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NYダウ 12801.23(-89.23)・・・ -0.69%
NASDAQ 2903.88(-23.35)・・・ -0.80%
CME日経平均先物(円建) 8940円
WTI原油 98.67(-1.17) 金価格 1725.30(-15.90)
10年債 100.0450=1.9844%
ドル円 77.66/68
※ユーロ圏財務相会合がギリシャ追加支援実施の決定を先送り
※2月ミシガン大学消費者信頼感指数 72.5(市場予想74.8)
※VIX指数 前日18.63→20.79
※半導体SOX指数 +0.33%
※イタリア10年国債利回り 前日5.48%→5.61%
※スペイン10年国債利回り 前日5.17%→5.30%
※リンクトイン+17.7%、MS-3.3%、アルコア-3.2%、デュポン-1.7%
※素材-1.75%、エネルギー-1.05%、金融-1.00%
※英国-0.73%、ドイツ-1.41%、フランス-1.51%
ギリシャ関係のヘッドラインでユーロが売られて実質-100ドルで寄り付き、ミシガンの数字をきっかけに-145ドルまで下落し、その後は安値圏で30ドル程度の値動きが5時間続き(ちなみに取引時間は6時間半)、最後の30分でカバーが入って終了しました。それなりに動いていたのは最初と最後の合わせて一時間半程度だけですのでどこかの国の市場と似ています。
「ギリシャのデフォルト懸念再燃で下落」という見出しが並びますが、昨日記載のようにすでにアジア時間から「ドル高」で下落しており、アジア時間は豪ドル主導の「ドル高」だったところが、欧州時間以降はギリシャネタが上手くはまってユーロ主導の「ドル高」に変化しただけです。
ダウ先物の日中足を見ると非常にわかりやすいのですが、ギリシャ関係のヘッドラインが伝わってきた後の下落分は終盤の上昇でカバーしていますが、それ以前の下落分はカバーし切れていません。換言すればユーロ主導のドル高に伴う下げはカバーしたが、豪ドル主導のドル高に伴う下げはカバーし切れていないということになります。
昨日と一昨日で指摘してきましたように、直近2日間の小幅高続きの中でVIX指数が続けて上昇するという久しぶりの現象が起きていましたが、昨晩は一気に20の大台に乗せてきています(前日18.63→20.79)。先週・先々週と続けて「VIX指数が18程度を示す中でどれほどのブレが生じるかと考えると、過大な期待も過大な不安もムダのように感じます」を結びの言葉に使いましたが、「VIX指数が20の大台に乗せてきた」こと、「ユーロ主導のドル高に伴う下げはカバーしたが、豪ドル主導のドル高に伴う下げはカバーし切れていない」こと(逆なら無問題)からは、来週前半は不安定な状態が継続しやすいものと思われます。
ただし、基本的には2/9前場分記載の『米国株の価値が「直接的に」ギリシャ動向に左右されているわけではなく、為替がギリシャを「ネタ」にしているため、為替と連動している部分が多い期間(決算発表が終わって材料が枯渇している期間)には、「間接的に」ギリシャ動向に左右されているように「見えてしまう」』期間であることは認識しておきたいところです。
一週間単位で見るとNYダウが12862→12801で-0.47%、NASDAQが2905→2903で-0.06%となりました。なお為替はドルインデックスが79.05→79.11とほぼ変わらずになっています。
他の数字も一週間単位で見てみますと、10年債利回り1.92%→1.98%、金価格1740→1725、原油97.84→98.67、ドル円76.55→77.66となっています。先週分( http://blog.livedoor.jp/genius2/archives/51171494.html )も併せてご確認ください。
週間ではダウ-0.47%、SP+0.57%とまちまちなのですが、VIXは先週末の17.10から20.79まで上昇(敢えて率にすると+21.5%)したことで、上述のような「過大な期待も過大な不安もムダ」とまでは言えなくなっています。
色々な形状が似ているので参考にしている一昨年11月は3週間程度の調整の間にVIX指数は18.26から23.54で推移していましたからその程度は許容の範囲ですが、12月上旬や先日のように株価との相関が明らかにいびつになっている時だけは少しケアしています。
為替の週足は、ユーロドルが陽線、豪ドル/ドルが陰線ですが、これは先週とは真逆ですので、見方も、<先週>『ユーロも安くドルも安くで安さ比べは決着がつかず、それがほぼ変わらずというドルインデックスに反映し、円にその分のしわ寄せ(円高)が来ていた感じ』に対し、<今週>『ユーロも高くドルも高くで高さ比べ(反発比べ)は決着がつかず、それがほぼ変わらずというドルインデックスに反映し、円にその分のしわ寄せ(円安)が来ていた感じ』と真逆に見ることができます。
大きな意味でギリシャ問題の帰趨が米国株のトレンドを転換させるような段階は過ぎていますので、日々のヘッドラインも半分以上はノイズ・ネタとしてスルーしているのですが、上述のようにこの時期の日々の値動きは実質的に為替との連動部分くらいしかありませんので、ノイズ・ネタも「間接的に」米国株の値動き(≠トレンド)に影響を与えていることになります。
ポルトガルの利回りが急騰したと言ってはキャーキャー騒ぎ(結局1/30 17.39%から昨晩12.48%まで下落して落ち着いている)、バルチックが下がればキャーキャー騒ぎ(昨晩まで5日連騰)、落ち着いてしまえば何の話題にもならない世界ですので、仮にトレンドを転換させるインパクトがあるのであれば欧州不安を測るモノサシとして利用している諸数値にも変化が出るはずと考え、そちらに変化がない限りは(あくまでも相場的には)ノイズ・ネタとして割り切っています。
昨日のミシガンなどもそうですが、直近1ヶ月程度の主な経済指標の中で事前予想を上回ったのは、雇用統計とISM非製造業の2つくらいで、それ以外はほとんどすべてが事前予想以下です(全体とコアを分けて発表しているものは片方がプラスで片方がマイナスというパターンが多い)。
たまたまその2つが同じ日に発表されたので2/3は「サプライズインデックスが前日49.50→83.70と急騰」するようなことになったのですが、経済活動としては従前より述べているフローの調整(「4Qにおける、本来の消費キャパシティを越えた過度の消費や過度のクレジット」に対する「反動」)が1Qに数字として現われているわけで、現状ではそのフロー調整を米国の金融緩和が下支えしているということになります。
基本的には1/25からすでに調整場面に入っていたと思うのですが、2/3のサプライズ数値によってそれがリセットされて先延ばしされたイメージで現状を見ています。その意味ではVIX指数が20%を越えてきたことは調整局面入りを示唆しているのですが、後は為替を動かす材料の出方次第で「ドル高」の深浅度が決まり、それによって株価調整の濃淡(値段か時間か)や期間(3日程度か2週間程度かなど)も影響を受けるものと考えます。
(先週分)『米国株に限れば、本格調整するのはドル高期間に限られますので、それ以外では「その他大勢」に割り負けるなど相対的に落ち込むことはあっても、特にドル安局面では絶対水準が大きく下がることはありません』
調整局面といっても、あくまでも欧州ネタを建て前として為替を媒介としたフローの調整と考えますので、中期的な方向は不変で、その方向は失業率の改善(10月8.9%→11月8.7%→12月8.5%→1月8.3%)に表れているトレンドそのものかと思います。ちなみに労働参加率の問題などを知った上で指摘していますので、「長期的には」ではなく「中期的には」と記述しています。R教授もギリギリのところで恥をかかずに済むのかもしれません。
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