2006年01月

2006年01月31日

一体どうしろと…?

2517936a.jpg私は寒がりである。夏の暑さには強いが、冬の寒さにはものすごく弱い。なので、「ぬる透明はらまきクリーム」にとても引かれていたが、私が知ったときにはすでに完売状態。私のためにあるような商品だと思ったのに……とがっかりしていたときに出会ったのが、この「ぬるホッカイロ」である。これも「ぬる透明はらまきクリーム」と同様にゼオライトが配合されていて、肌に含まれる水分に反応して発熱するという仕組みらしい。マツキヨ価格で500円弱だったので、即買いした。
帰りの電車の中でパッケージの説明書きを読んでみた。「本品を使用した手で皮革製品に触れますと、色落ちする場合がありますのでご注意ください」とある。ええっ マジですか!? コートも、手袋も、ハンドバッグも、皮革製品なんですけど。それって、もしかして手に塗れないってこと? 草履もほとんど皮(エナメルだけど)だから、足にも塗れないわけ? うっそー!! 「お出かけ前・おやすみ前の手足に」って書いてあるのに、手にも足にも使えないなんて〜〜〜 さらに、「マニキュアをつけたまま使用しないでください。マニキュアがとれる場合があります」って、それじゃ私は手で塗ることさえできないじゃん。一体、どうしろというんだろう? もっとよく読んでから買えばよかった。
でもそのままにしておくのはもったいないので、クリームを爪につけないように気をつけながら、手のひらを使って左膝に塗ってみた。右膝は塗らずに比べてみたけど、クリームを塗った左膝は、たしかにぽかぽかする。ただし、焼けつくような刺激がある。お肌の弱い人は注意が必要だろう。

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2006年01月30日

ガッスール

437fe1ec.jpg泥を使ったスキンケア製品が大好きだ。資生堂のナチュルゴが出たときに「泥石鹸」を知ったのだが、石鹸ひとつで肌の状態が変わることを実感したのはあれが初めてのことだった。以来、いろいろな泥製品を試してきたが、これまでのところ、泥でハズレに当たったことがない。さっぱりと汚れが落ちて、つるつるに洗いあがる。このつるつる感が、たまらなく好きだ。泥に出会わなかったら、たぶん今でも「化粧品なんて、どれでも一緒でしょ」と思っていたような気がする。
2週間ほど前に、「新語探検」で紹介されていた「ガッスール」は泥とはいわないかもしれないが、粘土だから、まあ似たようなもの。ガッスールの石鹸は使ったことがあるし、野乃屋さんの「冬のせっけん 風」にも、「フェズ」というガッスールを使った石鹸が入っている。洗い上がりは「フェズ」の方がしっとり感もあって気持ちいい。ただ、若干香りがついているのがちょっぴり苦手かも。微香程度に抑えてくださってはいるものの、どうも私は無香でないと駄目なのだ。
先日、池袋のLOFTで粉末のガッスールを見つけた。ぬるま湯で溶いて使うのだという。シャンプー、石鹸、パックなどに使えるというので買ってみたのだが、顔に使うのは注意が必要だ。ぬるま湯に15分くらいなじませておいたものを使ったのだが、明らかに角のある粒が入っている。ゴシゴシこすったわけではないのに、パックを手で広げるたびに、ガッスールの角で顔が引っかかれてしまう。見た目に傷になることはないものの、お風呂あがりにローションをつけたらヒリヒリした。シャンプー、石鹸など、製品になったものを使う方が安心かもしれない。

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2006年01月29日

着付師一代

9fbb03e7.jpg日常的にきものを着るようになって10年以上になる。最初に某大手呉服チェーン店が主宰する着付け教室に通ったことがあり、補正のやり方なども教えてもらったのだが、日常的に着るようになってからは面倒なので補正はまったくしていない。とはいうものの、人に着付けを教えることになったのだから、補正についてもやらなくてはなるまい。
というわけで、復習のつもりで、友人おすすめの一冊を読み直した。新派の舞台を中心に着付師として活躍した根津昌平氏の「きもの語り」である。帯の文句が凄い。「初代水谷八重子は言った――『わたしの手ばなせない男』」。つまり、着付けにかけてはそれだけ水谷八重子の信頼を得ていた、ということだ。
この本を読むと、「やはり補正は必要なのだなあ」と思う。実際に自分の着付けを見ても、初芝居の日の相良刺繍入り訪問着などはどこかもたついていて、すっきりと着れていない。補正をすると、もう少しすっきりするのだろうし、その方がきものもきれいに見えて嬉しいだろうと思う。毎日のこととなると、さすがに面倒かな?と思わなくもないが、訪問着などの「お出かけ」モードのときは考えてもいいような気がする。
でも、そうすると訪問着を着なくなりそうな予感……(笑)。

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2006年01月28日

真珠の恵み

ca368e2f.jpg先日、パール展で買った、真珠エキス入りの化粧石鹸。真珠エキスについてネットで検索をしてみると、保湿力や皮膚につやを与える力があるらしい。何しろ、真珠の美しさをさんざん見てきたばかりだから、ちょっとあやかりたい気持ちになって買ってしまった。そこでさっそく試してみたのだけど、香りが強すぎて、どうしても好きになれない。顔どころか体に使うのも辛いほどである。私は香り付きの石鹸は苦手で、無香タイプの石鹸ばかり愛用しているのだ。真珠エキス効果も、それほどあるとは思えなかった。
facemask.jpg真珠といえば、少し前に仕事仲間のちかさんからお土産にいただいたフェイスマスクも、真珠エキス配合だった。美白効果をうたっている製品だったので、もっと早くに使うつもりだったのだが、同時にいただいたツバメの巣フェイスマスクは保湿効果が高かったので、これもそうかも……と少し出番を遅らせて秘蔵していたのだ。案の定、保湿力が凄い。朝起きたとき、美容液が固まって洗濯のりをかけたように顔がぱりぱりになっていたのでぎょっとしたが、それを洗い落とすと、いい具合にしっとりとなった。日本でも買えたらリピートするのだけど、どこかで売っているだろうか?

