2006年02月

2006年02月28日

名女形・雀右衛門

b8a06bab.jpg以前から雀右衛門丈が渡辺保さんと一緒に新しい芸談の本を出すという話は聞いていたが、それがついに先週上梓された。「名女形・雀右衛門」(新潮社)である。私は雀右衛門丈の芸談と聞いていたのだが、むしろ「渡辺保の中村雀右衛門論」である。そこに本人の言がいくつか入っているという構成だ。雀右衛門丈は饒舌な人ではないから、こういう形の方がいいのかもしれない。
三姫をはじめとして、揚巻、典侍局、白拍子花子など雀右衛門丈の当たり役27を取り上げ、亡くなった歌右衛門丈や梅幸丈らとの比較によって、彼の芸を浮き彫りにしている。「十種香」の濡衣への高い評価は、わが意を得た思いで嬉しくなった。もちろん、雀右衛門丈の八重垣姫は絶品なのだが、私は魁春丈の襲名披露で演じた濡衣も大好きだったのだ。いかにもワケのある女スパイ。こういう役にもきちっとスポットを当ててくれたのは、とてもありがたい。
表紙の写真は「金閣寺」の雪姫。前回の「私事」は時姫の表紙だったから、次は八重垣姫の表紙で出していただきたいな〜

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2006年02月27日

伊東家続報

先日紹介した、テレビ番組「伊東家の食卓」の裏ワザ・マニキュア速乾法。結局、たっぷり2週間もの間、もってしまった。普段は1週間くらいで、爪の付け根側から欠けが始まってパリパリとはがれ始め、塗りなおさないと恥かしいな……となるのだけど、今回はいつまでたっても、その「パリパリ」が起こらなかったのだ。
そんなわけで放っておいたら、なんと2週間もたってしまった。爪が伸びたせいで、付け根で2ミリほど下の爪が露出しており、またマニキュアが傷がついて全体に光沢がなくなってはいるが、まだまだきれいについている。これならトップコートだけ塗りなおせば、もう数日は大丈夫かも……という感じ。落とすのがもったいないような気がしたが、「紅天女」を観に行く前日に塗りなおした。今度は、一度目は普通に塗って、二度目を冷凍庫に入れてから塗ってみた。何か違いが出るか、ちょっと楽しみ。


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2006年02月26日

手児奈せんべい

1a66862d.jpg昨日、家に帰ると6つ下の妹が来ていた。今度結婚することになった男性と、挨拶に来たのだ。一昨年のホノルル・マラソンで知り合ったということは以前から聞いていたが、彼はもともとマラソンよりもトライアスロンが専門らしい。うーん、どっちもどっちで私には想像もつかない世界だ。初めて会った彼は、とても真面目で誠実そうな、そして快活な人という印象。しかもよく食べるし、よく飲む。いい奴っぽいので、両親もとても喜んでいた。
写真は彼がお土産にもってきてくれた、根岸の「手児奈せんべい」のおかき。おいおい、手児奈ってこれだよ?と思ったりもするが、安産の神様(ちょっと早いけど)だし、美味しかったからいいか……と、小姑らしくチェックを入れてみる。

ところで、長野オリンピックの頃から思っているのだが、アイスホッケーの選手はイイ男が多いような気がする。歯はないけど。

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2006年02月25日

紅天女

noh.jpg国立能楽堂で新作能「紅天女」を観る。チケットは発売即日完売だったが、友人が誘ってくれたのだ。運がよかった。
改めて解説するまでもないだろうが、この「紅天女」は美内すずえの人気漫画「ガラスの仮面」に登場する劇中劇。作品のなかでは、主人公・北島マヤとライバルの姫川亜弓が主役の座をめぐってしのぎを削る、「幻の名作」として描かれている。「紅天女」のストーリーはまだ断片的にしか明らかにされていないが、わかっている部分だけで考えても能楽向きに思われるので、とても楽しみにしていた。
最初に登場したのは女性だった。月影千草役の岩崎加根子。ポスターに描かれているとはいえ、本当に月影先生が出てくるとは思っていなかったので、かなり度肝を抜かれた。マヤと亜弓のライバル関係にまで言及するナレーションは、この「紅天女」という作品を「ガラスの仮面」の中に閉じ込めようとしているように思える。正直なところ、この部分はない方がよかったのではないか。
しかし、それ以外は大満足。シテ方・梅若六郎による荘厳な天女の舞といい、ワキ方・福王和幸の仏師・一真そのもののような澄んだ美しさといい、「紅天女」の世界を堪能した。終盤、一真の振るう斧に合わせた大鼓(亀井広忠)の音は胸に堪える。また、冒頭の月影千草の台詞を除けば、台詞も地謡も、変な現代風にはなっていなかったように思う。もっとも、能楽に詳しい人が見たら、別の感想をもたれるかもしれない。今年4月には大阪のシアター・ドラマシティ、5月には銀座のル・テアトル銀座での再演が決まっているそうだ。
観能後は友人たちとお喋り。「最初に月影先生が登場するくらいなら、ロビーに『あなたのファンより』って紫のバラを飾ってほしかったよね〜」なんていう話も出て、大いに盛り上がった。写真は公演パンフレット(左)と、この公演にあわせて発売された単行本「新作能 紅天女の世界」(右)。後者には「紅天女のふるさとを訪ねて」といったルポもあっておもしろそうだったので、買ってみた。あとで読もうっと。

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2006年02月24日

優美であること

今日、地下鉄に乗っていたら、若い女性がエルメスのボリードを持って乗ってきた。見ると、バッグの口のファスナーが開けっ放しになっている。もしかしてスリ被害者?と思ったが、よく見ると彼女は何食わぬ顔で、財布を取り出したり、ハンカチをしまったりしているではないか。そう、わざと開けっ放しにしているのだ。
ケリーバッグのベルトを留めずに持ち歩いている人をよく見かけるが、あれもだらしないなあといつも思う。しかし、ボリードを開けっ放しとは、こちらもかなりのものである。もしかして、エルメスのバッグは口をきちんと閉めずに持つのがはやっているんだろうか? まったく、エレガンスの欠片もない。いちいち口を閉じるのが面倒なら、開けっ放しのデザインのバッグがいくらでもあるのだから、それを使えばいいのに。普通のバッグが10個は買えるという大金を出して、自分をだらしなく見せるバッグを買わなくてもよいではないか。本人のためにも、バッグのためにも、もったいない。

