第26回ディベート甲子園全国大会中学の部 予選(ほぼ)全試合記録(その4)第26回ディベート甲子園全国大会中学の部 予選(ほぼ)全試合記録(その6)

2021年09月11日

第26回ディベート甲子園全国大会中学の部 予選(ほぼ)全試合記録(その5)

第26回ディベート甲子園中学の部予選記録の第五回です。

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■J3-1(B vs. A)

・コミュニケーション点:肯定側17点/否定側19点

・判定:否定側

・メリットの評価:

 ある程度減じられると考える。

 内因性については、ガイドラインの効果は若干はあると考えられるが、現場では理想通りにはいかない、という肯定側の議論の方がもっともらしく感じる。

 解決性については、部活がなくなることによる補完的業務(生徒指導等)の負担が返って増える、という1NR議論への返しが不十分のように見える。また、飯田市の例などみても、実際に授業が改善するのは30-40%程度のようであるし、改善する場合も、その程度について言及していないので、どこまで生徒の能力に影響があるのかは、判断し難い面がある。

・デメリットの評価:

 かなりの程度残るのではないかと考える。

 肯定側の反論であったアクティブ・ラーニングについては、現状行われているものが、プランを取ることによってどれだけ改善するのかが不明。また、そもそも部活動は、こうしたアクティブ・ラーニングでは救えないタイプの生徒(勉強が苦手な生徒)を対象としていることからも、ややIrrelevantな印象を受ける。

・結論:

 減じられている/元々改善の程度が分からないメリットに対して、少なくとも部活動の存在によって救われている(勉強が苦手な生徒や、自らの興味・関心に合わせて部活動を楽しんでいる)生徒にとっての居場所や成長の機会を奪うデメリットの方が大きいと考え、否定側に投票。

・コメント:

 肯定側立論:スピーチ自体は分かりやすいが、内因性の一連の議論がなんとなく脈絡なく配置されてしまっていて、ストーリーとして入りづらい印象を受ける。これだと、部活動と授業準備の関連性があまり感じられないので、例えば「部活動に多くの時間が割かれている」→「『そのために』授業準備時間が足らなくなっている」→「『結果的に』授業の質が下がっている」…といった順序で、ストーリーを仕立てた方が、リンクが頭に入ってきやすいと思う。

 否定側質疑:1NRに連動しそうな質問を多く出すことができ、良い質疑だったと思う。特に、授業の質や、生徒の能力が悪化することによる実害がない、という言質を肯定側から引き出せたのは良かった(できれば、これをもっと1NRに使ってもらえるとより良かった)。

 否定側立論:良い。このタイプのデメリットは、リンク部分(格差が発生するところ)までは比較的強固に作れるが、深刻性が課題になりそうに感じた。今回に関しても、立論段階ではやや曖昧な印象を受けたが、後半の展開まで読んだ上でこのような深刻性にしたのだとすれば、相当戦略的に練られたデメリットと感じた。

 肯定側質疑:聞いているポイントは良い。「部活動で得られる効果が、他の学校生活の中の活動で得られるなら、デメリットは生じないか?」といった聞き方は、たいていは「それでもデメリットは生じる」という反応しか引き出さないので、良い聞き方ではない(今回に限って言えば、「生じない」という言質を引き出せてしまっているが…)。本来であれば、部活動が効果を生み出す要素を聞き出して、それに合った議論を1NRに提案する、といったことができるのが良い。

 否定側第一反駁:内容は、良い。ただ、議論の順序がかなり錯綜している。メリットの構成が内因性→解決性→重要性、なのに、1NRのスピーチ順が解決性→内因性→重要性となっており、自然な流れになっていない。また、内因性の反論も、3番目の議論に反論してから2番目の議論に反論するなど、前後している部分がある。

 肯定側第一反駁:メリットの内因性の守りは良かったが、解決性への返答は不足していると感じた。デメリットについては、良く守ったが、最後の議論は内容が良くわからなかった。

