株の中級者を必ず勝たせる!

先物と現物株についてファンダメンタルズとテクニカルを融合させて解説。掲示板では、株・投資・経済に限りますが、わからないことなどを聞いたり、知っていることの自慢の場に使ってください。

海外市場見通し

2/10
NYダウ  12801.23(-89.23)・・・ -0.69%
NASDAQ   2903.88(-23.35)・・・ -0.80%
CME日経平均先物(円建) 8940円
WTI原油   98.67(-1.17)   金価格 1725.30(-15.90)
10年債 100.0450=1.9844%
ドル円 77.66/68

※ユーロ圏財務相会合がギリシャ追加支援実施の決定を先送り
※2月ミシガン大学消費者信頼感指数 72.5(市場予想74.8)
※VIX指数 前日18.63→20.79
※半導体SOX指数 +0.33%
※イタリア10年国債利回り 前日5.48%→5.61%
※スペイン10年国債利回り 前日5.17%→5.30%
※リンクトイン+17.7%、MS-3.3%、アルコア-3.2%、デュポン-1.7%
※素材-1.75%、エネルギー-1.05%、金融-1.00%
※英国-0.73%、ドイツ-1.41%、フランス-1.51%

ギリシャ関係のヘッドラインでユーロが売られて実質-100ドルで寄り付き、ミシガンの数字をきっかけに-145ドルまで下落し、その後は安値圏で30ドル程度の値動きが5時間続き(ちなみに取引時間は6時間半)、最後の30分でカバーが入って終了しました。それなりに動いていたのは最初と最後の合わせて一時間半程度だけですのでどこかの国の市場と似ています。

「ギリシャのデフォルト懸念再燃で下落」という見出しが並びますが、昨日記載のようにすでにアジア時間から「ドル高」で下落しており、アジア時間は豪ドル主導の「ドル高」だったところが、欧州時間以降はギリシャネタが上手くはまってユーロ主導の「ドル高」に変化しただけです。

ダウ先物の日中足を見ると非常にわかりやすいのですが、ギリシャ関係のヘッドラインが伝わってきた後の下落分は終盤の上昇でカバーしていますが、それ以前の下落分はカバーし切れていません。換言すればユーロ主導のドル高に伴う下げはカバーしたが、豪ドル主導のドル高に伴う下げはカバーし切れていないということになります。

昨日と一昨日で指摘してきましたように、直近2日間の小幅高続きの中でVIX指数が続けて上昇するという久しぶりの現象が起きていましたが、昨晩は一気に20の大台に乗せてきています(前日18.63→20.79)。先週・先々週と続けて「VIX指数が18程度を示す中でどれほどのブレが生じるかと考えると、過大な期待も過大な不安もムダのように感じます」を結びの言葉に使いましたが、「VIX指数が20の大台に乗せてきた」こと、「ユーロ主導のドル高に伴う下げはカバーしたが、豪ドル主導のドル高に伴う下げはカバーし切れていない」こと(逆なら無問題)からは、来週前半は不安定な状態が継続しやすいものと思われます。

ただし、基本的には2/9前場分記載の『米国株の価値が「直接的に」ギリシャ動向に左右されているわけではなく、為替がギリシャを「ネタ」にしているため、為替と連動している部分が多い期間(決算発表が終わって材料が枯渇している期間)には、「間接的に」ギリシャ動向に左右されているように「見えてしまう」』期間であることは認識しておきたいところです。

一週間単位で見るとNYダウが12862→12801で-0.47%、NASDAQが2905→2903で-0.06%となりました。なお為替はドルインデックスが79.05→79.11とほぼ変わらずになっています。

他の数字も一週間単位で見てみますと、10年債利回り1.92%→1.98%、金価格1740→1725、原油97.84→98.67、ドル円76.55→77.66となっています。先週分( http://blog.livedoor.jp/genius2/archives/51171494.html )も併せてご確認ください。

週間ではダウ-0.47%、SP+0.57%とまちまちなのですが、VIXは先週末の17.10から20.79まで上昇(敢えて率にすると+21.5%)したことで、上述のような「過大な期待も過大な不安もムダ」とまでは言えなくなっています。
色々な形状が似ているので参考にしている一昨年11月は3週間程度の調整の間にVIX指数は18.26から23.54で推移していましたからその程度は許容の範囲ですが、12月上旬や先日のように株価との相関が明らかにいびつになっている時だけは少しケアしています。

為替の週足は、ユーロドルが陽線、豪ドル/ドルが陰線ですが、これは先週とは真逆ですので、見方も、<先週>『ユーロも安くドルも安くで安さ比べは決着がつかず、それがほぼ変わらずというドルインデックスに反映し、円にその分のしわ寄せ(円高)が来ていた感じ』に対し、<今週>『ユーロも高くドルも高くで高さ比べ(反発比べ)は決着がつかず、それがほぼ変わらずというドルインデックスに反映し、円にその分のしわ寄せ(円安)が来ていた感じ』と真逆に見ることができます。

大きな意味でギリシャ問題の帰趨が米国株のトレンドを転換させるような段階は過ぎていますので、日々のヘッドラインも半分以上はノイズ・ネタとしてスルーしているのですが、上述のようにこの時期の日々の値動きは実質的に為替との連動部分くらいしかありませんので、ノイズ・ネタも「間接的に」米国株の値動き(≠トレンド)に影響を与えていることになります。
ポルトガルの利回りが急騰したと言ってはキャーキャー騒ぎ(結局1/30 17.39%から昨晩12.48%まで下落して落ち着いている)、バルチックが下がればキャーキャー騒ぎ(昨晩まで5日連騰)、落ち着いてしまえば何の話題にもならない世界ですので、仮にトレンドを転換させるインパクトがあるのであれば欧州不安を測るモノサシとして利用している諸数値にも変化が出るはずと考え、そちらに変化がない限りは(あくまでも相場的には)ノイズ・ネタとして割り切っています。

昨日のミシガンなどもそうですが、直近1ヶ月程度の主な経済指標の中で事前予想を上回ったのは、雇用統計とISM非製造業の2つくらいで、それ以外はほとんどすべてが事前予想以下です(全体とコアを分けて発表しているものは片方がプラスで片方がマイナスというパターンが多い)。
たまたまその2つが同じ日に発表されたので2/3は「サプライズインデックスが前日49.50→83.70と急騰」するようなことになったのですが、経済活動としては従前より述べているフローの調整(「4Qにおける、本来の消費キャパシティを越えた過度の消費や過度のクレジット」に対する「反動」)が1Qに数字として現われているわけで、現状ではそのフロー調整を米国の金融緩和が下支えしているということになります。

