2020年10月10日

コミカライズ ペスト1巻 「194X年4月、凡庸な町が熱病に侵される“不条理”」

原作:カミュ&漫画:車戸亮太「ペスト」1巻 カミュの小説「ペスト」を、車戸亮太氏がコミカライズされている「ペスト」1巻【AA】が9日に発売になった。コミックス情報は『194X年4月、アルジェリアの港町オラン。町は前触れなく閉ざされた。恐ろしい流行病によって』、『凡庸な町が突如として熱病に侵される“不条理”』になってる。
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車戸亮太がコミカライズ「ペスト」1巻
カミュの小説を車戸亮太氏がコミカライズ「ペスト」1巻【AA】発売
「町を封鎖せよ。さもなければ感染する」

「医師ベルナール・リウーは、1匹の…死んだ鼠につまずいた」
【この記録の主題をなす奇異な事件は…194X年オランで起きた。
4月16日の朝…、医師ベルナール・リウーは、1匹の…死んだ鼠につまずいた】

「この建物に鼠はいねぇんです」
「先生!あっしの名誉のために言いますがね、この建物に鼠はいねぇんです!」

「本日の合計は206匹」
「本日の合計は206匹、本日の合計は533匹、本日の合計は2360匹、
本日の合計は8125匹。4月29日、本日の合計は――」
アニメイト秋葉原本館
とらのあな秋葉原店A
COMIC ZIN秋葉原店

カミュの同名小説を車戸亮太氏がコミカライズされBバンチで連載されている「ペスト」1巻【AA】が、9日に発売になった。

原作の[ペスト」は、ノーベル文学賞を受賞したフランスの作家:アルベール・カミュが1947年に出版された小説で、コミックナタリーによると『194X年4月、アルジェリア北西部の港町・オランでは町中のいたるところに鼠の死骸が散乱していた。嫌な予感がしながらも、鼠だけに収まってくれればと考えていた医師のリウー。しかし、リンパ腺に強い炎症を起こす患者が次々と出始め……』から始まるお話。

今回発売になった「ペスト」1巻【AA】には、プロローグ、第1話から第9話を収録し(もくじ)、オビ謳い文句は『町を封鎖せよ。さもなければ感染する』、『原作累計160万部突破!』、『今我々が直面している現実を、先人たちに学べ!』、裏表紙は『この病から逃れるすべを、人類はまだ知らない――』、『不穏が忍び寄る逡巡の第1巻』で、折込チラシは『不条理文学の至宝を、激情のコミカライズ!』になってる。

194X年4月、アルジェリア北西部の港町オラン。短い春を謳歌していた町は、前触れなく閉ざされた。恐ろしい流行病によって――。鼠の氾濫、謎のリンパ疾患、錯綜する情報、そして……。凡庸な町が突如として熱病に侵される“不条理”を描き、圧倒的共感を呼んでいるノーベル賞受賞作家・カミュの代表作を、車戸亮太が激情のコミカライズ!! コミックス情報

なお、「ペスト」1巻【AA】の発売に際し、漫画:車戸亮太氏リアルサウンド ブックで『ペストを描いていると、まるで今の世界の有様を描いているような錯覚に陥ります。これは、単に原作が疫病ものであるからではなく、作品に込められた普遍性がそうさせるのだと思います。不条理な災難に見舞われた人間の反応というものは、時代や地域が違っても、変わらないものなのでしょう。それを表現し、書き上げたカミュに対し、畏敬の念が深まるばかりです。この先も、その普遍性を損なうことなく、最後まで描ききれるように精一杯努力する所存ですので、是非ペスト第1巻、お手に取って頂ければ幸いです』とコメントされている。

「ペスト」1巻コミックス情報 / 漫画:車戸亮太氏のTwitter

「オ゙ェェェッ。ちくしょう…焼けるみてぇだ…」

「感染るのか?」

「同症例はこの3日間ですでに20件以上発生しており、ほぼ全員が死亡している」

「これはペストです」
「委員会はこれを…ペストとは認めない」
「仮にこれをペストとして発表すれば…人々は病院に殺到するだろう」
「もしペストであった場合…私は都市封鎖を行わねばならない…」
「患者用の、隔離病棟くらいは用意する」
《5月9日(保健委員会招集から5日後)》「昨日は40人亡くなったって」


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【関連リンク】
新潮社 / Bバンチ / Twitter
「ペスト」1巻コミックス情報 / 作品情報
漫画:車戸亮太氏のTwitter
ペスト第1巻が本日発売です
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不条理文学の至宝『ペスト』が漫画化 作品に込められた普遍性
今、最も読むべき不条理文学の至宝、カミュの代表作『ペスト』の本格コミカライズ第1巻

新潮社「ペスト」書籍情報
アルベール・カミュ - Wikipedia
ペスト (小説) - Wikipedia
70年前の長編小説「ペスト」が改めて読まれている理由
再注目されるカミュ『ペスト』 70年前の名著は驚くほど"コロナ時代"を予見していた
カミュ「ペスト」は教えてくれる。"疫病という不条理"に反抗する最後の方法を
新型コロナの予言に満ちた小説『ペスト』が示す感染症の終わり
カミュの小説「ペスト」在庫切れ相次ぐ 伝染病の脅威、後手に回る行政

「流行病」という奇禍を前にして個人・為政者・社会の逡巡や判断の様式は気持ち悪いぐらい似通い


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