株の中級者を必ず勝たせる!

先物と現物株についてファンダメンタルズとテクニカルを融合させて解説。

今週の見通し

日経平均週間  37834.25 → 38403.23(+1.50%) 前週が+0.25%
TOPIX週間     2756.47 → 2771.26(+0.53%) 前週が-0.46%

カッコ内は前週の数字
コア30 -0.10%(-1.08%)  大型株 +0.24%(-0.73%) 小型株 +1.02%(-0.23%)
バリュー +0.65%(-0.65%) グロース +0.41%(-0.27%)  リート +0.20%
騰落レシオ 97.97%→104.05%  半導体株+5.19%(仕手株アドバンは+353円寄与)
日経平均という指数は2週連続高、コア30は3週連続安

週間業種別騰落
上位 その他製品+4.8%、紙パ+3.2%、電力ガス+3.1%、証券、不動産
下位 薬品-2.8%、鉄鋼-2.4%、海運-1.8%、石油石炭、保険

先物  6/13 CME終値37935円 → 6/20 CME終値37380円(+445円)
昼間(国内時間)  合計 +820円  ドル円合計 -0.15円(0.15円の円高) 
夜間(海外時間)  合計 -375円  ドル円合計 +2.14円(2.14円の円安)

今週の主なスケジュール
6/22(日) (日)都議会選挙
6/23(月) 中古住宅販売件数、(各国)PMI速報値
6/24(火) ケースシラー指数、CB消費者信頼感、NATO首脳会議(~6/25)、(独)IFO指数、(講)パウエル議会証言、(決)フェデックス
6/25(水) 新築住宅販売件数、5年債入札、(日)日銀会合主な意見、(講)パウエル議会証言、田村、(決)マイクロン
6/26(木) GDP確報値、耐久財受注、新規失業保険申請件数、住宅販売保留指数、7年債入札、(決)ナイキ
6/27(金) 個人消費、デフレーター、ストレステスト結果公表、(日)都区部CPI
6/30ECBフォーラム(~7/2)、7/1パウエル・ラガルド・植田講演、日銀短観、7/3★雇用統計、7/4米休場

・トランプ大統領、イランの核施設3カ所に対し、成功裏に攻撃完了
・トランプ大統領、イランに和平迫る 応じなければ「他の目標を攻撃」 
この時間(11時半頃)のウィークエンドダウは-428ドル
こちらはホルムズ海峡封鎖オッズ https://pbs.twimg.com/media/GuAkPVUW4AA1HBt.png

2週間延期で一部のヘッジは解消していただけに(↓)、初期反応は再ヘッジなのかもしれないが、
VIX1Dは木12.71→金21.67→月12.73→火21.03→水22.13→金18.41
そのあたりは今後の状況判明により「原油価格」とともに変化することになる。

今週は、メジャーSQ翌週&四半期末に向かう週、そして7月初旬の「3つの期限」までやや間が空く週と書いておいたのだが、一旦は「2つの期限」になった。
政策不確実性指数(7日平均)は、相互関税延期で4/10にピークアウトした後、中東有事により6/15にボトムアウトしたように見える。
こちらは6月後半のシーズナルパターン(1928年以降の平均なので起点を変えれば変わる)
焦点は、四半期末リバランスがどの程度前倒しされるかである。

スケジュールの中の★印は、「7月以降」は5/12後にキャッチアップしてきたソフトデータよりもハードデータに関心が移っていくので、PMIには印を付けずに翌週の雇用統計の方に印を付けている。

デフレーターはいつものように二番煎じながら、「まだ」インフレが顕在化していないだけに
トランプによるパウエル攻撃ネタの価値くらいはあるかもしれない。
すべてに大袈裟なトランプによると「金利を1~2%に引き下げれば、米国は年間1兆ドルを節約できる」とのこと。こちらは米国の財政構造(金利支払いは0.9兆ドル)
参考までに日本の財政構造。
https://www.mof.go.jp/zaisei/financial-situation/financial-situation-02.html

パウエルの議会証言は、すでにたたき台(FRB金融政策報告書↓)は公開済みであり、それに基づいて発言することになる。議会証言でサプライズな発言があった記憶は少ないので、特に印をつけていない。
またいちいち書くのが面倒だっただけで、FOMC直後だけに多くのFED関係者の発言機会がある。ドットにおいてタカハトがやや分かれた中、ハトがハト声・タカがタカ声を出す分にはサプライズは無く、ハトがタカ声もしくはタカがハト声に転じるケースのみが注目される。ただしそれ以上に「7月以降のハードデータ」の方が重要であることは言うまでもない。
なお日銀の田村委員(水曜)は前回の会合でただ一人反対票(QT縮小に反対)を入れた人。


具体的な見通しはいつものように明朝に。

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海外市場動向(週末版)

6/20
NYダウ  42206.82(+35.16)・・・ +0.08%
S&P500   5967.84(-13.03)・・・ -0.22% イコールウェイトは+0.18%
NASDAQ  19447.41(-98.86)・・・ -0.51% ナス100は-0.43%
日経平均CME先物 38380円(昼間終値38350円)
WTI原油 73.84(+0.34)  金価格 3385.7(-22.4)
10年債 火4.392%→水4.394%→金4.378%(↓) 10年BEI 火2.31%→水2.31%→金2.33%
2年債 火3.946%→水3.939%→金3.906%(↓)
ユーロドル 前日6時1.1498 → 1.1522/23(ドル安)
ドル円 前日6時145.46 → 146.07/12(ドル高)