基本的には1/25からすでに調整場面に入っていたと思うのですが、2/3のサプライズ数値によってそれがリセットされて先延ばしされたイメージで現状を見ています。その意味ではVIX指数が20%を越えてきたことは調整局面入りを示唆しているのですが、後は為替を動かす材料の出方次第で「ドル高」の深浅度が決まり、それによって株価調整の濃淡(値段か時間か)や期間(3日程度か2週間程度かなど)も影響を受けるものと考えます。
(先週分)『米国株に限れば、本格調整するのはドル高期間に限られますので、それ以外では「その他大勢」に割り負けるなど相対的に落ち込むことはあっても、特にドル安局面では絶対水準が大きく下がることはありません』

調整局面といっても、あくまでも欧州ネタを建て前として為替を媒介としたフローの調整と考えますので、中期的な方向は不変で、その方向は失業率の改善(10月8.9%→11月8.7%→12月8.5%→1月8.3%)に表れているトレンドそのものかと思います。ちなみに労働参加率の問題などを知った上で指摘していますので、「長期的には」ではなく「中期的には」と記述しています。R教授もギリギリのところで恥をかかずに済むのかもしれません。

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本日分

日経平均      8947.17(-55.07) ・・・  -0.61%
TOPIX       779.07(-5.42) ・・・ -0.69%
マザーズ指数   382.79(+3.49) ・・・ +0.92%
上海総合指数   2351.98(+2.39) ・・・ +0.10%

後場時間の先物は8990円~8940円の値動きとなりました。一日を通すと9020円~8940円となります。

昨日は10時半までだった豪ドル安(ドル高)が本日は終日続いたことで、アジア他市場、米株先物、商品などに負の圧力となり、日本株もその影響を受けたと思われます。韓国-1.04%、中国+0.10%、台湾-0.61%、香港-1.12%、シンガポール-0.61%、豪州-0.79%など。

さて、元々ドル円は日米金利差に敏感ですが、昨年はドル円・米国債ともに異なるものを織り込んでいた期間が長かったことで、ドル円との連動性が薄れていましたが、今年に入ってから復活した感があり、再び連動が目立つようになってきました。
昨日の米国債(10年)終値は2.03%と久しぶりに2%に乗りましたが、直近3ヶ月では2.1%が明らかなレジスタンスになっていますので、簡単には10/27の2.42%まで達しそうにはありません。一方30年債の方は直近3ヶ月のレジスタンスを上抜いてきており、10/27の3.45%も視界に入りつつあります。30年債の25日線と75日線は直近でゴールデンクロスをしており、債券でも遅ればせながら(米国株よりも3ヶ月、日本株よりも半月)、長期の方から順番に(利回りの)上昇土壌が出来上がりつつあると言えそうです。同時に4月以来の26週線抜けも果たしています。

米国では、万年弱気のR教授まで強気に転換したらしく(ただし年前半限定)、それに対して「万年弱気が強気に転換したら売り」と逆に手仕舞う動きもあるようですが、一般的に「金利差」を意識する(意識できる)ような市場環境になると、「30年で3%しか金利が付かないなら株にしておいた方が・・・」というような配当利回りや益利回り(PERの逆数)を意識して株式と比較する考え方が「自然発生的に」出てきます。株式以前に債券の方が正念場に見えてきます。

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前場分

日経平均      8984.84(-17.40) ・・・  -0.19%
TOPIX       780.97(-3.52) ・・・ -0.45%
マザーズ指数   382.35(+3.05) ・・・ +0.80%

前場時間の先物は9020円~8970円の値動きとなりました。

昨日の前場同様に豪ドルが下落しており(ドル高)、アジア市場全体に「陰」の風を送っています。昨日は中国の指標絡みの売りでしたが、本日は豪中銀のGDP・インフレ見通し引き下げ受けて軟調になっているようです。
日本株は、ドル高の「陰」と円安の「陽」の綱引きですが、前場段階ではややドル高の「陰」が勝っているというところでしょうか。時節柄ユーロの上下に目を奪われがちですが、こと株式との連動という点では明らかに豪ドルの方が密接ですので(豪ドルと米国株のトレンドを比べれば明らか)、ユーロ豪ドルがトレンドレスの時は昼間は豪ドル円を見るようにしています。

昨晩の米国株は前日と同じような日中足ですが、日々小幅高で値上がり銘柄数が上回る状態が続いているものの、前日に続いてVIX指数が小幅上昇しており、やや気になるところです。
今年に入ってから昨晩まで27営業日なのですが、ダウ先物の日足ベースでは、1/18~1/20、2/1(ISMの日)、2/3(雇用統計の日)、この5日と1/27(この日は陰線)以外はすべてほぼ十字足(=寄り引け同値)で、このようなことは昨年はありませんでしたので、見えない力がしっかりと管理しているというように映ります。

日本株は、SQなども含めた需給という点で見れば、踏む人は踏み終わったので再度ショートを溜める期間もしくは溜めるための下ブレが必要なのかもしれませんが、そういったショートが絡んだ需給とは無縁で単純に現物に資金が流入(or流出)しているかどうかを測るメルクマールとしている東証2部指数は本日は19連騰目にチャレンジしています(前場は+0.01%)。

コマツ→トヨタ→Fリテ→メガバンクの順番で上値が重くなっている中で、テーマは「循環」かと思いますが、ソフトバンクがこれらと入れ替わるように長い陽線を出すなど今のところ上手く回っている印象があります。

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本日分

日経平均      9002.24(-13.35) ・・・  -0.15%
TOPIX       784.49(+2.15) ・・・ +0.27%
マザーズ指数   379.30(+3.13) ・・・ +0.83%
上海総合指数   2349.59(+2.06) ・・・ +0.09%

後場時間の先物は9010円~8960円の値動きとなりました。一日を通すと9010円~8930円となります。

後場は、急遽今晩(欧州時間PM6)に決まったユーロ圏財務相会合向けのコメントなどが頻出し、前場とは一転してユーロ高・豪ドル高の展開となり、アジア各株式市場も戻り基調となりました。
日本株の各指数の中でマイナスは日経平均と小型株指数だけで、他の主な指数はすべてプラスに転換し、前場に1000を越えていた値下がり銘柄数も754:767とほぼ同数になりましたが、N<Tの傾向は後場も変わらずでした(9983の寄与は-11.66円で日経平均下げ幅13.35円のほとんどを説明できてしまいます)。

