トンデモにいちゃもん

2009年09月08日

選挙が終わっても、吹き上がりは収まらないようだ

CNN.Japanったら、ひどいのよ!
巨大なネズミの仲間の新種発見 パプアニューギニア
とか言っておきながら、写真を載せてないのよ!
プンプン。
この間も「巨大食虫花の新種発見」とかいって写真載せてなかったし。

でも今回は、英語サイトで見つけられました。
嬉しくて、魚拓とっちゃった。てへ。
New giant rat species discovered

なんていう、かわいらしいエントリーを上げようと思っていたのだが。
Yahoo!ニュースで、うっかり「下のほう」を見ちゃったら
バカエントリーを書く気分が、すっかり萎えた。


「下のほう」。
そう、それは「みんなの感想」。

昔から「なんだかなあ」の「みんなの感想」だけど
選挙が終わっても収まらない吹き上がりに、そろそろかなりうんざり。

さっき見たのは、↓こんな記事だから
日中韓首脳会談、来月で調整=鳩山氏、アジア重視発信へ−中国
まあ、想定の範囲内なんだけど。

↓こんなんとか
民主党の温暖化対策好感=米国にも刺激と期待−欧州

果ては、↓こんなんまで。
人気漫画家たちが週替わりで偉人を描く『週刊マンガ日本史』新創刊


民主党のマニフェストには賛成できない点もあるし
あれらをみんな実行しようとすると、整合性はどうよ? とか
本当にできるの? とか
アヤシイ人も多いんだよなぁ、、、とか。
問題も多々あるとは思うのだが。

どうも、わしが心配しているのと真反対の方向に
もう、そりゃそりゃ、ものすごく心配しまくっている方々がいらっしゃるようで。

良くも悪くも。

民主党政権になっても

そんなに吹き上がって心配するほど

すんげー変化は起きねぇと思うぞ。



ということで。
皆さん、もう少し落ち着いてくださいな。

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2009年08月27日

今さらながら、田母神さんに(またまたまたまた)あきれる

田母神さんの「広島の平和記念式典の参加者に被爆者や二世はほとんどいない。左翼ばかり」発言に関して
本日の東京新聞「筆洗」が毅然としたまとめをしていた。

広島市に確認したところ、被爆者や遺族のための席2500人分は埋まり、一般席に座っている被爆者も多数いた、として。

田母神氏が核武装を主張するのは自由だ。支持者も多いと聞く。議論は大いにやればいい。しかし、平然とうそをまき散らすなら、主張は説得力を失うだろう。
(強調は引用者による)

まったくである。
「広島の知人に聞いた」不確かな情報をいつまでも振りまき続けては、本人の今後の「言論活動」に悪影響を及ぼすだろう。

あ、でも、さすがに本人もそのぐらいのこと分かっているか。
そろそろ、何か弁明をしているかも。

と思い、ご本人のHPに飛んでみる。

田母神俊雄――公式HP――
デザインセンスに、ぶっ飛ぶ。。。

えーと、ご本人の弁が書いてあるとしたら、きっと、この「田母神ルーム」だな。
と思い、飛ぶと。。。

・・・堂々と、全く同じことを主張している。。。
驚きのあまり、魚拓をとってしまいました。

広島の原爆慰霊祭について

被爆者とは関係ない人たちが全国からバスで集まってくる、日教組の先生に引率された小中学生もたくさん参加している、とした後に、こう続く。

 
NHKなど日本のマスコミは何故真実を報道しないのでしょうか。誰が参列しているのかを知ったら、日本国民のあの慰霊祭に対する感じ方は全く違ってくるはずです。マスコミは慰霊祭の最も根幹になる部分を隠蔽しているのです。数人の広島市民の人たちが、あの慰霊祭について苦々しく思っていることを私に話してくれました。
来ましたね、「マスコミは信用ならない、マスコミはサヨクの味方、マスコミ報道を信じちゃいけないよ、ぼくだけはマスコミの報道しない真実を知っている」という一部の方々のお得意パターンが。