※6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 -4.0(予想-1.0・前回-4.0)
※5月CB景気先行指数 前月比-0.1%(予想-0.1%)
※欧6月消費者信頼感速報値 -15.3(予想-14.5・前回-15.2)
※台湾輸出受注、5月は前年比18.5%増 AI製品が好調
1月-3.0%→2月+31.1%→3月+12.5%→4月+19.8%→5月+18.5%
※(20時半頃) イラン高官「イランはウラン濃縮の制限について協議する用意がある」-ロイター
※(21時半頃) ウォラー理事(求職活動中)「関税によるインフレへの影響は大きくないだろうと考えている。トレンドは良好」「金利を下げるのにそれほど長く待つ必要はない」「早ければ7月にも利下げできる状況にある」
※(23時40分) 米政府、中国で米国技術にアクセスすることを認めてきた同盟国の半導体メーカーへの特例措置の撤回を検討-WSJ
※関税の影響を評価するのは時期尚早=FRB金融政策報告書
※バーキン総裁「現時点では、利下げを正当化するような緊急性の高いデータは見当たらない」「関税によるインフレリスクを否定する準備はできていない」
※イラン、英仏独3カ国と外相会合-外交解決の呼び掛けに応じる
→ イラン外相「イスラエルが攻撃を停止次第、イランは外交を再開する用意がある」
※米国が防衛費増額を要求したため、日本は日米通商協議をキャンセル-FT
→ 米政府「アジア同盟国も防衛費GDP比5%に」 日本への要求基準に-日経
※(引け前)TACOのトランプ大統領「イランにはしばらく時間を与えている」「米国によるイラン攻撃は必要ないかもしれない」
※(引け後)デイリー総裁(わずかにハト化)「関税がインフレに与える影響への懸念は、当初よりも大きくはない」「経済のファンダメンタルは金利引き下げが必要な状況に向かいつつある」「労働市場が低迷しない限り、次の利下げは7月よりも秋頃を見込んでいる」
※(引け後)いつものトランプ大統領「金利を1~2%に引き下げれば、米国は年間1兆ドルを節約できる」「FRBがなぜこの愚か者を交代させないのか理解できない。彼の解任について考えを変えざるを得ないかもしれない」

※VIX指数 スポット前日20.14→20.62 7月限20.83→21.10 8月限21.41→21.55
http://vixcentral.com/ ← 平時形維持
(参考)VIX1D 火21.03→水22.13→金18.41
※半導体SOX指数 火-0.83%→水+0.52%→金-0.75%
※ラッセル2000 火-1.05%→水+0.52%→金-0.18%
※アクセンチュア-6.8%、グーグル-3.8%、オラクル-2.7%、AMAT-2.0%、サークルインターネット+20.4%、カーマックス+6.6%、アップル+2.2%
※通信サービス-1.8%、素材-0.6%、エネルギー+1.0%、生活必需品+0.6%
※ドイツ10年債 水2.49%→木2.51%→金2.51%(→)
※イタリア10年債 水3.48%→木3.55%→金3.52%(↓)
※英国-0.20%、ドイツ+1.27%(欧州VIXは前日24.95→22.48)、フランス+0.48%、イタリア+0.74%、カナダ-0.03%、メキシコ+0.35%

休場翌日のSQ日というのは初めてらしいが、時間外では、寄り付きのSQ値算出に向けてイラン高官発言(原油下落)+ウォラー発言でプラ転して始まり、理由はどうあれ、寄り付き直後から下落して陰線という(上昇タイミングにおける)典型的なメジャーSQ日の日中足だった。
<前回記述> 上昇時のメジャーSQ日は「高寄り(AM Settlement)」してから梯子を外される動きが圧倒的に多かったので、下落時のメジャーSQ日がその反対に動くことは、特段不自然ではないと思います。
今回 https://pbs.twimg.com/media/Gt6ag-TXIAAYUsE.png ← 高寄りしてから梯子を外される(特にナス)

水  株→(-0.03%)・金利→・ドル→・VIX↓
木  休場(株↓・金利→・ドル→・油↑)
金  株↓(-0.22%)・金利↓・ドル↓・VIX↑・油→

基本的には原油(↓)が示す通り、(日本時間)金曜2時半を起点に地政学TACOが継続しており、
休場日先物終値 ダウ先-403ドル ナス先-1.12% N先物38385円
金曜16時先物   ダウ先-121ドル ナス先-0.17% N先物38350円
現物終値  ダウ+35ドル ナス100-0.43% N先物38380円
2週間延期でヘッジが一部買い戻されたといったところ。
VIX1Dは木12.71→金21.67→月12.73→火21.03→水22.13→金18.41
為替も金曜2時半以降は有事のドル買いのアンワインド。

水 小型バリ+0.5%>大型バリ+0.2%>小型グロ-0.1%=「大型グロ-0.1%」
金 大型バリ+0.1%>小型バリ-0.2%=小型グロ-0.2%>「大型グロ-0.7%」(メガ7-1.1%)
水曜日に「ド安値引け」していたグーグルとアマゾンは昨晩も軟調。半導体ネタも多少なりともナス側に影響した。
週間の主な値上がり・値下がり銘柄はこちら。
値上がり AMD、マイクロン、レイセオン、エクソンモービル、シェブロン
値下がり マスターカード、ビザ、アドビ、グーグル、イーライリリー、マクドナルド、コカコーラ

金利は、たまたまかもしれないがウォラー前が上昇→ウォラー後が低下
火 2年3.95%↓ 10年4.39%↓  実質2.08% 円145.26 債VIX16.47
水 2年3.94%→ 10年4.39%→  実質2.08% 円145.11 債VIX16.23
金 2年3.91%↓ 10年4.38%↓  実質2.05% 円146.08? 債VIX15.88(3/28以来の安値)
<木昼記述> 久しぶりにタカハトの間で意見(見方)が分かれ始めているという言い方もできます。それはデュアルマンデートの「どちら」を重視するかの違いとも言えます。
⇒ ウォラーは(これから上昇していく)インフレではなく、(これから悪化していくであろう)雇用の方を重視していることになる。なお世界経済フォーラムの調査によると(関税とは無関係に)、雇用主の41%がAI導入に伴う人員削減を計画しているとのこと。
https://realinvestmentadvice.com/wp-content/uploads/2025/06/White-Collar-Job-Cuts-at-Public-Companies-06.19.25.png

こちらは今年これまで4回のFOMC当日の10年金利値動き。
今週もどの日がFOMCなのかわからないほどだった↓(それだけFOMCにサプライズ感が無い)。したがって債券VIXは他アセットのVIXに比べて最も落ち着いている。

昨晩の経済指標はもちろん無反応。フィラデルフィアは、雇用は↓、価格も↓ながら高止まり。
コンファレンスボードの方はいつも通り(先行↓・一致と遅行が↑)。
先行 9月101.7→→2月101.2→3月100.5→4月99.1→5月99.0
一致 9月113.6→→2月114.4→3月114.8→4月115.0→5月115.1
遅行 9月118.4→→2月119.0→3月118.8→4月119.1→5月119.6

