2006年02月

2006年02月28日

第100回 釧路市2月予算議会が開会

 平成18年度の釧路市予算案を審議する2月定例議会が開会。合併後、初めての本格予算案でもあり、また旧3市町の17年度決算認定、さらには公共施設のアスベスト除去工事を柱とする補正予算案もありで、例年よりもボリュームある議案となっています。
 本日の初日は、各議案の概要説明のほか、伊東市長の市政方針演説、上原教育長の教育行政方針演説が行われました。今、国と地方の関係の変化、長期累積債務の解消、急速に進む人口減・少子高齢社会の到来、伝統的価値観や基本的倫理観の揺らぎなどなど、大きな時代の変革期にあってどのような針路をとり希望の道を見出すか。個別の議案の審議においても、基底には深い問題意識と理念を持って議論しなくてはならないと思います。

 本会議に先立って市政功労者表彰があり、現在3期の7人が受賞。ボクと草島議長は辞退しました。トコロテン方式に、3期12年の議員経験で全員が市政功労者というのはどうなんでしょう? 重厚な表彰状と10万円の商品券はいかにも軽く見えて、しかし市民の税金だけにとてつもなく重いです。

 午後から、国会の空転を招いた永田寿康衆議院議員による偽メール問題釈明の記者会見がありました。いろいろ言いたいことはありますが、焦点は二つ。一つは「金で魂を売っているのは自分(武部幹事長)じゃないですか!」(予算委員会での永田氏)、二つは「確度が高いと確信している。明日の党首討論を楽しみにしてください」(前原代表の記者会見)の発言です。悪意を偽善を卑劣さを感じます。そして、この一週間の民主党の対応に何ともいえぬ軽薄さが透けて見えたのはボクだけでしょうか。

2006年02月26日

第99回 江蘇省塩城市を訪問

e7f3af76.jpg 釧路市友好交流訪問団の一員として、中国江蘇省塩城市を訪問。趙鵬市長への公式訪問をはじめ、経済開放特別区や小学校、中高一貫校などの教育施設、そして中国最大のタンチョウの越冬地視察等々タイトなスケジュールでしたが、躍進する同市の勢いに圧倒されるとともに、様々に思うことの多い旅でした。810万人の人口を擁する同市は、江蘇省第2の都市で経済が飛躍的に発展しており、町のあらゆるところで建設ラッシュ。今年50歳になる趙市長の下で急速に近代化の道を疾走しています。都市計画の概要もお聞きしましたが、10年後には、さらに大きく変貌を遂げていることでしょう。

 驚くべき事柄がいくつもあった中で、特に感銘を深くしたのは学校教育です。訪問先は塩城市を代表する第一学校(小・中・高ともに)だったとはいえ、教育環境の整備(学校内に釧路市民文化会館大ホールよりも大きな劇場、専用プール、全天候型公式陸上競技場、観覧席付き体育館などなど)はもとより、小学校から科目毎に専門性の高い教師を配置するなど地域を担う人づくりに対する強い意志を感じました。

 その他、頭のどこかにあった中国のイメージを一新する場面の連続で、随時機会をとらえて紹介していくつもりです。一つだけ、滞在中の通訳を担当していただいた蒋春雷さん(塩城市外事辧公室 来華管理所長)が移動の車中で語ったコメントです。「中国が目指した理想的な社会主義国家の姿は、今の日本がそれだと思います。また、日本が抱える様々な問題は、そのすべてが明日の中国の課題になることでしょう。」

 蒋春雷さん、趙宇さん、季衛軍さん、瞿斌さん他、多くの関係者の皆さんに心から歓待していただきました。深く感謝いたします。謝謝。皆さん、部長・次長クラスでいずれも40代の青年です。市役所も年功序列はなく完全な能力主義とのこと。釧路での再会を楽しみにしています。

 

2006年02月20日

第98回 児童手当がさらに拡充

 公明党が1972年(昭和47年)の制度導入時から一貫して国会の牽引役を果たしてきた児童手当。当時は、まだまだ一部の指摘にしか受け止められなかった少子化予測に、どの政党よりもいち早く反応し、わが国に先立って少子社会に突入した欧州各国の実情を調査しました。そして、児童手当制度の効果の検証を行うとともに国内の子育て世代に対するアンケート調査も実施。その結果、子育て支援で最も期待するのは経済的支援がトップであることが判明し、それによって公明党は、もう一人子どもを生み育ててもらうには経済的負担の軽減が最優先であるとの基本方針を立てたのです。