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2006年01月27日

サロン・ド・ショコラ

25633762.jpgああ、やってしまった。昼食時間を少し長めにして新宿まで足を伸ばし、伊勢丹で開催されている「サロン・ド・ショコラ」を見に行ってしまったのだ。目的は全出展者55のブランドのうち20ブランドの代表作を詰め合わせたスペシャル・ボックスを手に入れることだった。閉会直前に駆け込んだ前回は、これが買えなくて悔しい思いをしたのだ。
ところがこのスペシャル・ボックス、3種類もある。すべて内容が違っていて、アンリ・ルルー、ファブリス・ジロット、イルサンジェー、パトリック・ロジェの4ブランドから各3個を詰め合わせたセット、フランスの人気ショコラティエ10名のボンボンショコラが1個ずつ入ったセット、オリオール・バラゲ、ベルアメール、ジャック・トーレス、コッペニア、グイド・ゴビーノ、パスカル カフェの代表作を1個ずつ入れたセットの3つ。うーん、想定外。でも、やっぱり食べ比べてみたくて、全部買ってしまった。それ以外にも日本に出店していないブランドのものを中心にいくつか買ってしまったので、予定以上の出費となった。月末にこれは痛い。
wine.jpgそこで帰るつもりだったのだが、ちょうどそのとき、セミナーが始まった。トリノのチョコレート職人グイド・ゴビーノ氏が講師を務めている。「ワインとチョコレートのマリアージュ」(と、通訳のお姉さんが言っていた)について語ってくれるらしい。しかもワインをふるまっているではないか。思わず手を伸ばして、グラスを受け取ってしまった。10数種類の香草を漬け込んだというチェレット社のバローロ・キナート。デザート・ワインでかなり甘いが、これがミルクを使っていないチョコレートとよく合う。ヘーゼルナッツのジャンドゥイオットを使ったゴビーノの代表作「マキシモ」とは相性抜群だ。家ではほとんど飲まない私も、これはチョコレート用に欲しいと思ったほどだが、今回のセミナー用にゴビーノ氏が持ち込んだものしかない、とのこと。ゴビーノとチェレット社の関係については、ベリッシモのサイトで少し触れられているが、このワイン、日本でも手に入らないだろうか。すごく欲しい。もちろん、ゴビーノのチョコレートも美味しくて、試作品だというカカオ100%のクランチが入ったものはとても気に入った。製品化されたら絶対に買う。
dress.jpg会場には食べるチョコレートのほか、チョコレートで飾り付けたドレスや、チョコレートを浮き彫りにした浮世絵や天使の彫刻などもあり、またカカオがチョコレートに作られていく過程をみせるロッテのブースなど、お祭り気分も満点。チョコレート好きの私にとっては、何回行っても楽しめそうなところだが、そのたびに出費がかさむようではちょっと辛い。できれば来年はもう少し懐具合があたたかいうちにやってもらいたいものだ。


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サロン・ド・ショコラ2007

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2006年01月26日

源氏香の帯

c98e4ead.jpg歌舞伎座千穐楽。万筋のきものに源氏香の染め帯(E後屋謹製)で出かけた。源氏香柄を選んだのは、夕霧役の雀右衛門さまのきものの背中に、源氏香の洒落紋が入っているので、お揃い気分を味わうためだ。本当は飾り櫛も源氏香模様なのだけど、写真を撮るのを忘れて髪をほどいてしまったので、後日のネタにとっておくことにする。
夕霧のきものは南座と同じもののはずだが、歌舞伎座の方がきれいに見えるように思う。照明の違いだろうか。また、櫛笄はいつもの白甲ではなく茶色の斑が少し入っているし、立兵庫も「吉田屋」の夕霧などと比べるとぐっと小さめ。古風な感じがして、なかなかよい。
去年2月の「野崎村」でのお染久松も、また最後の「河庄」での小春治兵衛もそうだったが、雀右衛門丈と藤十郎丈が並ぶと濃密な空気が漂って、どう見ても「デキている二人」という感じになる。藤十郎襲名披露公演中はもう機会がなさそうだが、この濃密な2ショット、ぜひまた観たいものである。

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2006年01月25日

苺のお酢

8edd3255.jpg今月はちょくちょく歌舞伎座に行っているおかげで、日本橋の高島屋にも行きやすい。そんなわけで、久しぶりにオークスハートを覗いてみたら、また限定商品が出ていた。今度は苺のデザートビネガー。これが色がきれいで、甘い苺の香りがして、味も苺ジュースみたいで、とっても美味しい。水やお湯でも割ってみたが、お店の人のオススメの通り、牛乳割りが一番美味しかった。まるっきり「苺ミルク」味で、どこがお酢なのかさっぱりわからないが、それだけ飲みやすいということ。お酢が苦手な人でも、ゴクゴク飲めると思う。酸味は飲んでいるうちに慣れるものらしいから、デザートビネガーで慣れていけば、そのうちにもろみ酢でも黒酢でもガブガブ飲めるようになるかもしれない。
デザートビネガーは水割り、お湯割り、牛乳割りなど、さまざまな楽しみ方ができる。お湯でも牛乳でも割れるならホットミルクで割ったらどうだろう?と思ったので、試してみた。結果は失敗。牛乳が分離して、カッテージチーズのようになってしまったのだ。そういえば、かの名作アニメ「アルプスの少女ハイジ」で、おじいさんは鍋に入れてあたためたヤギの乳に乳酸か何かを入れてチーズを作っていたっけ。とても飲めないのでカリタのペーパードリップで漉してみたが、乳のクオリティの違いだろうか、たいして美味しくないので捨ててしまった。新鮮で濃い乳を入手できる人はやってみてもいいかもしれないが、私はもうやらない。
ところでchicchiさんのブログでも、数日前に苺のお酢を紹介していた。前に私が、お湯割りを紹介したときも、その何日か前にchicchiさんはお湯割りについて書いていらした。どうやら、かなり似たサイクルでオークスハートに通っているみたい。どこかですれ違ったりしてるかも?