マスコミが素晴らしい、マスコミの言っていることはみな真実。
とは、当然、思わない。
しかし、誤報を流したときの痛手はわしら素人が同じことをしたときの比ではないので、マスコミは少なくても田母神さんよりは取材をしていると思うぞ。
だからマスコミ報道、「数人の広島市民の人たち」が言ったことよりは信じられると思うぞ。

「事実じゃないもの」の上にいくらご立派な「論」を積み重ねても、そんなもん、聞くに値しない。
・・・と、わしは思うのだけれど。

講演情報を見ると、引っ張りだこじゃん orz

自分の考えに合った耳触りのいい言葉なら、事実だろうと事実じゃなかろうと、そんなことはどうでもいい。
っていう人、結構、多いのかしらねぇ。。。

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2009年08月26日

プロパガンダのススメ?

今朝の毎日新聞社会面に、ある映画の広告が小さく載っている。
映画のタイトルは『意志の勝利』。
監督は、レニ=リーフェンシュタール。
広告には
「1934年―――幻のプロパガンダ映画」という惹句が書かれている。

ジャバ「これ、見てみたいな」
わし「えーと、オリンピックの映画?」
ジャバ「いや、それじゃないだろう」
わし「リーフェンシュタール、他になに撮ってたっけ?」

と気になっていたのだが。

ネットでニュースをチェックしたいたら、思わぬ方に教えていただく。
本日の産経抄

 
▼「意志の勝利」は、ヒトラーが政権を掌握した翌年の1934年、ニュルンベルクで開かれたナチス党大会を記録したものだ。無論、ナチスの宣伝を目的としたプロパガンダ映画なのだが、空撮やクローズアップといった技法を駆使し、映像がなにしろ美しい。
あぁ、そうだ、そうだ。
党大会の映画だ。

高齢になってから撮影した海中映像をチラッと見たことがあるけど
あれも素晴らしく美しかったから
きっと、この映画の映像も美しいんだろうな。
沢木耕太郎『オリンピア―――ナチスの森で』で描かれたリーフェンシュタールは
イデオロギー的なことよりも「芸術」に対するこだわり、熱狂がすごい人だという印象だけど
そのこだわりと熱狂でヒトラーを撮ったら
そりゃあ、いろんな意味ですげーだろうなあ。

などと思いつつ、産経抄を読み進む。
と、後半が。。。。

 
▼リーフェンシュタールの孫やひ孫の世代にあたる日本の映像作家は、幸か不幸かプロパガンダ作品はあまり得意でないらしい。連日、テレビで放送されている政見放送のつまらなさには辟易(へきえき)とさせられる。

  ▼小選挙区制導入以降、衆院選挙区の政見放送は、政党が独自につくったプロモーション映像をそのまま放送できるようになったが、どれもこれも似たようなものばかり。選挙区の候補者たちも一言ずつスローガンを語るのだが、こちらの物覚えが悪くなったせいか一人も記憶に残らない。

 ▼政権選択選挙である衆院選は、政党本位で戦うのが筋だが、候補者個人の資質を見極めるための情報も重要だ。「意志の勝利」の足元にも及ばぬ政党のイメージ映像を何度も垂れ流すくらいなら、演出無しで候補者が5分半、カメラに向かって自らの所信を語る昔ながらの政見放送を復活させた方がよほどいい。
政見放送がつまらないということが言いたいんだろうが
前半のリーフェンシュタールの話からこう続けられると
「プロパガンダ映像のススメ」のように感じられてしまい
揶揄するとか、ちゃかすとかじゃなくて
真剣に、怖くなってしまった。

これ、ドイツの新聞が書いたら、どうなるんでしょうね?

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2009年08月06日

八木センセーの『正論』。大傑作!!

田母神さんの講演会、どうなったかしら?
こういったものの速報が早いのは、やっぱり産経新聞よね。

と思いネットをのぞいたら、すごいもの発見!

って、昨日の『正論』だから、もう皆さんご覧になっているかもしれないけれど。

【正論】高崎経済大学教授・八木秀次 民主党の本音隠れる政権公約
 「政権交代可能」であるためには2つの政党の有する価値観、政治イデオロギーに質的差異があってはならない。

そうだったのかーっ!!