荒川静香がトリノで金メダルをとった。10年ほど前に初めて見たときは、ブンブンとジャンプを飛ぶだけの女の子だった彼女が。同年代の村主章枝が芸術性に重きをおいた、繊細で優美な演技を披露していたのと比して、勢いだけの雑な演技に見えたものである。しかし、トリノでの荒川は、気高いまでの優美な演技を見せていた。技術を突き詰めると、こうも力強く美しくなれるものなのか。圧倒された。そして、ちょっと涙した。

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2006年02月23日

黒七味の使い方

0cff1234.jpg以前、このブログで紹介した原了郭の黒七味。その後、愛用者が結構いることがわかり、いろいろ情報交換も進んだ。京都にはもっと美味しいとされる七味があることもわかった(ふっふっふ、そのうち買うちゃる)。こういうところで、ブログの楽しさ、ありがたさを実感する。
この黒七味、トマトソースに一振りしても美味しい。最近お気に入りのトマトジュース雑炊にも合う。普通の七味に比べて応用範囲が広いので、食事のときには「とりあえず一振り」してみると意外な美味しさに出会える。
otamahan.jpg最近やってみて気に入ったのが、卵かけご飯との取り合わせ。少し前に、噂の卵かけご飯専用醤油「おたまはん」を買った。かつおぶしやみりんが入っていて、卵の味を引き立てるという評判が気にはなっていたが、ネットで注文すると2〜3か月待ちだというので諦めていた。ところが銀座松屋の地下グロサリーで、ずらっと並んでいるのを見つけてしまったのだ。関東風と関西風の両方があったが、関東風を購入。
我が家の周辺には農協の直売所がいくつかあって、生みたての卵が手に入る。早速、新しい卵を買ってきて試してみたが、「おたまはん」のまろやかさは卵となじみすぎて、私には物足りない。そこで黒七味をかけてみたら、これがもう、美味しいのなんの。卵の自然な甘さや香ばしさが、口の中いっぱいに広がる。もう最高。写真は混ぜる前の卵に一振りして撮ってみたが、本当は卵かけご飯を作ってから振る方が断然美味しい。

ところで、これだけ応用力のある黒七味のことだから、まだ私が知らない美味しい取り合わせが絶対にあるはず。「これも美味しいよ!」って情報があったら、ぜひ教えてください。まだ黒七味を試したことがない方は、都内なら銀座松屋の地下グロサリー(2006年8月いっぱいで撤退したが、銀座三越地下2階で購入できる)や紀伊国屋で購入可能(新宿の伊勢丹でも買えるとの情報<ただし未確認>もあり)。ネットでも購入できます。

★追記(2006年2月24日)
これまでに報告されている成功例には、こんなものが…
・牡蠣(生、焼き、フライ)
・焼鳥
・タン塩
・汁物全般
・鍋物全般
・カニ雑炊
・うどん
・カップ麺
・カルボナーラ
・トマトソースの料理全般
・湯豆腐と八方だし
・青菜の煮びたし
・白菜の浅漬け
・柿ピー
・ポテトチップス

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2006年02月22日

第19回フォーラム歌舞伎

a29a5c14.jpg水天宮のすぐ近所にある日本橋劇場フォーラム歌舞伎公演を観てきた。前回は両国の江戸東京博物館内の劇場で観たが、花道がないのが寂しかったので、今回は花道が設置できる日本橋劇場で観ることにした。江戸東京博物館の方が「芝居小屋」っぽくはあるが、やはり、花道があると芝居に奥行きが出て、格段に雰囲気がいい。
演目は「二人袴」と「源氏店」。この「源氏店」で、雀右衛門丈のお弟子さんの京紫丈がお富を勤めている。清潔感のある美貌とかわいらしさが身上の京紫丈が、どんなお富を見せてくれるのか興味があったのだが、台詞回しや所作が、はっとするほど雀右衛門丈に似ていることがあってドキドキした。それに「源氏店」を、そのモデルである旧・玄冶店の近所で観るというのも楽しい。
第一部の「助六ができるまで」では、國矢丈が助六の拵えの過程と舞踊を見せてくれる。その後、客席から一人、舞台に上げて、揚巻の衣裳をつけさせてくれる、というコーナーがあった。すごくやりたかったのだけど、「きものを着ているので無理」とはねられてしまった。揚巻の衣裳が着られるなら、帯を解くくらい私は構わないのだけど、あちらは困るのだろう。母の洋服でも借りてもう一度行き直そうかと思うくらい残念。


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2006年02月21日

音楽バトン

Tha House of Rhyme'n Flow IIのめぐみさんからいただいたので、バトン初挑戦。長くなります。

【1】今よく聴いている曲はありますか?
echigo.jpg長唄「越後獅子」。仕事の行き帰りにiPod shuffleで和洋取り混ぜた音楽を聴いているが、この曲は疲れているときに聴いてもうるさくないし、ちょっと和んで元気が出るので好き。和んだり、元気が出たりするのは、半分はこのお方の素晴らしい踊りを思い出していたりするためだ。

【2】友達に薦めたい曲がありますか?
billie.jpgBillie Holidayの「きみ微笑めば(When You're Smiling)」。Billie Holidayは「奇妙な果実」や「レディ・イン・サテン」が代表作といわれているが、初期にもたくさんの傑作があって、私が一番好きなのはこれ。彼女がすぐれたジャズ・シンガーであることがよくわかる曲だ。Lester Youngのサックスも、Teddy Wilsonのピアノも最高に美しい。「Pres & Lady」とうたわれた名コンビの大傑作だと思うのだが、なぜかベスト盤でも入っていないことが多く、マイナー扱いされている。試聴できるサイトを探したのだが、ヘリウムガスを吸ったような声のしか見つからなかった。

