2007年08月22日

稚魚の会・歌舞伎会 合同公演(A班)

4fcc7494.jpg稚魚の会・歌舞伎会 合同公演の初日を観てきた。まずはA班による「寺子屋」と「乗合船」。
「寺子屋」は寺入りから。ここがあるとないとでは小太郎のけなげさの伝わり方がまるで違ってくるが、実際には寺入りからやることは稀。こういう会だけに、寺入りからの丁寧なやり方は意義深いと思う。竹本はなんと喜太夫。この公演では浄瑠璃方も若手が出演するものと思っていたので、ちょっと嬉しい驚きだった。松王丸役の竜之助丈は首実検でも息子への思いがにじみ出ていて、非常によかった。首を見る直前の目を閉じた顔には、「源蔵は小太郎を切ったのか?」というよりも、「小太郎は本当に切られてしまったのか?」との思いが、強く出ているように思われた。
「乗合船」は角兵衛獅子2人と鳥追い女が入っているバージョンで、こういうやり方は初めて見た。今回の新演出なのか、それともこちらがもともとのやり方なのかわからなかったが、幕切れで船に乗った人々を宝船に乗った七福神に見立てているといわれるのだから、本来は7人の踊りのはず(とはいえ、8人バージョンはよく観る)。今回は8人バージョンに上記3人が加わって計11人だったが、こういうところはパンフレットに解説があればよかったかなと思う。
ところで「乗合船」の開演前に、ものすごく久しぶりで常磐津の家元を見かけた。まさかご出演!?と焦ってしまった。思い過ごしでよかった。

gen96_cat at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) theatergoing 

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