ここ、最初から4行目なんだけど、ここで大ウケしてしまい
続きがなかなか読めなかった。

まあ、続きを読んでもいつものようなものなんですが。
自民党の左派が利権の関係や「何となくリベラル」といったところであるのに対して、民主党の場合は本物の左翼、職業左翼で、プロの活動家を抱えている。


そうした民主党が政権をとれば、どのような事態になるかについて私たちは15年前の村山政権で経験している。社会党の委員長を首相とした村山政権はわずか1年半の政権だ。が、その間に何を行ったか。日教組の主張を取り入れ「ゆとり教育」が強化された。ジェンダーフリーという非科学的な発想に基づいて男女共同参画社会基本法を制定すべく審議会を設置したのは政権誕生直後のことだった。歴代の政権が踏襲せざるを得なくなっている戦後50年の村山談話ももちろんこの政権の置き土産だ。自治労や日教組などが地方で活動しやすくすべく、政府の統制を奪って過度の地方分権を進めたのもこの政権だ。挙げればきりがない。彼らは政権を去った後も長く影響力を行使し得る楔(くさび)を打ち込んでいったのだ。

こいつぁ、大変だーっ!!

・・・って。
デムパ浴はこのぐらいにして、仕事すっか。

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2009年07月30日

「言論の自由」万々歳!

以前、「表現の自由」万歳! なんてエントリーを書いたことがあるわけですが。

最近、表現の自由は自由度を増しているらしく
自由の種類を変えてたとえるならば

居住、移転の自由があるんだから
俺はそこに住む。
俺の居住、移転の自由を妨げないために
おまえら、出ていけ!」


というレベルのことをおっしゃる方もいらっしゃるようですね。


おぉ、この考え方の基本を提示なさっているのは
やはり、彼の産経新聞さんでしたか!

【主張】日教組集会判決 いかなる言論も守られる

前半で、日教組の教研集会での開場使用を拒否したプリンスホテルに対して、東京地裁が3億円の損害賠償の支払いなどを命じた判決を評価する。
そして後半で、派手な転調。

先ごろ広島市では、原爆の日の8月6日に予定された元航空幕僚長の講演会に対し、秋葉忠利市長が「被爆者や遺族の悲しみを増す恐れ」を理由に、日程の変更を文書で申し入れるという問題が起きた。主催者側は市長の申し入れを拒否し、講演会を予定通り開催するとしており、当然である。

 市長名の文書には表現の自由を尊重するとのくだりもあるが、日程変更の申し入れは言論・集会の自由に重大な制限を加えようとしたとされてもやむを得まい。

 民主主義社会では、いかなる言論の自由も保障されねばならない

ことを改めて肝に銘じたい。
(強調は、もちろん引用者による)


田母神さんが、どんな立派な「言論」をなさるのか。
注目しよう。

gegenga at 14:14|PermalinkComments(10)TrackBack(0)

2009年07月06日

石原都知事が参加したシンポジウムの主催者について調べてみた

6月26日、石原さんは↓こんなシンポジウムで櫻井よし子さんと対談なさったそうです。

【教育】「体罰を考えるシンポ」厳しさ失った指導に苦言(産経新聞)
 「『教育における体罰を考える』シンポジウム」が開かれ、出席者から家庭のしつけや学校の指導に厳しさがなくなっている現状を懸念する意見が相次いだ。

 「教育における体罰条項を考える会」(加瀬英明会長)の主催で、6月26日に東京・六本木で開かれた。


↓こんなこと言っている人もいるし。
外交評論家の田久保忠衛氏は「学校教育法を『体罰を加えることができる』と書き換えるべき。戦後、社会全体がゆるんでいる。こういうとき体罰が必要」と主張した。
おいおい、これを主催している「教育における体罰条項を考える会」ってどんな会だよ?(苦笑)ということで、ちょっと調べてみた。

↓こんなんです。
教育における体罰条項を考える会
続きを読む

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2009年07月05日

「このほか」ですか???