【3】最近友達から薦められた曲はありますか?
tony.jpgTony Hussleの「Sexy Freaky Electric」。このバトンをくれためぐみさんからのオススメ。何でもない異性と聴くのは憚られるくらいの、エロエロコマシ系R&B。もちろん、燦然と輝く「Parental Advisory Explicit Content」マーク付きだ。でも、めちゃめちゃカッコいいので、実は「今よく聴いている曲」で、「友達に薦めたい曲」でもある。

【4】嬉しい出来事が起こったときにかかる自分のBGMを教えてください。
rick.jpgRick Astleyの「Together Forever」。1987年発売のこのアルバムは、LPで買った。ボーイ・ネクスト・ドアな雰囲気が好きだったのだけど、公式サイトの写真を見たら、普通にかっこよくなっててびっくり。今でもたまにカラオケで歌っちゃうくらい好きな曲だ。

【5】自分の恋愛のテーマソングを教えてください。
supremes.jpgDiana Ross & The Supremesの「You Can't Hurry Love(恋は焦らず)」。とにかく私はせっかちだ。思い立ったが吉日で、待つってことができない。そろそろ、「急ぐだけじゃダメ」ってことを覚えなくては……って、いくつになったんだ>じぶん

【6】「これが自分のテーマソングだ!」というものがあれば教えてください。
eagles.jpgEaglesの「Take It Easy」かな。お気楽なイケイケ感が、なんとなく私っぽいような気がする。ちなみに私はこんな帯を誂えてコンサートに行ったほどのファンなのだ。

【7】生まれて初めて買ったCDを教えてください。
【4】でも書いたように、わりとしつこくLPを買い続けていたので、CDしか出なくなって仕方なく買うようになったせいか、初めてのCDは覚えていない。なので初めてのLPで答えてしまうと、The Beatlesの「Magical Mystery Tour」。中学校の英語の授業で教材になった「フール・オン・ザ・ヒル」が聴きたかったのだ。今から考えると、あまり教材向きの曲(というか詩)とも思えないし、教師が自分の趣味で選んだんだろうなあ。

【8】では、次にこのバトンをまわす5人を指定してください。
もうかなり回りつくしているバトンらしいので、まだやっていなくて、やってもいいよって方がいらしたら、拾ってください。あ、でもShyBoarさんは、ぜひよろしく♪


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2006年02月20日

かかとツルツル作戦その後

去年の11月にアップした「かかとツルツル作戦2」の続報。かかと部分にスクワラン、尿素、ミネラルオイルが配合された「プロテクターフィルム」が内蔵されていて保湿をしてくれ、内側のマイクロファイバーが歩くたびに角質を落とすという、コジットの「かかとケアルームシューズ」(1500円)のその後である。
別珍足袋を買ってからというもの、家ではそれを履いていることが多く、かかとケアルームシューズはあまり履いていなかった。足袋の上からはいても、プロテクターフィルム効果も、マイクロファイバー効果も望めない。それになにより、別珍足袋の上からルームシューズは履けないこともないが、マイクロファイバーと別珍が摩擦を起こして脱げなくなってしまうからだ。そこで履かない間につけおき洗いをしてみたが、特に効果が激減したということもなく、気持ちよく履けたのはよかった。
c075332d.jpgさて、この週末は久しぶりに暖かかったので、別珍足袋を履かず、ほぼ半月ぶりでルームシューズを履いてみた。すると、最初は気づかなかったのだが、次第に歩きにくくなる。かかとの下に何か挟んだような違和感があるのだ。見ると、足底のビニールが完全に裂けて、中のウレタンクッションが露出している。写真はかかと部分に開いた穴からプロテクターフィルムを撮ったものだ。たしかに、かかとのところにしかない。これを履いていた間は、このフィルムの効果とマイクロファイバー効果で、かかとはガサガサしなかったが、3か月程度しかもたないのでは、ほとんど使い捨て。もったいないから、リピートはナシ。

★追記(2006年2月22日)
ユキさんからお尋ねのあった、靴底の画像はこちら


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2006年02月19日

イデミ・スギノ初体験

80e388cb.jpg昨日、友人と銀座の三州屋でカキフライを食べて満腹になった後、ぶらぶら歩いて京橋に向かった。ここにはGinaさんのブログで紹介されていた洋菓子店「イデミ・スギノ」がある。
Ginaさんの記事を読んで気になったお店なので、歌舞伎座で昼の部観劇後の16時過ぎ行ってみた。ところが、ケーキ類はおろか、焼き菓子の類まで完全に売り切れ。その後もう一度、今度は夜の部を観る前の15時頃に寄ってみたが、状況は同じだった。ケーキも焼き菓子も姿すら拝めない。昨日は14時半に店に着いたが、ケーキのショーケースは空、焼き菓子も最後の数個が残るのみという人気ぶり。まずは、レモンのフィナンシェをゲット。お店の人に聞くと、ケーキは売り切れだが、焼き菓子ならまだイートインが可能というので、案内してもらう。
焼き菓子ならあるとはいっても、残っていたのは栗のマドレーヌと、レモンの焼き菓子(なんだったか忘れた)のみ。レモンのフィナンシェを買ったばかりだから、友人ともども栗のマドレーヌをチョイス。Ginaさんは「紅茶は改良の余地あり」と書いていたが、「改良されたかな〜?」との興味もあって、飲み物は「季節のダージリン」を頼んだ。「抽出に6〜7分かかります」とのことだったが、それだけ時間をかけたわりには味も香りもイマイチ。けれど、それだけの時間は放ってあったに違いない程度には冷めていて、これはいただけなかった。ポットサービスでもないし、素直にGinaさんの意見を聞くべきだったと反省。栗のマドレーヌは、真ん中のよくふくらんだあたりはすごく美味しいが、周辺はやや焼けすぎ感がある。
うーん、なんでこれで毎日売り切れなんだろう? もしかしてケーキはすごく美味しいのか?と思いつつ、帰り仕度を始めたところにお店の人が来て「今、10個だけケーキができました」という。せっかくなので、いただくことにした。今度はエスプレッソをチョイス。出てきたのは「ムラング・グロゼイユ」。パイ生地の上にキルシュ風味のカスタードをこんもりと盛り、さらに黒すぐり(グロゼイユ)入りのメレンゲ(ムラング)をドーム状に盛り上げて軽く焼き、表面をぱりっとさせたものだ。甘いメレンゲに黒すぐりの酸味が心地よく、これは美味しかった。甘さがこっくりとしているので、オペラなんか美味しいかもしれない。次に機会があったら、試してみよう。
お土産に買ったレモンのフィナンシェは、かみ締めるほどにレモンの香りがさわやか。両親も気に入ったようで、とても喜んでいた。


