2006年05月04日

團菊祭夜の部

ccefcfa1.jpgリリーさんと一緒に歌舞伎座夜の部へ。今日のコーディネイトは端午の節句仕様で相良刺繍で菖蒲を表した袋帯。青地の帯というのは案外使いにくいもので、毎年この時期に1〜2度しか出番がない。
吃又」は三津五郎丈がさすがにうまいが、口を開けた阿呆のような顔はしない方がいいと思う。梅枝丈は相変わらずとても丁寧に演じていて好感が持てるが、虎を描き消すところの墨つぎは手をかけすぎ。筆の勢いが殺がれるので、絵の道の悟りを開いたように見えない。あれでは虎が逃げてしまう。
保名」の菊之助丈は絵のような姿、踊りの美しさともに十分。初日に観たときは榊の前への思い、物狂おしさが感じられず、きれいなだけの退屈な踊りだったが、四日目の今日は恋を失った痛みがよく表れていたと思う。こんな短期間でも成長があるのだから、若い人は侮れない。
かたや海老蔵丈の「藤娘」は、彼のチャレンジ精神以外はあまり誉めるところがない。「まだ寝が足らぬ」で肘をついて寝るところで、ガン!と音がしそうなのは、ものすごく興ざめだ。また、幕開きの鼓が狸の腹鼓のような音で、いきなりずっこける。なぜ鳴物だけ劇団音楽部ではないのだろう? 理由がわからない。

gen96_cat at 23:58│Comments(8)TrackBack(0) kimono | theatergoing

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この記事へのコメント

1. Posted by 紫音   2006年05月05日 11:00
おはよう

今ね桂離宮の菖蒲がテレビでやっていて
すっごく綺麗だったのねん

あの独特の風貌は気品があるよね
やっぱ菖蒲は雨が似合う

それにしても良いお天気よ京都は
旦那が仕事だから息子の相手してくるわっ
2. Posted by 源九郎   2006年05月05日 23:37
>紫音さん
再度のコメント、ありがとう!
(前にもらったコメント、スパムコメントを削除していて、間違って消してしまったのです。ごめんなさい)

菖蒲は水辺の花というイメージもあるし、雨が似合いますね。白や黄色の花もあるけど、やっぱり紫のが一番好き。桂離宮の菖蒲、きれいだろうな〜
3. Posted by うまこ   2006年05月06日 14:13
おぉ、これまた見事な帯ですね!
菖蒲の仲間は今からしばらく楽しめますね♪
今はオランダアイリスとイチハツがきれい。
公園の花菖蒲はまだ全然。
家のアヤメのつぼみ発見、って感じです。
旧暦のお祭りを新暦でやるから一ヶ月花が早すぎで、困っちゃいます。
4. Posted by 源九郎   2006年05月06日 21:55
>うまこさん
ありがとうございます♪ 刺繍が重厚なので普段使いをする気になれないこともあって、出番の少ない帯なんですよ。たまの出番に誉めていただいて、帯びも喜んでいるかも。
5. Posted by リリー   2006年05月06日 22:41
演舞場に行かれたときも論評よろしくお願いします♪(とくに例の演目。。)
6. Posted by 源九郎   2006年05月06日 22:44
>リリーさん
例の演目は17日の予定です。気長にお待ちくださいませ♪
7. Posted by ぺ   2006年06月25日 21:07
そういえば、鼓の田中社中は藤娘本人の指定だそうですぜ、関係筋によると。
8. Posted by 源九郎   2006年06月25日 21:35
>ぺさん
それは田中社中がおきにの、あの方の影響なのかしら。

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