今年に入ってからは「週足で」という言葉を多用しますが、日経平均の今週の値動きは上下わずか131円に留まっているものの、一方で出来高は高水準で、明日がマイナーSQということもあり、週間で120億株は超えてくるものと思われます(明日がSQではなくても本日のペースですと達します)。
2009年以降に120億株を超えた週はいくらでもあるのですが、それはすべてIVが上昇していたような局面(震災後などが好例)で、今週のように値幅がわずかでIVが超低水準にあるいわゆる「平時」での120億株越えということになると、2009年春まで遡る必要があります。
値動きがわずかな中で出来高が高水準ということは、「誰かが買っている」ということであって、決して「誰かが回転している」わけではないということになります。もちろん低位株の商いが多いという点は否めませんが、そのような「傾向」にあることが確認できれば十分と考えます。

さて年初に次のようなことを書きました。『世界的に昨年の出来高最大は8/9ですが、8/9以降の約5ヶ月間で、日経平均終値が9000円を越えた日はわずか6日、一方で8300円を下回った日もわずか4日、つまり9000円~8300円という「わずか」700円幅で5ヶ月間を過ごしていたことになります。人間は記憶の生き物なので、一定の現象が3ヶ月続くとそれが「当たり前」と勘違いをし始め、ましてや6ヶ月続けば完全に「当たり前」のこととして、それを前提とした行動をしがちですが、現時点はそれに近いものがあります。』

ここ2日間はわずかに9000円を越えてきていますが、まだ上の「一定の現象」の範疇です。一般的にチャートを見る場合に、日足ですと対象期間として表示されるのは「6ヶ月」程度が普通かと思いますので、その目線で見ると(少し下がりましたが)RSIが80越えなど高値圏にあることは確かです。
しかし、一般的に「3年」程度が表示される週足ではRSIはまだ50程度、月足に至ってはわずか35ですので、このレベルで高値警戒感、ましてや「悲観の中で生まれ・・・幸福の中で消えていく」の一サイクルが完結するといった見方は、それこそ「一定の現象が3ヶ月続くとそれが当たり前と勘違いをし始め、ましてや6ヶ月続けば完全に当たり前のこととして、それを前提とした行動をしがち」という、人間が記憶の生き物であることを証明する、近視眼的な見方であると考えます。

週足のRSIは昨年末47.90から現在値54.71まで「わずかに」上昇したに過ぎず、この位置で高値警戒感という言葉に出くわすこと自体が、現在が「懐疑の中で育ち」の局面にあることを示しています。
先日も書きましたが、証券会社の強気レポートなどは「お仕事」(先に結論ありき)であって、本音部分でどこまで強気なのかは疑問です。

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前場分

日経平均      8965.41(-50.18) ・・・  -0.56%
TOPIX       780.13(-2.21) ・・・ -0.28%
マザーズ指数   378.07(+1.90) ・・・ +0.51%

前場時間の先物は8990円~8930円の値動きとなりました。

9983と6954の2銘柄で20円ほど押し下げているのですが、前場は「なぜか」N<Tとなっているようで、特に9983などは11時くらいからの全体的な戻り時間でも「なぜか」反発せずに安値引けとなっています。

昨晩の米国株は相変わらずVIX指数の水準通りの小動きで(ただし昨晩はかなり久しぶりに小幅高の中でVIX指数が反発しています)、その少ない値動きもギリシャ動向で振らされているように解説されています。
これは、米国株の価値が「直接的に」ギリシャ動向に左右されているわけではなく、為替がギリシャを「ネタ」にしているため、為替と連動している部分が多い期間(決算発表が終わって材料が枯渇している期間)には、「間接的に」ギリシャ動向に左右されているように「見えてしまう」といった感じで、これに尽きると思います。

さて前場時間内には、本来10時半発表の中国の数字がなぜか10時に誤発表されて(しかもその段階ではCPI +4.2%)、その段階ではドルインデックスなどは窓空けしてドル高(豪ドル安)に反応しておりましたが、基本的にアジアは純粋なドル高に対しては「陰」になります。
中国1月CPI 先月+4.1%→+4.5%(市場予想+4.0%)
中国1月PPI 先月+1.7%→+0.7%(市場予想+0.8%)

日本株は9983などによる指数へのノイズは別にしても、前場段階の業種別値上がりが、紙パ・電力ガス・食品・鉄鋼・農林水産という順番で、久しぶりにディフェンシブが上位に来ていますので、(循環というよりは)基本的には調整ムードです。また円債先物も1/25~2/2以来の陽線となっていますので、そのムードを後押ししています。
とは言え、東証2部指数は今のところ18連騰となりそうですし、7日~9日線はおろか5日線も割り込みませんので、大方の流れは不変です。

ところで、「押し目待ちに押し目なし」というのは諺と言いますか慣用句で、チャートや場味を見てごく自然に使いますが、「なぜ押し目を待っている人に押し目が訪れないのだろうか?」と需給を考えて使っている人がどれだけいるか疑問です。
これは買い方から見た時に見える光景をそのまま表しているので、買えなければ買えないで別に金銭的な損失はないのですが(機会損失という考え方は別)、逆に売り方から見れば「売ったはいいものの利食い場所を与えてくれてない」つまり「(売りの)利食い待ちに利食いなし」と言い換えて慣用句にすることもできるわけで、こちらは買い方とは違って直接金銭的な損失に結びつきます。

もし今後仮に「押し目待ちに押し目あり」となった場合に、「押し目で買えた」ことを果たして喜んでいいのか、それも疑問です。

昨日昼のコピーですが、1月のSQでは、火曜8422円→ダウ69ドル高→水曜8447円(+25円)→ダウ13ドル安→木曜8385円(-62円)→ダウ21ドル高→SQ値8470円となっていたようです。

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本日分

日経平均      9015.59(+98.07) ・・・  +1.10%
TOPIX       782.34(+9.57) ・・・ +1.24%
マザーズ指数   376.17(+3.92) ・・・ +1.05%
上海総合指数   2347.53(+55.63) ・・・ +2.43%

後場時間の先物は9010円~8970円の値動きとなりました。一日を通すと9010円~8950円となります。

前日までの高値(8950円)で寄り付き、それを一度も割り込まずに上方で推移し高値引けでしたが、後場の二波動目は中国株の上伸に合わせて豪ドルが上昇し、さながら「ドル安・円安」でしたので、アジア他国の日中足も日本株(TOPIX)とほぼ同じ形状になっています。なお中国株は前日の-1.63%を上回る上昇となりました。

