2007年03月

2007年03月25日

初音の鼓

857b3e66.jpgこの週末、なぜかlivedoorブログにログインできず、更新ができなかった。
先週末に続いて、今週は歌舞伎座夜の部。初音の鼓ならぬ、鼓の根付を提げてみた。配役を知ったときにはがっかりだった「木の実」だが、意外にもこれがよかった。扇雀丈は姫をやっているとなんだかなあと思わされてばかりなのだけど、昨夏の「八犬伝」山下定包といい、立役(といっても小金吾と山下定包じゃずいぶん違うけど)は悪くない気がする。これまで観てきた小金吾は権太に対して尊大な態度を取る人が多かったが、今回は気のいい若者らしさが出ていたのがおもしろかった。悪党だけど根はナイスガイな権太といい組み合わせだと思う。若葉内侍の東蔵丈、それに子役2人までとてもよかった。
権太は仁左衛門丈がやんちゃぶりを上方らしいリアルさで描いて素晴らしい。悪党の凄みと打って変わった子煩悩ぶり、女房とのじゃらじゃら具合、母への甘え方などなど、どこをとっても素敵だ。小せんの秀太郎丈も「みずみずしいなあ」「きれいやなあ」といわれて少女のようにはにかむところがなんともかわいい女房ぶり。このささやかな幸せが印象的であるほど、後半の悲劇が際立つ。
「すし屋」は時蔵丈の弥助が立派。これだけの大顔合わせだから彼がお里をやっても不思議ではないのだけど、彼がお里に回ると弥助役者が見当たらない。しかし、「たちまち変わる御装い」でぞくりとさせられる維盛は久しぶりに見た。優男の色気とともにとぼけた味があって、これは女が惚れるだろうと思われる。対するお里は孝太郎丈。私が歌舞伎を見始めた頃と比べると化粧はうまくなったし、当代有数の名立役である父・仁左衛門丈の相手役をたびたび勤めて場数を踏んでいるだけに芝居もうまくなったと思う。けれど、目元・口元に漂ういやらしさが耐えがたい。「お月さんもねねしてじゃ」で月を見上げて決まったところなどは、目をぱっちりと開いてとても美しかったが、次に弥助に見るときの半開きの横目は蛇が獲物を狙うかのようだ。「アメリカン・アイドル」の地方予選で、そこそこ上手だけど思い切り顔をゆがめて歌う女の子が、ジャッジから「歌っているときの表情がヘン。鏡でよく見て」といわれていたが、孝太郎丈にも同じことをいいたい。「びびびびびー」が本当に憎らしくなっては意味がない。表情を研究すれば、もっとずっといいお里になると思う。
「川連法眼館」では化かされ坊主のうちの一人が竹刀(というんだろうか?)の先端につけている滑り止めのゴムキャップのようなものが、いつもの緑色から透明に変わっていた。花道近くの席だったから気づいたようなものの、舞台や花道からある程度離れている席だったら見えないかもしれない。こういう道具類も日々進化しているのだなあと感心させられる。
「奥庭」がかかるのは珍しいように思うが、安徳天皇も出てこないし、藤原朝方が殺されるわけでもなくて、ただ教経が出てくるというだけ。こんな中途半端なものをやるくらいなら、夜の部の開演をいつも通り4時半にして、昼の部は「鳥居前」の笹目忠太をショートバージョンにして、その代わりに「北嵯峨庵室」か「堀川御所」を出してほしかった。