 以来、野党時代から連立与党参画へと立場が変わっても、児童手当の4回にわたる見直し拡充をはじめ、乳幼児の医療費負担軽減や出産一時金助成制度の導入・拡大、保育所の待機者解消、育児休業補償、奨学金など次世代の育成全般にわたる政策を進めてきたのです。この間、残念ながらこれらの取組みが正当に評価されてきたとは言えず、特に民主党は4回全ての児童手当の拡充に反対。その理由は「単なるバラマキ」というもの。一方で「子ども手当」の新設を提案するなど迷走としか言いようのない態度に終始しています。

 今年4月からの見直しによって、現状の対象年齢「小学校3年修了前まで」が「小学校6年修了前まで」に拡大するとともに、所得制限を夫婦と子ども2人の給与所得世帯の場合で、約780万円から約860万円まで緩和されます。これにより、釧路市の場合では、年齢拡大による対象児童数はおよそ5千人も増え、また所得制限緩和では約2百人、公務員世帯でも350人前後の児童が新たに支給対象となる見込みです。全体では、13,315人から約18,800人前後になりそうで、この数字は児童全体の93%に当たります。
 わが国では、急激な少子社会への移行を回避するために、今後ともさらに効果ある施策を積み重ねていく必要があります。反対する人は責任ある対案を示すべきです。

2006年02月19日

第97回 油断大敵 大型貨物船の浸水事故

9b2249fb.bmp 家族で「結構ミーハーだよね」とか「野次馬根性丸出しじゃない?」とか言いながら、西港内で発生した近海郵船物流の大型貨物船の浸水事故現場を見にいきました。8千数百トンの船は、報道写真から得た推測よりもかなりデカいので、大きく傾いた痛々しい姿は迫力があります。
 この事故は、どうやら出港する際に岸壁に接触したことが原因のようですが、もしそうだとしたら完全に人為的。慣れからくる油断が生んだ悲劇です。「安全最優先」「無事故第一」さらに「小事が大事」等々よく聞かされている言葉ですが、実際に事故現場に立ってみて決して「油断」しないことの重要さが身に染み入りました。個人であれ、団体・組織であれ、緊張感を維持することは至難中の至難です。

2006年02月15日

第96回 澤さんを肴に十年

56ef7598.jpg 北海道考古学会の雄であった澤四郎さん(元釧路市博物館長)の没後10年にあたって、氏と親交が深かったメンバーが集い「澤四郎さんを偲ぶ会」を催しました。仕事上の仲間が圧倒的であったとはいえ、60名前後が遠くは横浜からも駆けつけてこのような会が開かれるとは、さすがに澤さんの人徳と業績の偉大さを改めて思い知った次第です。
 発起人は山田和弘氏を代表に、西幸隆氏、西城俊亘氏、上邑紅緒氏、勝野禧江氏、そしてワタクシとユニークな六人衆。そして、この六人が中心となって文集「澤さんを肴に十年」を編纂し、今日の偲ぶ会で配布しました。和人形上邑流の家元を指導者に、完全な手作りで完成させた力作です。ボク自身はあまり戦力にはなれませんでしたが、何回かの打ち合わせや作業は楽しいものでした。みんな、本当に澤さんが好きだったんだなあ・・・

2006年02月14日

第95回 松あきら経済産業副大臣が入坑

8a426ada.jpg 先月の冬柴鉄三幹事長に引き続いて、今日は松あきら経済産業副大臣(参議院議員=公明党)が釧路コールマインを訪れ坑内をご視察いただきました。同行者は、資源エネルギー庁長官をはじめ、同石炭課長、Jコール理事長、北海道経済産業局長、副知事等々そうそうたるメンバーです。おそらく石炭問題における行政関係者が、これだけ一同に揃って来釧されるのは初めてのことでしょう。この視察により、石炭海外技術移転事業の延長とコールマイン社の採炭継続は実質的に確定したと言ってもいいと思います。
 同社の中島社長、伊東釧路市長、山本会議所会頭から歓迎の挨拶を申し述べたあと、村上炭鉱長の概要説明、そして入坑。宝塚出身の松副大臣はヘルメット、大丈夫?との心配も一部にはありましたが、堂々たる装着で汗を滲ませながら居合わせた中国・ベトナムの研修生を激励していただきました。

 冬柴幹事長は来釧後に帰京してから、石炭の引き取り先である磯子の電源開発を視察されたほか、公明党の総合エネルギー政策委員会とともに二階俊博経済産業大臣に申入れするなど矢継ぎ早に手を打っていただき、それが今回の松副大臣ご一行の視察にもつながったのです。国会・道会・市会が連携し合う公明ネットワークの真価を発揮した大いなる実績となりました。

