぎっしりと描かれているマンガが好みだったり。

上栖:なるほど、『ONE PIECE』『FAIRY TAIL』『メイドインアビス』、どれも背景を描きこんでいますからね、納得です。

カメノ:そうそう(笑)。だから先程言ったように、テスラの車、凜や美伽の細かい装飾なんかをびっしりと描くのが好きなんですよ。

上栖:背景のビル群や家具にもこだわってますよね。

カメノ:はい、こだわりました。おそらく私は原稿を黒くしたい欲求が強いんです(笑)。原稿を黒くしたいのは、ベタ的な意味もそうですが、個人的に線を引くのが好きなので、カケアミを入れたりして画面の密度を上げたいのかなぁと。ただお色気シーンでは綺麗に見せたいので、カケアミなどあまり入れないようにしたり、逆に6話の10p〜14pの唯の回想シーンでは、ダークな雰囲気にしたかったので、ベタやカケアミを多く入れたりして見せ方を変えています。6話10p3コマ目の床の線は一本ずつ引いて精神統一してましたね。こういうことするの楽しいんです。

───それではお二人から、皆さんへメッセージをお願いします。

カメノ:4月24日に発売されたコミック版『やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯』1巻、お色気要素がいっぱいあります!カッコいいアクションも、背景も、全部お願いします。もし1巻を気に入っていただけたら、その続きがニコニコ静画で読めます。よろしくお願いいたします!

やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯(ニューゲーム) / 上栖 綴人・Go Hands カメノ ヒロ弥 - ニコニコ静画 (マンガ)

上栖:小説の2巻がほぼ同時、4月30日に発売されます。2冊一緒に買っていただいて、「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯」の世界観にどっぷりハマっていただきたいですね。すでにこの記事で画像をご覧いただいているように、原作2巻もかなりサービスシーンに振りつつ、バトルも盛り上がって1巻以上の内容になっています。まだ原作1巻を読んでいない方は、1巻と合わせて読んで楽しんでいただければと思います。今後応援いただければ、良いことがあるかもしれません。ぜひお願いします。

───本日はありがとうございました。

(取材・文:かーずSP



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