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2007年03月23日

ヴァン クリーフ&アーペル展

昨日の仕事帰り、池袋西武に寄って「ヴァン クリーフ&アーペル100年 永遠の煌き展」を見てきたのだけど、ちょっとがっかり。というのは、照明のせいだと思うのだけど、カラーストーンが美しく見えないのだ。ヴァン クリーフ&アーペルといえば、爪を見せずに石を留める「ミステリー・セッティング」が有名だけど、なぜ爪を見せないかといったら宝石の美しい輝きを爪で隠すことなくすべて見せるためだ。ということは、当然ながらミステリー・セッティングに使う宝石は、それにふさわしく美しいものであるはずなのだけど、なぜかルビーもサファイアも透明感がなく濁って見える。でも、ポスターや図録(といっても展覧会用に作られたものではないし、2万3000円もするので買わなかった。いや、買えなかった)の写真では、どれも透明できらきら輝いているのだ。それはもしかして、図録を買わせるための作戦ですか?ってくらい、美しくない展示だった。
この店の顧客だったらしいウィンザー公夫妻の写真が飾られていたが、キャプションに「ウィンザー公爵が爵位を捨ててまで愛するウォリスと……」と書かれていたのにもびっくり。さすがに爵位までは捨てていないし、公爵のまま亡くなっている。ちょうど係員がいたので「爵位じゃなくて、王位ですよ」と指摘したところ、「は?」って顔をされてしまったので、またびっくり。超有名な話だと思うんだけど。
ひとつ嬉しかったのは、先日のティアラ展で見た、モナコのレーニエ大公グレース妃に贈ったというダイアモンドのティアラに再会できたこと。ティアラ展では見ることができなかった、そのティアラをつけているグレース妃の写真も見ることができた。また、独立した展示ケースに収められているので、前後左右どこからでもティアラを見ることができる。ティアラも、それをつけたグレース妃もとても美しかった。

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2007年03月21日

長刀アイブロウ

4d7f109d.jpgずっと気になっていた長刀アイブロウ(ミディアムブラウン)を買ってみた。1575円。アイブロウペンシルなのだけど、芯が切り出し用の彫刻刀の刃みたい形に成形されていて、平たい部分を使えば広い線を、先端部を使えばごく細い線をと、自在に描き分けることができる。プロのメイクさんはよく自分でペンシルを削って長刀型にしているけど、自分で削るのは面倒なのでやったことはなかった。それが手間いらずで自分のものになるのだからありがたい。しかもシャープナーが内蔵されているので、削り直しもごく簡単。これは買うしかないでしょ。
実際に使ってみると、これまでのペンシルとは先端部のある位置が微妙に異なるので、最初は狙いとずれたところに線を引いてしまいがち。でもすぐに慣れるので問題はないと思う。先端部を使うと本当に細い線が引けて、毛一本分だけ描き足すなんていうのも思いのままだ。個々の線が細いので、海苔を貼ったみたいなべったりと濃い眉になる心配もほとんどない。今は眉尻はこのペンシルで、眉頭はポーラドルフのブローデュエットで仕上げている。


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2007年03月20日

NARSのリップペンシル

c3a54b14.jpgというわけで、さっそく池袋西武のNARSのカウンターに行ってきた。昨日も書いたように、ここのヴェルヴェット・マット・リップ・ペンシルを試してみたかったのだ。リンク先の公式サイトには12色並んでいるのでとても楽しみにしていたのだが、日本で扱いがあるのは9色のみ。そのうちの4色はベージュとかブラウンで私には地味すぎるので、現実的な選択肢は5色。さらに朱系の3色はオレンジ味が強すぎて似合わない。結局、BAさんが「基本の赤」といって勧めてくれた2457(Dragon Girl)を選んだ。
このリップペンシル、LIP FUSIONのものと同じくリップライナーと口紅を兼ねている。マットでしっとりとした仕上がりで、(私が選んだものは)ぱきっとした発色も鮮やか。きものに合わせやすそうな色があってよかった。ひとつ問題があるとしたら、鉛筆タイプなので折れやすいかもしれないから、外出時にシャープナーを持ち歩かなくては不安というところだろうか。NARSのBAさんから「シャープナーは900円で別売り」といわれたけど、LIP FUSIONで付録にもらったシャープナーがあるので買わずにきた。
池袋西武のフロアをうろうろしてみたが、この太いリップペンシルはNARSのこのシリーズ以外には、Paul & Joeリップクレヨンくらいしか見当たらなかった。NARSはマットだけど、こちらはぷるっとジューシーな感じ。今日は時間切れであまりゆっくり見られなかったので、近いうちにチェックしに行こう。