相場自体は文句のつけようも無いので、本日の相場には直接関係ないのですが、先日の25日線と75日線のゴールデンクロス直後のお客様向けコメントを貼っておきます。わずかでも参考になれば幸いです。

(ここから)
先日(←2/1本日分のことです)、「石橋を叩いて渡るくらいなら渡るのは止めた方がいい」「石橋を叩こうと考えたら叩く前に渡ってしまった方がいい」と書きましたが、日経平均の25日線と75日線がゴールデンクロス(GC)したタイミングなので、それに絡めてお話しますと、以下のようになります。

1) GCを確認してから買う=石橋を叩いて渡る X
⇒「石橋を叩いて渡るくらいなら渡るのは止めた方がいい」

2) 近い将来のGCをイメージしてGCより前に買う=石橋を叩こうと考えたら叩く前に渡ってしまった方がいい ○
⇒もし石橋が落ちても傷が浅い

GCは日足ベースの話ですから、日足だけ見れば 1)のように「止めた方がいい」ということになるのですが、週足で見た場合は今はまだ 2)の段階です。石橋を十分に叩いて週足のGCを確認してから(おそらく株価は9100円よりかなり上)、買うのであれば、2)の段階で出動した方がいいのではというお話です。
(ここまで)

しばしば引用している12/27( http://blog.livedoor.jp/genius2/archives/51160827.html )からのピックアップですが、

昨年8月から12月まで・・・値段は「想定に」届いていても日柄が「想定に」達していなかったので、リスクとリターンのバランスがとれていない

12/27時点・・・「1/20の週あたりから2月前半にかけて」リターンとリスクの関係はアンバランスではなくなるので、「買い」でリスクを賭けられる局面が1年2ヶ月ぶりに近づいているという判断になる

「1年2ヶ月ぶり」という週足ベースで見ていますので、昨年のような下落相場の中でさえも何度も見られた「日足ベースの過熱感」などとは時間軸が異なるのですが、このレベルで「過熱感」という言葉を聞くと、「押し目待ちに押し目なし」が続いている理由がわかりますし、ついついほくそえんでしまいます。


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前場分

日経平均      8979.13(+61.61) ・・・  +0.69%
TOPIX       778.23(+5.46) ・・・ +0.71%
マザーズ指数   374.95(+2.70) ・・・ +0.73%

前場時間の先物は8980円~8950円の値動きとなりました。

昨晩の米国株は前日に続き出来高が少なく特に見所はありませんでしたが、欧州時間からの日中足をよく見てみると、米国債とユーロが一致・米国株と豪ドル円がほぼ一致、そしてユーロ>豪ドルと、面白い現象になっています。

「それを受けて」日本に限らずアジア市場全体に強含みですが、日本株は本日も現物主導=TOPIX主導で、今週に入ってから(本日前場終了時まで)、コア30が+3.46%、大型株+2.90%、小型株+1.69%と「大きいものほどよく上がる」ようになっています。

一方、先駆していたコマツが、8月1週の大陰線に差し掛かって、ほぼ同位置にある6月安値にタッチしたところで、上値が重くなっている感があります。米国株(S&P500)でも、この位置に最初にタッチしてから上抜くまでに2ヶ月以上かかっていますので、本日の「主役」で6月安値が3155円のトヨタも調整(値段or時間)無しに一気に抜き去ることは厳しいのかもしれません。

米国株→コマツ→トヨタの順番でこの辺りがネックラインと見做されるようになると、このサイクルが他の主力銘柄に波及する(6月安値まで買い上げて目標達成で、二番手銘柄・二番手セクターにスイッチ)というような動きも視野に入れる必要があるのかもしれません。コマツの足踏みとほぼ同時に出遅れていた鉄鋼セクターが昨日から動意付いていることは、上の見方を裏付けます。

本日はSQの前々日ですが、1月のSQでは、火曜8422円→ダウ69ドル高→水曜8447円(+25円)→ダウ13ドル安→木曜8385円(-62円)→ダウ21ドル高→SQ値8470円となっていたようです。

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本日分

日経平均      8917.52(-11.68) ・・・  -0.13%
TOPIX       772.77(+2.92) ・・・ +0.38%
マザーズ指数   372.25(-3.99) ・・・ -1.06%
上海総合指数   2291.90(-39.23) ・・・ -1.68%

後場時間の先物は8920円~8880円の値動きとなりました。そのまま一日の高安になります。

昼休み中に中国株の下落幅が1.93%まで拡がったことを受けて、後場はやや軟調でしたが、大引け前にTOPIXに現物買いが入ったことで前場のNTの乖離がさらに拡がって引けました。

中国株の下落は、「中国成長率、世界経済後退なら予想の半分に低下の恐れ=IMF」という報道にに反応したのだと思いますが、↓がその要約部分です。
「IMFは、欧州債務危機により世界経済がリセションに陥った場合、中国の2012年成長率は予想の半分となる4%台に低下する恐れがあると警告した。」
中国の成長率が4%になるのであれば中国だけではなく世界の株式が現在の位置に留まるとは思えませんし、報道に真剣に反応するのであれば香港や台湾がプラスで引けることもないと思うのですが、とりあえずIMFが今の時期になぜこのようなコメントを出す必要があるのかなど、その背景の方に関心があります。

さて東証2部指数は本日で実に16連騰なのですが、12/11に「東証2部指数が例えば(5日線だと簡単に振るい落とされるので)7日線~9日線を割り込むまでは全体も上方向と割り切ってしまった方が確率が高いかもしれません。それほど、日本株の判断をする上で小型株の重要性は大きいと考えています。」と書いて以来、何度か東証2部指数について触れてきました。
今年に入ってからは、7日線や9日線はおろか5日線すらほとんど下回ることなく、値下がりもわずか3日だけです。東証2部指数は例えば為替などと連動しているわけではないのでリスクオン/オフなどは無関係で、需給動向は現物に資金が流入しているかどうかというその一点だけです。当然一方通行になりやすいのですが、それだけに全体的な現物への資金流入/流出のトレンドを把握するには格好のメルクマールになります。

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前場分

日経平均      8913.44(-15.76) ・・・  -0.18%
TOPIX       771.71(+1.86) ・・・ +0.24%
マザーズ指数   374.27(-1.97) ・・・ -0.52%