為替は、昨日に限れば「ユーロ>ドル>円=豪ドル」。一応、有事のドル買いのアンワインド。
週間では「ドル>ユーロ>豪ドル>円」と、有事のドル買いらしきものが少し残った。 
円に関しては、しばしば取り上げているように、今は(日銀も含め)明らかに日本国として「円安賛成」のターン。自動車関税に決着が付けば、それも解除されるだろうけど。

3週前 → 2週前 → 先週末 → 今週末 右端の日にちはすべて終値ベース
NYダウ     42270 → 42762 → 42197 → 42206(+0.0%)
S&P500     5911 → 6000 → 5976 → 5967(-0.1%)
S&P500EW     7141 → 7225 → 7167 → 7179(+0.2%)
NASDAQ  19113 → 19529 → 19406 → 19447(+0.2%) ナス100は-0.0%(メガ7が-0.5%)
ラッセル     2066 → 2132 → 2100 → 2109(+0.4%)
SOX指数    4758 → 5038 → 5112 → 5211(+1.9%)

ドルindex   99.33 → 99.19 → 98.19 → 98.71(↑) 6/16が安値
ユーロドル   1.1348 → 1.1395 → 1.1552 → 1.1522(↓) 6/12が高値 
ドル円     144.05 → 144.86 → 144.09 → 146.08(↑) 4/21が安値
ユーロ円    163.47 → 165.07 → 166.35 → 168.33(↑) 6/20が高値
豪ドル円    92.66 → 94.04 → 93.51 → 94.23(↑)

米30年債    4.93% → 4.96% → 4.90% → 4.89%(-0.01%) 5/21が高値
米10年債    4.40% → 4.51% → 4.40% → 4.38%(-0.02%)
実質金利    2.06% → 2.20% → 2.12% → 2.05%(-0.07%)
米2年債    3.90% → 4.04% → 4.00% → 3.91%(-0.09%) 4/30が安値
独10年債    2.50% → 2.57% → 2.53% → 2.51%(-0.02%)
独2年債      1.78% → 1.87% → 1.85% → 1.84%(-0.01%) 4/22が安値
伊10年債    3.48% → 3.49% → 3.49% → 3.52%(+0.03%)
中10年債    1.70% → 1.69% → 1.68% → 1.64%(-0.04%)
日10年債    1.50% → 1.46% → 1.41% → 1.39%(-0.02%) 3/27が高値
日2年債      0.73% → 0.76% → 0.73% → 0.73%(-0.00%) 3/27(0.88%)が高値

VIX指数     18.57 → 16.77 → 20.82 → 20.62
ナスVIX     20.87 → 19.81 → 22.41 → 22.23
欧州VIX     19.15 → 17.42 → 21.73 → 22.48
日本VIX     23.74 → 23.56 → 27.44 → 25.60
米債券MOVE     92.11 → 89.65 → 95.31 → 90.10
米債券VXTLT    19.24 → 17.39 → 16.88 → 15.88
ゴールド     3365 → 3315 → 3452 → 3385 4/21が高値
原油      60.79 → 64.58 → 72.98 → 73.84 5/5が安値
(参)原油VIX   40.71 → 35.72 → 57.23 → 64.67 6/17が高値
https://stockcharts.com/h-sc/ui?s=$OVX

先週末において週末ヘッジが入った状態で越週していたため、週明けは買い戻し(ヘッジ解消)から始まり、地政学ネタに囲まれながらも、週間では(原油VIX以外は)各アセットとも小動きで終えている。
先週金  (1÷21.4X100)-4.40%=0.27% 株VIX20.82
火  (1÷21.4X100)-4.39%=0.29% 株VIX21.60
水  (1÷21.3X100)-4.39%=0.29% 株VIX20.14
金  (1÷21.3X100)-4.38%=0.32% 株VIX20.62

<日曜記述> 株指数は、週後半に地政学リスクで大きく動いたように「見えて」、実際には年初来最小値幅週でした。
⇒ 今週もほぼ同じ。
先週:6059~5963(値幅は96.19) 今週:6050~5952(値幅は98.27)
そこにはメジャーSQ控えという「事情」もあったはずで(5983レベルからほとんど離れず)、
地政学リスクに対しては、株売りという対処ではなくVIX買いというヘッジで対処している
とはいえヘッジが入っているVIXの方もカーブが平時形を維持しているくらいだから、原油(↓)が100ドルに向けて急騰するようなシチュエーションは全く想定されていない。

カッコ内は前週の騰落率 ★は週内に昨年来高値を更新した国、☆は昨年来安値を更新した国(いずれも終値ベース)
日経平均(CME)+1.2%(-0.1%) ←ドル建てでは-0.2%(+0.4%)
米国ダウ+0.0%(-1.3%) S&P500-0.1%(-0.4%)
ドイツ-0.7%(-3.2%) イタリア-0.5%(-2.9%) 英国-0.8%(+0.1%) 
スペイン-0.4%(-2.4%) フランス-1.2%(-1.5%) カナダ-0.0%(+0.3%)

日経平均+1.5%(+0.2%) 中国-0.5%(-0.2%) 香港%-1.5%(+0.4%)
★韓国+4.4%(+2.9%) 豪州-0.5%(+0.4%) インド+1.6%(-1.3%)
ブラジル-0.1%(+0.8%) 台湾-0.1%(+1.9%) メキシコ-2.0%(-1.1%)

わが国は他通貨に対して異様に自国通貨安が進んでいるのでドル建て(特に半導体の寄与が少ないEWJ)は劣化している。
週間では、ドル高の中で「ACWI-1.31%>ACWX-2.67%(=EWJ-2.50%)」。
断トツのトップは大統領選以降の騰勢が止まらない韓国。
本国市場が休みのイスラエルETFは小幅続伸
ECB理事会日を起点に下げ続けてきたドイツは一旦50日線に敬意を表している。

