回数券作成講座
回数券に対して誰もが抱くイメージで一番多いのは、やはりお得だということ。
だとすると、印象という点からいえば、回数券は高級感というイメージからは正反対の位置にいるような存在だといえます。
でも、果たしてそうでしょうか。

高級感にはっきりした定義があるわけではなく、こあくまでもイメージでしかありません。
そうであるなら、そのイメージを高級感へと誘導することができれば、回数券で高級感を出すことは難しいことではないはずなんです。
このタイトルデザインのどこが問題なのか
office系のワードやエクセルは、ビジネスシーンでなくPTAの会報や家庭での家計簿としても活躍する万能ソフト。
そんなoffice系のソフトのハウツー本に、最近一つの傾向が見られるようになりました。
それが「ワードアートでタイトルは作らない」というもの。
office系のソフトに標準装備されているデザインコマンドワードアートですが、この機能は、デザインとして見るとチョッとひどすぎます。
実際、実例を見てみればその問題点は一目瞭然です。
このタイトルデザインに疑問をもてなければ、そちらの方が問題?

わざと変わったエフェクトを選んだわけではありませんが、それでもタイトルとしては読むことすら大変なモノばかり。
これを修正して回数券のタイトルとして使うとしたら、相当な努力が必要になります。
なぜ、ワードアートはこんなデザインになってしまうのでしょう。
実は、そこにこそタイトルデザインの基本原則が隠されているんです。
回数券のレイアウトも完了し、最後に全体の印象をチェックしている時に、「どうもモノ足りない…」と感じてしまうのはよくあることです。
そんな時活躍するのがアクセントをつけるという技法。

回数券レイアウトにおけるデザイン要素を、伝えたい事や強調したい事で必ず優先順位をつけたときに、その優先順位ごとで利用するひとに見てもらう方法があります。
それがジャンプ率。

強調したい文字などを大きく配置して目立たせる手法で、そこでの大きな字と小さな字との比率のことをジャンプ率と呼びます。
回数券デザインに悩むのは当たり前
回数券やクーポン券のデザインを初めてするとき、いったいどんなデザインにすればいいのかがすぐに思い浮かぶ人は、こんな講座やハウツー本を読む必要はありません。
券面も小さくて、ただ料金や割引率が書かれただけチケットですから、特にデザインする必要性すら感じない方もいるはず。
でも、何度が回数券やクーポン券を作っていると、特に悩むもことなくすんなりとデザイン案が浮かんでくるようになるから不思議。
これってなぜだと思いますか。
回数券はあくまでもそのサービスを受けるための購入するので、デザイン自体にそれほどこだわる必要はありません。
しかし、イベントチケットのように使う日にちが確定していないので、印象に残るデザインでないと忘れ去られてしまう可能性だってあるんです。
色の基本を学べば、忘れられない回数券がデザインできる
それほど凝ったデザインである必要ない。
でも、印象には残る回数券でなければいけない。
なんとももどかしいのが回数券のデザインですが、それを回避する簡単な手段は色を学ぶこと。
色は、人が視覚から得る情報の80%を占めるとも言われる重要な要素。
色にさえ工夫すれば、印象的な回数券は簡単に作ることが出来ます。

回数券印刷の用紙には、ツヤのあるコート紙やツヤ消しのマット紙などがあり、回数券作成に慣れていないお客様は、ついツヤのあるコート紙で回数券を印刷してしまうことがあります。
でも、実はコート紙は回数券には一番不向きな回数券用紙なんですよ。






















