前場時間の先物は8920円~8890円の値動きとなりました。
夜間では<8900-8870>の窓埋めまで下げましたが、今のところそこまで押してくれないようです。

前場段階で目立つのは、NとTの乖離です。Fリテイリングの8円程度の貢献もありますが、現物と先物のどちらが主導しているかという目線で見ています。バルチックの小反発で海運株?、「全く関係ない」と思います。しばしば書いていますように、海運株という目線ではなく、証券・金融・商社・不動産・鉄鋼といったグループのワンオブゼムという目線です。1/31「野村279円・大和274円」→本日前場「野村310円・大和279円」と乖離した理由の方が気になります。

さて昨日段階で騰落レシオが127まで上昇していることで、それを高値警戒感の根拠の一つとして見るケースもあるようです。これは正しいようですが、実際にはケースバイケース、特に週足ベースの上昇局面ではほとんど関係ないと思います。
一般的に使われている騰落レシオは25日平均ですから、直近25日間がいかに良かったかよりもその前の25日がいかに悪かったかという方が数値に反映されます。つまり(レシオが60台など)直前の25日間が極端に悪ければ、直近25日間が普通でもレシオは大幅に上昇し、直近25日間がかなり良い場合は極端に上昇します。一方直前の25日間が普通であれば、直近25日間がかなり良くてもレシオの上昇ペースは高くなりません。

過去の最高数値は2010年12月9日の163.4ですが、上昇起点の11/2のレシオが69.3と「極端に悪い」状態にあり、その後の25日間がかなり良かったので過去最高数値まで上昇しました。そしてその12/9というのは起点の11/2からちょうど25日目に当たりますので、それ以降がどんなに良い相場が続いても、すでにそれ以前の25日間が改善しているのでレシオの上昇の余地が残っていなかったわけです。
ですから、騰落レシオの天井=相場の天井になるわけではなく、仮に天井が一致した場合は、その上昇局面はあくまでも日足ベースの上昇局面に過ぎなかったということになります。週足ベースの上昇局面であれば違う結論になります。

したがって週末に書いた「指数が動意付いてから14営業日ですので騰落レシオはまだ上昇する余地があります」とは、あと11営業日は現下の騰落とは無関係に騰落レシオは下がりにくいということですが、今回は直前25日間が極端に悪かったわけではない(レシオでせいぜい90台)ので、以後の10営業日がどんなに上昇しても150や160にはなりません。数ある指標の中の一つに過ぎないということです。

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本日分

日経平均      8929.20(+97.27) ・・・  +1.10%
TOPIX       769.85(+9.16) ・・・ +1.20%
マザーズ指数   376.24(+0.26) ・・・ +0.07%
上海総合指数   2331.14(+0.73) ・・・ +0.03%

後場時間の先物は8940円~8900円の値動きとなりました。一日を通すと8950円~8900円となります。

後場は、前場の「ドル高」の動き継続でアジア市場全般が軟調に推移しており、韓国はほとんど変わらず、台湾などはマイナス圏に転じています。この両国が米国特にNASDAQの大幅上昇を受けた翌日にマイナスに転じることは珍しく、ドル高とそこから派生する資金の流れ(外国人売り)などの影響が出ているのだろうかと邪推しています。

1/16(月)にはアジア時間終了直後から為替の方向転換が見られたと書きましたが、本日はそこからちょうど3週間、そして重要な為替転換日候補である2/29まで3週間+2日ですので、通貨としてのユーロの「性質」転換の可能性は十分にあると思いますが、同時にドルの「方向」転換がない限りは、株式への影響は極めて限定的です。

日本株については、ちょうど一週間前の1/30(月)に『今回の「8352円→8911円(1/25)まで7営業日」の上昇は、10月の一波動目の「8343円→8911円まで7営業日」の上昇と、値位置・値幅・日柄・勾配すべてが酷似していますので・・・・・』と書きましたが、その後の調整幅(率)こそ異なるものの、前回が15or16営業日目(10/27or10/28)に上抜けで、今回が15営業日目(本日)に上抜けと、日柄とストキャスの形状などはそっくりに推移しています。このように類似点は多々ありますが、移動平均線との位置関係・週足での形状という「最も重要な2点は明らかに異なっている」ことは意識したいところです。

先日(2/1本日分)、「上からで恐縮ですが」とお断りして、あるフレーズを書きましたところ、早速、内容もフレーズ自体も諸所でご利用ご活用頂いているようです。
ついでで恐縮ながら少し感じていることを書きますが、一般的にしばしば「引き出し」を増やすという言葉(言い回し)を耳にします。これを相場に当てはめて考えると、引き出しにも2種類あって、一つは過去(出来事・経験・知識)をしまいこんでおく引き出し、もう一つは感覚的なことをしまいこんでおく引き出し、ということになろうかと思います。
今(と言っても年初から)は「前者」をフル活用すべきタイミングではないかと思いますし、さらに言えば、おそらく今後3年間くらいは「前者」をフル活用せざるをえない期間だと考えます。ちなみに「過去」とは記憶という意味ではありません。

無責任で半素人の「他人」「外野」の寝言を聞いている暇があれば、過去を徹底的に検証する方がよほど有益ですし、以後3年間で(すでに始まっていますが)必ず必要になってきます。過去のどのあたりを検証するかは今年と来年では異なるでしょうが、いずれにしてもご自身で考えるべきことだと思います。もちろん先物デイトレや仕手株などがメインの場合は一切関係ありません。

最後に半素人かどうか見分ける一番簡単な方法は、「絶対」という言葉を口にしたり文章にしているかどうかということです。文脈にもよりますが、相場関係の話をしている時に、ウソであっても「絶対」という言葉を使った時点で、相手は(半)素人と断言しても、それこそ「絶対」に間違いないくらいです。

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前場分

日経平均      8924.98(+93.05) ・・・  +1.05%
TOPIX       769.07(+8.38) ・・・ +1.10%
マザーズ指数   377.65(+1.67) ・・・ +0.44%

前場時間の先物は8950円~8910円の値動きとなりました。

前場は、ユーロと豪ドルがともに下方向に向かっている(まともなドル高=リスクオフ)流れから、寄り付きでカバーが一巡した後は上値を買う動き無しとなっています。日本だけではなくアジア各市場もほぼすべてが日中足は陰線で、商品市場もほぼすべてが値下がりしています。