 否定側第二反駁:自分たちの議論をほぼ漏れなく伸ばせている点は良い。最後の比較は若干蛇足的な印象を受けた。

 肯定側第二反駁:よくリカバリーした。ただ、「部活動の参加者は7割で、アクティブラーニングは9割の生徒が享受する」という議論は、若干眉唾な印象。そもそも「7割」「9割」と言っているところの母集団が異なる(部活動は「全生徒」、アクティブラーニングは9割の「学校」)。すなわち、学校で1クラスでもアクティブラーニングを実施していたら、実施校に分類されると思われるので、9割の「生徒」ではないと思う。

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■J3-2(E vs. D)

・コミュニケーション点:肯定側18点/否定側17点

・判定:肯定側

・メリットの評価:

 多少は削られるものの、残ると考える。

 1NRの「他業務が横滑りしてくる」という話は、実際にそういう事が起こった、という話ではなく、飯田市の実例から考えても、実際には労働時間は減少すると考えた方が妥当と考える。

 ガイドラインの話については、多少は労働時間を減らす効果があるのかもしれないが、守っていない学校も多く、現状のままでは今後もそれほど急激に労働時間が減る、というものでもなさそう。

 現状でも「総合型公務支援システム(?)」なるものが導入され、労働時間が減少する、という話は残っているが、そもそも否定側も「何時間削減すればよいのかわからない」と言っている通り、わからないなら、可能な限り労働時間を削減しておいた方が良いのでは?と考えると、プランを取った方が、部活動の時間も削減されるので、より好ましい状態になる、という事は否定されないと思う。

・デメリットの評価:

 かなり小さいと考える。

 否定側は、実質金銭的な問題のみからデメリットが発生する、という主張をしていると考えると、プラン後に生徒の受け皿になるスポーツクラブのかなりの部分が、非常に低料金しか徴収していないことにより、問題の発生がかなり怪しい。2NRで総合型地域スポーツクラブの話をしているが、エビデンスとして出されたものではなく、これをもって肯定側議論が返っているとは考えられない。

 また、固有性についても、部活動以外の様々な活動から、部活動と同様のメリットが得られるのであれば、わざわざ部活動を設けておく意義もあまり感じない。さらに、否定側自身、部活動の機能はスポーツクラブで代替可能、と認めてしまっているので、部活動固有の意義がさらに薄れている感がある。

・結論:

 メリットに比べ、デメリットが十分削減されていると考え、肯定側に投票。

・コメント:

 肯定側立論:概ね良いが、スピーチの冒頭部分がやや聞きにくかった。通信環境の影響も若干あり、音声的に不明瞭な部分が多かった。聞き取りに慣れてくれば、理解度も上がるので、特にオンラインではある程度「慣らし」の時間を作って、ジャッジが聞き取りに慣れてから徐々にスピードを上げるのが良いと思う。

 否定側質疑:聞いているポイントは良いが、食いつきが若干足りない。相手の答えになっていない答をスルーしてしまっていて、相手の弱さが明確になっていない。例えば、「授業は破綻しているのか?」という質問に「授業の準備時間が云々」というやや不明瞭な答えに対しては、「授業が成立してない、とまで言っている資料は無いですよね?」と畳みかける程度の突っ込みは欲しい。

 否定側立論:肯定側と対照的に、冒頭ゆっくり読むところから始めて、スピードを上げていく、というところは良かった。技術的には優れていると思うが、冒頭と、スピードを上げたところのギャップがやや大きく、スピードが上がった途端にフローが取りづらくなった、という印象。また、数字等でスピードを落としてフローを取りやすくしているのは評価できるが、その他の部分で、ゆっくり読むところと速く読むべきところのメリハリのつけ方も、工夫の余地がありそう。例えば、最後の深刻性の説明のところは、別にゆっくり読む必要は無いと思う(時間調整だったのかもしれないが)一方、非認知スキルの内容が列挙されている部分などは早すぎてフローが取れず、むしろこちらをゆっくり読んでほしかった。