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2007年03月19日

太めのリップペンシル

695fdf71.jpg唇ぷりぷりの魔法アイテム「LIP FUSION」のサイトで、ちょっと太めのリップペンシルを見つけた。ペンシルというより、クレヨンといいたいくらいの太さがある。口紅なのかリップライナーなのかよくわからなかったけど、これにも唇ぷりぷり効果があるみたい。そこで試しに「Pout」という色を買ってみたら、すごく使いやすいのでびっくりしてしまった。
よくあるリップペンシルはまさに鉛筆くらいの太さで、リップライナーとして使うのがほとんどだと思う。LIP FUSIONのリップペンシルは太いだけでなく、芯がやわらかい。口紅よりは固めだけど、一般的なリップライナーよりずっとやわらか。リップライナーと口紅を兼ねているところがミソなのだ。一般的なリップライナーは芯が固い分、輪郭の線が残りやすい。上から口紅を塗っても「ザ・輪郭」という感じで、はっきりと見えてしまったりする。しかし、このリップペンシルは輪郭と同じ色で塗りつぶせるので輪郭だけが目立ったりしない。でも、輪郭自体はきちんと描いているので唇の形がくっきりして、仕上がりがとてもきれいなのだ。こんなに上手に口紅を引けたのは初めてなので、朝っぱらから感動しまくりで何度も鏡を見てしまった。ぷりぷり効果はリッププランパーほどではないが、潤いが長持ちする。痺れるような刺激も感じなかったので、かえって誰でも使いやすいんじゃないかと思う。
色がちょっと地味だけど、もう少し明るくてくっきりとした色があったらすごく欲しい。各色揃えたいくらいだ。ペンシルなので削って使う分、コスパはどうなの?という心配もあるが、不器用な私は使いやすさを優先で考えたい。NARSで似たようなペンシルがあるみたいなので、今度チェックしに行こうっと。

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2007年03月18日

源氏車の紋所

genji.jpg毎年三月は確定申告があるので、月の前半はあまり予定を入れないようにしている。そんなわけで、今日になってやっと歌舞伎座に行ってきた。まずは昼の部。
今月は大好きな「義経千本桜」の通し上演なので、演目にちなんで白地に源氏車を織り出した紬を着てみた。帯は流水柄の染め帯。襦袢と帯揚げは桜柄なのだけど、そこまで行くと完全に自己満足の世界だ。
菊五郎丈の忠信は、前回は「鳥居前」に違和感があった。荒事の人ではないからだけど、今回は古風な大きさ、力強さがみなぎっていて堪能させられた。少し膝を痛めているみたいで六方は辛そうなのが気になるが、大事にしていただきたい。弁慶の左團次丈は目がどこにあるのかわからなくて、強そうに見えない。鳥居隈のせいかと思ったら、次の幕でも変わらないので、別の問題のようだ。
「渡海屋・大物浦」は藤十郎丈の典侍局を初めて見るので楽しみにしていたのだが、典侍局はともかく、お柳の間はあまり色気もないし、期待ほどではなく残念。熊の敷物を出す素早さにはびっくりというか、少し笑ってしまった。安徳帝は浅草歌舞伎で同じ役を勤めた原口智照くん。前回は息が続かなかった台詞を、今回は見事に言い切っていた。やはり、この子はうまいし行儀がいい。
しかし、子役がこれほど精進しているというのに、銀平実は平知盛のお寒いことといったら。姿は立派だが、軽くて、薄くて、そのうえじめじめと暗い。こんなに強そうじゃない知盛は初めてだ。暴言といわれそうだけど、浅草歌舞伎第二部で同じ役を勤めた獅童丈の方が(私が見た「大物浦」に限っていえば)ずっとマシだったと思う。もちろん、芸の基礎体力は違うけれど、獅童丈の方が正面から取り組む努力をしていただけ、ずっと真摯に見えた。獅童丈も最後の碇を倒してから担ぎ上げるところで碇が軽そうに見えて困ったが、それは彼の芸が未熟なのだし、初役でもあるからまだ諦めもつく。しかし何度もこの役を手がけてきたはずの大幹部が碇を軽く見せてしまうというのは、もっと深刻な問題なのではないか。
それから客席が大うけの相模五郎の魚尽くしもどうかと思う。ただ魚の名前を並べているだけで、台詞になっていない。たしか團十郎丈の三役で「義経千本桜」の通し上演が国立劇場であった際に、家橘丈がこの役を勤めていたが、はっきり「イナダブリだとアナゴって」と言っているのに、「田舎武士だと侮って」と聞こえて仰天したことを覚えている。しかも、魚尽くしになっていることもきちんとわかった。いろいろな配役で見ているこの演目で、あの台詞があんなふうに聞こえたのはあのときが最初で、今のところ最後でもある。
「道行初音旅」は静御前がイマイチ。義経公はこの女のどこがよくて囲っていたのだろう?と思わずにいられない、全然素敵じゃない静御前にがっかりした。所作がせかせかとしているうえに、いちいち説明的で味わいに乏しい。きものの裾が翻るほどの勢いで回らなくてもいいじゃないか。また、相手の芝居を受ける間の行儀悪さも相変わらずで、幕開きに上手で鼓を打ったあと、忠信が本舞台にやってくるまで控えているときにものすごく怖い顔をしていたので、「遅ればせなる忠信」がどんなにキツイお叱りを受けることかと、ハラハラしてしまった。典侍局と道行の静は、配役を逆にした方がよかったんじゃないかと思う。


