2006年06月23日

グァテマラの女性たち

 グァテマラの先住民族のいのちと暮らしは、途上国のほかの国々と同様、大国の謀略により長らく脅かされ続けてきました。
 6月22日の夜、連れ合いを奪われた女性たちの会”コナビグア”のアナ・ペレスさんのお話を、全国ツアー中の高知市内で聴きました。
 グァテマラは、メキシコの南隣に位置して北海道と四国を合わせたくらいの広さ、人口約1300万人でその6割がマヤ先住民族です。もっとも簡単に「マヤ」 と言っても、その使用言語は24もあり、色彩豊かな女性の衣装もそれぞれ村によって模様も色調も違うそうです。
 500年以上も昔、スペインに侵略されて以来ずっと、グァテマラはいまだに負の歴史が続いています。この国の内戦が終わったのは96年の12月、それから10年が経過しました。
 ”コナビグア”が設立されたのは1988年。内戦と軍による弾圧の中で、連れ合いを殺害されたり行方不明にされた女性、また農園での重労働によって連れ合いが病死した女性、「何もできない」と周囲も自分たちも思い込まされてきた女性たちが集まりました。全国規模のマヤ先住民族女性の組織は初めてです。”コナビグア”は、内戦中に政府軍による「ゲリラ掃討作戦」でマヤ先住民族が多く住む地域が壊滅させられたことなどを人権侵害として告発。あるいは、男性優位主義の続くなか、マヤ女性の権利とアイデンティティーを確立するために識字教育や政治参加を呼びかけています。でも現実はきびしく、マヤ先住民族の識字率は52.3%、マヤ女性はさらに低いでしょう。さらに、マヤ先住民族の貧困率は77.3%ですから、マヤの女の子が教育を受けるチャンスはきわめて低いのです。
  ”コナビグア”は、マヤ共同体の回復、マヤ文化の回復、ひいては奪われた尊厳の回復をめざして活動しています。私たちも、できることから応援したいですね。私は、この夜、日本の絣に似た藍色のイカット織のもんぺを2500円で購入。「私たちは同じモンゴロイド、着るものも似てるね」と言って、アナ・ペレスさんとハグしました。私たちはみな、仲間なのです。(造形通信7月号 寄稿)

グァテマラ生産者支援ネットワーク「みるぱ」:0889−34−3696(栗田さん)

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Posted by chi-genn at 2006年07月17日 21:38