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2006年01月24日

別珍足袋で困った

33c982e0.jpg編集部の近くで見つけた履物屋さんで別珍の色足袋を買ったことは、先日書いた通りだが、いきなり濃い色を買ったせいか、なかなか履く機会がなかった。先週の金曜日、「夜に入ると雪が降るかもしれない」という予報が出ていたので、これは防寒をしっかりして出かけないと思い、私の考える仕事向きではないけれど、濃い色の紬のきものに別珍の色足袋を履いて出社した。結局、雪は降らなかったが、別珍足袋の暖かさを実感できた。
さて、その翌々日。まだ寒さが残っていたので、結城紬を着て歌舞伎座に行った。この足袋は、その日(歌舞伎座行ったときのこと)履いていたものだ。鼻緒の形そのままに、うっすらと赤く染まっているのだが、写真でもわかるだろうか? そう、別珍足袋の色が鼻緒に移り、それが白足袋に移ってしまったのである。こうなった足袋は、なかなかきれいにならないのだ。下ろしたてなのに、どうしてくれよう。
別珍足袋を買ったとき、色落ちするかもしれないと思った私は、水通しの際にお湯に入れてゴシゴシと揉み洗いをして、できるだけ色を出しておこうとしたのだが、このときはほとんど色が出なかった。それでもやはり、擦れには弱いとみえる。これは困った。鼻緒の世話にならずにすむよう、室内履きにするしかないのだろうか。

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2006年01月23日

マンゴーで美肌

2a9b274a.jpg本当は書くのをやめるつもりだったのだけど、先日会った友人たちが皆、マンゴープリンが好きだということがわかったので、書いてみることにした。
私がフェイスマスク好きで、年末にLOFTで何種類か買ってきた、ということは以前書いたが、そのときに買ったうちのひとつが、このアフリカマンゴー スーパーモイストマスク。植物性のヒアルロン酸、コラーゲン+アフリカマンゴウバター配合で超保湿なんだとか。マンゴー好きのフェイスマスク好きとして、これは見逃せない。しかも「今なら5枚+1枚」と書かれている。当然のように買った。
ところが、帰宅してからよく見ているうちに、自分の勘違いに気づいた。このマスクは1枚210円。「今なら5枚+1枚」ということは1枚サービスで1050円だろうと思ったら、1260円なのだ。ええ〜〜〜っ そんなのあり? そりゃ、「今なら1枚サービス」と書いてあるわけではないけれど、この書き方じゃそう思ったっておかしくない。なんだか、騙された気分だ。書くのをやめようと思ったのは、それが理由だ。
と言いつつ封を切ったら、マンゴーのいい香り。香料を使った香りだが、ふんわりと癒される。これはいい。保湿効果はキャッチコピーほどでもないような気がする。保湿だけに限って言えば、先日の「H10コンク エッセンスマスク の方がかなり上。1枚210円という価格は、香りの癒し効果分も含んでいると思えば、そう高くはないだろう。同じラインでリップクリームも出ているようなのでちょっと欲しいのだけど、先日まとめて買ったガナッシュ・フォー・リップスがまだまだあるので、じっと我慢した。


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2006年01月22日

舞台はナマモノ

d4baca90.jpg今日は着付けのお稽古をしている同僚二人と一緒に歌舞伎座昼の部を鑑賞した。本当は彼女たちもきもので来られるようにレッスンしようと話していたのだけど、年末は私の仕事が忙しく、また年が明けてからは彼女たちの方が忙しくてあまりお稽古が進まず、今回は私だけがきもの(いつもと変わらん)となったのだった。来月からはもう一人新しい弟子(笑)も加わってお稽古再開の予定なので、次の機会には全員きもので来られるようにしたいものだ。
さて、昼の部を全幕観るのは初日以来だが、ちょこちょこと変わっているところがあって、舞台はナマモノだなあと改めて感じた。「夕霧名残の正月」の太鼓持は観るたびにセリフが変わっているのだが、その分、整理されて話がわかりやすくなっている。今日は「……さん、どこ行かはったんやろなあ」とつぶやきながら登場した。こういうのは、いい変化だと思う。
よくない変化もあった。まずは「奥州安達原」の袖萩。キーキーうるさい。初日はもっと抑え目で、神妙に勤めていたはずなのにどうしたことだろう。そしてもうひとつは「曽根崎心中」の九平次。半月あまりの間に、ずいぶん色白になっているので驚いた。筋書の写真を見てもかなり白っぽいので、やけに気になる。

観劇後に、元・日東コーナーのア ヴォートルサンテ エンドーでお茶。三人揃ってタルト・タタンをいただいた。日東コーナー時代からのここの名物で、秋から春先にかけてしか食べられない。りんごの歯応えを残した仕上がりが絶品。カラメルの香ばしさとのバランスも絶妙で、寒がりの私が毎年冬になるのを楽しみにしていたほどである。日東コーナーがなくなって、もう食べられないものと諦めていたのだが、久しぶりにこの味を堪能した。

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2006年01月21日

メジロが来た

c7e357ed.jpg夕方から出かける予定だったが、雪のために取りやめになってしまった。我が家のあたりはさほどでもないのだが、都内はかなりの積雪らしい。そんなわけで、家の中で源九郎猫と遊んだりしながら、のんびり過ごした。
ふと表を見ると、庭のピラカンサスにメジロがやってきている。雪のせいで食べるものが見つからないのか、せっせと赤い実をついばんでいる。小さな体でピラカンサスの枝が揺れるほどに力をこめて実を引っ張っているのがかわいいので、写真を撮ってみた。ガラス越しだったこともあって、ちょっとピントが甘い。
去年の暮れのことだが、業者らしい車がやってきて、かすみ網でメジロを捕っているのを隣家のご夫婦が目撃したという。そのせいか、このところメジロを見ることが少なくなっていたのだ。それだけに嬉しい来訪だった。

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2006年01月20日

四谷怪談

110973af.jpg私は帰宅が遅いうえに、帰ったらまず源九郎猫と遊ばなくてはならないので、食事の時間が異常に遅い。それがデブの元であることはわかっているし、なるべく避けたいとは思っているのだが、どうも思うようにいかない。
先週の木曜日、いつものように深夜になって帰宅して、しばらく源九郎猫と遊んでから食事を始めた。テレビをつけたら、アニメ番組をやっている。なんと、「四谷怪談」。この寒いのに怪談?と思いながら見ていたら、小仏小平へのリンチが始まってしまったので、テレビを消した。リンチ見ながら食事する趣味はない。第2回のゆうべ(日付のうえでは今日のことらしい)は食事も終わっていたので心置きなく見たのだが、なんだか薄味でがっかりだった。1週間、ずっと楽しみにしていたのに。ええっ、そんなにあっさり薬を飲んじゃうわけ? 伊藤様のお屋敷の方を向いて、「ありがとうございます……」って拝まないの??? 歌舞伎好きとして言わせてもらうが、あれでお岩様が化けて出てくるとは、とても思えない。
子供向けアニメではないのだから、もっとじっくりストーリーを追ってほしい。1クール通してやってもよかったんじゃないだろうか。このスピードで話が進んだら、怖いというよりグロくて気持ち悪いだけで終わってしまいそうだ。もったいないことである。