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2006年02月18日

三州屋のカキフライ

99560c78.JPG今日は銀座で友人とランチ。以前、カキフライを食べに「とん喜」に行ったとき、「どこの店がいいかなあ」と、いろいろなブログやグルメサイトを覗いたのだが、銀座のカキフライでダントツ人気を誇っていたのは、銀座2丁目にある三州屋という店だった。どこを見ても、皆、絶賛している。しかし、ここは日曜祝日が定休日で、そのときは行けなかった。以来、ずっと気になっていたのだが、今日やっと行くことができた。
路地の奥にあるその店は、昔ながらの居酒屋という雰囲気。白木の大きなカウンターとテーブルが並んでいる。壁には一面、メニューを書いた短冊がずらり。「蚕豆の唐揚げ」なんて、美味しそうだ。歌舞伎見物の帰りに来てもいいかも……。
でも、今日はまずカキフライ定食(1,100円)である。注文をして待っていると、その間にも次々客が訪れる。そのうちの9割がカキフライ定食、1割はサバ味噌定食など、魚料理を頼んでいた。やはり、カキフライの評判が高いようだ。待つことしばし、出てきたカキフライ定食は大粒のカキのフライが5つと、千切りキャベツ、トマトと黄桃のサラダ、くし形に切ったレモンとたっぷりの辛子、それになめこ汁とご飯と、なかなかのボリューム。そういえば、「女性はご飯を少なめにしてもらうといい」と、どこかで読んだ記憶が……。思い出すのが遅すぎ。
カキフライは驚くくらい、油っぽさがない。胸焼けすることもなく、さくさくと食べられる。大粒なのに、中までしっかりと火が通っている。一口で食べるのは無理な大きさで、かじると中からエキスが滴り落ちるのかと思いきや、その量はさほどでもない。エキスが完全にカキの身に閉じ込められている、という感じなのだ。家でこんなに大粒のカキを揚げるとしたら、湯通ししてからでないとちょっと無理かも。どういう火加減でやったら、こんなふうに揚げられるんだろう。うーん、技を盗みたい。
このあと、京橋のイデミ・スギノに行ってお茶をした。フィナンシェを買ってきたので、明日のおやつに食べてからレポしようと思っている。


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2006年02月17日

あったか足袋

9357d733.jpgいまさらなテーマで申し訳ないのだが、私は「超」がつくほどの寒がりなので勘弁していただきたい。昨日、あれほど暖かかったというのに、今日のこの寒さ。もうこれしかないわと、オフホワイトの別珍足袋(上の写真)を履いて出勤しようと思ったのだが、立春も過ぎたというのに、いつまでもこんな格好はちょっとダサイ。地厚な別珍は履いている本人はもちろんだが、傍目にも暖かそうに見えるらしいのだ。寒いんだから仕方ないとはいえ、やはり見た目は少しずつ春に近づいていきたいものである。
tabi.jpgというわけで、今日は初おろしの裏ネル足袋(下の写真)。以前、くのやさんで作ってもらったことはあるが、少し細身すぎて履きづらかったことしか覚えていない。今回は、むさしやさんで作ってもらった。やはり、普段から履きなれている形だからだろうか、とても楽に感じる。もともとむさしやさんの足袋との相性はよくて、ほとんどシワができないのだが、これはネルが詰め物代わりになるので、ますます足がきれいに見える。気分はほとんど能役者。しかも白足袋なので、礼装や正装のときもOKだ。たまたま同じきもの&履物なのでわかりやすいと思うが、上の写真と比べると(ピンボケだけど)きちんとした印象だし、すっきりと見える。これは便利だ。もっと早くから用意しておけばよかった。
ただし、たいていのところがそうだとは思うが、むさしやさんではネル裏足袋は受注生産。いきなり行っても買えない。混み具合にもよるそうだが、納期は2〜3週間はみた方がいいらしい。4枚コハゼの私の場合、1足3150円。足袋としては高めの値段だが、寒がりにはオススメだ。今度の冬には忘れずに用意しなくては。

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2006年02月16日

ローズヒップのパワー

683e90db.jpgたまには美容ネタも書いておかないと、何のブログだかわからなくなってしまいそうなので(えっ もう手遅れ?)。
フェイスマスクの類いが好きだということは、これまでも何度か書いてきた通り。使ったことのないものを見かけるたびに買ってしまうので、我が家には結構な数のフェイスマスクがある。とはいえ、それを全部取り上げていたら、きりがない。なのでここで紹介するのは、よほど気に入った(か、その逆の)ものばかりである。
レモンの10倍ものビタミンCを含んでいると話題のローズヒップ。そのエキスを使ったフェイスマスクときたら、試さないわけにいかない。写真右側のコジット「ローズヒップフェイスマスク(3枚組)」と、左側の生活の木「ローズヒップ フェイスパック」の2種類を買ってみた。コジットの方はローションがたっぷりとしみこんだ、ウェットなタイプ。生活の木は美容液をゲル状にして閉じ込めたパックシートだ。
普段はローションタイプの方が好きなのだけど、今回はゲル状のパックシートの方がよかった。値段はローションタイプの倍近くするのだが、まず、ローズヒップの香りが豊か。あまり好きな香りではないので、正直、嬉しくはないのだけど、いかにも効きそうだ。実際の効果だが、肌の透明感については2度や3度使ったくらいではわからないが、しっとり感は確実にアップする。しかも、しっとりするのにベタベタと暑苦しくはない。翌日の化粧も長持ちする。
生活の木には、他にも石鹸やローション、アイクリームなど、いろいろな種類の製品があるらしい。うーん、石鹸が欲しいかも。