「離婚110番」への相談が増えている、という話なんですが。

夫に内緒で着々「離活」 金融危機で相談激増…熟年も若夫婦も(産経新聞)
 東京都内に住む会社員の女性(40)も、夫の態度に疑問を感じ、離婚を考えている一人だ。昨夏のある日、遅く帰宅すると、夫が突然暴れだし、物を投げつけてきた。以来、自分の口座から多額の貯金が引き落とされたり、話しかけても無視されたり。「夫が何を考えているか分からず、怖くなった」という。

(中略)

 離活に至る事情はこのほか、ドメスティックバイオレンスやモラルハラスメントなどさまざまある。
(強調は引用者による)

えーとぉ。
「このほか」というよりも、この会社員の女性(40)の事例そのものが、ドメスティックバイオレンスなんじゃないかと思うのですが。

離活に至る事情はこのようなドメスティックバイオレンスのほかにも、モラルハラスメントなどさまざまある。

って、書こうとして間違えたのかな。

まさか。
この程度じゃドメスティックバイオレンスじゃない!
とおっしゃるわけじゃぁ、ないですよね??(オソルオソル)

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2009年07月02日

「政治利用」はダメだ!

※7/3追記あり。

「表現の自由」万歳!
につづく
「おまえが言うな!」シリーズですよ(笑)


【産経抄】7月2日(産経新聞)
「新聞に出なければそれは存在しない」。故山本夏彦の箴言(しんげん)のひとつだ。高校野球を主催する新聞に、球児の醜聞が出ないことを、皮肉っている。逆に取るに足らない出来事でも、「新聞に出たら、それはニュースだ」といわんばかりの記事が出ることもある。

 ▼小紙をのぞく多くの新聞が、破格の扱いで報じている元外務事務次官の村田良平氏(79)へのインタビューなど、最たる例だろう。1960年の日米安全保障条約改定時に、日本への「核持ち込み」の密約があったことを認めた、というのだ。
と、のっけから朝日新聞と毎日新聞に喧嘩を売る本日の産経抄。

皆さんご存じとは思いますが、念のために6月30日毎日新聞の社説から。
1960年の日米安全保障条約改定時の核持ち込み密約について、村田良平・元外務事務次官が毎日新聞の取材に対しその存在を認めた。密約が外務省内で文書によって引き継がれてきたことを事務次官経験者が証言したのは初めてだ。
というやつですね。

産経新聞は
 
▼密約の存在を否定する政府を、「嘘(うそ)つき」と非難するのはたやすい。しかし、国家の安全保障に関するやむを得ない機密は、どこの国にも存在する。それを一切認めないという姿勢は、山本の代表的な名言につながる。「正義は国を滅ぼす」。
「国家機密をばらすとは何事だ! あぁ、我がニッポンの安全がぁぁぁぁ」と大騒ぎのようですが。
わしは、↓毎日新聞の考え方に一票。

それにしても不思議なのは、内外の証言や公文書でこれだけ明らかになっている事実をいまもって日本政府が認めないことである。外交や安全保障政策では国益や相手国への配慮から、すべてをオープンにできない場合があることは理解できる。しかし、核持ち込みに関しては安保条約改定から半世紀近く、ライシャワー証言からも30年近くがたっている。米側がすでに公表し、日本政府の元高官も証言していることをなぜ認められないのか理解に苦しむ。
ねぇ。
今さら「機密」でもなんでもないだろ、こんなもん。

そして、産経新聞はこう締めくくる。
▼そもそも今回の報道が、村田氏の意思にかなっているのかはなはだ疑問だ。『回想録』のなかで、総理大臣の靖国神社参拝に対する中国の批判を「不当な言いがかり」と断じ、村山談話を否定し、将来の核戦力の保持にまで言及している。

 ▼硬骨の保守派知識人である氏の発言が、皮肉なことに進歩派メディアにもてはやされている。総選挙を目前にひかえ、政治利用されることはないのか、心配だ。


村田良平さんは

ボクたちの仲間なんだから

朝日や毎日が

インタビューして

政府に都合の悪いこと

なんかしゃべらしちゃ

ダメなんだから!


ってことで、OK?