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2007年03月11日

ちょっと欲しいかも

アマゾンで本を買ったら、L.L.Beanのカタログがついてきた。洋服にもアウトドア用品にも縁がないのだけど、ぱらぱらとめくっていたら気になるものを発見。それがアイス・クリーム・ボールなるもの。プラスチック製の球体容器で、ボトムに氷、トップに材料を入れてごろごろ転がすと、およそ20分でアイスクリームが完成するという。わざわざアウトドアでアイスクリーム、それも自家製のを食べなくてもいいじゃんと思うけど、商品があるってことは相当需要があるんだろうか? 本当にそんなに簡単にできるものか、美味しくできるのか試してみたい気もする。1回つくったら満足してしまいそうなので買わないけど、でもちょっと欲しい。パイント用でいいので、誰かプレゼントしてくれないかな〜

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2007年03月10日

インテグレートの限定色

7886d500.jpg少し前に見かけて、すごく気になっていたサナの長刀アイブロウが欲しくて、地元のマツキヨに行ってみた。見かけたときは荷物が多かったので「また今度」と思って買わなかったのだけど、長刀型にカットしてあってとても使いやすそうなペンシルなのだ。シャープナーまでついているというのもよさそうなので、思い出しては物欲を刺激されていた。けれど、マツキヨにはなかった。残念。
そういうときはさっさと帰ればいいものを、売り場をうろうろしているうちに見つけてしまったのが、資生堂インテグレートの春の限定色ネイル。ジューシーで美味しそうな色といい、キラキラのダイヤモンドパウダーといい、とっても魅力的だ。テスターがないのでさんざん悩んだが、結局PK362とOR353を買ってみた。だって420円だし。
帰宅後、早速試し塗り。どちらもほとんど色はつかない。PK362は発色するまで重ねると子供っぽい色になってしまって、ちょっとがっかり。40過ぎて使う色ではなかったかも。でもOR353(写真よりもう少しオレンジ寄りのきれいな色だ)の方は肌になじんで、愛用のクレ・ド・ポーの11番ほどではないけれど、指がほっそりときれいに見える。ダイヤモンドパウダーが派手やかな分、クレ・ド・ポーより華やいだ雰囲気に仕上がる感じ。ただ、どちらも単色で使うより、ほかの色に重ねる方がいいのかも?と思った。