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2006年02月15日

普通にやってよ…

d23efee1.JPG歌舞伎座夜の部を観てきたが、ものすごく無駄遣いをした気分になってしまった。よかったのは「小判一両」だが、もうびっくりするほどつまらない脚本なのに、人間国宝アンド芸術院会員の皆様がまさに珠玉の名演を披露してくれる。もったいないことこの上ない。誰が言い出してやることになったのか知らないが、その人の鼻の穴に屋形船を蹴込みたい。せめて最後に「供奴」か何かつけてくれればまだいいものを、これでは気持ちよく帰れないではないか。
しかし、何より納得いかないのは最初の「梶原平三誉石切」だ。なぜ幸四郎丈は、古典を普通にやろうとしないのだろう。私には時間の短縮になる、という以上のメリットを思いつくことができないのだが、板付きで始めるとわかりやすくなるとか、何かいいことがあるのだろうか? 歌六丈の六郎太夫は、時々妙に鋭くなるので腹に一物あるように見えるところはあるが、いい老け味を出していた。芝雀丈の梢は、ここには出てこない夫への思いがよく表れていた。しかし、どんなにまわりがよくとも、梶原役者がよくなければ、この芝居はおもしろくならない。だいたい、どれほど理屈をこね、眉間にシワを寄せようと、剣も剣で斬り手も斬り手であろうと、刀で石の手水鉢が切れるはずなどないのだ。それを斬らせるのは、スーパーナチュラルなまでの役者ぶりの大きさ。今回の幸四郎丈には、その大きさがなかった。
話題の「二人道成寺」は、菊之助丈の成長で、初演時よりも内容が濃くなったように思う。もうせっかくだから、次は玉三郎丈が衣裳を左前に着て踊ってはどうだろうか。
それにしても、そろそろ「道成寺」も普通のが観たい。5月に成駒屋の若旦那が演舞場で踊るそうだが、歌舞伎座でも音羽屋の若旦那が踊ることにして、いつぞや以来の歌舞伎座と演舞場での競演!なんてことをやってくれたら楽しいな。

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2006年02月14日

意味がなければスイングはない

8399cdcf.jpg彼ほどの大家に向かってこのようなことを言うのは失礼きわまりないのだが、実は村上春樹は小説よりも、エッセイの方が好きだ。類い稀な表現力と洞察力をもつ彼の筆にかかると、ありふれた日常のひとこまが、忘れられない珠玉の思い出に変身する。
今回は特に、彼がこだわりをもつ「音楽」がテーマだけに見逃せない(といいつつ、買ってからふた月以上もほったらかしにしていたのだが)。雑誌の連載を単行本化したもので、連載の各回ごとに一人(二人のこともある)の音楽家に焦点を当て、その作品あるいは演奏を掘り下げて考察する内容。クラシックからジャズ、ロック、カントリーまで、さまざまな音楽家を取り上げているのだが、決して知名度が高い人物や音楽史上の重要人物ばかりを扱っているわけではない。彼が気になる音楽家を取り上げている、非常に個人的な文章だ。いかにも彼らしい。
どの文章も、音楽家への敬意とあたたかなまなざしに満ちている。スタン・ゲッツやブルース・スプリングスティーンのようによく聴いてきた人の話には思わず涙してしまうし、シダー・ウォルトンやルドルフ・ゼルキンのようにあまり知らない人なら聴いてみたくなる。ただ、聴いていた人でも、それはLP時代の話。読んでいるうちにCDが欲しくなって、いろいろ買ってしまった。やられた……って感じである。

ところで私は通勤電車のなかで、いつものようにiPodで和洋取り混ぜた音楽を聴きながら、この本を読んでいた。ちょうどブルース・スプリングスティーンの章を読み始めたところだった。この章は彼のライブで観客が声を揃えて「ハングリー・ハート」を歌うという話から始まり、歌詞が引用されている。その歌詞を読んでいると、イヤホンから高らかな笛の音が聞こえてきた。長唄「越後獅子」である。とたんに脳裏には「おらが女房」を越後に残し、お江戸に去っていく角兵衛獅子(顔はなぜかこの人だ)の姿が浮かんで消えてくれず、とても混乱した。やっぱりBGM選びは大事だ。


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2006年02月13日

父の誕生日

e70d4219.JPG今日、13日は父の68回目の誕生日である。しかし、私が起きたのは父が仕事に行ったあとだったし、帰ってきたときには父はすでに寝ていた。ごめん。えーと、言いにくいのですが、誕生日プレゼントもありません。編集部を出たとき、デパートはもう閉まってました。
でも、明日のバレンタインデーのチョコレートは用意しましたよ! なんと、私のオススメ、あのグイド・ゴビーノのアソートです。美味しいです。絶対に気に入ってもらえると思います。



……私にも分けてね。


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2006年02月12日

カハナ・ロイヤル

3d8844cd.jpg少し前のことになるが、マカダミアナッツがごろごろ入ったパンのことを書いたら、「マカダミアナッツのお酒がヤフオクに出てるよ」と友人が教えてくれた。チェックしてみると、リキュールである。となると、カクテルを作るわけでもないし、お菓子を作るわけでもないわが家では、ますます出番がない。一度は落札を見送ったのだが、なんとなく気になっていたので、最近になってから買ってみた。それが、このカハナ・ロイヤル。日本ではサントリーが扱っているが、私が買ったのは並行輸入品である。サントリーのサイトに載っているものとボトルの形が違うのは、並行輸入品だからなのか、同じカハナ・ロイヤルでもランクが違うのか、それとも旧デザインなのか、よくわからない。
原材料欄にはマカダミアナッツのチップとならんで、ブレンド用アルコールや香料なども載っているが、ナッツの香りは豊かでこうばしく、なかなか楽しい。ホットミルクに少し入れると、リキュールの甘味とナッツの香りが広がる。ショコラプリンにほんの少しかけても美味しい。
ところで並行輸入品には要注意ポイントがある。それはキャップの内側にパッキンの役割を果たすものが入っていないこと。買ったら横にしないように持ち帰らなくてはいけない。家でも立てて保管しないと液漏れしてしまうので、ご用心。