2006年02月08日

第94回 上り調子の沖縄観光

350857eb.JPG 沖縄名護市にあるカヌチャベイリゾートの白石武博社長を講師に迎えて、日本政策投資銀行などの主催による観光フォーラムが開催されました。あの9・11同時多発テロの影響よる30万人のキャンセルというどん底を逆手にとって、今や沖縄観光は右肩上がりを続け年間550万人を越える観光客を呼び込んでいます。氏の語るところでは、危機感の共有があらゆるセクターの連携の基になり、様々な資源やイベントのブランド化に成功したとのこと。カヌチャベイリゾートも、平均客室単価が2万5千円以上の高級ホテル群ですが、昨年の稼働率は約90%と驚異的な水準です。
 以下、講演のポイントです。

 〆8紊隆儻を考えるキーワードは、高齢化・少子化・国際化・高度情報化の4点で、沖縄は10年後の変化に備えて対策を打っている。 ■廓後の羽田空港新滑走路の完成は、関東圏3千万の動向に大きな影響を持つ。呼び込みのチャンスであると同時に、魅力のない観光地はアジア圏の競争の中で取り残されていく。 K務て擦曚疋櫂謄鵐轡礇襪旅發っ楼茲呂覆ぁ2縄から見て、その資源の豊富さはうらやましい限り。ただ、現状は単発で大きな繋がりになっていない。 げ縄県の観光振興費は約20億円で、今観光担当副知事の新設を求めている。北海道は3億と聞いているが、世界に冠たる観光地を目指すのであれば、あらゆる施策に観光の視点を取り入れるべきではないか。一次産業の振興も公共投資も教育も福祉も、全て観光と関連してくる。 ゲ縄と北海道は両極にあるがゆえに、オン・オフが相互に補完しあえる条件にある。今後、連携を強めて首都圏・関西圏の消費力を誘引していきたい。

 同氏は現在43歳。55歳頃には、同リゾートを今の5倍の2千五百室にする計画とのこと。大抵のことはそうですが、所詮観光振興も「人」に尽きるんですね。

2006年02月07日

第93回 学校の安全対策が進みます

 ここ数年、子どもを狙った凶悪犯罪が相次ぐ中、学校や通学路の安全対策の強化が求められています。昨年12月定例議会の一般質問では、この問題について伊東市長、上原教育長と議論し具体的な提案も行いました。
 一つは、校舎のセキュリティ対策です。監視システム、インターホン、通報システムなどの配備が必要ではないかと申し上げました。理事者もその緊急性を認め、新年度においてカメラ付インターホン、電子錠、自動通報システムを全小中学校に設置する予算が計上されています。6年リースの1年目分として約1300万円です。予定では、夏休みが終わる頃まで集中して工事することになります。
 二つには、通学路パトロール活動の抑止力をいかにして強めるかについての方策です。現在、市内いくつかの学校区では、地域住民の方々を中心にボランティアでパトロールや警備活動が行われています。我が興津小学校区でも、児童民生委員の皆さんを始め地域町内会の役員の方々にお世話になっております。ところが、皆さん私服で活動をしておられるので、一見して誰がパトロール隊なのか分かり辛い現状にあります。そこで、ブルゾンとか帽子とかでパトロール隊の存在を地域にはっきり認識させる必要があるのではないかと提案しました。新年度予算では、防犯反射腕章・反射キャップの整備費として82万5千円が認められました。

2006年02月06日

第92回 アレルギー疾患の治療環境を整えるための申入れ書

3d1cadf8.jpg 午前10時から、市立釧路総合病院へ申入れしました。以下、全文です。

 近年、増加の一途をたどるアレルギー患者の問題は、その難治性と重症化が相まって益々深刻なものとなっている。また、このアレルギー治療においてEBM(根拠に基づく標準的な治療法)がすでに確立されているにもかかわらず、症状の改善が進まないために複数の病院を渡り歩くいわゆるアレルギー難民ともいうべき患者が後を絶たない。
 さて、市立釧路総合病院は第二次、第三次医療圏のセンター病院としてあらゆる医療ニーズに完結した対応をとるべき役割を担っている。一方で、採算性の悪い診療部門を抱えているほか、慢性的な医師不足などの課題に苦慮している実態があるのも事実である。しかし、地域医療の最後の砦として、その責任と使命を深く自覚して患者の期待に応えるために不断の努力を怠ってはならない。
 我が公明党議員団は、これまでアレルギー患者の悩める声を数多く聞くとともに、その解決のための方策を探るため二ヵ年にわたってアレルギーに関する講演会等を共催してきた。さらに、昨年秋には小児医療のナショナルセンターでもある国立成育医療センターを視察し、高度医療・先端医療の様子についても学んできた。
 これらの活動の成果を踏まえて、以下の点について申し入れるものである。
 ヾ埜郢佞鮃駑成育医療センターに研修派遣し、高い専門性を有する人材を養成すること  患者への説明責任を果たすために、相談機能も併せ持った専門家によるアトピー教室・喘息教室を適時開催すること
 (平成18年2月6日 釧路市議会公明党議員団)