 肯定側質疑:話しかける相手に対して「相手側さん」と言うのは、違和感がある。質問のポイントは良いが、自分たちの意見をストレートにぶつけすぎてしまっていて、対話にならなくなってしまっている部分がある。例えば、「現状分析2の資料は、年収400万未満の家庭の子どもは、現状部活動に参加していない、と言っているだけで、それが即金銭的問題で外部の活動に参加できない、ということにはならないのでは?」という聞き方をしてしまうと、相手は構えてしまう。もう少しオブラートに包み、段階を踏んで、「固有性2の資料は、『現状の、部活動が存在する状態で』年収400万未満の家庭の子どもが、部活動以外の活動に参加している割合が少ない、という資料ですよね?」「部活動がなくなった後に、年収400万円未満の家庭の子どもがどうなるか、という事までは示していませんよね?」くらいにとどめておいた方が良いと思う。

 否定側第一反駁:冒頭、メリットのどこに対する反論かを明示せずにスピーチが始まっていた様に見えるが、内因性なのか、解決性なのか、をはっきり言ってからスピーチを始めた方が、フローの書き始めで戸惑わなくて済むと感じた。内容的には悪くはないが、「過労死ラインを下回るためには、何時間労働時間を減らせばよいのかわからない」という主張は、それ自体ではあまり否定側に有利には働かないように感じた(どれだけ減らせばよいかわからないなら、可能な限り減らすのが良い、という結論につながりそうなので)。

 肯定側第一反駁:デメリットの反論は良いが、質疑の内容を盛り込めると(現状分析2の資料は、部活動がある状態での話であり、年収400万未満の層であっても、部活動がなくなったら外部クラブに移行する可能性を否定しない)より良い。メリットも、1、2点目の議論に対する反論は良いが、できれば3点目の反論もカバーしたかったところ。

 否定側第二反駁:デメリットの要因が金銭的なものに限られる、というニュアンスになってしまったのが悔やまれる。また、外部クラブの費用に関しては、エビデンスを使ってもっときちんと反論すべき。最後の比較を削ってでも、この議論に反論すべきだった(比較部分は(少なくともこの試合では)あまり勝敗に貢献しなさそうな内容なので、もっと個々の議論を充実させるべきだった)。

 肯定側第二反駁:必要な仕事はできていると思う。「塾などの学力格差がプランによって解消する」という話は、興味深いが、この時点で出てくるのはNewぽいので、可能なら立論に盛り込むか、少なくとも1ARに出してもらう必要があったと思う。

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■J3-3(H vs. G)

・コミュニケーション点:肯定側19点/否定側20点

・判定:肯定側

・メリットの評価:

 削られはするものの、ある程度残ると考える。

 教員の時間については、プラン前に対しプラン後全く変化しない、という議論は無いと考える(ガイドラインはあっても、結局部分的解決になるため、プランを取る場合よりは、確保できる時間は短くなる)。また、部活動顧問以外の教員も、授業準備の時間を十分とれていない、という議論についても、部活動顧問がさらに授業準備時間が少なくなることは否定しない。

 部活動を行っている生徒の方が成績が良い、という議論については(やや論点先取りになるが)、最貧困層はそもそも部活動に参加できていない、という、デメリットに対する肯定側議論により、やはり、肯定側スタンスで触れられている、貧困層に対しては有効な反論とは言えない。

 総じて、1NRで言及されたような、解決性に対する若干の疑問は残るものの、重要性で言われているように、部活動の存在が、学校が一致団結して教育レベルの底上げに取り組むことの妨げになっている面はあると考え、一定程度の解決性は認めるべきと判断した。

・デメリットの評価:

 減じられるが、ある程度残ると考える。

 1ARでも言われているように、部活動による非認知スキルの獲得については、否定側が言うほど大きなものではないと考える(1ARの、部活動参加者とそうでない者の間にはほとんど差が無い、という議論より)。ただ、差が皆無、という訳ではなさそう。したがって、現状部活動に参加している者が部活動がなくなることにより、多少のスキル低下を被る可能性はあると考える。

 ただし、最貧困層については、1ARの議論が残っており、プランの有無に関わらず、そもそも部活動の利益を享受していないと考えられる。

・結論:

