5/25
NYダウ  24753.09(-58.67)・・・ -0.24%
S&P500   2721.33(-6.43)・・・ -0.24%
NASDAQ   7433.85(+9.42)・・・ +0.13%
CME日経平均先物 22345円
★WTI原油 67.88(-2.83)  金価格 1303.7(-0.7)
10年債 前日2.977% → 2.931%
2年債  前日2.508% → 2.476%
ユーロドル 前日1.1719/20 → 1.1650/54(ドル高)
ドル円 前日109.24/27 → 109.38/41(ドル高)

※4月耐久財受注 前月比-1.7%(予想-1.3%)
※同、除く輸送用機器 前月比+0.9%(予想+0.5%)
※5月ミシガン指数確報値 98.0(予想98.8)
※独5月IFO企業景況感指数 102.2(予想102.0・前回 102.1)
https://pbs.twimg.com/media/DeB_lqPXkAA6ZWE.jpg やっと下げ止まり(白線)
※1 サウジ石油相「下半期に緩やかな石油供給増加となる可能性(Likely Supply Boost In Second Half Of 2018)」
※スペイン野党が首相への不信任動議準備→スペイン首相「4年間の任期を全うする」
☆トランプ大統領「6月12日首脳会談の実現の可能性はまだある」
※パウエル議長「フォワードガイダンスは今後役割が小さくなる」
※2 ロシア石油相「現在の180万バレル減産は、ベネズエラの減産で実質270万バレル減産しているのと同じ」→差額の90万バレルは増産余地
※3 プーチン大統領「原油価格は60ドルを上回ると消費者に一定の問題を引き起こし、生産者にとっても好ましくない」
※米政府、ZTEの事業存続で合意=米議会筋
※ムーディーズ、イタリア格付けを引き下げを視野に見直し

※ダウ先物は、アジア時間の「謎の上昇」を17時+35ドル→20時+60ドルを経てから原油の下落が目立ってきたことで打ち消し、実質-40ドルでスタート。直後に-90ドルまで下落した後はトランプの☆発言が伝わるなどで売りが一巡し一時プラス圏まで回復。しかし全体的にセンチメントは弱く、エネルギー・素材・金融セクターには売りが続き再度-120ドルまで下落。そして終盤に3連休のポジション調整による買い戻しが入って終了。出来高は超低水準。
http://stockcharts.com/public/3421479/chartbook/412642673

※VIX指数 スポット前日12.53→13.22 6月限前日13.83→14.20
※半導体SOX指数 +0.88%
※ラッセル2000指数 -0.08%
※ドイツ10年債利回り 前日0.47% → 0.40% ★年初来安値更新
※イタリア10年債利回り 前日2.40% → 2.46%
★スペイン10年債利回り 前日1.39% → 1.46%(高値1.52%)
※シェブロン-3.5%、アルコア-2.5%、エクソンモービル-1.9%、インテル+1.2%
※エネルギー-2.6%、素材-0.5%、公益+0.4%
※英国+0.18%、ドイツ+0.65%、フランス-0.11%、イタリア-1.54%、★スペイン-1.70%、ロシア-0.32%、ブラジル-1.53%

昨晩は米国3連休前だというのに、イタリアネタに加えてスペインネタ、そして原油ネタ(上記※1~※3)まで加わり賑やかでしたが、騒いでいたのは欧州勢がいる間だけで、彼らが去ってからの米国株は、一言で言えば前日のレンジ内です。なおパウエルは景況感や経済政策に関することには触れなかったようです。
https://www.advisorperspectives.com/images/content_image/data/bf/bf2465a9153410bce3ee6b492c75d1af.png
下がっているように見えますが、月曜は『保留』でGUしていますので週間ではプラスです。そして2750~2700に入り込んでしまって12日目。
http://stockcharts.com/public/3421479/chartbook/490565000
輸送株の+0.44%は「ダウの先行指数でぇ~」とかそういうことではなく普通に原油下落を好感です。