※7/3 13:20ごろ、追記。

本日の産経新聞社説でも、産経抄と同じ主張を繰り返している。

【主張】核「密約」論議 問うべきは核の傘の信頼
村田氏らが指摘する密約とは、「核を積んだ米艦船の寄港、領海通過や米軍機の飛来は事前協議の対象外とする」との日米了解事項をさす。ライシャワー元駐日大使発言などを契機に、密約の有無をめぐる論議は過去に何度も蒸し返されてきた。「密約はない」と政府が否定するパターンも、これまでと変わらない。
政府が認めているのに、何度も何度も「密約あったんだよね?」といったら、そりゃあ「蒸し返す」でしょうが
ずっと否定している相手に「今度はこんな証言も出ました。それでも密約の存在を認めないのですか?」というのは「蒸し返す」とは言わないだろう。

日本にとっていま重要なことは、北朝鮮の核開発などの新たな脅威に向き合う日米安保体制や拡大抑止(核の傘)のあり方を超党派で冷静に論じることではないか。
とかおっしゃって

国会の場でも、過去を蒸し返すよりも現代の緊急課題に即した抑止論議を最優先してもらいたい。
と、おっしゃるわけですが。

正しい事実認識なしに現状を論じ、今後の方針を決めても
それは、間違える可能性が高い。

日米安保条約とはいかなるものか。
現状を正しく把握してこそ、現実的で有効な方策が決められるのではないだろうか。

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2009年06月15日

産経新聞「金曜討論」には、討論してもらいたかった

この見出しを見たとき最初に思ったことは
「この二人で、このお題で、“討論”は成り立つのか?」
ってことだったんだけど。

産経新聞の「金曜討論」て、二人に討論させるんじゃなくて
二人の人にバラバラにインタビューするものだったのね。

【金曜討論】0歳児からの保育園通い 西舘好子氏、大日向雅美氏


しかし、これは是非、討論してほしかったね。
大日向氏にいろいろと突っこんでほしかった。

たとえば。

『愛情さえあれば子は他人の手で育てられてもいい』という人がいるが、同意できない。母親の役目は昔と変わることなく、とても大きい。にもかかわらず、『母の愛情が生命を紡いでいく』という自然界の本質に思いが至らなくなってしまった。子供は誰が育ててもいいというわけではない
「他人」とは、どういう人ですか?
母親の役目は昔と変わることなく、とても大きい。とおっしゃるからには、母親以外は全部「他人」という分類になりそうなのですが。

この「昔」がいつごろかハッキリしないのですが、もし戦前をイメージしているのなら
戦前の「農家の嫁」は当然、農作業をしていたのだから、その間はおばあちゃんなどの「他人」が面倒を見ていましたよね。

そうすると、「子どもの面倒は“昔のように”母親がすべて見るべき」というのは矛盾しています。


もちろん片親など働かざるをえない事情がある母親もいるが、そうではなく、物質的な豊かさや自己実現を優先させた形で仕事に就いたり、美を優先して赤ちゃんを抱く手のつめを凶器のように伸ばす母も多い。
これだけ「母親が子どもを育てることの重要性」を言っていたら
働かざるをえない母親が働くことも「次善の策」である、ということになりますから
子どもを抱えてなおかつ働かざるをえない母親をすら、責めていることになりますね。

また、爪を伸ばすことと0歳児保育に子どもを預けることにどんな関係が???


育児こそ最も社会的な仕事だ。誰だってできるような会社勤めなどのために子育てを犠牲にしていいのか。
会社勤めって、誰だってできるようなものなんですか?
会社員に失礼でしょう。


などなど。

って、これじゃあ、討論じゃなくて喧嘩になっちゃうか(笑)


しかし、この西舘氏の「母親育児」へのこだわりっぷりは
もしかして孤児院育ちの井上ひさしに対する当てつけなのかしら?
などと、考えすぎてしまうぐらいのすごさだなあ。

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2009年06月07日

韓国人。だから、どうした?

ネットで産経ニュースを見ると、一番上にこんな記事。
【衝撃事件の核心】「前国税庁長官」は韓国人! 身内もだます自称コンサル会長の“手腕

詐欺事件について書かれた記事です。
一応リンク貼ったので、興味のある方はどうぞ。

普段、読まない「衝撃事件の核心」をつい読んでしまったのは、タイトルが気になったから。

「前国税庁長官」は韓国人!