 判断基準として最終的に伸ばされたのは、肯定側の「学校は、貧困層にとっての最後の砦なので、貧困層を最も重視した政策を採るべき」という議論と考える。その観点で行くと、プランをとっても取らなくても、デメリットという観点からは、貧困層にとっては状況がほとんど変わらないのに対して、メリットの方が(程度は不明であるものの)、貧困層に対して利益を及ぼす可能性が高いと考え、肯定側に投票。

・コメント:

 肯定側立論:授業改善→学力向上、というケースは他にもいくつかあったが、その中でも出色の出来だった。他の同様のケースに比べて、プラン→学力向上のリンクがきちんと分析されていると感じた。ただ、構成的に、そのリンク部分に「重要性」とラベル付けされている点は気になった。

 否定側質疑:相手ケースの弱点を理解した、良い質疑だった。授業準備時間と、学力向上のための要素(6要素?)との関係が薄そう、という事を浮き彫りにする質問は秀逸だった。最後の、現状分析2に関するやり取り(貧困家庭の子ほど中退率が高い)に対しては「確かなバックデータを持っているのか」と聞くよりも、スピーチの中で出てきた事実のみを聞く方が良い。すなわち、「立論中では、データは出てないですよね?」という確認ができると、ベター。

 否定側立論:デメリットのリンクが二本立てになっており、収入レベルが低い家庭だけでなく、高い家庭でも、活動機会が失われる可能性がある、としたところは良い。深刻性も工夫されていると感じたが、最終的に単なる家庭環境格差の話で終わっており、収入の高い家庭の子どもがスポーツ・芸術活動をしなかった場合にユニークなインパクトが若干見えづらい感はあった。

 肯定側質疑:相手のことを「相手側さん」と呼ぶのは違和感がある。質問内容は、試合後に振り返れば意図が分かるが、その場では、あまり相手から良い回答を引き出せていない印象だった。例えば、1ARの「貧困層は現状でも部活動に参加できていない」という議論を際立たせたいなら、質問としては、「現状でも、部活動への参加率は100%ではないですよね?」「現状部活動に参加していない人がどういう人たちなのか、という分析は無いですよね?」といった確認をしておけば良いと思う。

 否定側第一反駁:内容は良い。特殊なケースに対して、かなりSpecificに対応できていたと思う。スピーチ構成として、おそらく最初に重要性→解決性→再び重要性、となっていた様に思われるが、これだとフローが取りづらいので、できれば要素ごとに議論はまとめてほしい。

 肯定側第一反駁:議論量はそれほど多くないが、Strategicに構成されていると感じた。1ARの段階からきちんとスタンスを伸ばして、肯定側戦略が明確になっている点は良い。

 否定側第二反駁:最終的に、(最)貧困層が救われるかどうか、という点にフォーカスしてしまったのは、戦略的ミスだと思う。この場合の否定側は、貧困層だけでなく、高収入家庭でも問題が発生する可能性がある、という点を強調し、自分たちの深刻性1や2を伸ばすことで、トータルでメリット・デメリットを考えさせるようなスピーチをするべきだった。

 肯定側第二反駁:大局的な部分はよくとらえられていると思う。スタンスをきちんと伸ばし、貧困層にフォーカスさせたところは良い。学力向上へのリンクについては、教員の時間が増えるかどうか、という部分だけでなく、部活動が教員の一致団結を妨げている、という(重要性2の)議論も伸ばした方が良かった。

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■J3-4(K vs. J)

・コミュニケーション点:肯定側18点/否定側18点

・判定:肯定側

・メリットの評価:

 削られるものの、ある程度残ると考える。

 ストレスや運動不足の方が、健康への悪影響が大きい、という議論については、プランによってかえってストレスや運動不足が悪化する、という話とは思えず、肯定側立論の「長時間労働それ自体がリスク」という話で返ると考える。

 他の業務や生徒指導が入る、という話は、確かにそのような面もあると考えられるが、現状でかなりの長時間(50時間/月?)が部活動に割かれており、これら業務がそこまで時間を要するとは考えづらい。