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本日分

6月のFTSEリバランス日
23年(600円幅)  現物5兆5600億円 先物57665枚 日銀会合
24年(270円幅)  現物5兆2859億円 先物30144枚
⇒ (付け加え)今年は6兆6964億円、大型~小型からバリュー・グロースに至るまで、Nを除いたほぼすべての指数が「みんな揃って安値引け」
イスラエル株が高値更新続きであることは周知されてきたようだが、VIXだけは今年の高値圏(どこまで流動性があるのか不明だが)。
本日使う数字(↓)
4月 北米+97億 欧州+1756億 アジア+6024億 その他-186億
5月 北米+5005億 欧州+14929億 アジア+4263億 その他-381億

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前場分

原油先物日中足 https://nikkei225jp.com/_ssi/if/?c=921 2時半に何かがあったらしい。
欧州株(0時半)や米株先物(2時)はその前に取引を終えている。
欧VIX 火22.10→水22.40→木24.95
 2時  ダウ先-403ドル ナス先-1.12% N先物38385円
10時 ダウ先-138ドル ナス先-0.27% N先物38570円
何でも「先送り」する傍らで手柄だけは急いでいるので、7月初旬は、相互関税交渉(7/9)・減税法案の上院通過(7/4メド)・イラン攻撃(地政学TACO)の「期限」が揃ってしまうことになる。

気が向けば後から・・・。
なお余計だったもの(無駄だった箇所)は過去に遡って消していく
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本日分

前引け
日経平均   38597.16(-287.99) ・・・ -0.74%
TOPIX     2791.94(-16.41) ・・・ -0.58%
大引け
日経平均   38488.34(-396.81) ・・・ -1.02%
TOPIX     2792.08(-16.27) ・・・ -0.58%

後場時間の先物は38610円~38470円。前場の38840円~38460円が一日の高安。

NT差は11時半-0.16%→15時半-0.44% すなわち本日は、外需-1.45%内需+0.34%

今晩の米株先物は2時まで稼働しているはず。
16時 ダウ先物-128ドル、ナス先物-0.40%、上海-0.79%、香港-2.00%(月初来安値)、韓国+0.19%
足元が月初来安値にあるのは、香港以外ではユーロ圏の多く。逆に月初来高値近辺にあるのは日韓とカナダなど。米国はどちらとも言えず。
ちなみに昨日のイスラエル株は、、、高値更新中(↓)
https://www.bloomberg.co.jp/quote/TA-35:IND

こちらはシティのサプライズ指数










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前場分

日経平均   38597.16(-287.99) ・・・ -0.74%
TOPIX     2791.94(-16.41) ・・・ -0.58%

前場時間の先物は38840円~38460円

今週本日11時半までの暫定数字
昼間時間+915円夜間時間-280円

11時半 ダウ先物-104ドル、ナス先物-0.42%、上海-0.41%、香港-1.16%、韓国-0.51%、わが国先物はCME終値比-70円

FOMCの中では、パット見で今回(右側)のドット中央値が2回のまま(前回と変わらず)とは信じられない。
別な言い方をすると久しぶりにタカハトの間で意見(見方)が分かれ始めているという言い方もできる。それはデュアルマンデートの「どちら」を重視するかの違いとも言える

こちらは




こちらのチャートは前日までのものだが、株価は5月高値6月高値、MACDやRSIなどのオシレーター指標は5月高値6月高値、すなわちダイバージェンスであることが確認できる。


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本日分

日経平均   38885.15(+348.41) ・・・ +0.90%
TOPIX     2801.69(+14.74) ・・・ +0.77%

後場時間の先物は38880円~38740円。一日を通すと38880円~38240円。
10時:大型-0.0%<小型+0.3% → 15時半:大型+0.8%>小型+0.3%で、一応「指数↑VI↑」。

今年(右側のカッコはユーロ円)
12/31  39390円 42544ドル 3154 24年末(157.19)(162.84)
6/12  38170円 42967ドル 4797 (143.48)
6/13  37935円 42197ドル 4262 (144.09)
6/16  38560円 42515ドル 3955 (144.73)
6/17  38240円 42215ドル 3975 (145.26)(166.79)
昨年同時期





16時 ダウ先物+47ドル、ナス先物+0.22%、上海-0.04%、香港-1.16%、韓国+0.74%

こちらは昨朝使った数字
米株  (3月末)5611.85 → (6/16)6033.11
日株  (3月末)35617円 → (6/16)38311円
米金利 (3月末)4.21% → (6/16)4.45%
ゴールドマンによると米国株の年金リバランス売りは270億ドル程度になるとのこと。

こちらの上段は4/7以降もしくは5/12以降にリビジョンが大きく改善している様子だが、
実はこの改善に貢献しているのは(11セクターのうち)4セクターだけとのこと(下段)。
それを勘案した上でのイコールウェイト対指数
https://pbs.twimg.com/media/Gtj1el9aoAErsVg.jpg

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前場分

日経平均   38791.80(+255.06) ・・・ +0.66%
TOPIX     2801.69(+14.74) ・・・ +0.53%

前場時間の先物は38760円~38240円。今晩の「何か」を先取りしているのか?

NT倍率     (6/2)13.49倍→(6/17)13.83倍
日経平均EPS1  (6/2)1996円 → (6/17)1999円
日経平均EPS2  (6/2)2406円 → (6/17)2475円
もちろん本当のEPS推移は「1」であり、「2」の方はそのように「見えてしまう」というだけ(ただし一般的に見るのは「2」の方)。

11時半 ダウ先物+29ドル、ナス先物+0.15%、上海-0.40%、香港-1.30%、韓国+0.70%、わが国先物はCME終値比+510円?
昨晩
VIX1D    木12.71→→金21.67→月12.73→火21.03
S&P500 木6045→→→金5976→月6033→火5982

<日曜記述> 株価の下げに対してVIXの上昇が「かなり」先行していることが確認できます。⇒ 債券VIX以外はそれが継続されている。
株VIX  木18.02→→金20.82→月19.11→火21.60
VVIX   木103.0→→金113.4→月106.2→火115.5
債券VIX 木16.04→→金16.88→月16.43→火16.47
原油VIX 木45.37→→金57.23→月56.60→火71.56(22年以来の高値)






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本日分

日経平均   38536.74(+225.41) ・・・ +0.59%
TOPIX     2786.95(+9.82) ・・・ +0.35%

後場時間の先物は38540円~38440円の。前場の38560円~38310円が一日の高安。
「日銀はゼロ回答だろう」(門間氏)とはならなかった模様。

こちらは米終了時点のダウ日経差(とドル円)
6/12  38170円 42967ドル 4797 (143.48)
6/13  37935円 42197ドル 4262 (144.09)
6/16  38560円 42515ドル 3955 (144.73)