週末にも書いていますように、米国株は、中期的なトレンドは別にしても、短期的には為替(ドル高orドル安)に連動しているだけですので、『ドル高局面(~12/19)→ユーロ安局面(12/20~1/13)→ドル安局面(1/13~)』の(1/13~)に変化が出れば、経済指標などとは無関係にトレンドが変わると思いますし、その「資格」だけは十分に持っています。

日本株は、そのドル高が「ドル高・円高」であれば日足ベースの調整に入りますし、「ドル高・円安」であれば逆行高の芽が残る、現状のドル安継続の場合は、「ドル安・円高」であれば米国からの「おこぼれ」だけ、「ドル安・円安」であれば日本株優位に上昇、ざっくりとそのように理解しています。
日本株以外は、同じドル安下でも豪ドルとユーロの関係で異なってくるので、6パターンに分類していますが、かなり複雑になるので、また別の機会に載せます。

前場段階での日経平均寄与率が、ファナック19円、Fリテイリング11円、東京エレクトロン-12円と寄与率上位の銘柄の影響度がかなり高くなっています。SQをにらんだ部分が非常に大きいと思いますが、今月のSQはかなり波乱がありそうです。

金曜日に決算発表をした銘柄の中に8136サンリオがあります。上方修正したものの市場予想には達していなかったので軟調ですが、もしかすると週足いや月足での転換点になっているのかもしれません。

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今週の見通し

日経平均週間  8841.22 → 8831.93(-0.10%)
TOPIX週間     761.13 → 760.69(-0.05%)
マザーズ週間    368.92 → 375.98(+1.91%)

いつものように先週分( http://blog.livedoor.jp/genius2/archives/51170333.html )も併せてご確認ください。

大型株 -0.25%  小型株 +0.51%
東証2部 +0.50%  JASDAQ +1.52%
騰落レシオ 124.0% → 119.5%

⇒指数が動意付いてから14営業日ですので騰落レシオはまだ上昇する余地があります。売買単価の上昇が目立った週でしたので、低位株から新興株(値嵩株)への流れがうかがえます。

日経平均(CME) +0.9%
米国ダウ +1.5%    S&P500 +2.1%
ドイツ +3.9%  イタリア +3.0%  英国 +2.9%  フランス +3.2%

日経平均 -0.1%
中国 +0.4%    香港 +1.2%    韓国 +0.4%

⇒米国ダウも木曜までですと+0.3%ですので、集計が雇用統計前(アジア)と後(欧米)かによって大きく分かれた印象です。欧州は、イタリア国債利回りの前週5.89%→5.70%が示すように、金融不安の解消に伴って総じて堅調でした。


先週分を含めて、外国人の買い越しや個人の売り越し(信用買い残の減少)などについてはレポートしてきましたが、需給面でさらに注目するのは買い残の減少と歩調を合わせるように見えてきた売り残の増加傾向です。従来より皮肉を込めて「効果的な政策」によって下値でショートが入らないものの戻り局面ではショートが入りやすいと書いてきました。以下はその代表的な部分です。(1/2少し長めの見通しから)
『「悪いニュースに囲まれながら株が上がる」というのが金融相場ですので、メディアに影響されやすい個人投資家が最も苦手な相場で、700円幅が「当たり前」と刷り込まれてしまった個人投資家が、「安値」ではショートしないものの「安値からの戻り局面」ではショートしますので、恐らくこれが思いも寄らぬ上昇の原動力になります』

買い残(左側)&売り残(右側)推移   
~12/22   1兆4291億円    5135億円   2.78倍
~12/30   1兆3854億円    4940億円 
~  1/6    1兆3499億円    5246億円
~ 1/13   1兆3206億円    5503億円
~ 1/20   1兆2198億円    5699億円
~ 1/27   1兆1975億円    5829億円   2.05倍

証券会社などの買い煽りコメントを信用していない個人投資家が「悪いニュースに囲まれながら」「安値からの戻り局面」でショートしている様子がうかがえます。証券会社もたまには(数撃てば)当たることもありますが、そもそも証券会社サイドも商売上で強気は言うものの果たしてどこまで本気かは甚だ疑問です。
2009年の3/27から4/7まではこの倍率が0.90倍→0.88倍→0.93倍と1倍割れで推移したことがありましたが、まさに「悪いニュースに囲まれながら株が上がる」局面であり、また買い残の1兆1975億円も同様に、2009年5月以来の水準(少なさ)です。
ただし総じて買い残・売り残ともにリーマン以前に比べれば激減であり、相場の上下以前に個人の株式離れは深刻な問題です。


金曜日に掲載した銘柄群+パナソニックなどは、PBRで見て日本株が割安であると叫ばれていた頃(昨年震災後や8月以降)に代表的なものとしてピックアップされていた銘柄群ですが、「割安なはず」の株価が修正される前に、巨額赤字によってBPSの方が修正されて株価にサヤ寄せしていることは皮肉な現象です。

当時のPBR割安論も疑問でしたが、現在の12年2月という時期に12年3月期ベースのPERを持ち出して日本株割高を論じることも疑問です。
先日、12月の貿易統計が発表され「3ヶ月連続の大幅貿易赤字」という面ばかりが一人歩きして「大変だ」ということになっていますが、輸出数量指数を精査すると(ニッセイ基礎研究所様による季節調整値を拝借)、前月比+1.6%と3か月ぶりに上昇し、特に米国向けは前月比+8.2%と大幅に回復しています。
外国人投資家が、すでに見えている12年3月期の数字でPERが割高なので日本株を敬遠しようと考えるのか、米国向け前月比+8.2%という13年3月期のたたき台となりそうな数字を見て違うことを考えるのか、どちらかわかりませんが、いずれにしても紙面などから目に入る「悪いニュース」というのは「過去の真実」であることを意識した方がいいのかもしれません。


以下は恒例の26週線と13週線の接近具合および向きの変化を追っている数字ですが、12/27( http://blog.livedoor.jp/genius2/archives/51160827.html )、1/22と定期的にレポートしていますので、継続してご覧いただいていれば、何を言わんとしているかご理解いただけると思います。

~01/13    8530    8762    232
~01/20    8537    8709    172
~01/27    8521    8671    150(1/22時点の予測158)
~02/03    8523    8653    130(1/22時点の予測145)
(ここからは予測=以降の各週末値8850円が前提)
~02/10    8549    8649    100
~02/17    8586    8654     68
~02/24    8639    8656     17
~03/02    8655    8652     -3


短期のショートカバー⇒日足ベースの上昇 ←外国人買いだけが必要(外国人が買う資金の流れになっていることが必要)

