2005年09月23日

雀の刺繍帯

ab82b7c3.jpg久しぶりに汗ばむ陽気になったので、絽縮緬の刺繍帯を締めた。本当はそろそろ綴れや塩瀬の帯に変える方がいいのだろうが、絽目の巾が15ミリくらいあるし、黒地だし、それに何より雀柄なので、まだセーフということにする。お太鼓にはもう二羽の雀がいる、可愛い帯だ。歌舞伎座に行くと、雀右衛門丈の番頭さんが「わあ、私もほしい〜」と言ってくれて、幸せな気分になる。きものは6月24日のログに載せた黄八丈の単衣。

katagami.jpg観劇後、池袋の伝統的工芸品センターを覗くと、伊勢型紙の展示会をやっていて、「型紙彫りの体験コーナー」(無料)がある。伝統的な彫刻刀ではなくカッターを使っていたので、私にもできるかも……とトライしたが、見事に惨敗。刀を持つ手に力が入りすぎたのか、ラインがぎこちないし、断面が垂直にならないのだ。下絵が黒く塗られているのだが、下絵のライン通りに切り抜けないので、黒い箇所がいくつも残っている(あまりに恥ずかしいので、写真は裏側を撮った)。プロに見てもらうまでもなく、お話にならないほどの失敗作である。
体験後に職人さんと少しお話しさせてもらった。きものの型紙の需要が減っているので、額絵やしおり、ランプなどの新しい商品を開発せざるを得ないという。平成の世の中にふさわしい、現代の江戸小紋を作ればいいのに……と思うのだが、伝統的な柄以外のものを着たがる人(私のことだ)は圧倒的に少数なので、そういうことはあまり考えていないらしい。もったいないことだ。
展示会は10月4日までの開催だが、型紙彫り体験は金・土・日曜日のみ。江戸小紋をまとって出掛けたら、熱烈歓迎間違いなしだろう。

gen96_cat at 22:37│Comments(2)TrackBack(0) kimono | theatergoing

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この記事へのコメント

1. Posted by 白の花   2005年09月23日 23:03
こんばんは。
E後屋って、私好みの着物がウィンドウにあって、いつも「ほー」と見ています。
また、伝統工芸センターは池袋にきてからゆとりができてよくなりましたね。
でも、私は美術館がなくなってしまってとても残念。比較的、とっつきやすい美術館だったのに。。
2. Posted by 源九郎   2005年09月24日 02:35
なぜかまだE後屋さんにきものでノックアウトされたことはないのですが、帯で年中やられてます。あそこに染め物を納めている職人さんの作風がもろに好みで。実は昨日も……(ぼそっ)。名のある老舗のわりに価格がリーズナブルなんですよね。
伝統的工芸品センター、青山時代は面倒な気がして、よほどのことがないと行きませんでした。今は自分の乗り換え駅ということもあって、ちょくちょく覗けるのでありがたいですね。
美術館だった頃にも何度か行きましたが、私は今の方が好きかな〜

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