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2006年02月11日

チョコとバニュルス

2099a96d.jpg先日、サロン・ド・ショコラのセミナーで、チェレット社のバローロ・キナートがチョコレートととてもよく合うということを知り、感激してここで書いたところ、katokyoさんが「バニュルスもチョコレートと合う」と教えてくださった。探してみたら、katokyoさんオススメの白ではないが、赤が500mlで2000円強という手ごろな価格で見つかった。家ではほとんど飲まないくせに買ってきて、部屋に隠しもっていたチョコレート各種(←なぜ隠す?)を引っ張り出し実食。
写真は絵的にきれいな高カカオの板チョコ2種類と一緒に撮ってみたが、実際に美味しかったのは、やはりというべきか、サロン・ド・ショコラでワインとチョコレートの相性について熱く語っていたグイド・ゴビーノのマキシモだった。マキシモはヘーゼルナッツのジャンドゥイオットをたっぷりと使った、ミルクが入っていないチョコレート。バニュルスを飲むと、チョコレートの甘さがすっと流れて、ヘーゼルナッツの香りがふわりと立つ。セミナーで飲ませてもらったバローロ・キナートはスパイスが入っていたためか、ここまでヘーゼルナッツの香りは感じなかった。バニュルスの方が合っているように思う。
ここまで書いてから、Ginaさんのところを見に行ったら、なんと彼女もチョコレートとバニュルスの組み合わせを楽しまれた模様。ベリー系や柑橘系のチョコレートとも相性がいいらしい。テオブロマのショコランジュがあったので合わせてみた。うん、これもなかなかだ。
今は「バレンタイン仕様」なのか、ヴァローナのカライブが1枚ついている。このワイン、バレンタインのプレゼントにしたら、案外ポイント高いかもね。

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2006年02月10日

初午

7223ad7e.jpg梅柄帯に春駒の帯留を合わせて、初午の演出(ってほどでもないけど)。帯留は雪月花の帯留と一緒に手に入れたもので、こちらもやはり、紐がぼろぼろになっていたので、自力で付け替えた。金具が大きめだったせいか、作業をするのが二つ目だったせいか、紐を通すのはこちらの方が少しだけ楽だったように記憶している。
梅の花の帯は、いつものE後屋物件。源氏香帯椿帯どんぐり帯と同じ職人さんが染めたもので、お店に飾ってあったのを見て気に入り、ほぼ即断で買い求めた。梅柄なので、今年もあとわずかでしまわなくてはならない。それとも、3月歌舞伎座の「道明寺」に、これを締めて行こうかな。

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2006年02月09日

紅梅? 白梅?

d76ac454.jpg毎度おなじみ流水柄の帯に、今日は梅を一輪浮かべた。花びらは真っ黒で、花芯と裏の紐通しが銀色。ヤフオクで手に入れたので、もとからこういう色だったのか、それとも別の色が塗ってあったのにはげてしまったのかはわからない。色がないのにかえって色味を感じるのは、造形の美しさゆえだろうか。尾形光琳の「紅白梅図屏風」をイメージしたこのコーディネイト、毎年お正月から2月前半くらいまで出番が多い。

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2006年02月08日

凄いぞ、伊東家

3ff6fd47.jpg今日は家で仕事。といっても私の場合、パソコンの前で原稿を書いたり、資料を読んだりしている時間がほとんどだ。実は、こういうときにマニキュアの塗りなおしをすることが多い。
以前から試してみようと思っていた「裏ワザ」を試してみた。だいぶ前に伊東家の食卓で紹介されていたと聞いた、「塗る30分前から冷凍庫に入れておいたマニキュアを塗ると、早く乾く」というものだ。有名な裏ワザらしいから、すでに実行している人は多いかもしれない。過去に「クイックドライスプレー」というのを使ったことがあるが、あれは冷やすことで固めるものだった。それなら、マニキュアそのものを冷やすのも効果があるかもと思ってはいたのに、つい忘れて塗り始め、一度目を塗り終わってから気づく……の繰り返しで、今日に至った。
やってみてびっくり。教えてくれた友人は「2度塗りしなくても平気」と言っていたが、私は2度塗りにした。それでも所要時間はいつもの半分以下の30分たらずである。普段、1度目を乾かしてから2度目を塗り、さらにそれも乾いてからトップコートを塗って……と、軽く1時間以上かかっていることを考えたら、なんて楽なんだろう。伊東家って凄い。もっと早く試せばよかった。
しかも早く乾くだけでなく、きれいに塗れてツヤも出る。普通に2度塗りした場合と比べて今回の方がずっとツヤがあるのだけど、写真ではわかりにくいかもしれない。どちらも2度塗りした後、トップコートを塗る前に撮影したもの。

2月6日にアップした、ガナッシュ・フォー・リップスの記事に一部勘違いがありました。修正しましたのでご覧ください。


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2006年02月07日

永楽屋のハンカチ

61f405a6.jpg年末に京都で永楽屋 細辻伊兵衛商店のハンカチを買ってきた。京都の友人から、舞妓さんのレガッタ柄ハンカチをお土産でもらったことがあり、それ以来、お気に入りの店なのだ。以前は四条の高島屋のあたりまで行って求めたと記憶しているが、今回は祇園の原了郭の並びにも新しいお店ができているのを発見した。
今回買ったのは、写真の3枚。「猫じゃ猫じゃ」は前から気に入っていた柄で、手拭いも、小さな手拭いハンカチも持っているのだけど、ついに!ハンカチも出ていたので、すかさずゲットした。赤い首輪をした真っ白な姿がうちのお嬢様とお揃いなのがポイントなのだが、お嬢様にこういうことをさせたくはない。舞妓さんがスポーツをしているシリーズもお気に入りだ。ゆうべ雪が降ったので、(寒がりのくせに)嬉しくなってこのハンカチを持って出かけた。あっという間に解けてしまったのは残念だけど、寒がりの私にとってはよかったかも。
昨日の晩、我が家の最寄駅まで帰ってきたら、少し雪が降っていた。傘を買うほどではあるまいとそのまま帰ったのだが、顔や髪に雪が触れるととても寒い。とっさにハンカチを頭にかけたが、少しの風で揺れて飛んでいきそうになる。こういうときは手拭いの方が使い勝手がよい。