さて、話はここでがらりと変わる。今日の帰り、電車の中で居眠りをしていたら、知らない人に起こされた。促されて電車の外に目をやると、私の下車駅である。その人に続いて私も慌てて電車を下りたが、もたもたしているうちに姿を見失ってしまった。おかげで寝過ごさずにすんだわけだが、その人にまったく覚えがないのである。いったい、誰だったんだろう?

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2006年01月19日

劇場でフラッシュを焚く人々

203be78c.jpg今に始まったことではないが、観客のなかに上演中に舞台写真を撮る人がいる。盗撮はそれだけで不法行為だが、そのうえフラッシュを焚くのはさらに迷惑だし、いろいろな意味でバカだと思う。第一、「ここで盗撮してまーす♪」と名乗りを上げているようなものではないか。いかに歌舞伎界がのんびりしているとはいえ、最近は盗撮行為に対して厳しいから、見つかればカメラは没収だ。それでも歌舞伎座に行くたびに、フラッシュ撮影に出会ってしまうのは何故なのか。
さらに、フラッシュを焚くことにはほぼ何のメリットもない。舞台写真を撮影するプロ写真家はフラッシュを使わない。カメラに内蔵されている程度のフラッシュの光に、舞台を明るくするほどのパワーはないのだ。明るくなるのは、せいぜい盗撮者の前方の座席の人の頭ぐらいである。手前が明るくなると、写真全体が明るくなったように見えるだろうが、盗撮者が一番写したいはずの舞台が明るくなるわけではない。むしろ観客の頭(というより毛髪)が光るので、画面がうるさくなるはずだ。フィルムもカメラも進化しているというのに、いつまでフラッシュに頼るのだろう。
上演中に舞台の撮影をすることは著作権や肖像権を侵害する不法行為である。そのうえ、フラッシュの光は演者や観客の集中力を削ぎ、不快感をもたらす。さらに写真の仕上がりもイマイチとなれば、誰にとってもプラスがないのだ。いい加減にやめてもらいたい。

gen96_cat at 23:52|PermalinkComments(10)TrackBack(0) theatergoing 

2006年01月18日

パール展

pearls.jpg歌舞伎座で「夕霧名残の正月」を観てから、上野の国立科学博物館へ。おきらく工房のRikkoさんがブログで紹介していた「パール展」を観るためである。ポスターにさまざまな色・形の真珠が写っているのがとても興味深く、また、ミキモトの至宝「矢車」が展示されていることもあって、以前から行こうと思いつつのびのびになっていた。ついに今週末、閉幕を迎えてしまうので、慌てて駆け込み見学に行ってきたのだが、同じような人が多いのか、かなりの盛況。
アントニーとクレオパトラにまつわる逸話の検証がおもしろい。アントニーを迎えたクレオパトラは、自分が史上最高級の晩餐を提供できるかどうか、賭けをしたという。無理だというアントニーに、クレオパトラはつけていた真珠のイヤリングの片方をワインに入れ、真珠を溶かしてそれを飲み干して見せた。もう片方のイヤリングをアントニーのためにワインに入れようとしたところ、アントニーは自分の負けを認めて真珠を溶かすのをやめさせた、という有名な逸話である。普通の真珠(かなり大きい)、1週間ワインに漬けた真珠、1か月間ワインに漬けた真珠の三つを並べてある。真珠は酸に弱いので、ワインの酸で表面が溶けてかなり荒れてはいるが、せいぜい一回り程度小さくなっているにすぎない。「クレオパトラが本当に真珠を飲んだとしたら、ほとんど丸飲みだったはず」だそうだ。細かく砕いてあるならともかく、丸のままの真珠を一瞬で溶かすほどの酸を人間が飲めるものかどうか考えれば、実験などしなくてもわかりそうなものだが、「1か月でもこんなものか」と確認できるのはおもしろかった。
会場内にはコンク真珠など、色とりどりの真珠のルースや、それらを使った装身具の数々が、これでもかというほど展示されている。ウィンドウショッピング気分で楽しかったが、照明が暗すぎ。宝石の展示はまばゆいほどの光があふれていないと物足りない。絵画や衣裳などを含む展示品保護のためであることはわかるが、真珠の色の違いがほとんどわからないのはつまらなかった。花珠の丸い光沢やコンク真珠の火焔模様など、まったく確認できなかったほどだ。
その点、照明が明るい「日本の真珠」コーナーは楽しい。なかでも、「矢車」の豪華さ、美しさは圧巻。「矢車」とは、プラチナ台に真珠、ダイヤモンド、エメラルド、サファイアなどをふんだんに配した帯留でありながら、裏のねじをゆるめて解体して専用の台に留めると、指輪、ブローチ、簪、帯留など12通りに使うことができるという逸品だ。「ブローチとしても、ペンダントトップとしても使える」という宝飾品は多いが、そういうものはブローチとしても、ペンダントトップとしてもイマイチなのがほとんどだと思っている。しかし、「矢車」の12通りのデザインはどれも素晴らしいのだ。信じられないほどの完成度の高さである。友人は「矢車は国宝に認定されるべきだ」というが、私も同感だ。一度でいいから、これを解体して指輪や簪に作り変える工程を見てみたい。DVDにしてくれたら、絶対買う。
販売コーナーで「真珠の恵み」なる化粧石鹸を購入。真珠エキス配合だそうだが、何か効果があるんだろうか? これについては、後日レポ。

