2023年01月17日

アラバスターの季節1巻 「猫があふれる島の高校で送るインモラルな美術部青春譚!」

高津マコト「アラバスターの季節」1巻 高津マコト氏のコミックス「アラバスターの季節」1巻【AA】が16日に発売になった。裏表紙は『まだ何者でもなく、居場所を探し続ける高校生「銀」の前に現れたミューズが、日常に彩りを添えていく――』で、オビ謳い文句は『猫があふれる島の高校で送る不道徳(インモラル)な美術部青春譚!』だった。
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高津マコトの漫画「アラバスターの季節」1巻
高津マコト氏のコミックス「アラバスターの季節」1巻【AA】発売
「猫があふれる島の高校で送る不道徳(インモラル)な美術部青春譚!」

「気をつけろよ、てっぺー」
「気をつけろよ、てっぺー。通報なんかされたらオバケより厄介だぜ」

「三人で描いてんだろ」
美術部所属の高校生・町田銀
「まあちょっと待ってろって、三人で描いてんだろ?」

「キャンバスの上でやんなッ」
「ラクガキするなら、キャンバスの上でやんなッ!」
ゲーマーズ本店
COMIC ZIN秋葉原店
特典:イラストカード
メロンブックス秋葉原1号店
特典:イラストカード

高津マコト氏がヤングキングアワーズGHで連載されているコミックス「アラバスターの季節」1巻【AA】が、16日に発売になった。

『アラバスターの季節』は、コミックナタリーによると『美術部に所属しながら、部活には顔を出さず、夜な夜な廃墟団地の壁に仲間と落書きをしていた町田銀は、ある晩現れた色の白い女性に落書きを注意され、大切なスケッチブックを取られてしまう。次の日、学校で彼を待っていたのは、新任の美術教師・咲坂による呼び出し。彼女は、昨晩会った雪花石膏(アラバスター)のような肌を持つ女性だった。咲坂先生はスケッチブックを返してほしいなら、自分をモデルにヌードデッサンをやらないかと裸で迫ってきて…』から始まるお話。

今回発売になった「アラバスターの季節」1巻【AA】には、第1話から第6話を収録し、裏表紙は『息詰まるような島での生活。まだ何者でもなく、居場所を探し続ける高校生「銀」の前に現れたミューズが、日常に彩りを添えていく――』で、オビ謳い文句は『透き通るような白い肌、それはまるで「雪花石(アラバスター)」のように』、『猫があふれる島の高校で送る不道徳(インモラル)な美術部青春譚!』だった。

息詰まるような島での高校生活。廃墟団地に落書きをしていた町田銀は色の白い女性に注意されスケブを取られてしまう。次の日、学校で美術教師の咲坂に呼び出され、行ってみると彼女は昨晩に会った雪花石膏のような白い女性で!?思春期青春譚! コミックス情報

「アラバスターの季節」1巻【AA】の感想には、ぐりんさん『迷える少年銀ちゃんを導くお姉さん的な美術のさくら先生がすごく魅力的で、2人の会話や距離感が心地良く好き。先生のヌードデッサンを描く事で銀ちゃんも先生も救われてく感じがする。紫ちゃんに笑顔を、牧ちゃんをもっとw』、KONの徒然日記 新館さん『美術の事は全然分かりませんが官能的だったり、悪戯な表情を見せたり、時には悩んだりするさくら先生と若さゆえに将来などに悩む銀の大人と若者の青春模様が見ていて面白かったです』などがある。

なお、作者・高津マコト氏後書きで『学生時代に師事した先生方はいつ部活に行っても楽しげに作品の事を話し、好きな音楽をかけ、おいしそうなコーヒーを淹れ、一人もくもくと大きな絵を描く方ばかりで、浅はかにも美術教師って何て楽しい仕事なんだろうと思っていたものです。「親兄弟・友人とも違う距離にいる不思議なオトナの人」、さくら先生はそんなイメージで描いています』と、書かれている。

「アラバスターの季節」1巻コミックス情報 / 高津マコト氏のTwitter

美術教師・咲坂さくら
「いまから先生としようよ、ヌードデッサン」

「(目の前にあるのは、さくら色の夕日を浴びた白い肌。うたた寝する猫を横に置いただけの、ただの真っ白な石膏像――)」

「絵を描く時はもっと対象に欲情しなさい。
つまらないと思って描けば、絵に全て表われる」

「その脇のこっち見てる娘は?」「え?」
「遠足おわったら今日は、美術室に来るように」
「動く…な、動くな…、うごくな〜」
「俺が描きたいのは全然…、こんなくすんだ白じゃなくて」
「(先生の、はッ、裸〜!なんてもの描いて…)」
「若い頃勝ち取った自信っていうのはね、得がたい程、価値のある物になるのよ」




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