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2006年02月06日

コンプリしました

4401eb90.jpg2か月半ほど前に紹介した、「本物のチョコ入りリップクリーム ガナッシュ・フォー・リップス」。本物のチョコレートのフレーバーが楽しめるリップクリームである。現在市販されているのは4種(チョコレートミント、チョコレートモカラッテ、チョコレートオレンジ、チョコレートラズベリー)で、そのほかにヘーゼルナッツが昨年秋に限定的に発売されたが、本家のアメリカでは全部で10種類のフレーバーがある。
実は、残りの5種類(チョコレートアーモンド、チョコレートマジパン、チョコレートムース、バニラムース、レモンムース)のうち、チョコレートアーモンドとチョコレートムースが欲しくてたまらなかった。ヘーゼルナッツの香りがとてもよかったので、同じナッツ系のアーモンドを試してみたかったのと、いろいろなフレーバーがついているのにこれだけチョコの香りがするなら、他のフレーバーがついていないチョコレートムースはすごくいい香りかも……と思ったからだ。ときどき思い出してはネット検索していたのだが、先日、ヤフオクで5種類全部手に入れることができた。見事、コンプリ。
チョコレートアーモンドは、期待に違わずとっても美味しい。杏仁の香りまでする本格派だ。ただし、ほぼ同じ香りだが、チョコレートマジパンの方が杏仁香が強くて好みだ。ムース系3種は、全体に香りが弱めでちょっと物足りない。レモンやバニラより、チョコフレーバーで攻めてほしかった。
というわけで、好き好きランキングを以下のように修正。

1)チョコレートオレンジ
2)チョコレートマジパン
3)チョコレートヘーゼルナッツ
4)チョコレートアーモンド
5)チョコレートラズベリー
6)チョコレートモカラッテ
7) チョコレートミント
8) チョコレートムース
9) レモンムース
10) バニラムース


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2006年02月05日

野生のコーヒー

be4cc2f6.jpg昨日、銀座の明治屋に寄ったら、コーヒーの試飲販売をしていた。アンドロメダエチオピアコーヒーの「リム」というものだ。勧められるままに一口飲んでみると、美味しいのだけど私の好みよりも味が薄い。フレンチかイタリアンの深煎り豆をたっぷり使って、濃い目に入れたコーヒーが好きなのだ。2種類出していたうちのもう片方「ヤルガッチャフェ」は濃い目に入っていたが、飲み比べてみるとリムの方が雑味がなくてすっきりと美味しい。聞いてみると、リムはエチオピアの野生のコーヒーの木から採取された豆を使っているのだという。ヤルガッチャフェはほぼ野生だが、年に2〜3回雑草の刈り取りをする程度の手がかかった豆を使っているそうだ。名前はどちらも産地の地名らしい。手入れをしなくても十分に育つ、コーヒーの木に適した気候風土だから、いい実が育つのだろうか。
野生のコーヒーの木というのがあって、商品として海外に輸出ができるほどの生産量があるとは知らなかった。リムのように完全な野生の実は全生産量の10%、ヤルガッチャフェのような若干手入れをしているものは35%と、アンドロメダエチオピアコーヒーのサイトには書かれている。別のサイトも調べたところ、コーヒーの木が自生している未開拓地は非常に多く、全体像は把握できていないそうだ。この野生の実を「水洗式」といって、水に入れて浮いてきた未熟豆やごみを取り除く方法で精製。水量が豊かではないエチオピアでは珍しいそうだが、見た目も味も、非水洗式よりだいぶ上らしい。私が感じた「雑味がない」というのも、このあたりと関係があるだろう。
飲み比べでリムの方が好みだったので、豆を多めに使って濃い目に入れるつもりで、こちらを買った。焙煎はやや深煎り。雑味がないだけでなく、突出した苦味や渋み、酸味がなくバランスのとれた味で、どっしりとしたコクもある。ミルクやクリームとの相性もよく、特にカフェ・オレのやさしい味わいは絶品だ。100グラム735円。コーヒーの効能については、全日本コーヒー協会のホームページへ。


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2006年02月04日

むさしやさんへ行く

11ffcae9.jpg歌舞伎座昼の部を観てから、すぐ近くの足袋店・むさしやさんへ。きものを着るようになってすぐの頃から、ずっと愛用している足袋だ。私の足の形にぴったり合うようで、変なシワが入らないのが好き。今日は年末に注文してあった足袋を受け取りに行ったのだ。2年ほど前に、足袋の右足裏の踵から1センチほどのところが切れることが続いた。ちょうど履物の踵が当たるあたりで、その頃よく履いていた下駄の踵が当たったために切れたのだった。急に太った時期でもあったので、そのせいかなと思っていたが、むさしやさんでその話をしたところ、左右の足の大きさが違うのではないかという。いろいろ試着を繰り返して、右足が左足よりも0.5センチだけサイズが大きいことがわかった。以来、左右のサイズを変えた組み合わせを用意してもらっているのである。

さて、肝心の歌舞伎座昼の部。「陣門・組討」がおもしろかった。一ノ谷の合戦で、沖の御座船に向かう平敦盛を熊谷直実が討ち取ったという、有名な逸話を題材にした物語である。通常は熊谷と敦盛が馬で海に乗り入れてからを子役が演じるのだが、今回は幸四郎丈福助丈がそのまま演じている。子役を使って距離感を表現する「遠見」は歌舞伎独特の素晴らしい演出技法だが、可愛い子役が登場するせいか、いつも客席から笑いが漏れる場面でもある。しかしここはその後のストーリーに大きな意味を持つ緊迫した場面だから、その緊迫感を維持できるという意味で、大人の役者が演じるのもひとつのやり方だろう。ただし、二人が組み合うと浅葱幕が降りるが、それが振り落とされるまでにいつもより余計に時間がかかったように感じた。あのやり方なら、せり上がりにしなくてもいいのではないか。
福助丈は上背があるためか、やけに男っぽい。足の運びも中途半端で、少年なのか男なのかオカマなのかよくわからなかった。また、熊谷が敦盛を連れ出すところ、花道で一瞬、吹き替えというのか、本物の敦盛役(にしては筋書に名前がない)の芝のぶ丈が顔を見せるのだが、これはいかにも種明かしで、やらない方がよかったのではないかと思う。
最後の「幡随長兵衛」は吉右衛門丈。文句ナシの大親分でカッコイイ。そのほかの2演目は、イヤそうな顔をしている十郎とか、しらけ顔の久松とかが目障り。まあ同じ人なわけだが、白塗りのいい男の顔が似合わないってことだろうか。