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2006年01月17日

ショコラプリン求む

d969bd75.jpg最近はコンビニで買えるお菓子にも本格的なものが増えているが、なかでも凄いのが、この「ショコラプリン」(北海道乳業)。以前、hinaさんのところで紹介されていたショコラアイスと同じ、テオブロマの土屋公二氏が監修したものだ。ただし、ショコラアイスは明治乳業、こちらは北海道乳業である。
去年の暮れ、ショコラアイスが発売されたとき、「セブン・イレブンで買った初回限定分にはオリジナルスプーンがついていた」と、hinaさんが書いているのだが、私が買ったのにはスプーンがついていなかった。ちょっぴり悔しいのでリベンジに行ったが、やはりスプーン付きは見つからない。代わりに見つけたのが、このショコラプリンだった。食べてびっくり。めちゃめちゃ美味しい。ショコラプリンとうたっていても、実はココアプリンじゃん!という製品がほとんどのなか、これは本当に生チョコレートの濃厚な味わいなのだ。おまけにとろりとやわらかくて口溶けがよく、食べると口中にチョコレートのコクと香りが広がる。ショコラアイスより、こっちの方が断然美味しい。しかも、値段はたったの126円である。
これなら毎日でも食べたいと思ったが、その後はいくら探しても見つからない。お店の人に尋ねてみても、わからない。ついに我慢できなくなって、北海道乳業に問い合わせをしてみた。現在、スーパーでの取り扱いはダイエー、イオン、ジャスコのみ。コンビニはam pmのみの扱いだが、店によっては置いていないところもある、とのこと。都心にある編集部の近所には、ダイエーもイオンもジャスコもない。am pmは片っ端から回ってみたが、手に入らなかった。
しかし、中の一軒が「取り寄せましょうか?」と言ってくれて、久しぶりにショコラプリンとの対面がかなうことになった。……のだが、それは木曜日まで待たなくてはならない。待ちきれずに東上線で途中下車までして、手に入れてしまった。うう、やっぱり美味しい。もっともっと人気が出て、あちこちに置いてもらえるようにならないだろうか。am pmに行くたびに、お店の人にリクエストをするしかないのかな。みんなも協力よろしくね!

★追記(2006年1月19日)
嬉しいお知らせ♪ 地下鉄後楽園駅前の成城石井で扱いが開始されました。他の成城石井にもあるかどうかは、今のところ不明。

★さらに追記(2006年1月21日)
サンクス(期間限定との話も)と、東急ストア、マルエツでも扱いがあるようです。かりんさん、miyaさん、ShyBoarさん、情報ありがとうございました。

★さらにまた追記(2006年2月15日)
サティとパントリー(関西圏のお店だそうです)でも扱いがあるとのことです。シェフさん、katokyoさん、情報ありがとうございました。


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2006年01月16日

ヨガボール

6f1cebef.jpgそろそろ70歳になろうという母は、腰が悪い。コラーゲン不足で背骨の関節内にある軟骨が潰れてしまったので、ちょっとした動作でも腰に痛みを感じることがあるらしい。じゃあ、今からコラーゲンを取ればいいのかというと、すでに潰れた軟骨は元に戻らないという(もちろん、これ以上悪くしないためにコラーゲンは必要だ)。潰れてしまった軟骨をサポートするには、背中や腰の筋肉を強くすること大切なのだそうだ。とはいえ、現時点で腰が悪いのだから、筋肉を強くするためといっても激しい運動はできない。というわけで、母は昼間よく散歩をしているようだが、さすがに真冬や真夏は辛いらしい。
で、編集部の近所にある「エコノミカルショップ」で見つけたのが、これ。ブームも需要も一回りしたような気がするヨガボールだが、それだけにずいぶん安くなっている。膨らませる前の状態で、ポンプと一緒に箱に入って売られているのだが、空気が入っていなくても結構大きい。箱だけで、広辞苑2冊分くらいある。そして、それなりに重い。紅鹿さんの買い物量にはちょっとかなわないけど、箱が頑丈で角張っているから、満員電車における迷惑度は似たようなものという気がする。
直径が65センチあるので、椅子代わりにも使える。今もパソコンの前に置いたヨガボールに座ってブログを書いているのだが、これだけでも意外と腰や背中の筋肉を使う。30分座り続けたら結構疲れるけど、毎日5〜10分程度座るだけでもいいんじゃないだろうか。私も一緒に続けてみようかな。

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2006年01月15日

今日の帯留part2

35adbe33.jpg高校時代からの友人4人と川越で新年会。私以外は皆、ちゃんとした奥さんだったり、お母さんだったり、そしてもちろん、仕事人であったりしてとても忙しい人たちばかりなので、全員が揃うのは久しぶりのこと。とても楽しかった。料理も酒もまずまずのいい店だったが、それより何より、みんなとのお喋りが最高のご馳走。何を話していた、というわけではないのだけど、すごく元気になったような気がする。言いたい放題を言い合える仲間というのは、いいものだ。
仲間の一人、シフォンさんはビーズ作家として活躍中で、これまでにも帯留や指輪など、いくつか作ってもらっている。今日は銀色に光るビーズの帯留を、お年玉(?)にプレゼントしてくれた。普通は革紐を通してチョーカーにするらしいが、革紐の代わりに二分紐を通して帯留に。大きさも頃合で、なかなか使いやすそうだ。珊瑚のビーズで作っても楽しそう(と、さりげなく言ってみる)。
ちなみに帯は、いつものE後屋物件。大好きな作家さんが染めたもので、お太鼓ではピンクと白の椿が満開になっている、美しい帯だ。これから3月いっぱいくらいまで、何度か出番があることだろう。

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2006年01月14日

今日の帯留

86580c5d.jpg元旦の雪持ち椿帯以来、各種椿(こんなのとか、こんなの)を自慢してきたが、これは特に自慢の品。友人が誕生日プレゼントに作ってくれた、象牙製の椿の帯留である。
自分でもきものを着る人が作ったものだけに、帯留だけが目立ったりすることはないのがさすが。控えめでいながら、コーディネイトの中でさりげなく映える。翻って、デパートや和装用品店で売っているような工芸品としての帯留は、作品としての主張がとても強い。どちらが使いやすいかといえば、圧倒的に前者だと思う。ところが、こういうさりげない帯留は、お店ではなかなか見つけられない。だから、余計に自慢の品なのだ。えっへん。

