【ドル円】112.84/112.31/112.77
NY為替市場はドル買いが優勢となり、ドル円も底堅い推移となった。株安・原油安が急速に進むなど、市場はリスク回避の雰囲気を強めている。ダウ平均が一時600ドル超下落するなど米株式市場が下げ止まらない中、序盤のドル円はリスク回の円高の動きで上値が重かった。しかし、朝方の売りが一巡すると買戻しが強まり112円台後半まで戻す動き。重要なポイントの112.50円を回復している。他通貨でのドル高の動きがドル円をサポートした。


【ユーロ】1.1472/1.1359/1.1370 129.04/128.01/128.24
ユーロドルは売りが強まり1.13ドル台に下落。ストップを巻き込んで1.1360ドル近辺まで一時下落しており、21日線を下回った。きょうはECB理事からECBの資産購入終了後のイタリア債のファンディグについて相次いで懸念が出ていた。ECBは量的緩和(QE)政策により、これまでイタリア債を大量に購入してきた。最大の買い手でもあり、それが年内で無くなった場合、来年予定されている2750億ユーロのイタリア債のファンディングを誰が引き受けるのが懸念を示してた。財政赤字への懸念でイタリア債は売りが続き利回りも急上昇している中、来年のイタリア債は不安定な状況に置かれる可能性が警戒されている。


【その他通貨】
ポンドドルも売りが強まり1.27ドル台に下落。ポンドは下値模索が続いているが、合意なき離脱とメイ首相の党首に対する不信任投票への警戒感が根強く、ポンドの上値は重い。市場ではもし、メイ首相の党首に対する不信任投票が回避されればポンドはポジティブな反応を示すことも期待されるものの、その場合でもポンドの上げは短期的なものに留まるとの見方も根強い。結局、EU側と合意した離脱案が議会で承認される可能性は低く、もう一段の波乱も警戒されるとしている。


【日本株】238.04円安の21583.12円 CME日経平均先物 21230(大証終比:-310 -1.46%)
日経平均は大幅反落。19日の米国市場では主要ハイテク株を中心に売りがかさみ、NYダウが395ドル安と3日ぶりに反落し、ナスダック総合指数は大幅続落となった。米長期金利の低下とともに円相場が1ドル=112円台半ばまで上昇したこともあり、本日の日経平均は238円安からスタートした。朝方に一時21526.95円(前日比294.21円安)まで下落すると、押し目買いが入り下げ渋る場面もあった。しかし、中国株の下落が嫌気されて後場の日経平均は安値圏でのもみ合いが続いた。


【米国株】ダウ平均   24465.64(-551.80 -2.21%) ナスダック   6908.82(-119.65 -1.70%)
NY株式市場でダウ平均は大幅続落。ターゲットやコールズの決算を受けて小売株の下げが圧迫したほか、前日同様にIT・ハイテク株に売りが先行し、市場にはネガティブな雰囲気が強まった。小売の決算については年末商戦のシーズンでの弱い見通しが示されており、市場は景気の先行き懸念を強めているようだ。

 これまで上げを先導してきたFAANGなど成長銘柄への不透明感が強まっている。短期的にはIT・ハイテク株の不振が世界経済に大きく影響するとの見解も出始めているようだ。

 朝方の売りが一巡するとIT・ハイテク株にも買い戻しが見られプラスに転じる銘柄もあったが、全体的には売りに押されている。今週は感謝祭ウィークで市場参加者も通常よりは少ない。板が薄くなっていることも荒い値動きにつながっているとの指摘も聞かれた。

 ダウ平均は前日に引き続き大幅安を演じており、原油急落によるエネルギー株の下げもあって、一時600ドル超下落。200日線を下放れる展開が見られている。

 きょうは銀行株の売りも目立った。米国債に逃避買いが強まっており、米10年債利回りが3.03%まで一時低下するなど3%の大台割れをうかがう動きも見られていることから銀行株も売りが膨らんだ模様。銀行株は景気敏感株の一面もある。


【米国債】2年債   2.804(+0.014) 10年債  3.063(0.000) 30年債  3.316(-0.005)
NY債券市場で10年債利回りは横ばい。原油や株式が急落する中、債券市場には逃避買いが強まった。10年債利回りは3.03%台まで一時低下する一方で、2年債は2.8%付近に上昇。ただ、終盤になると10年債利回りも前日付近に戻している。

 なお、10年債のブレイクイーブン・レートは明確に2%を下回って来た。

 2−10年債の利回り格差は26(前日27)。


【各国10年債】
ドイツ  0.350(-0.023)
英 国  1.383(+0.005)
カナダ  2.344(-0.012)
豪 州  2.693(+0.031)
日 本  0.102(+0.005)


【原油】1バレル=53.43(-3.77 -6.59%)
ニューヨーク原油の期近は大幅反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が3.77〜3.75ドル安。その他の限月は3.85ドル安〜横ばい。

 米株式市場の下落を背景に景気見通しの不透明感が一段と強まり、石油需要の減速が連想された。世界的な景気減速懸念が強まっていたなかで、株安でさらに警戒感が強まった。当限は年初来安値を更新している。ダウ平均やS&P500種は10月の急落後の戻りが鈍い。ナスダック総合指数は10月安値を下抜いた。

 時間外取引で1月限に目立った変動はなかったものの、通常取引開始を控えて下げが強まると、通常取引終盤まで売りが続いた。52.77ドルまで下落し、昨年10月以来の安値を更新。


【金】1オンス=1221.20(-4.10 -0.33%)
金12月限は反落。時間外取引で、ユーロ安などを受けて軟調となったが、欧州時間に入ると、英国の欧州連合(EU)離脱に対する不透明感やイタリアの財政問題に対する懸念を受けて下げ一服となった。日中取引では、買い優勢で始まったが、ドル高を受けて戻りを売られた。


【ビットコイン】
1ビットコイン=4390.05(-395.49 -8.26%)
ビットコイン(円建・参考値)(NY時間15:04)
1ビットコイン=494671(-44564 -8.27%)


【経済指標】
住宅着工件数(10月)22:30
結果 122.8万件
予想 122.5万件 前回 121.0万件(120.1万件から修正)

住宅建設許可件数(10月)22:30
結果 126.3万件
予想 126.0万件 前回 127.0万件(124.1万件から修正)


【ニュース・発言】
トランプ大統領
・原油価格の下落を望む。
・FRBの利下げを望む。

クドロー米国家経済会議(NEC)委員長

・FOXでのインタビュー。
・トランプ大統領は中国とのディールに楽観的。
・トランプ大統領は中国が合意したがっていると信じている。
・株式の調整は現れたり消えたりする。
・トランプ大統領が景気重視の政策を翻すことはない。
・米経済は活発。

欧州委員会が武田のシャイアー買収を承認
 欧州委員会は武田薬品によるアイルランドのシャイアー買収を承認した。欧州委員会の承認は買収完了に向けた最後のハードルとなっていた。