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2007年03月07日

ティアラ展

a84ac9db.jpg渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで「ティアラ展」を観てきた。古今のティアラ100点を集めた、美しく華やかな展覧会だ。平日の昼間だというのに、館内は女性客がいっぱい。
金、銀、プラチナの台金の上に、ダイアモンド、ルビー、サファイア、エメラルド、真珠、アクアマリン、デマントイド・ガーネットなどの宝石類を贅沢にはめ込んだティアラの数々は、溜息が出るほど美しい。個人的に「欲しい!」と思ったのは、穐葉アンティークジュウリー美術館所蔵の芥子パールのティアラ。台座の素材は金、銀と説明されていたが、まったく見えないくらいに芥子パールで埋め尽くされている。1862年の製作というから、養殖真珠はまだない。いったいどれほどの価値があるものだったろうかと考えると、気が遠くなりそうだ。
それ以上に度肝を抜かれたのが、「デヴォンシャー・パリュール」とよばれる、ティアラ、コロネット、バンドー、コーム、ストマッカー、ネックレス、ブレスレットの7点セット。金の台にカメオインタリオをはめ込んだもので、ダイアモンドとエナメルで華やかな装飾が施されている。このインタリオが只者ではなく、古代やルネサンス期の芸術家の作品が多く含まれている。カメオはイギリスの歴代国王の肖像が彫られたもの。ヴィクトリア女王の名代として、ロシアのアレクサンドル2世の戴冠式に列席したグランヴィル伯爵の妻のために、伯爵の伯父・デヴォンシャー侯爵が家に伝わる一大コレクションを提供して作ったものだとか。どんなにきらびやかな宝石もかなわないほどの威厳と存在感に溢れたセットで、ロシア宮廷の貴婦人たちより見劣りしてはならないという大英帝国の意地と誇りに圧倒された。これが外交というものなのか。
三方向から見られる構造の展示ケースもかなりあって、そういうところではティアラの裏側、つまり台座の加工も少し見ることができる。初めのうちは、宝石をセットした裏に穴を開けてあるくらいだったのが、現代に近づくにつれて台座の金属部分は少なくなって宝石を留める枠の形になり、その枠もプラチナの登場とともにワイヤーのように細くなって、軽量化される。それと同時にたくさんの光を取り込んで、宝石はさらに輝きを増すようになったというわけだ。
巨大なエメラルドに驚いたり、芥子のように小さなトルコ石に思いがけない美しさを見出したりと、宝石好きなら楽しめる展覧会だと思う。

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2007年03月06日

ルージュ アリュール

41580659.jpg紅筆をどこかに置き忘れてしまった。歌舞伎座に筆の職人さんが出店していたときに買ったもので、とても使いやすくて気に入っていたのに。いったい、どこにやってしまったのだろう?
それはともかく、紅筆がないと困るのが、オレンジ系の口紅が使えないということ。手持ちのオレンジ系口紅はパレットに移してしまったので、紅筆がないと使えないのだ。紅筆はいずれ、歌舞伎座であの職人さんに再会したら買うつもりだけど、オレンジ味の頬紅を買ったばかりなので同系色の口紅が欲しい。で、選んだのがシャネルのルージュ アリュールの19番「リマーカブル」。明るいきれいなオレンジだが、色にやわらかみがあって肌へのなじみがよいのでとても自然な仕上がりだ。ツヤがあって潤いと発色が長持ちするのも優秀。これまでのシャネルの口紅よりケースが細身なのでポーチに入れやすいし、鉱物油臭さがなくなったのも嬉しい。すごく使いやすくなった。でも、「CHANEL」の刻印はいらないんじゃないかなあ。あそこから折れてしまいそう(そんなことはないのだろうけど)で、ちょっと不安。

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2007年03月05日

萩焼の茶碗

c7e97395.JPG今朝、ここ数年使っていた茶碗を割ってしまった。40過ぎのオトナが使うにはどうだろう?と思うようなカワイイ絵(猫の後姿と足跡)が入っているうえ、買った当時はまだよく食べていたころなので大きいサイズのものを選んでいた。そんなわけで、そろそろ替え時かなあと思っていたところではあったけど、愛用の品を割れるのは悲しいものだ。
仕事帰りに池袋のデパートで食器売り場を見て回った。いざ必要になってから探すと、なかなか気に入ったものがない。年明け早々に銀座の松屋で花柄の茶碗の特集があったが、あのときに気に入ったものがあったのだから買っておけばよかった……と、後悔がよぎったりする。西武百貨店に「振袖にした方がいいんじゃないの?」と思うような派手な花柄の茶碗があった。すごくきれいでおもしろいなとは思ったけど、こんな派手な茶碗では落ち着かないし、お茶漬けをかき込む気にもならない。いろいろ見て回ったがこれというものが見当たらず、明日、伝統的工芸品センターにでも行こうかなと思いながら、閉店間際の東武百貨店の食器売り場をぶらぶらしていて見つけたのが、写真の萩焼。春の花盛りを思わせるような模様が気に入って、これに決めた。
しかし、帰宅してから気がついたのだけど、萩焼ということはやわらかいから丁寧に扱わなくてはならないし、食後はすぐに洗わなくてはいけない。日常の器としては、ちょっと面倒だったかも。