2006年02月05日

第91回 懐かしの春興町内会

6c7a9d0b.jpg 平成6年から同13年までの8年間、会長をつとめた春興町内会の新年会がありました。長い年月の経過とともに、確実に皆さんお年を召してきました。ともに力を合わせて、町内会祭りなどオリジナルな伝統を作ってきた同志というか、戦友みたいな方々です。最近は、日常的に会う機会もめっきり減ってきていますが、顧問としていつも何か貢献できないものか意識から離れることはありません。今年は、町内ウォッチングの機会を持って、具体的な成果をあげるよう努力していきたいと考えています。

2006年02月04日

第90回 ウチダザリガニが春採湖を壊す

78b36607.jpg 以前からウチダザリガニの存在、繁殖が懸念されていた春採湖。今日のセミナーでは、神田房行釧路教育大副学長の報告、及び湖陵高校生物部の研究発表によって、その実態が極めて深刻なものであることがわかりました。ウチダザリガニは繁殖力が強く、誕生後3年で生殖能力を持ち、一匹の母カニは一回の抱卵数が数百と言われています。まさにネズミ算以上のカニ算とも言うべき能力です。昨年、同大学の調査チームが春採湖岸155地点で捕獲調査をしたところその数272匹。このカニは深度のある中央部でも生息できますので、今やどこまで繁殖しているのか、震撼する事態と言っていいでしょう。
 さて、同チームの実験によって春採湖の水草が激減しているのは、このカニの繁殖と大きな相関関係があることがわかっています。もし、このままこの事態を放置しておけば、水草に卵を産み付けるヒブナの生息を脅かすことになります。現に、野鳥の飛来数の減少やヒブナ調査におけるヒブナの確認数に異変が見られるなどの影響が指摘されています。

 幸いと言っては何ですが、この2月1日にウチダザリガニは特定外来生物に指定されました。これによって、生態系への被害を防止する対策が、道の鳥獣保護区指定によって一切手をつけられなかった春採湖においても可能になりました。市は、新年度に約160万円の予算を計上しており、このカニの捕獲に着手する考えでいます。ボクも、先週金曜日の環境部の予算説明会において、中途半端は廃し一網打尽にするくらい徹底した対策を促しました。

2006年02月03日

第89回 コールマインの存続に光

 東京の丸谷佳織事務所から吉報と言ってもいい報告がありました。本日午前11時から、公明党の総合エネルギー政策委員会(斉藤鉄夫委員長=衆議院議員)が、先に来釧した冬柴鉄三幹事長とともに、二階俊博経済産業大臣に対して「石炭技術海外移転事業の延長」をはじめとする石炭政策の拡充について申し入れ書を提出。釧路コールマインの存続に直接関係するこれらの内容について、同大臣から「公明党の意向に沿うように省をあげて検討する」旨のコメントがあったようです。同じく、松あきら副大臣からも「現在の同移転事業の間口を拡大、充実させる必要があるのではないか」と発言があり、これでまた存続への大きな流れができたことは間違いありません。

 さらに、松副大臣は近く釧路を訪問したいとの意向を示されたようで、資源エネルギー庁長官とともにご来釧されることになりそうです。この報告に、釧路市もコールマイン社も大いに沸いたことは言うまでもありません。ただ、宝塚出身の同副大臣がヘルメットを被って入坑されるのかどうか、絵柄として多少心配ではありますが・・・

2006年02月01日

第88回 こころ+スキンケア講座

 第88回 こころ+スキンケア講座

釧路アトピっ子の会主催による「アトピっ子のための こころ+スキンケア講座」が開かれました。国立成育医療センターのアレルギー科医師の明石真幸氏、同臨床心理士の小嶋なみ子氏を講師にお迎えして、自宅でできる正しいスキンケアや軟膏薬の使い方などを学びました。パワーポイントを駆使してのとてもわかりやすい内容に、多くの参加者も納得した様子。後半に設けられた個別的相談会でも感じたことですが、普段の診療の中で小児科医や皮膚科医から丁寧な説明ばなく、医師と患者の話し合いが決定的に不足しているんですね。アレルギー疾患は、慢性的病いであり難治性が強いのにもかかわらず、充分な説明がなされないのは医の側の怠慢であると言うしかありません。流れ作業状態に置かれている診療現場では、それも致し方ないと達観しているのかも知れませんが、工夫や努力の余地は充分にあると思います。少なくとも、患者さんに病態や治療の方針などについて、きちっと説明する責任は果たしてもらわなくてはなりません。

 夕方から市立釧路総合病院関係者との懇談会をもったのですが、慢性的な医師不足を補う方法に知恵を出して、患者への説明と学習の機会を整えるための協議を進めていきたいと考えています。