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2006年01月13日

伊達締を買う

176179ac.jpg池袋の伝統的工芸品センターで福岡の工芸品展をやっているのを見つけて、覗いてみた。久留米絣や博多織などが紹介されている。
伊達締は博多織と決めているので、さっそくチェック。しかし、ほとんどがどこにでもある赤やピンク。以前は真っ赤な伊達締を使っていたこともあるが、最近はシックな色味のものを選ぶことが多い。今日見た中では赤とピンク以外の色は2割もないくらいだったが、なんとか気に入ったのが見つかった。こういう時に確保しておかないと、いざ買い換えが必要になった時に、赤やピンクで我慢しなくてはならないのだ。
それにしても、せっかく産地から持ってくるのだから、赤やピンク以外のをたくさん持ってきてくれればいいのに……と思った。

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2006年01月12日

灯台下暗し

b1eba1ee.JPG久しぶりに九段下の寿司政でお昼を食べる。今日はひらめがとても美味しかった。朝、黒酢を飲むのを忘れて家を出てしまったので、なんとなくお酢が足りていないような気がしていたのだが、ここのお寿司を食べてすっきりした。赤酢のつんとした酸っぱさが、たまらなく美味しい。
編集部に戻る途中、専大前交差点の近くに「大和屋履物店」という看板を発見。といっても、靖国通りに面した店だから、これまで気づいていない私の方がどうかしている。通りかかったのが休みの日だったとか、閉店後だったかしたんだろうか。こんな近所に履物屋さんがあったなんて、全然知らなかった。だいぶ前に編集部の近くで下駄の歯を欠いてしまい、歩きにくくて困ったことがある。なんだ、ここに来ればよかったんじゃん。
店内はあまり広くはないので、種類が豊富というわけではないけれど、胡麻竹張りののめり下駄など、ちょっと変わったものも並んでいる。そして、台と鼻緒が別々に売られているところを見ると、すげもしているのだろう。また、柄足袋や別珍足袋、それに足袋ソックスも少量ながら扱っている。いいお店を見つけた(っていうか、今まで気づいていなかったのがおかしいのだけど)。
写真はそこで買った別珍の足袋。色足袋はほとんど履かないのだが、あまりにあたたかそうなので、試しに買ってみた。でもなんだか、ものすごく色が出そう。

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2006年01月11日

H10コンク エッセンスマスク

a802ab84.jpg久しぶりのコスメネタ。年末にロフトでフェイスマスクの類を何種類か買った。前にも書いたように、私はフェイスマスクが大好きなのだ。何種類か買ったなかから、今日は株式会社サナの「H10コンク エッセンスマスク」を使ってみた。なんでも、肌に近い成分(シラノール誘導体)との結合で、角質層への浸透力をアップさせたという「浸透型ヒアルロン酸原液」を配合しているそうだ。値段も3枚入り1260円と、結構いい。今回はまずお試し用として、1枚420円のを買ってみた。
フェイスマスクは「洗顔後のお肌に直接お使いください」というメーカーが多いが、これはローションと乳液の間で使う。シートが大きいので、たっぷり使えるのも嬉しい。使った翌朝はヒアルロン酸が肌の上で固まってしまったような、顔面にのりが効いているかのような感触。なんだかもったいないような気もするが、これを洗い流した。さらに二日目の今日は、お肌がもっちりとやわらかになっている。昨日からこの状態だったら、間違いなく追加購入しているところだ。とはいえ、明日以降のお肌の状態によっては、買い足しがあるかも。

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2006年01月10日

仕事初め

8d6a50a9.jpgやっと今日から、仕事復帰。いっぱい休ませてもらったし、初日くらいは遅刻しないように行かなきゃ!と張り切って家を出たのだが、駅に着くとどうも様子がおかしい。なんだか、やけにホームに人があふれているのだ。私が電車に乗るのはラッシュアワーが終わった時間帯なので、ホームでキャッチボールをしても迷惑にならないくらい空いているのが常なのに、どういうわけかずいぶん人がいる。駅員にたずねると、沿線で火災があっておよそ70分間、電車が止まっていたのだという。それでもどうやら動いてはいるらしいので、ホームに下りて、電車を待つことにした。最初に来た電車はラッシュアワー並みの混みようで、思わず尻込み。次の電車はそれに比べるとずいぶん空いていたので、それに乗って午後から出社。
新年早々ツイてない……と思ったが、よくよく考えるとそうでもない。まず、11時半過ぎにならないと焼きあがらない、ミクニのマカダミアナッツのパンを東武百貨店でゲット。パンの袋をもって丸の内線の改札に向かう途中にある3足1050円の靴下屋さんで、かわいいタヌキ柄の足袋ソックスを色違いで3足購入。柄が楽しいので、家ではもっぱらこの足袋ソックスを履いているのだ。
火災は居酒屋の店舗兼住宅を全焼したものの死者は出ていない模様だし、思いがけずラッキーな買い物もできたし、悪いスタートではなかったかも。

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2006年01月09日

鳥居清忠さんの帯

a20bfa1a.jpg初日以来、1週間ぶりの歌舞伎座。3階席なので、ちょっと遊び心を入れてみた。紙衣気分のきものに合わせたのは、「吉田屋」の伊左衛門を描いた帯。まだ無料だった頃のヤフオクで見つけて、絵の美しさ、正確さに感動して落札したものだ。なにやらハンコが押してあることは落札前に気づいていたが、届いた商品を見て初めて、それが「鳥居」の落款だとわかった。もしやと思い、人を介して鳥居清光さんに見ていただいたところ、おじいさま(四世鳥居清忠)の作品に間違いないとのこと。出品者からはビニールに入れて届けられた品だったが、それからはたとう紙に包み、桐箱に収めて大事に保管している。ただ、古いものなので青みの色が褪せているし、しみもずいぶん多い。
izaemon_s.jpgお太鼓からたれ先まで伊左衛門の立ち姿なので、締めると伊左衛門の胴が切れてしまう。そこで、少しは「真っ二つ」感がやわらぐのではないかと、銀座結びにしてみた。とはいうものの、紙衣の模様がほとんど見えなくなってしまうので、これだけではなかなか伊左衛門とはわかりにくいかもしれない。自分としては、紙衣気分のきものに伊左衛門の帯で、ベタなコーディネイトのつもりなのだけど、こうやって説明しないでもわかってくれる人は少数だろう。
maeobi.jpg前帯は両面使えるようになっていて、関西手側が餅花、関東手側が注連飾りの絵。これももちろん、「吉田屋」にちなんだ柄だ。さらに、反対側は「車引」の柄になっていて前帯も両方使えるので、4通りに締められる。果たしてどのような人が、どのようないきさつで鳥居清忠さんに帯を描いてもらったのか、今となってはわからない。私の手に入ったのも、何かのご縁だと思う。大切にしていきたい。

