2019年12月10日

第4786回 出生数こそが鍵

191210出産


 常任委員会審査の2日目。
 総務文教常任委員会は財政部と総合政策部。

 総合政策部から報告された「第2期釧路市まち・ひと・しごと創生総合戦略素案(案)
 都市経営課長並びに総合政策部長と質疑しました。

 質問の核心は「出生数」
 同戦略は、人口減少対策こそが肝心要だからです。

 第1期の出生数目標は1,500人(令和元年)
 しかし、平成30年の実績値は1,020人。

 結果的に、目標達成のために立てた施策が効を奏さなかったということです。
 第2期の目標は、1,127人(令和6年)。

 1,500人より下げていることにも合点がいきませんが、それとて達成は怪しい。
 余程の施策を講じなければ、人口目標の達成は覚束ないのではないか。

 ちなみに、市の人口目標。
 令和22年に13万8千人、同42年に12万6千人。

 市が重視するのは社会増減ゼロ。
 『次の親になる世代を確保するためには、経済の活性化により雇用を創出し、若者が住み続けられる環境を整備することが最も重要』ということらしい。

 そして、そのことが自然増(出生数)の目標達成につながる、と。
 はたして、本当にそうなのか・・。

 今日、この点の認識では一致しませんでした。
 12日(木)の市長総括質疑で、改めて議論してみたいと思います。

gekko946 at 20:26│Comments(2)

この記事へのコメント

1. Posted by ebisu   2019年12月12日 11:30
<切磋琢磨>
釧路市議会文教常任委員会は、釧路市の人口減対策を計画と結果の数値を突き合わせて、検証、議論しているのですか、当たり前ですが、偉いね。そしてこうしてブログで議論の要点を発信している。

根室市も人口減対策に毎年予算を投じていますが、ご多分に漏れず、計画と結果の数値に大きな隔たりがあります。市議会文教厚生常任委員会がちゃんと検証しているのか、そういうことをブログで書く市議もいません。市議会だよりを見ても、そういう具体的な質問がありません。

こういうことでは根室市議会の各常任委員会も釧路市議会と競い合ってほしい。
2. Posted by つきた   2019年12月12日 19:28
押し並べて地方都市は人口減に直面していますが、釧根地域は、そのペースの早いことに危機感を持つ必要があります。
願わくば、その対策の優劣で競い合っていければと思います。

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