中期のショートカバー⇒週足ベースの上昇 ←「週足が上昇できる形状になっていること」と「米国債の下落」の両方が必要。後者が無いと米国株上昇の「おこぼれ」だけになるので仮に上昇しても腰が弱い。

現状は「どうせ」「せいぜい」「単なる」短期のショーカバーであることは百も二百も承知ですが、リアルマネーが入ってきた時または中期のショートカバーが入ってきた時に慌てないように、その可能性を先回りして考えているわけです。当然のことながら、その可能性が高いと思えば参加するし、可能性が低いと思えば参加しないわけで、「見方」次第です。

様々なものを見て読んで、経験や知識を総動員して「見方」を決めるわけですから、様々なものを見ていない読んでいない人や経験や知識がない人と異なる結論が出てしまうのは当然です。どちらが正解かは考える時間軸によっても違ってきますので、正解などは存在しません。
理屈の上では、リアルマネーが入ってきた時または中期のショートカバーが入ってきた時に一緒に入るのが、リスクが少なく最も効率が良いように思えますが、実戦では、そのようなことがスムーズにできないものであることは「経験」が教えてくれますし、そもそもリアルマネーが入ってきた時または中期のショートカバーが入ってきた時に一緒に入ることが、リスクとリターンに見合ったものとは限らないことも「経験」が教えてくれます。


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海外市場見通し

「はじめに」
(ご案内はよく頂きますが)ステルス何とかに頼るわけでもなく、チャートを貼ってわかりやすく説明するわけでもなく、ランキングのボタンを押させるように誘導するわけでもなく、更新回数を増やしてランキングを上げようと必死なわけでもなく、会員募集をするわけでもなく、具体的な銘柄をほとんど書くわけでもなく、あくまでもブログの方では、常識的な見方とは異なる「視点」や「変化」を提示することを主眼を置いています。「従来と全く同じペース」で、それを愚直に繰り返していくだけですので、以後もよろしくお願いします。

2/3
NYダウ  12862.23(+156.82)・・・ +1.23%
NASDAQ   2905.66(+45.98)・・・ +1.61%
CME日経平均先物(円建) 8910円
WTI原油   97.84(+1.48)   金価格 1740.30(-19.00)
10年債 100.2150=1.9241%
ドル円 76.55/60

※1月失業率 8.3%(市場予想8.5%)
※1月非農業部門雇用者数 前月比+24.3万人(市場予想+14.0万人)
※1月ISM非製造業景気指数 56.8(市場予想53.2)
※12月製造業受注 前月比+1.1%(市場予想+1.5%)
※VIX指数 前日17.98→17.10
※半導体SOX指数 +1.77%
※イタリア10年国債利回り 前日5.60%→5.70%
※スペイン10年国債利回り 前日4.93%→4.98%
※GM+7.6%、シアーズ+6.1%、バンカメ+5.2%、キャタピラー+3.2%
※金融+2.67%、消費循環+1.99%、エネルギー+1.83%
※英国+1.81%、ドイツ+1.67%、フランス+1.52%

昨晩は雇用統計に反応して先物は直前価格より100ドル急騰し、ほぼそのままの状態で(実質)窓空けして寄り付き。その後のISM数値の後押しでさらに上伸して高値163ドルまで達しましたが、その後の5時間半はわずか30ドル幅で推移しているだけですので、実質的には最初の一時間で仕事をすべて終えてしまったというイメージです。

雇用統計発表は22時半ですから欧州時間真っ最中でしたので、今度はドイツ株を見てみると、前日終値6657=雇用統計直前6658(+1)、雇用統計7分後6766(+111)=終値6766(+111)ですので、雇用統計前も全く動かず雇用統計後も全く動かず、動いていたのは雇用統計後の7分間だけで、7分間の上昇がそのまま昨晩の上昇率+1.67%ということになっています。

なお為替を見てみると、米国債と連動する金利敏感通貨のドル円は債券どおりの反応(ドル高)、リスク通貨の豪ドル/ドルはリスク商品どおりの反応(ドル安)、二面性を持つユーロドルは、欧州時間内ではジャブジャブ対決が欧州に軍配が上がる(米QE3が遠のく)ことを想定してドル高だったものの、米国時間に入ると従来どおりのリスクオン型で反応し返してドル安となり、結局雇用統計発表直前のレートとほぼ変わらずで終えています。

また、CME終値は8910円に「揃えて」きていますので、その意味が月曜日の「寄り付き」直後にわかるのかもしれません。


一週間単位で見るとNYダウが12660→12862で+1.59%、NASDAQが2816→2905で+3.16%となりました。なお為替はドルインデックスが78.94→79.05とほぼ変わらずになっています。

他の数字も一週間単位で見てみますと、10年債利回り1.89%→1.92%、金価格1732→1740、原油99.56→97.84、ドル円76.67→76.55となっています。
先週分( http://blog.livedoor.jp/genius2/archives/51170218.html )も併せてご確認ください。

S&P500の週間上昇率は+2.17%でしたが、一般論として、ダウはIBMとエネルギー、S&P500は金融(銀行)の比重が高くなっています。その意味では日経平均とTOPIXの関係に近いのですが、直近のように原油が停滞気味の一方で欧州不安の緩和で世界的に銀行株の上昇が大きくなっていますので、一時期乖離していたダウ>S&P500の関係にも巻き戻しが現われています。
ダウではくしくもちょうど1ヶ月前の1/3以来の1%超の値動きとなりましたが、1/3と2/3のいずれもが実質的な窓空け部分でその1%を賄っている(1/3は年末またぎのショート買戻し、今回は雇用統計)ことは興味を引きます。

雇用者数字の方は臨時雇用増加などをネタに「茶々」を入れることはできますが、失業率8.3%(正確には8.263%)という水準は、先日のFOMCにおいて「Central tendency」として挙げられていた各年末の数値が「2012年末8.2%~8.5%、2013年末7.4%~8.1%、2014年末6.7%~7.6%」であり、2012年1月にしてすでに年末のターゲット内に入ってきたことを示していますので、労働参加率の問題などがあるものの、それでも中期的にはかなりポジティブな数字と言えます。
ISMの方は、製造業が予想より下、非製造業が予想より上でしたが、「新規受注」だけピックアップすると、製造業が前月54.8→57.6、昨晩の非製造業が前月54.6→59.4ですので、大きなフロー調整はないであろうことがうかがわれます。