ところで「夕霧名残の正月」で太鼓持役の進之介のセリフに変更があった。今度の方が、話が自然でスムーズだと思う。

gen96_cat at 21:21|PermalinkComments(2)TrackBack(0) kimono | theatergoing

2006年01月08日

トマトジュース雑炊

35f33209.jpg先日の「おもいッきりテレビ」で、正月太り解消法として、トマトジュースと冷や飯で作る雑炊を紹介していた。ゲストたちが「美味しい」と喜んで食べているので、ちょっと試してみたくなる。スーパーに行くと、無塩のトマトジュースが安売りされていた。「おもいッきりテレビ」で紹介された食品はすべて売り切れるものかと思っていたら、そうでもないのだろうか。それとも、みのもんたが入院中だから、御利益がイマイチなのか。
テレビではトマトジュースに冷や飯を入れて煮るだけのようだったが、無塩トマトジュースを使ったためか、ちょっとすっぱい。そこでチキンブイヨンと水で戻したレンズ豆を加え、塩・胡椒で味を整えてみた。仕上げにパルメザンチーズを入れてざっくり混ぜ、パセリを散らして完成。チーズのコクで酸味がまろやかになって、あとをひく美味しさ。レンズ豆以外にも、あさりやツナ缶、ソーセージなども合うような気がする。
きちんと見ていたワケではないので、なぜ冷や飯とトマトジュースが正月太り解消に効果的なのかはわからない。トマトジュース以外のものをこんなに入れては効果半減のような気もするが、美味しかったし、まあいいか。

gen96_cat at 21:11|PermalinkComments(6)TrackBack(0) gourmet | beauty

2006年01月07日

寒さ対策

d1f20091.jpgこのところの寒波襲来で、年末に買ったネルの裾よけが活躍している。なにしろ、ネルである。きものの中に膝掛けを入れているようなものだから、すこぶるあたたか。しかし、ネルはモコモコするので、どうしても裾さばきが悪い。歩いているうちに、膝のあたりまで持ち上がっていることがあり、下半身デブが際立つ結果となる。そうなると化粧室に駆け込んで、裾を引っ張り下ろさなくてはならない。柔軟剤仕上げをするか、おしゃれ着用洗剤で洗うと少しは違うようだが、もっといい方法はないものだろうか。
ネルの裾よけと一緒に、モスリンの裾よけも買ってみた。価格はネルの2倍強だが、ネルよりずっと薄手でモコモコはしない。寒い日の盛装の下に着るのによさそうだが、肌への当たりはネルよりも強くて、ちょっと疲れる。ウールなので虫食いの心配があり、洗濯機不可で手洗いが必須。手がかかるので、毎日着るには面倒な気がする。しかも、絞るのに洗濯機の脱水機能を使ったら、早くもほつれてしまった。うーん、実用度低すぎ。


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2006年01月06日

正直日記

abcaf24e.jpg年末に買った、江口寿史の新刊「正直日記」をやっと読み終えた。といっても、メインは公式サイトで公開していた日記だから、実は大半の部分が既読である。ご本人が「クズがうつるからチビチビ読むように」という主旨のことをあとがきで書いているけれど、「そういえば、こんな話が出てたっけ」と思いながら、チビチビ読んだ。本人の声が聞こえてくるような文体が楽しい一冊だ。
もう15年くらい前のサラリーマン編集者時代の話だが、江口さんに文庫本のカバーイラストを提供してもらったことがある。その編集部では文庫本のカバーデザインはパターンが決められていて、ちょっと変わったアングルがついたそのイラストを生かす使い方はどうしても限られる。デザイナーはそれが不満だったのか、なんと、イラストに書き足しをしてしまった。しかも、オリジナルとは違うペンを使ったので、足した部分がはっきりわかる。色校正で初めてそれを知り、こんなことをする前に相談してくれと怒ったが、すでに遅し。イラストはもう台無しになっている。
泣きたい思いで江口さんのところへ伺った。色校正とイラストを見せてお詫びしたところ、本当は私よりももっと泣きたいはずの江口さんの口からは、意外にも「まあ、いいよ」とのお言葉。「でも、この足し方は間違ってるから、僕が直す」とまで言ってくださった。「ただ、これから送別会で出かけなきゃいけないから、帰ってからね」。しかし、江口さんの酒癖は本人がネタにしているくらいだから、帰ってからといっても何時になるかわからない。そこで「何時ごろ伺えばいいですか?」とおたずねすると、「うーん、わかんない。そうだ、一緒に来ればいいじゃん!」ってことになって、私は初対面の方の送別会に出かけていき、明け方まで何軒かハシゴ。知らない人にいっぱい会った。
世間様では「落としの天才」とか、いろいろ言われるビッグE氏ではあるが、私にとっては「肝の大きい、あたたかい人」という印象が残るお方。フリーになって以来、仕事をお願いする機会がないが、ぜひまたご一緒させていただきたいものである。

