5月13日、高新文化ホールで、品川正治さんの講演『憲法改悪にものもうす』を、サロン金曜日@高知主催で開催した。
品川さんは1924年生まれ。損保会社の社長、会長を経て、経済同友会終身幹事。現在「世界中で一番困っている人々を助ける」国際開発センター所長。
戦時中の旧制高等学校で品川さんは「どう生きればいいか」と、苦行僧のような学業をした。1944年徴兵され中国戦線で迫撃砲を4発受け負傷、右足には今も銃弾が残っている。
******
1945年8月15日終戦。俘虜収容所で、「終戦」ではなくなぜ「敗戦」と言えないか大論争になった。中国大陸でつらい目にあった。もう二度と戦争はしない。政府とは違う意味で「終戦」と言おうと一致した。
戦争放棄をうたった憲法草案に、歓呼の声をあげた。これは、アジアへの贖罪になる、と。
憲法9条第2項により、60年間、ただ1人の外国人も殺さなかった。軍需産業を産業構造にもたない国家が経済成長を遂げた。
しかし、支配政党は「もう二度と戦争はしない」と考えてはいない。自衛隊をもった。自衛隊をイラクに送った。憲法9条第2項は、もうボロボロの旗になったかのようだ。
しかし、この旗竿を離してはならない。憲法9条第2項は、正義の戦争をふくめ戦争そのものを否定している。世界にはほかには無い。この旗竿を離してしまえば、戦争放棄という考え方そのものが世界から消える。
憲法9条第2項は、21世紀には世界で普遍的価値をもつであろう。
平和憲法をもつ国としての、経済、外交があるはずだ。
憲法改悪に国民が『ノー!」と言えば、支配者のしてきたことの否定になる。
憲法改悪に国民が『ノー!」と言うことが、外交になる。
日本は国民主権の国。逃げ口上は許されない。
世界史的運動の自覚を!!
参考文献:『世界』6月号「私たちはどのような社会・国家をめざすべきか」対談 河野洋平vs品川正治