なお先日(2/2前場分)触れたばかりのサプライズインデックスが前日49.50→83.70と「急騰」していますので、今回の雇用統計は多くの参加者にとっても名前どおりに「サプライズ」だったと思われます。1Qのフロー調整(株価の調整ではなく経済全体の調整)はコンセンサス(当然のこと)として織り込まれつつあり、今回の雇用統計への期待はほとんどなく市場の関心はすでに「フロー調整後」に移っていたと思いますので、上のインデックスが示すような「サプライズ」になったものと思われます。

為替の週足では、ユーロドルが陰線、豪ドルドルが陽線ですので、簡単に言えば、ユーロも安くドルも安くで安さ比べは決着がつかず、それがほぼ変わらずというドルインデックスに反映し、円にその分のしわ寄せが来ていた感じでしたが、雇用統計でそれも行って来いになり、来週の行方を占う動きを見せないまま、米国時間早々に一仕事を終えてしまったという印象です。

為替の方向が転換した3週間前も、引き金になった欧州各国の格下げ当日には転換を感じさせる動きは全く見られず、土日でコンセンサスが整ったのか、週末をはさんだ1/16(月)のアジア時間終了後から明確な方向を出していきました。
為替の流れは、『ドル高局面(~12/19)→ユーロ安局面(12/20~1/13)→ドル安局面(1/13~)』と理解していますが、ファンダメンタルズのみであれば12/20や1/13が転換点になる必然は無く、あくまでも「需給の転換点」を探しているだけですので、大部分は方向が変わったと感じてからハンドルを切り替えているわけで、「~するはず」という(特に負の)思い込み通りには、なかなか言うことを聞かないようです。

株式面では米国株に限れば、本格調整するのはドル高期間に限られますので、それ以外では「その他大勢」に割り負けるなど相対的に落ち込むことはあっても、特にドル安局面では絶対水準が大きく下がることはありません。
NYSEもNASDAQもともに騰落レシオが150のレベルにあり、S&P500のRSIが80、NASDAQに至っては90ですので、2/6(月)欧州時間から方向転換する「資格」だけは十分にあります。何を「建て前=きっかけ」にして為替の方向転換が促されるのかはわかりませんが、いずれにしても目先の動きは為替に連動しているだけですので、雇用統計の数字で中期的な方向が一層強く見えたことだけを意識しています。

「VIX指数が18程度を示す中でどれほどのブレが生じるかと考えると、過大な期待も過大な不安もムダのように感じます」は先週の締めに使ったフレーズですが、VIX指数が17.10までさらに低下していることを考えますと、通常の経済的事象をきっかけに大きく上下するイメージはありませんので、むしろ経済的事象「以外」のことの方がVIX指数が動くきっかけになるのではないかと考えています。

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本日分

日経平均      8831.93(-44.89) ・・・  -0.51%
TOPIX       760.69(-1.76) ・・・ -0.23%
マザーズ指数   375.98(+3.38) ・・・ +0.91%
上海総合指数   2330.41(+17.85) ・・・ +0.77%

2日間ほどまともにマーケットを見ることができない環境でしたのでかなり手抜きになりましたが、ほとんど復活しました。

後場時間の先物は8870円~8810円の値動きとなりました。そのまま一日の高安となります。
寄り前の想定は「陰線」イメージながら下値は5日線レベルまででしたので、おそらく多くの参加者の見方と同様であり、市場もほぼその通りに動いたように思います。

各指数の中で値下がり率の大きいのが小型株指数(-0.46%)でしたので、それが値下がり銘柄数1119に表れているのですが、その多くは低位株です。あまり表面には出ませんが、売買単価6日移動平均が1/24に底入れして明確に上昇トレンドを描いていますので、すでに過度の低位株物色は一巡していることを示しています。

『ご存知のような「効果的な政策」によって下値でのショートが入りませんので、残念ながら上昇初期においては、きちんと信号を守りながらの行儀の良いパターンしか望めなくなっています。』は、12/4時点で「全く慌てる必要がない」という意味で書いた文章なのですが、個別銘柄においては「効果的な政策」が無縁ですので、下値でショートが入る光景(好型)が目に付くようになってきました。それも仕手株などではなく、日本を代表するような銘柄においてです。以下は、日証金における貸株という「目に見える」「下値でのショート」の様子です。

6502 東芝       1/31 79万株 →  2/1 349万株
6503 三菱電機  1/27 21万株 → 1/30 274万株
6753 シャープ  2/1 152万株 →  2/2 372万株
6758 ソニー      2/1  39万株 →  2/2  72万株
6952 カシオ   1/30 79万株 → 1/31 112万株
7751 キャノン  1/30 10万株 → 1/31  24万株

「目先の小サヤ狙い」がほとんどなので翌日には半分くらいに減るのですが、逆張り大好き層が決算などの数字に釣られて「下値で順張り」したくなる環境であることは、今が「懐疑の中」にいることを余計に感じさせるものです。
『「どうせ」「せいぜい」「単なる」などというネガティブな修飾語が見られる』事と同様に、現状の俄かリスクオンを10月と同じイメージで見ている投資家が多い証ですので、その意味で「好材料」として見ています。

ちなみに、6302 住友重機 1/31 83万株 →  2/1 102万株 のように、下値であまりショートが入り込まないようですと下がり続けるみたいです。

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前場分

日経平均      8854.26(-22.56) ・・・  -0.25%
TOPIX       762.52(+0.07) ・・・ +0.01%
マザーズ指数   374.83(+2.23) ・・・ +0.60%

前場時間の先物は8870円~8840円の値動きとなりました。

申し訳ありませんが、個別の事情で前場は全く見ていないので、昨晩の海外動向だけ記しておきます。
と言っても、そちらもほとんど何もなく、昨晩の米国時間からはほぼ雇用調整前のポジション調整と様子見のみになっていると思われます。偏った売買も無く、ダウの日中上下は実質的には50ドル程度で小幅陰線。ただしNYSE全体では値上がり銘柄数の方が多くS&P500の小幅高に表れています。またVIX指数は前日18.55→17.98と一段と軟化しています。なおバーナンキ証言は先日のFOMCの追認で新味は無く、ほぼすべてのリスク商品が寄り引け同値という感じでした。

1/16以降にドル安の流れになってからそろそろ3週間が経とうとしています。それ以前のユーロ安期間が12/20~1/13と(年末年始ははさむものの)ほぼ3週間ですので、雇用統計を別にしても日柄的には何かしら流れが変わってもおかしくないタイミングです。

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