2006年05月24日

なぜ 宿毛にイージス艦?

 5月20、21日、原水爆禁止四国大会が高知城ホールでありました。
 その基調講演で、イージス艦の宿毛寄港の背景にある米軍再編の実態を紹介していました。
 イージス艦は核兵器を搭載できることから、非核港湾化を決めた高知県ではとくに問題になっています。でも、事態はもっと深刻です。背景には、米軍再編があり、日本をまるごと基地にしようという企みがあります。宿毛港以前に、1〜2月名古屋港、2月室蘭港、長崎港、鹿児島港、4月秋田港、5月和歌山港、静岡清水港にすでに米軍艦が寄港しています。軍艦が「乗組員の休養と国際親善のために」寄港するなどというのは表向きの口実で、実態は、戦争のとき利用しやすい横須賀以外の港探しのために日本中の出入りしやすい港を調査中なのです。
 もう、日本まるごと米軍基地化は秒読み段階です。現に、山口県の岩国基地は、政府が「騒音対策のために」という口実で2400億円もかけて滑走路を広くしています。でも、これは基地機能の強化であり、厚木基地の2km内にいた赤ちゃんがひきつけを起こすほどの凄まじい騒音を出し続ける空母離着艦技術、米軍パイロットの急降下急上昇訓練も想定されています。岩国基地は、米軍再編により120機ものジェット戦闘機が配備され、アジア最大の米軍基地となる見通しです。ほとんどの岩国市民が住民投票で「ノー!」と怒りの意思表示をしたのは当然ですね。
 高知県民もひとごとではありません。すでに、岩国から発進した戦闘機は、土佐清水市沖の太平洋上で戦闘訓練をしています。
 戦争をできる国にするため憲法9条を改悪し、黙って国のために従う国民を育てるために教育基本法を改悪し、国のやり方に抵抗する市民を弾圧するために共謀罪を法律で決めようとしている、そんな政府のやり方を、黙って見過ごしていていいのでしょうか。私たちはみな、この国の主権者のはずです。(造形通信6月号投稿)
参考図書:江畑謙介『米軍再編』

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