これは、韓国人であることがこの事件の中で大きな意味をしめる、ということか。
それとも・・・。

と思って読んだら、やっぱり、何故わざわざタイトルに「韓国人」と入れるのか、その必要性がまったく分からない。
同日中に、原田被告は再度、元社長に電話をしている。「今から前の国税庁長官と変わるから」。こう切り出した原田被告。間もなく電話口に出たのは、「前国税庁長官」を名乗る人物だった。

 「原田君から事情を聞いたけど、本来はできないことですが、頼みがあったから今回はなんとかしましょう。今後、こういうことはありませんから」

 「前国税庁長官」はこう話した。ところが、この人物は原田被告の知人の韓国籍の男性だった。

 捜査関係者によると、この男性は警視庁の任意の事情聴取に、「事情はよく分からなかったが、原田被告に言われるままに紙を読み上げただけ」と供述。現金を要求するテープの存在やこの男性の供述が決め手となり、原田被告は先月12日に逮捕された。
この話の流れの中で、わざわざ
この人物は原田被告の知人の韓国籍の男性だった。
と書く必要があるのか。
この知人男性が日本国籍だったら
この人物は原田被告の知人の日本籍の男性だった。
と書くのか?


「女性○○」とか「女流○○」とか「女○○」という表現に
「じゃあ、男○○とも言え!」
と不愉快さを感じているわしとしては、在日韓国籍や朝鮮籍の人たちも、こういう表現は不愉快だろうなあと、思ってしまう。
しかも、この場合、犯罪に荷担したのは(参考人として呼ばれただけで逮捕されたりはしていないのだけれど、詐欺の片棒を担いだという意味では“荷担した”といっても過言ではないよね?)「韓国人」と、わざわざ表現してるんだよ。

でも、女がこういったことに不愉快を表明する以上に
韓国籍・朝鮮籍の方々がこういったことに不愉快を表明するほうが
世間(という名の一部の人々)からのバッシングは大きそう。

だから、黙っているほうが賢いのか
女も、在日韓国人・朝鮮人も。

細かいことに目くじらを立てて対立を大きくするよりも
寛容な態度に出るべきなのか。
不愉快さや被害感情は心の内にとどめるべきなのか。
それこそが、融和につながる?


被害にあった側が被害を与えている側に対して「寛容な」態度を求められるのだとしたら
そいつはやっぱし、変な話だと思う。

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2009年04月07日

だ・か・らぁ〜。「逆DV」って、何よ?

碧猫さんから『産経の感覚は独創的』 パート5;DVへの感覚というトラックバックをいただいた。
妻から夫へのDVが“多発”しているという由々しき問題を取り上げた、産経新聞渾身の記事の紹介である(大嘘)。

詳しくは、というか、本当のことは、碧猫さんのところを読んでください。


さて、この記事の約1週間前にも、産経さんはDVがらみで気になる記事を掲載している。
↓こちら。
【法廷から】深酒が原因? 夫を刺殺した“逆DV女”の言い訳

判決が出ていない裁判の傍聴録で、完全に妻を犯人扱い。
さすがの決めつけ力である。
魚拓とる気もしない。

でもいいんです、記事が見られなくなっても。
今回問題にしたいのは、タイトルだから。


今をさかのぼること2年ほど前。
当ブログの古き良き時代(爆!)にもちょっと触れたんだが
ちょっとした疑問  ←このエントリー)
「逆DV」って言葉、どう考えても変だろう。
夫から妻へ、だろうが、妻から夫へ、だろうが
彼氏から彼女へ、だろうが、彼女から彼氏へ、だろうが
DVは、DVでしょ?

女性から男性への暴力を「逆DV」というのは
DV=男性から女性への暴力
と決めつけていることになっちゃうよね。

暴力をふるうのはいつも男性か。
男性から女性への暴力は問題視しても、女性から男性への暴力は問題視しないのか。
これこそ、男性への逆差別じゃないのか。

男性への逆差別を問題視している皆さん!
ここは是非、産経新聞に抗議してくださいっ!