16時 ダウ先物-211ドル、ナス先物-0.51%、上海-0.04%、香港-0.47%、韓国+0.12%
ゴールドマンが米国のマグニフィセント7に対抗して、中国の「Prominent 10」を発表したとのこと。10銘柄でMSCI中国指数の42%を占めるらしい(Tencent、Alibaba、Xiaomi、BYD、Meituan、NetEase、Midea、Hengrui Medicine、Ctrip、Anta)。

本日はFOMC前日であるとともに小売売上高デー。バンカメの小売売上高予想は先日載せたが、
ゴールドマンの予想は上から、-0.7%・+0.2%・+0.2%・+0.2%と、バンカメとコンセンサスの間くらい。
こちらはギャラップの調査で、支持党派別の株式上昇期待。
要はミシガンと同じということ(大統領の交代ごとに入れ替わる)。

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前場分

日経平均   38501.08(+189.75) ・・・ +0.50%
TOPIX     2781.50(+4.37) ・・・ +0.16%

前場時間の先物は38560円~38310円。日本人+0.50%>外国人-0.01%

原油の「高値」は金曜アジア時間11時半→その後の「安値」は月曜の23時半

今朝使った数字
24年
NT倍率 (5月末)13.88倍→(6/20月間ピーク)14.17倍→(6月末)14.09倍
SOX指数  (5月末)5123.4→(6/18月間ピーク)5765.1→(6月末)5472.3
ユーロ円 (5月末)170.65 → (6月末)172.34→(7/10)175.07
25年
NT倍率 (5月末)13.55倍→(昨日)13.80倍今のところ月間ピーク
SOX指数  (5月末)4758.1→(昨日)5267.3今のところ月間ピーク
ユーロ円 (5月末)163.47 → (今朝)167.34

11時半 ダウ先物-234ドル、ナス先物-0.65%、上海-0.31%、香港-0.23%、韓国+0.42%、わが国先物はCME終値比-90円

昨日は細かく言えば色々あれど、VIX1Dが木12.71→金21.67→月12.73。今晩は翌日にFOMCを控えるので(中東有事とは無関係に)反発する。
HYGHは有事を挟んでもほぼ変わりなし。https://stockcharts.com/h-sc/ui?s=HYGH

こちらはゴールドマンとバンカメのFOMC予想。
3月ドット 25年2回 26年2回 27年1回 LongerRun3.0%
GS6月予想  25年2回 26年2回 27年1回 LongerRun3.0%
BofA6月予想  25年1回 26年3回 27年1回 LongerRun3.0%
ゴールドマンは3月FOMCと全く同じ。バンカメは、前回の中央値が2回と言えど実際には限りなく1回に近かったので2人が修正するだけで中央値が1回に変わってしまうことを根拠に1回の予想に変えている(自社の予想は0回維持)。
またバンカメは、今年のGDP成長率を1.7%→1.4%に下方修正、PCEコアを2.8%→3.0%に上方修正するだろうと予想している。

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本日分

日経平均   38311.33(+477.08) ・・・ +1.26%
TOPIX     2777.13(+20.66) ・・・ +0.75%
リート指数   1782.29(-0.17) ・・・ -0.01%

後場時間の先物は38360円~38190円。一日を通すと38360円~38000円(前場高値38190円後場安値38190円)。

「16日」につき全く見ていなかったが、朝の予想(SQ値まで)と違ってSQ値を明確に上回ってきていた。
たまたまレポートで使っているので、こちらにも置いておく。
6/15時点 理論値38518円>実際値37834円(-684円)
(参考)1年前の6/15時点 理論値37281円<実際値38814円(+1533円)

NT差は10時+0.16%→11時半+0.39%→15時半+0.51%
アドバン 10時+113円 → 11時半+207円 → 15時半+218円
他の224  10時+190円→11時半+152円(↓)→15時半+259円(↑)

原油はさらに鈍化(「1週」でご確認)
16時 ダウ先物+140ドル、ナス先物+0.41%、上海+0.35%、香港+0.53%、韓国+1.80%

こちらはゴールドマンのインフレとGDP予想の「推移」
インフレ予想を上げれば成長率予想は下げるインフレ予想を下げれば成長率予想は上げる、すなわち関税発の「スタグフレーションか否か」という視点が続いている。
足元は、右=不確実性の低下(スタグフレーションリスクの低下)とともに、GS版金融コンディション(左)も軟化中。
トランプには、金融コンデイションの軟化は利下げ効果をもたらす(敢えてFEDが利下げする必要は少なくなる)という「教育」も必要なのではないか。

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前場分

日経平均   38193.39(+359.14) ・・・ +0.95%
TOPIX     2771.81(+15.34) ・・・ +0.56%
リート指数   1789.67(+7.21) ・・・ +0.40%

前場時間の先物は38190円~38000円。
NT差は10時+0.16%→11時半+0.39%
アドバン 10時+113円 → 11時半+207円
他の224  10時+190円(↑)→11時半+152円(↓)

11時半 ダウ先物+45ドル、ナス先物+0.21%、上海+0.13%、香港+0.15%、韓国+0.59%、わが国先物はCME終値比+245円
中国のハードデータ
鉱工業生産  1~2月+5.9%→3月+7.7%→4月+6.1%→5月+5.8%(予想+6.0%)
小売売上高  1~2月+4.0%→3月+5.9%→4月+5.1%→5月+6.4%(予想+4.9%)

にわか関税識者が増加したと思ったら、今度はにわか中東有事識者が増えている。
原油は今のところ、金曜11時半頃が高値のまま(「1週」でご確認)

昨日のイスラエル株(現物市場)は+0.47%、またイスラエルのCDSは(上昇したものの)まだこの程度=「6m」などでご確認。
トゥルーフレーションは原油高をわずかに反映した程度
金曜の5年BEIも同様
もちろん今のところという修飾語は必要になるが、<土曜記述>『市場は「本当のヘッジ」が必要になるレベルまで想定しておらず、必要だったのは「週末のヘッジ」だけです。』という状態から変わらない。

