2023年09月15日

モンゴル後宮譚 天幕のジャードゥーガル3巻 「ファーティマが本格的に魔女ルート」

トマトスープ「天幕のジャードゥーガル」3巻 トマトスープ氏のコミックス「天幕のジャードゥーガル」3巻【AA】が14日に発売になった。13世紀モンゴル帝国の後宮を舞台にし、裏表紙は『オゴタイ正妃・ボラクチン参戦』、地蔵薬師さんの感想『ファーティマが本格的に魔女ルートを進み始めて、知恵と口八丁で乗り切っていく緊張感が凄い』などがある。

トマトスープの漫画「天幕のジャードゥーガル」3巻
トマトスープ氏のコミックス「天幕のジャードゥーガル」3巻【AA】発売
「このマンガがすごい!2023オンナ編第1位&マンガ大賞2023第5位」

「(モンゴル帝国は金国にとどめを刺すべく、遠征の準備を進めていた)」
「(二代目の皇帝に即位したオゴタイ・カアン。彼の治世のもと、モンゴル帝国は長年の宿敵・金国にとどめを刺すべく、遠征の準備を進めていた)」

「(モンゴルに混乱をもたらすなら、トルイ家と拮抗する勢力が必要)」
「(モンゴルに混乱をもたらすなら、トルイ家と拮抗する勢力が必要…
そこにチャガタイ家は欠かせない)」

「ファーティマにお任せくださいまし」
「私がドレゲネ様のお使いとして、チャガタイ様にご挨拶に伺いますわ。
ファーティマにお任せくださいまし」
メロンブックス秋葉原1号店
COMIC ZIN秋葉原店
特典:イラストカード
アニメイト秋葉原2号館
特典:メッセージペーパー

トマトスープ氏がSouffleで連載されているコミックス「天幕のジャードゥーガル」3巻【AA】が、14日に発売になった。

『天幕のジャードゥーガル』は、3巻巻頭のあらすじによると『13世紀、イラン東部で学者一家の預かり奴隷となった少女シタラ。一家の息子ムハンマドから「知」の大切さを学び平和な日々を送るも、モンゴル帝国の襲来により全ては一変、帝国へと連行されることに。「ファーティマ」と名乗り、トルイの第一妃・ソルコクタニの侍女となった彼女は、オゴタイの宮廷(オルド)で第六妃・ドレゲネと運命的に出会う』から始まった、13世紀モンゴル帝国の後宮を舞台にしたお話で、「このマンガがすごい!2023 オンナ編」第1位などを受賞された作品。

今回発売になったコミックス「天幕のジャードゥーガル」3巻【AA】には第15話〜第21話と「錬金術と煉丹術」解説を収録(もくじ)し、コミックス情報は『「このマンガがすごい!」初の歴史マンガで第1位に輝いた最注目作、第3巻!』で、裏表紙は『オゴタイ正妃・ボラクチン参戦』などだった。

13世紀。チンギス・カンが建てたモンゴル帝国。その第二代皇帝として即位したのは、最有力候補の第四皇子・トルイではなく、第三皇子・オゴタイだった。一方トルイの正妃・ソルコクタニから彼女の密偵として他家の宮廷(オルド)へ放たれたファーティマは、その先でオゴタイの第六妃ドレゲネと出会い、怒りを通わせる 裏表紙

「天幕のジャードゥーガル」3巻【AA】の感想には、地蔵薬師さん『ファーティマが本格的に魔女ルートを進み始めて、知恵と口八丁で乗り切っていく緊張感が凄い』、AQMさん『知恵と機転と胆力で、より偉い立場の人間に認められ気に入られて出世(?)していく様は小気味良いですねw』、しもこしさん『トルイ、チャガタイに対して、明らかに異なる視野を持つオゴデイが興味深いな』、はこもとさん『どのキャラクターも魅力的だけど、皆が幸せにはならなさそうなハラハラ感…(でもそこが面白いんだよなあ)』、ユキムラモロカズさん『可愛らしい絵柄とのギャップが相変わらずエグい。最高』などがある。

なお、作者:トマトスープ氏カバー折り返しで『歴史上のできごとを確認する時、地図を見ながらだとおもしろいです。最近は立体的に地形を見られるソフトがあるので、人間の行動が地形や環境に影響を受けていることがよりリアルに想像できるようになりました。ただし…山や川って結構頻繁に動くんですね。最近知ってびっくりしました』などを書かれている。

「天幕のジャードゥーガル」3巻コミックス情報 / トマトスープ氏のTwitter

「ボラクチンはチンギス・カンに嫁いでいたのよ。それをオゴタイが相続したの。
父の死後、実母以外の母を息子が娶る…ここではよくあることよ」

「…何か考えがあるのね」
「はい。ただしその前に、今度はドレゲネ様の力を貸してくださいませ」

「“アル・イクシール”。不朽の肉体を作る秘薬。
それがペルシアの錬金術の真髄でございます」

「(1230年8月に発ったモンゴル軍は、翌年5月までに鳳翔府を陥落させる)」
「モンゴルが手に入れた知識人たちの多くが、トルイ家のものになっている」
「私はソルコクタニ様のもとにおりましたから」
「私は、オゴタイ様とあなたさまに希望を見ました」
「大カアンは毒を盛られた」
「トルイ様が…」「えっ」


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【関連リンク】
秋田書店 / Souffle / Twitter
「天幕のジャードゥーガル」3巻コミックス情報(試し読みあり)
Souffle「天幕のジャードゥーガル」連載ページ / Twitter
コラム「もっと!天幕のジャードゥーガル」連載ページ
「天幕のジャードゥガル」コミックス1・2巻 好評発売中! - YouTube
トマトスープ氏のホームページ / Tumblr / Twitter / pixiv
毎回ドキドキしながら編集さんと作っていますので、楽しんでいただけたら嬉しいです!
奴隷少女が学者一家に拾われる (1/10) (2022/08)
ファーティマ・ハトゥン - Wikipedia
「天幕のジャードゥーガル」が1位 このマンガがすごい!2023(2022/12)

【感想リンク】
ファーティマが本格的に魔女ルートを進み始めて、緊張感が凄い
より偉い立場の人間に認められ気に入られて出世(?)していく様は小気味良い
明らかに異なる視野を持つオゴデイが興味深いな
どのキャラクターも魅力的だけど、皆が幸せにはならなさそうなハラハラ感…
可愛らしい絵柄とのギャップが相変わらずエグい
かなり狡猾に立ち回り始めたと思ったら、実際は蚊帳の外でちょっと笑ってしまったw
翻弄してやるつもりが、翻弄されてしまった…という3巻
成程そうくるか〜という展開で面白かった
このペースでキチンとワクワクする話紡げるのは凄いなぁ…
人の権力への欲望、怖い
ドレゲネ様っていう共犯者が居ることで互いに降りれなくなっているのかも
強大な武力あっての平和な交易が可能となる…というエピソードが面白い
史実に沿った話だろうけど、史実を知らないから純粋に楽しめるし面白い
天幕のジャードゥーガル(3) |感想・レビュー・試し読み - 読書メーター
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