と〆ようとした後に、ふと
「逆DVっていう言葉、一般的によく使われるのかしら?」と思い
ググってみたところ、はてなキーワードにぶつかる。

はてなキーワード 逆DV
これは、すごいぞorz

しかし、「夫から妻へのDV」の99.9%が「殴る、蹴る」なのに対し、
「妻から夫へのDV」の87.5%が、【主に刃物を中心とした凶器を使ったDV】であり、
本来ならば「傷害」又は「殺人未遂」で逮捕されてなくてはならない事象が、この逆DVの大半を占める。
どこのデータだ?

また、フェミニズム(男女共同参画局の平等政策)のイデオロギーにより、
本来「家庭内暴力」の全てを意味する「DV(ドメスティック・バイオレンス)」が、
日本においては「夫から妻への暴力」と半ば限定された意味になりつつある。
また、フェミの陰謀か。

って、フェミニストを名乗る方にもいろいろいらっしゃるようなので
こういっているフェミニストがいないと断言はできないが
私はフェミニストを名乗る方が「DVとは夫から妻への暴力のことです」と言っているのを聞いたことも読んだこともないのだが。

とりあえず、この作者は、はっきりしない「フェミニズムのイデオロギー」の前に
産経新聞を叩いたほうがよいと思ったのでした。

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2009年03月17日

医学書を見て興奮する中学生のような産経新聞

debyu-boさんから「ムカムカする」と評された産経新聞。
まだ続けてやがる。

【産経抄】3月16日
日本初の本格的長編カラー劇映画「カルメン故郷に帰る」は、東京・浅草のストリッパーが、故郷の村に帰って混乱を巻き起こすコメディーだ。「わしが自分で裸で踊るより恥ずかしい」。娘が村でストリップをやると聞いて泣く父親に、笠智衆演じる小学校の校長先生がいう。

  ▼「恥ずかしいということは人間だけが知っていることだ。尊いことだ。尊いことだよ」。人間だけが知る「尊いこと」を伝えるのが、教育のはずなのに、正反対の性教育がまかり通る学校があった。性器の部分が強調された男女の人形などを教材にしていた、東京都立七生(ななお)養護学校(日野市)もそのひとつだ。
産経さんは、ストリップと性教育の区別もつかないようだ。

▼七生養護学校の過激な性教育が明るみに出たのは、平成15年に都議会で指摘した都議が視察し、それを小紙が報じたからだ。
へぇ〜。
視察が2003年7月4日で、あんたんとこがこの問題の第一報を報じたのがその2日前の7月2日だよね。
「土屋たかゆき都議が二日の都議会一般質問で明らかにする。」
まるで「中立」の報道機関のような顔をしているけれど、これって、つっちーと事前にお話し合いができていた、っていうことじゃないの?
東京都七生養護学校問題:ここで記事を確認できます)

この後、また、NHKの慰安婦問題報道の話になってりしてここも充分にむかつくのだが、話がそれてしまうので割愛。

で、〆がこれ↓
▼今回も裁判所は、性教育の内容については判断を示さなかった。問題の本質から目をそらした判決だ。元教員たちは、都教委に没収された教材を取り戻して、再び過激な性教育を広める決意を語っている。やれやれ。

やれやれは、おまえらだ!

先生たちは、性について知的障害児たちに分かるように教えるために、さまざまな工夫をなさってきたのだろう。
知識がなければ、性犯罪の加害者になる可能性も、被害者になる可能性も、高くなってしまうから。

七生養護学校での性教育が「ベスト」だったのか。
性教育についても障害児教育についても素人のわしに判断することはできない。

しかし、「問題の本質」は、「いやぁ、イヤらしい人形〜。キャー、キャー!」「うわぁ、露骨すぎ、この歌!」なんていうレベルの話では全くないだろうよ、ぐらいは、大人として言うことができる。
自分の身体と向き合い、生命を育む行為の意味を理解することの大切さを子どもたちに教えるにはどうすればいいか。
大人なら冷静に、そしてマジメに考えていくべきだろう。