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今週の見通し

日経平均週間  37741.61 → 37834.25(+0.25%) 前週が-0.59%
TOPIX週間     2769.33 → 2756.47(-0.46%) 前週が-1.20%

カッコ内は前週の数字
コア30 -1.08%(-1.78%)  大型株 -0.73%(-1.56%) 小型株 -0.23%(+0.20%)
バリュー -0.65%(-1.56%) グロース -0.27%(-0.72%)  リート +1.58%
騰落レシオ 109.27%→97.97% 内需株-0.52%<外需株-0.07% 半導体株+1.41%

週間業種別騰落
上位 鉱業+6.9%、石油石炭+5.4%、情報通信+2.1%、海運、薬品
下位 空運-4.9%、保険-4.3%、非鉄-2.8%、輸送用機器、鉄鋼

先物  6/6 CME終値37990円 → 6/13 CME終値37935円(-55円)
昼間(国内時間)  合計 -400円  ドル円合計 -0.94円(0.94円の円高) 
夜間(海外時間)  合計 +345円  ドル円合計 +0.17円(0.17円の円安)

今週の主なスケジュール
6/15(日) ★G7サミット(~6/17)
6/16(月) ニューヨーク連銀指数、20年債入札、(中)鉱工業生産など
6/17(火) ★小売売上高、輸入物価指数、鉱工業生産、NAHB住宅指数、(独)ZEW指数、(日)★日銀会合
6/18(水) 住宅着工件数、失業保険申請件数、★FOMC、(英)CPI、(日)貿易統計、訪日外客数
6/19(木) 米休場、(英)中銀会合、
6/20(金) フィラデルフィア連銀指数、★米メジャーSQ、CB景気先行指数、(日)CPI、国債市場特別参加者会合、(講)植田、デイリー
6/22(日) (日)都議会選挙
6/23各国PMI速報値、6/24パウエル議会証言、6/26~EU首脳会議、6/27デフレーター

この時間のウィークエンドダウは-186ドル。前回(10月)・前々回(昨年4月)は、結果的に互いのメンツを保つためだけのプロレス興行だったが、今回はその域は超えている模様。
・イラン、米国との日曜日の核協議を中止
・イスラエルが米国にイランとの戦いへの参加を正式に要請
→ トランプ政権は要請を拒否-アクシオス
掘って掘って掘りまくっていない(↓)原油価格は、トランプ就任時まで逆戻りしている。(1/21)75.83ドル≒(先週末)72.98ドル
https://pbs.twimg.com/media/GtBeaUbW8AAdj6I.jpg

そんな状況でどこまで有意かわからないが、G7サミット、小売売上高、日銀会合、FOMC、メジャーSQの5か所に印を付けた。印以外では、木曜の英中銀の利下げは四半期に一度と「決まっている」ので今回は据え置き。

トランプ詣でのサミットは今回はG16になるとのこと。
・グローバルサウス主要国「トランプ詣で」 米関税が覆うG7サミット
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA120QB0S5A610C2000000/

火曜の小売売上高は、恒例のバンカメ予想はこちら。
自動車販売台数(↓)に駆け込みの反動が強く出ているので、総合は大きく凹むことになっているが、
それ以外は少なくとも関税の影響はほとんど出ていない(それはインフレ指標と整合)というのがコンセンサスであり、バンカメはコンセンサスより弱めであるものの、認識としては共通(↓)。

火曜の日銀会合は、「1年も先」のQT縮小について今回もリーク合戦が盛ん。
・日銀、2026年春から国債買い入れ減額幅圧縮へ 四半期ごと2000億円案
関税に伴う不確実性という「格好の言い訳」を使って利上げ見送りを続けている中、(さらに不透明なはずの)1年も先のハト政策を決める必要があるのかどうか疑問が残る。

水曜のFOMCに関して、こちらは前回(3月)のドットとSEP。前回は、成長率↓・インフレ↑への修正で、ドットの中央値は2回利下げで変わらずだった(実質的には1回寄り)。
先週末時点の市場の年内利下げ織り込みも0.51%(2.0回)と3月のドットと同じ。また2年金利も3月FOMC当日3.98%→先週末4.00%とほとんど動いていない。
市場の織り込みと一致していることで「金融政策は良い位置にある」という表現をしているのだから、少なくともSEPの方は大きく動かす必要が無いはず。パウエル議長は、23%織り込んている7月利下げを排除しない程度のハト発言は考えられるが、基本は「金利調整を急ぐ必要はない」から大きく変わることは無さそう。

ところで先週の株指数は、週後半に地政学リスクで大きく動いたように「見えて」、実際には年初来最小値幅週だった。
こちら(↓)は普通のVIX指数(と参考までにスキュー指数)。
米中合意の際に空けた大窓(5/9-5/12)は、5/24(超長期金利上昇懸念時)に一度埋めたものの上側には戻らず、今回は再度のチャレンジ。
先週末は地政学リスクへのヘッジであるから、株価の下げに対してVIXの上昇が「かなり」先行していることが確認できる。
https://pbs.twimg.com/media/GtbOLJbbIAAclU_.jpg
同時にこの先はVIXが大窓(5/9-5/12)の上側に移るか下側を維持し続けるかが極めて重要な点になると思われる。現状では地政学さえ「常識範囲内」に収まっていれば、月内はまだTACOに対するBETが優勢=後者の可能性の方が高いと言える。

具体的な見通しは明朝及び明日のレポートで。

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海外市場動向(週末版)

6/13
NYダウ  42197.79(-769.83)・・・ -1.79%
S&P500   5976.97(-68.29)・・・ -1.13% イコールウェイトは-1.25%
NASDAQ  19406.83(-255.65)・・・ -1.30% ナス100は-1.29%
日経平均CME先物 37935円(昼間終値37780円)
★WTI原油 72.98(+4.94)2/11以来の高値  金価格 3452.8(+50.4)
10年債 水4.424%→木4.362%→金4.400%(↑) 10年BEI 水2.27%→木2.25%→金2.28%
2年債 水3.952%→木3.912%→金3.950%(↑)
ユーロドル 前日1.1583/87 → 1.1552/53(ドル高)
ドル円 前日143.47/52 → 144.09/10(ドル高)