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2006年02月03日

雪月花

967f6b02.jpg通常、「雪月花」というと桜の花をイメージすると思うが、この帯留は梅の花をデザインしている。入手したときは紐がぼろぼろで使い物にならない状態だったので、二分紐を買ってきて自分で直した。ぱっちん式になっていて、環のなかに紐を3回通さなくてはならないこともあったから、かなり苦労した。紐の端をアロンアルファで固めて先端を斜めに切り落とし、さらに先に行くほど薄くなるようにやすりで削るなど扱いやすくし、それを環に通してペンチを2本使ってで引っ張ったりして、やっとの思いで完成させたのだった。
ぱっちん式の帯留は紐が駄目になると金具もはずれてしまうので、部品が揃っていないことも多い。部品さえあれば再生できるので、大切にしていただきたいものである。

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2006年02月02日

雀の帯で初日気分

87d124d2.jpg今日は博多座の坂田藤十郎襲名披露興行の初日。雀右衛門丈は口上のみの出演なので、さすがに遠征はお休みだ。とはいえ、初日くらいは雀柄の帯なぞ締めて、気分を出してみようかと思う。この帯は、例によってE後屋物件。竹内栖鳳の写しだそうだが、人気のある図なのか、同じ絵をさまざまな江戸小紋の型紙を使って絵羽柄に染めたきものを見たことがある。

ところでlivedoorのブログには、おもしろいトラックバック機能がある。たとえば、このブログのタイトルのすぐ下に入っている「livedoor 辞書」。国語辞典、英和・和英辞典、新語辞典の3種類の辞書を検索できるのだが、探し当てた項目にトラックバックできるのだ。Yahoo!にも同種の辞書検索機能はあるけど、こんな機能はない。辞書の項目に対して発言できるわけで、なかなかおもしろいと思う。先月半ばに導入されたばかりだから、まだトラックバックされていない項目の方が圧倒的に多い。おもしろいので過去ログにさかのぼって、トラックバックしまくっている。
ほかにも、ニュース地図グルメ情報にもトラックバックできる。不思議なところでは、オークションなんていうのもあったけど、入札締め切り後はどうなるんだろう?


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2006年02月01日

サロン・ド・ショコラ 2

238ca636.jpg1月27日に書いたサロン・ド・ショコラの続報。スペシャル・ボックスを食べ終わったので、来年向け備忘録としてまとめておこうというわけ。
まずは「セレクション アンテナショナル」(2415円)。左からオリオール・バラゲのオレンジ、ベルアメールのカフェオレ、ジャック・トーレスのPB&J、コッペニアのブラウベア、グイド・ゴビーノのジャンドゥイオッティ・アル・カフェ&トリノット・マキシモ、パスカル・カフェのタンドレ・ス・レの、6か国のショコラの詰め合わせたものだが、このなかの白眉はコッペニアのブラウベア。私はホワイトチョコはあまり好きではないので、正直、一目見てがっかりしてしまった。とりあえず片付けとくかって感じで、無造作に口に放り込んでびっくり。めちゃめちゃ美味しい。ブルーベリー入りのガナッシュをホワイトチョコで包んでいるのだが、ガナッシュのやわらかさ、ブルーベリーの味わいのまろやかさ、ホワイトチョコとのバランスのよさが秀逸。どうしても買い足したくて、最終日にもう一度伊勢丹に行ったが、売り切れだった。来年もぜひ来てほしいものである。

choco12.jpg次は12個入りの「セレクション デ セレクション」(3990円)。写真左から、アンリ・ルルー(上からジュゼット、C.B.S.、アリベール)、ファブリス・ジロット(ミストラル、アリカンテ、テロワール ド ブルゴーニュ―カシス)、イルサンジェー(ポワーブル・ヴェール、バジリコ、アニス・プラリネ)、パトリック・ロジェ(アロガンス、シンフォニー、アムール)ショコラ3種。このなかではファブリス・ジロットがダントツの好印象だ。3種とも高レベルの美味しさだが、エストラゴンを使ったミストラルのデリケートな香りは特に素晴らしい。パトリック・ロジェのシンフォニーは塩キャラメルのソースが入ったもので、とろりとしたやわらかさが絶品だ。アンリ・ルルーのC.B.S.は「これで塩キャラメルを食べたことになるかな?」と期待大だったのだが、チョコとキャラメルのとろけ具合のバランスがイマイチだった。来年は忘れずに塩キャラメルを買おう。イルサンジェーはスパイスを使ったものが3種入っているが、どれもスパイスが強め。次の箱に入っているボワシエやブイエの方が、個人的には好みである。

choco10.jpg3種のうちで一番レベルが高かったと思うのは、この「セレクション スペシャル」(3465円)。10段階評価にすると、他のセットには6とか7のものも入っているが、この箱には8までしか入っていないという感じなのだ。写真左上から、ボワシエ(プラリネ・オ・エピス)、アルノー・ラエール(ソルティレージュ)、ミッシェル・ブラン(オルジェ)、ティエリー・ミュロプット(フルール・ド・セル)、ル・ダニエル(マロンプラリネ)、カッセル(クリオロ)、メゾン・フェルベール(キャラメル・ダージリン)、フレッソン(マルコナ)、ブイエ(テ アラミュール エ バジリック)、ジャン=シャルル・ロシュー(ムース・キャラメル)の10点。ミッシェル・ブランのオルジャはアーモンドのガナッシュを詰めたものだが、最後にふわっと杏仁の香りが立つのが心地よい。これも追加で購入したかった。

cacao_et_chocolat.jpg番外編は、カカオ・エ・ショコラのベルガモット。最終日に「売り切れ」の札が並んでいる売り場をぶらぶらしていたら、ここだけはたくさんの商品が残っている。ショコラティエらしき男性から差し出されるままに試食をしたところ、気に入って買ってきた。アールグレイもそうだけど、ベルガモットの香りが好きなのである。美味しいと思うんだけど、どうしてあんなに残っていたんだろう?


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