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2006年01月05日

お茶の石鹸

2c2d5536.jpg昨年のことになるが、野乃屋さんのブログに、中国茶や紅茶を扱っているziranさんとのコラボレーションの話が載っていた。お茶を使った石鹸を作っていて、試作段階でモニターを募集するという。さっそく、ziranさんのサイトで申し込んだところ、当選したとのことで、3種類の石鹸が送られてきた。写真の左から、ジャスミン茶、プーアル茶、アッサム茶(使ってから撮った写真なので、角が丸くなっている)である。順番に顔と体に使ってみた。
最初に使ったのは、色がきれいなジャスミン。わりとよく泡が立つ(といっても、このところ愛用しているマカダミア石鹸と比べての話なので、一般的には中程度だろう)。驚いたのは香りで、ジャスミン茶というよりも抹茶のようだ。茶葉を漬け込んだ油を使って石鹸を作ったそうだが、ジャスミンではなく茶の香りが油に移ったのだろうか。茶の香りはとても好きなので、意外な嬉しさだった。すっきりとした洗い心地。
次にアッサムを使ったら、ジャスミンよりも泡立ちがよく、泡そのものもしっかりとしている。けれど洗い流すときの泡切れはいい。こちらもほのかの茶の香りがするが、ジャスミンよりも弱め。さっぱりとした洗いあがりが気持ちいい。
最後に使ったのがプーアル。実をいうと、プーアル茶の香りが苦手なので最後になってしまったのだが、あの独特の香りはほとんど感じなかった。私はほっとしたけれど、プーアル茶が好きな人には物足りないかもしれない。泡立ちはジャスミンとアッサムの中間くらいだろうか。しかし、洗いあがりは意外としっとり。なかなか使わなかったのに、一度使い始めたら気に入って、しばらく使い続けた。
香りの好みはジャスミン、アッサム、プーアルの順で、泡立ちのよさはアッサム、プーアル、ジャスミン、洗い心地の好みはプーアル、ジャスミン、アッサム。どれもそれぞれよさがあったが、見た目も入れるとジャスミンが一番好きだ。アッサムとプーアルは見た目が似ているので、どちらかをマーブルにするとか、視覚的な違いも出るといいなあと思う。ところで、茶葉を使うと消臭効果の高い石鹸なども作れるのだろうか? もっと汗をかく時期ならそのあたりも確認できるのだろうが、今回はよくわからなかった。

gen96_cat at 22:30|PermalinkComments(6)TrackBack(0) cosmetics 

2006年01月04日

里見八犬伝

24b46a2d.jpg歌舞伎見物で見られなかった「里見八犬伝」。ビデオをとっておいたので、今日、見た。配役がはまっているし、衣裳デザインはワダエミだし、それなりにおもしろそうだと思ってはいたが、想像以上のおもしろさだった。原作とは違うが、浜路を一人にしたので話がわかりやすくなっていたと思う。また、菅野美穂の熱演は玉梓の存在感を際立たせていた。あのショッカーの基地みたいなのは、笑ってしまったけど。
しかし。八房が出てこない「八犬伝」はないだろう。里見義実がみずから山下定包を斬ったところでおかしいなとは思ったが、まさか本当に一度も出てこないとは思わなかった。犬が食い切った生首を見せることを避けたのだろうか? それでも八房を出すことはできたと思うので、この改変は納得できない。ほかにも親兵衛が義実の命を狙って登場したり、道節が最後まで火遁の術を使っていたりと原作と変えているところはあったが、それはエンタテインメント性の向上という意味で納得できないこともない。しかし、八房だけは出して欲しかった。残念。
それにしても、これは犬だからこういう話になるのであって、八房が猫だったら、こうはならないところ。光る玉なんか持たせたら、遊んでしまって大変である。きっと、最後まで八人揃わないだろう。滝沢馬琴は正しかった。

ところで、NHKの大河ドラマは歴史上の人物を取り上げるのだそうだが、視聴率が取れそうな有名どころはすでにやり尽くしている。何度も焼き直しをやるくらいなら、この「里見八犬伝」とか「源氏物語」といった古典文学を映像化してはどうだろうか。それくらいの時間をかけて取り上げるだけの中身がある作品だと思うし、有名な割りには原作をちゃんと読んでいる人が少ないので、きちんと映像化することにも意味があるのではないか。

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2006年01月03日

曽我梅菊念力弦

3679a051.jpg昨日に引き続き、歌舞伎見物。今日は国立劇場の「曽我梅菊念力弦」だ。お気に入りの椿柄の訪問着で出かける。
お話は「曽我物語」プラス「おその六三郎」と「おはん長右衛門」の心中話がない交ぜになって、紛失したお家の重宝をめぐる騒動になるという、ぐちゃぐちゃな南北ワールド。歌舞伎でおなじみの人物が次々に登場するが、ええっ、この二人は姉妹だったの!?というような、初耳の仰天ストーリーが進行していく。かなりおもしろい。二役を勤める菊五郎丈が、まったくタイプの異なる二人を演じていながら、どちらもいい男ぶりである。
tenugui.jpg今月は大詰で舞台上から手拭撒きがある。私のすぐ前の席で菊五郎丈から投げられた手拭をめぐる争奪戦があったのだが、彼女たちの手からこぼれて、私のところに飛んできた。ラッキー♪
終演後は劇場で遭遇した観劇仲間たちと祝杯をあげ、今年の酔っ払い初め。4時過ぎに終演したはずなのに、家に着いたら深夜1時近かった。

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2006年01月02日

初芝居

a03a5779.jpg今日は一日、歌舞伎座。初芝居で、しかも坂田藤十郎襲名披露興行の初日なので、滅多に出番のないゴージャスな訪問着で出かけた。椿や槍梅を相良刺繍で表した一枚。これだけ縫いが入っていると、さすがにちょっと重たい。たたんでおくと相良刺繍のポツポツで生地に跡ができてしまうので、折り目には必ず和紙を挟まなくてはならず、収納の際もほかのきものの重みがかからないよう、一番上に入れなくてはならない。結構手がかかる。
昼の部の披露演目(「夕霧名残の正月」と「曽根崎心中」)は京都で観てきたばかりということもあって、むしろ「奥州安達原」や、夜の部の「伽羅先代萩(御殿・床下)」に興味がわく。「奥州安達原」は数年前に吉右衛門丈が袖萩と安倍貞任の二役を勤めた舞台がとても素晴らしかったが、貞任一役の今回の方が(この幕自体の)ストーリーはわかりやすい。いかにも親の許さぬ男を作って出奔しそうな袖萩は、そういう話なので仕方がないとはいえ、もう少し品よくならないものか。歯をむき出しにした顔は美しくない。
しかし、なんといっても本日のメインイベントは、幸四郎丈と吉右衛門丈の兄弟が久しぶりに共演する「床下」。吉田秀彦vs小川直也戦以上の興奮度である。共に舞台上にいる(といっても、本舞台と花道に分かれているのだが)時間は、わずかに1分程度。それでもこの二人が一緒に芝居をしている、というだけでわくわくした。

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