医学書を見て大騒ぎするのも子どもの発達段階としては正常なことだろうし、そういうのってすごく可愛いと思うのだが
仮にも(まったく、仮にもだが)「新聞社」を名乗るところで、多くの人間に読まれる記事を書く人間が、精神年齢中学生では困る。

産経新聞さん、いい年して中学生であることのほうが、性教育よりもはるかに「恥ずかしい」ことだよ。

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2009年03月14日

「女の涙のご都合主義」なんてことをシラッと書く人の「女性尊重主義」とは如何なるものか

昨日のエントリー夕暮菜日記というブログから「都立七生養護学校の性教育裁判」というエントリーをトラックバックいただいた。
ウチのようなおちゃらけたエントリーとは違い、キチンとしていて読み応えのあるものですので、皆さま是非、お読みください。
緑虫さん、トラックバックをありがとうございました。

さて、こちら経由で知ったJANJANの記事。
リンク切れになると困るので魚拓をとり、ペタリ。

産経記者「記憶なし」連発 養護学校の性教育裁判

これも是非是非、全部読んでいただきたいよい記事なのだが、この中からとくに呆れたところをピックアップ。
つっちー関連です。
続きを読む

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2009年03月13日

七生養護学校・性教育に関する裁判。『当事者』産経新聞や都議は??

「キャー、キャー、過激な性教育よ!
これも、ジェンダーフリーのせいだわ!!
ジェンダーフリーは、フリーセックスを勧めているのよっ!!
キャー、イヤらしいわぁ、セックスよ、セックス!!
しかも、フリーよ、フリーーーッッッッッッッ!!!!!!
恐るべきジェンダーフリーが、日本をダメにするのよぉぉぉ〜〜!!」


という、「なんで、性教育とジェンダーフリーを結びつけるんだ???」
というあたりからすべてが謎のジェンダーフリーバッシング。
これが盛り上がり始めたころ、よく「過激な性教育の事例」として使われたのが、七生養護学校の性教育の話でしたね。

視察した都議が大騒ぎで都議会で質問をしたり、性教育で使われた人形の写真が雑誌やネットに掲載されたり、産経新聞が煽ったり。

七生養護学校の元教員らはこの動きを受け、視察をした都議らに対して「教育への不当な介入だ」として損害賠償を求める訴訟を起こしたわけです。
これに対して、東京地裁は昨日、慰謝料の支払いを命じる判決を言い渡しました。
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gegenga at 17:06|PermalinkComments(15)TrackBack(1)

2009年03月05日

トンデモは、奥が深い

昨夜、ネットでザッとニュースをチェックしてから寝ようと思い
ニュースのついでに産経新聞までのぞいてしまったのが、間違えだった。

「遺伝子の大部分が眠っている」 和歌山「正論」懇話会で村上和雄氏
 村上氏は、糖尿病患者に漫才などの「笑い」を与えたところ、血糖値が下がった実験に触れ、「心を変えることが遺伝子のオン・オフに

影響を及ぼす。
われわれの遺伝子の大部分が眠っており、人類の可能性は計り知れない」と強調した。
(強調は引用者による)

人間に限らず、どんな生き物でも、遺伝子が全部目覚めちゃったらメチャクチャになっちゃうんじゃないのか?
なんか
正義を愛する心があれば超人に変身して、巨大な悪を倒せる!
の世界につながりそうな。。。

と、しばし呆然とする。
気を取り直して、続きを読むと。

 
さらに、生物のごく小さな空間に遺伝子情報を書き込み、生命の源となっている大自然の素晴らしさを「サムシング・グレート(偉大なるもの)」と表現。「目に見えないサムシング・グレートや心こそが本当に大切なことだ」と訴えた。
あぁ、そっちの方なのか。

気になって調べてみたら、立派な学者で、しかし、どうも最近トンデモで、という両方で有名な方らしいですね。
全然、知らんかった。

で、もちろん、信じている方もたくさんいらっしゃるようだ。
「ポジティブシンキングが大事なんですね♪」みたいな。

しかし。
科学のお墨付きをもらわないと笑うことすら楽しめないのだとしたら、それはなんか、悲しい話だなと、思った。

gegenga at 11:44|PermalinkComments(7)TrackBack(3)