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2007年03月04日

頬紅2種

3267b4d1.jpg少し前にレ キャトル オンブルの「ベージュ ヴルール」を購入した際、イレール ブラッシュの「ティー ローズ」がとても気に入ったのだけど、予算オーバーでそのまま帰ってきた。けれど顔色がぱあっと明るくなったあの感じが忘れられなくて、ネットショップを探しまわって格安でゲット。わずかにオレンジ味の入ったピンクで、細かなパールが入っている。プレスが固いのでブラシで取りすぎることがないから、発色の調節をしやすいのもいいところ。周囲からも「顔色がよくなった」といわれるし、本当にいい買い物だったと思う。これまで地味なヌードカラーばかり使っていたのを反省した。
givenchyで、今度はジバンシーの「プリズム・アゲイン!」の#03を購入。「ティー ローズ」はオレンジ味の入ったピンクだけど、こちらはピンク味のあるオレンジ。4色をブラシで混ぜて使うタイプで、ふわっと明るい発色が美しい。やはり細かなパールが入っていてプレスが固いので、発色の調節もしやすいと思う。コンパクト自体がとても小さいので持ち歩きに便利なのは、シャネルの「イレール ブラッシュ」より優れたところかもしれない。ただ、どちらもプレスが固いのできっとすごく長持ちすると思う。この2つだけで2年くらいはもってしまいそうな予感……。
ところで新しくしたケータイで写真を撮ってみたのだけど、ピンボケっぽいし、色も全然違うのでちょっとがっかり。カメラだけは前の機種の方が使いやすかったかもしれない。今度のはフォトライトもついてないし、カラーコントロールもあまりできないみたいだ。もう少し研究しなくては。

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2007年03月03日

早くも夏の準備

7987ef9c.jpgあまりに暖かいからというわけではないけれど、夏の襦袢にする紋紗の反物を買ってしまった。夏の襦袢は秋草が地紋になっているものがほとんどなのだが、これは同じ秋草をメインにしているが花の丸になっているのが楽しい。着用時期を考えたら、単衣用の襦袢の方が便利なような気もするけど、もしかしたら今年の夏は暑くて長いかもしれないし、そしたら紗の襦袢の出番も多いかも……などなど、いろいろ言い訳を考えて結局購入した。仕立てはもう少し先の予定だ。
以前、バラの江戸小紋で紹介した保科土山さんの新作江戸小紋を見せてもらった。なんと、サザエさん柄。鰹縞(濃い紺色の線から少しずつ薄くなる青の線を並べた縞)に見立てた片滝縞(太い線〜細い線を順に並べた縞)を地に染めて、その上にサザエや波濤、小舟、枡、若布、鱈、鈴(タマらしい)を散らしている。鰹をそのまま使うのではなく、縞で表現したところがおもしろい。こういう遊びを入れた新しい江戸小紋がもっといろいろ出てきたらいいのに……とは以前から思っていることなのだけど、今回あった反物はすでにもっている江戸小紋(それも保科さんの工房のもの)と同じ海老茶色だったのでやめておいた。もっと鰹縞らしい青系の色だったら、ちょっとキケンだったかも。
買い物後は両親と祖母、それに妹夫婦と荻窪で昼食。妹夫婦が出場した東京マラソンの話などを聞いて、楽しく過ごした。

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2007年03月02日

暖冬

今朝の天気予報で、暖冬の影響で手紙の「時候の挨拶」に困るという話をしていた。確かに「春とは名ばかりの」なんて使えたものじゃない。
暖冬で困るのは、きもののコーディネイトも同じである。植物柄のような季節限定の帯や小物の出番がなくて困ってしまうのだ。雪持ち椿の帯なんて、今年はとうとう締められなかった。雪が降らないまでも、うんと寒い日でないと締める気にならない帯なのだ。梅柄の帯梅の帯留も、こんなに早々と梅の花が満開を迎えてしまっては出番を終了するしかない。しかし、さすがに桜の帯はまだ締めたくないので、当面は満開の椿の帯ぐらいしか楽しみがなさそう。


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