※6月ミシガン消費者指数速報値 60.5(予想53.6・前回52.2)
※iPhoneの中国販売、5月は首位=調査会社
※(19:56)トランプ大統領「イランは何も残らなくなる前に合意しなければならない」
※アマゾンとウォルマートが(決済手数料節約のために)独自のステープルコイン発行を検討
※中国格安サイトTemu、オラクルとクラウド契約-米事業の現地化推進
※トランプ大統領2「イランとの会談が日曜日に計画されていたが、それが実現するかは分からない」
※米国、テスラの自動運転サイバーキャブを阻害する規制を緩和へ
※イスラエルがイランの石油・ガス施設への攻撃を警告

※VIX指数 スポット前日18.02→20.82 6月限18.76→21.07 7月限20.26→21.66
http://vixcentral.com/ ← 平時形継続
(参考)VIX1D 水13.89→木12.71→金21.67
※半導体SOX指数 水-0.19%→木+0.32%→金-2.61%
※ラッセル2000指数 水-0.38%→木-0.38%→金-1.85%
※シャーウィン-5.7%、アドビ-5.3%、ビザ-5.0%、アップラビン-4.2%、ナイキ-3.6%、オラクル+7.7%、エクソン+2.2%、テスラ+1.9%
※金融-2.0%、テクノロジー-1.5%、素材-1.2%、生活必需品-1.1%、エネルギー+1.7%
※ドイツ10年債 水2.53%→木2.48%→金2.53%(↑)
※イタリア10年債 水3.45%→木3.41%→金3.49%(↑)
※英国-0.39%、ドイツ-1.07%(欧州VIXは前日19.37→21.73)、フランス-1.04%、イタリア-1.28%、カナダ-0.42%、メキシコ-0.68%

時間外ではいつものように下げ幅縮小し、ダウは実質-430ドルでスタート。序盤は金利上昇とともに売られ直したものの、すぐにいつもの押し目買い(BTFD)が入って、各指数とも前日安値越え。
しかし双方からの戦闘状況及び発言が断続的に伝わる中、
後半は週末に向けたヘッジが入り始め、再度下げ幅拡大して、そのまま終了といったところ。

水  株↓(-0.28%)・金利↓・ドル→・VIX↑・油↑
木  株↑(+0.39%)・金利↓・ドル↓・VIX↑・金↑
金  株↓(-1.13%)・金利↑・ドル↑・VIX↑・油金↑
アジア時間は金利低下→欧米時間では金利上昇、アジア時間では円高→欧米時間では円安

全体的には原油VIXが示す通りの商状ではあったが(昨年10月の地政学リスク時は10/3の54.5が高値)
原油先物の高値はアジア時間11時半頃のまま。
SP指数も先物ベースの安値は11時半頃のまま(15時半5959.50終値5978.25)、クロス円の安値も同じようなもの(アジア時間午前)。
VIXカーブは平時のままなので、昨夕の記述で言えば、「本当のヘッジ」が必要になるレベルまで想定しておらず、必要だったのは「週末のヘッジ」だけだった
イスラエルETFはさすがにこのように(本国市場は週末休み)。

金利はこんなところも意識されたはず。
<16時記述> 原油上昇が背景にあるだけに、リスクオフ(質への逃避)とはいえ、債券買い=金利低下一辺倒にはなりにくい。
https://stockcharts.com/h-sc/ui?s=$UST10Y
水 2年3.95%↓ 10年4.42%↓  実質2.15% 円144.55 債VIX15.97(3/28以来の安値)
木 2年3.91%↓ 10年4.36%↓  実質2.11% 円143.48 債VIX16.04
金 2年3.95%↑ 10年4.40%↑  実質2.12% 円144.09 債VIX16.88

現物株式の安値はせいぜい5/19の旧戻り高値レベルまで。
(旧戻り高値5/19)5968→→月6021→火6043→水6059→木6045→金6026
(旧戻り高値5/19)5895→→月5994→火6000→水6002→木6003→金5963
それでも目先で言えばウェッジ形状からは下放れつつあるように見える。

中身は、普通のリスクオフ(株↓金利↓)とは違うのでディフェンシブ(ローボラ)は「質への逃避」の対象にはならなかった。
木 「大型グロ+0.4%」>大型バリ+0.2%>小型バリ-0.3%>小型グロ-0.5%
金 大型バリ-1.0%>「大型グロ-1.3%」>小型バリ-1.7%>小型グロ-2.0%
木 ハイベータ-0.12%<ローボラ+0.83%
金 ハイベータ-1.89%<ローボラ-0.94%
地政学嫌いの航空会社株 https://stockcharts.com/h-sc/ui?s=$XAL
金融の下落は銀行ではなくビザ・マスターカード・アメックスなどカード会社が主体(大手小売業者が独自に発行するステーブルコイン発行)

経済指標ではすでに誰も相手にしていないミシガンがあった。
インフレ期待↑が景況感↓の要因だったから、インフレ期待↓なら景況感↑に戻るわけだが、
党派別で見るとインフレ期待の落ち着きは見られておらず、
あまりにも他調査と違い過ぎるので、発行元が修正して発表したのではないかと疑われている。

こちら(↓)はゴールドマンの寄り前時点のコメント。この辺が「標準的な」見方ではないか。
イランの石油施設が直接攻撃を受けるか、ホルムズ海峡が封鎖の脅威にさらされない限り、サウジの余剰生産能力を考えると、原油価格の急騰は一時的なものとなる可能性が高い。
a)原油価格上昇により消費財セクターは圧力にさらされ、関税の影響を受けている消費者へのさらなる負担となる。
b)防衛・エネルギー株は明確な恩恵を受ける。
C) テクノロジー系(ナス)は影響が最も小さいとみられる一方、ラッセルと欧州はより大きな影響を受ける。
なお原油については点線が同社のベースシナリオ。
https://pbs.twimg.com/media/GtVNYVXWUAAqnlu.png

3週前 → 2週前 → 先週末 → 今週末 右端の日にちはすべて終値ベース
NYダウ     41603 → 42270 → 42762 → 42197(-1.3%)
S&P500     5802 → 5911 → 6000 → 5976(-0.4%)
S&P500EW     7057 → 7141 → 7225 → 7167(-0.8%)
NASDAQ  18737 → 19113 → 19529 → 19406(-0.6%) ナス100は-0.6%
ラッセル     2039 → 2066 → 2132 → 2100(-1.5%)
SOX指数    4702 → 4758 → 5038 → 5112(+1.5%)