 部活動以外にも持ち帰り仕事などで教員の時間が取られている、という話については、プランを取ることで部活動分の時間が発生することを否定するものではなく、特に解決性に影響を与えるわけではないと考えた。

 総じて、他業務などが若干入る可能性はあるものの、ある程度の労働時間削減は達成され、それによる精神疾患や過労死のリスクは小さくなると考えた。

・デメリットの評価:

 発生の可能性は否定されないが、かなり怪しいと考えた。

 まず、部活動が廃止された場合に、どの程度の生徒が(地域スポーツクラブ等に行かずに)エネルギーを発散できずに街を徘徊したりするのか、に、やや疑問がある。2NRで地域スポーツクラブは不足している、という話は出たが、これでカバーできない領域がどのくらいあるかは明確ではなかった。

 また、部活動と少年犯罪の因果関係についても疑問が残る。否定側立論からは、飲酒・万引きといった軽犯罪の可能性が高まることまでは理解できるが、少年院に入るような深刻な非行については、おそらく(1ARの議論から)減少しており、部活動との関連性は低いのではないか、と考えた。

 さらに、部活動特有のマイナス面として、人間関係が複雑になることによるいじめ等の問題もあり、その分も差し引くべきと考えた。

・結論:

 デメリットは若干は残るものの、おそらくほとんどが軽犯罪であり、更にいじめ等の派生する問題も考えると、メリットを上回るほどではないと判断し、肯定側に投票。

・コメント:

 肯定側立論:構成はきれいにできている。「部活動顧問を断れない」という部分に資料を3枚割いて分析を行っているが、おそらく実際の試合であまり争点になるところではないので、ここを削って他所(特に解決性)を強化した方が良いかもしれない。

 否定側質疑:質問内容は悪くないが、聞き方が、相手にかわされやすい形になってしまっている。例えば、「メリットは、過労死ラインを下回ることで発生するのか、それとも労働時間が減れば減っただけメリットになるのか?」といった話になってしまうと、相手は当然後者と言ってくることが予想されるので、「具体的に、何時間時間外労働が減れば、どれだけリスクが小さくなるか、証明した資料はあるか?」といった質問を出した方が、Linearityと言いつつも、その程度が不明、という反論につなげられるのではないか。

 否定側立論:分析は面白い。ただ、部活動廃止から非行へのリンクとして挙げられている、精神的・肉体的余裕や、規範意識から犯罪へのつながりの説明は難しそうに感じた。また、徘徊や万引き等の軽犯罪から、深刻な犯罪へつなげるのも、若干苦しそうな印象を受けた。

 肯定側質疑:相手のことを「相手側さん」と呼ぶのは違和感がある。質問のポイントは良いが、やや極端な、自分たちに都合の良い結論を押し付けようとするあまり、うまく相手の答えを引き出せていないように見える。例えば、「部活を引退したら、全員が犯罪者になるのか?」という聞き方よりも、「部活動引退後に犯罪率が上がった、という具体的なデータはあるのか?」という聞き方の方が有益な情報を引き出せると思う。

 否定側第一反駁:議論の順序が、「深刻性1」→「解決性1」→「深刻性3」と錯綜しており、ややフローが取りづらかった。内容はオーソドックスではあるが、「長時間労働ではなくストレスや運動不足の方が問題」といったユニークな議論もあり、良かった。

 肯定側第一反駁:メリットは効率的に守れていたと思う。デメリットに対しては、おそらく準備がしにくかったと思われるが、その中でも相手の議論をきちんと分析できていた。

 否定側第二反駁:メリットの1NRの伸ばし、デメリットの伸ばしとも、よく頑張ったと思うが、総合型地域スポーツクラブで対応できない生徒の数が不明なのと、T/Aがドロップされてしまったことが悔やまれる。

 肯定側第二反駁:自分たちの議論をまんべんなく伸ばせているが、やや散漫な印象になってしまった。デメリットのT/Aなど、伸ばすべき議論が強調されると良い。

…次回へ続きます。



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