ドルindex   99.11 → 99.33 → 99.19 → 98.19(↓) 6/12が安値
ユーロドル   1.1365 → 1.1348 → 1.1395 → 1.1552(↑) 6/12が高値 
ドル円     142.55 → 144.05 → 144.86 → 144.09(↓) 4/21が安値
ユーロ円    162.04 → 163.47 → 165.07 → 166.35(↑)
豪ドル円    92.60 → 92.66 → 94.04 → 93.51(↓)

米30年債    5.03% → 4.93% → 4.96% → 4.90%(-0.06%) 5/21が高値
米10年債    4.52% → 4.40% → 4.51% → 4.40%(-0.11%)
実質金利    2.19% → 2.06% → 2.20% → 2.12%(-0.08%)
米2年債    3.99% → 3.90% → 4.04% → 4.00%(-0.04%) 4/30が安値
独10年債    2.58% → 2.50% → 2.57% → 2.53%(-0.04%)
独2年債      1.76% → 1.78% → 1.87% → 1.85%(-0.02%) 4/22が安値
伊10年債    3.59% → 3.48% → 3.49% → 3.49%(-0.00%)
中10年債    1.69% → 1.70% → 1.69% → 1.68%(-0.01%)
日10年債    1.52% → 1.50% → 1.46% → 1.41%(-0.05%) 3/27が高値
日2年債      0.71% → 0.73% → 0.76% → 0.73%(-0.03%) 3/27(0.88%)が高値

VIX指数     22.29 → 18.57 → 16.77 → 20.82
ナスVIX     25.29 → 20.87 → 19.81 → 22.41
欧州VIX     22.48 → 19.15 → 17.42 → 21.73
日本VIX     24.48 → 23.74 → 23.56 → 27.44
米債券MOVE     100.9 → 92.11 → 89.65 → 95.31
米債券VXTLT    17.77 → 19.24 → 17.39 → 16.88
ゴールド     3187 → 3365 → 3315 → 3452 4/21が高値
原油      61.53 → 60.79 → 64.58 → 72.98 5/5が安値
(参)原油VIX    43.13 → 40.71 → 35.72 → 57.23 6/13が高値

週間では、株↓・金利↓・ドル↓・VIX↑
「合意した」米中協議とゴルディロックスなCPIという2つの好材料が重なった水曜序盤が高値という典型的なセルザファクトだった。地政学リスクが意識されたのが水曜後半からという面もあるが。
https://pbs.twimg.com/media/GtWZYpgW4AAycOO.png

昨晩に限れば「株↓金利↑」でスプレッドはほとんど動かず。週間では「株↓金利↓」で相応に。
先週金  (1÷21.5X100)-4.51%=0.13% 株VIX16.77
水  (1÷21.5X100)-4.42%=0.22% 株VIX17.26
木  (1÷21.6X100)-4.36%=0.26% 株VIX18.02
金  (1÷21.4X100)-4.40%=0.27% 株VIX20.82

為替は週間では「ユーロ>円=豪ドル>ドル」。ドル安という面以上にユーロ高が目立った週だった(チャートはポンド・豪ドルとの比較、対円でも同様)。

今週のインフレ指標を受けてバンカメはこのようにまとめている。
「関税の影響は市場予想よりも小さかった。来月からはより明確に現れると予想している。FRBが6月の会合で示す主なメッセージは、引き続き様子見姿勢を維持するということだろう。」
ゴールドマンはこれから現れるインフレ(PCEコア)のピーク時予想を3.6%(点線)→3.4%(実線)に引き下げている。

カッコ内は前週の騰落率 ★は週内に昨年来高値を更新した国、☆は昨年来安値を更新した国(いずれも終値ベース)
日経平均(CME)-0.1%(+0.7%) ←ドル建てでは+0.4%(+0.2%)
米国ダウ-1.3%(+1.2%) S&P500-0.4%(+1.5%)
ドイツ-3.2%(+1.3%) イタリア-2.9%(+1.3%) ★英国+0.1%(+0.7%) 
スペイン-2.4%(+0.7%) フランス-1.5%(+0.7%) ★カナダ+0.3%(+1.0%)

日経平均+0.2%(-0.6%) 中国-0.2%(+1.1%) 香港%+0.4%(+2.1%)
★韓国+2.9%(+4.2%) 豪州+0.4%(+0.9%) インド-1.3%(+0.9%)
ブラジル+0.8%(-0.7%) 台湾+1.9%(+1.5%) メキシコ-1.1%(+0.4%)

プラスの国を敢えて分けると、半導体国(日韓台)と産油国(英加伯豪)となる。
ドイツ株は既述の通り、最後の利下げになったかもしれないECB理事会日を高値に6日続落(週後半は「近くの」戦争)。代わりに出遅れの英国にスイッチしたという面もある。
ちなみにわが国(半導体の影響が小さいEWJ)は週間で-0.30%と全体の真ん中くらいだった。

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本日分

地政学の難を間一髪で逃れたSQ値に対しては幻のSQ。
週末のアジア時間における消化
日VIX  水22.80 木23.52 → 11時半30.52→終値?
香VIX  水23.17 木22.88 → 現在23.51
欧VIX  水17.25 木19.37 → ?
<ゴールドマン>
CPIとPPIを経て、年内は12月に1回・2026年は2回という利下げ予想を据え置き。
経済が予想以上に悪化したり、インフレ率が引き続き予想を下回る場合は、早期の利下げはあり得るが、夏場の関税ピークによるインフレへの影響は未知数であるため、FOMCが12月より前に利下げを行うのは恐らく難しいだろう。
<バンカメ>
「スニークフレーション(sneakflation)」に注意。
企業は、今後数ヶ月間は値上げ(価格転嫁)を抑制 → 来年に入ってから、関税の影響を受ける製品だけでなく様々な製品に通常よりも大幅な値上げを「こっそりと」行う可能性。
ウォルマートは「こっそりと」7日続落 https://stockcharts.com/h-sc/ui?s=WMT 

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