為替は、ドル高というよりはスペインネタまで加わったユーロ安(ドルインデックス高)、そして原油からの連想で資源国通貨安。お陰でトルコリラなどは静かに過ごせたようです。原油も含めて動いていたのは概ね19時~欧州勢がいる間です。

原油については、通常5月末頃のOPEC総会が今年は6/22だそうで思惑発生の方も「予定」より少し遅れ気味でした。世の中が「イラン核合意放棄でぇ~」と言っている最中にパンパンロングは「5週続けて減少」していましたので
http://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=7191
昨晩の増産示唆に対しても「素直に」反応しやすかったのではないでしょうか(すでに手仕舞い方向だった時に手仕舞い促進ネタ)。
原油生産(露・サウジ・米国)
https://www.zerohedge.com/sites/default/files/inline-images/2018-03-05.jpg

経済指標では、耐久財受注の中のコア資本財受注(←これがGDPナウなどに算入される)が予想を上回っており、
https://www.zerohedge.com/sites/default/files/inline-images/2018-05-25_5-34-06.jpg
「他指標」と合わせて、住宅や消費の鈍化を製造業が補っている姿が確認できます。

3週前 → 2週前 → 先週末 → 今週末
NYダウ   24262 → 24831 → 24715 → 24753(+0.1%)
S&P500   2663 → 2727 → 2713 → 2721(+0.3%) ※1
NASDAQ    7209 → 7402 → 7354 → 7433(+1.1%)
ラッセル  1565 → 1606 → 1626 → 1626(+0.0%)
SOX指数   1296 → 1350 → 1345 → 1390(+3.3%)

ドルindex   92.41 → 92.41 → 93.54 → 94.13 ※3
ドル円     109.12 → 109.39 → 110.75 → 109.39
ユーロドル   1.1960 → 1.1944 → 1.1777 → 1.1652
ユーロ円  130.50(円高)→130.60(分け)→130.37(円高)→127.45(大円高)
http://stockcharts.com/h-sc/ui?s=$EURJPY
アジア通貨   110.42 → 110.34 → 109.76 → 109.73

米国30年債    3.12% → 3.10% → 3.20% → 3.09%(-0.11%) ※2
米国10年債    2.95% → 2.97% → 3.05% → 2.93%(-0.12%)
米国2年債    2.49% → 2.53% → 2.55% → 2.47%(-0.08%)
LIBOR3ヶ月   2.37% → 2.34% → 2.33% →24日2.32%(-0.01%)
ドイツ10年債   0.54% → 0.56% → 0.58% → 0.40%(-0.18%) ※4
イタリア10年債  1.79% → 1.87% → 2.23% → 2.46%(+0.23%)
イタリア2年債 -0.17% →-0.13% →+0.10% →+0.51%(+0.41%)
スペイン10年債  1.29% → 1.27% → 1.44% → 1.46%(+0.02%)
英国10年債    1.40% → 1.44% → 1.50% → 1.32%(-0.18%)
 
VIX指数     14.77 → 12.65 → 13.42 → 13.22
欧州VIX     13.42 → 12.44 → 13.97 → 16.02
https://www.zerohedge.com/sites/default/files/inline-images/2018-05-25_12-06-57.jpg
日本VIX     15.17 → 15.19 → 14.48 → 15.76
ゴールド     1314 → 1320 → 1291 → 1303
原油       69.72 → 70.70 → 71.28 → 67.88

※1 週間の「バリュー-0.24%<グロース+0.80%」は昨日某国で見たのと同じ傾向です。
エネルギー(出来高増) http://stockcharts.com/h-sc/ui?s=XLE
公益(5日続伸) http://stockcharts.com/h-sc/ui?s=XLU 
色々と「~懸念」が多いので逆側の代表的なものも挙げておきます。
マイクロソフト http://stockcharts.com/h-sc/ui?s=MSFT
アップル http://stockcharts.com/h-sc/ui?s=AAPL
アリババ http://stockcharts.com/h-sc/ui?s=BABA

北朝鮮との会談云々は、世界の中心である「米国株」にとっては関係あるでしょうが(←中国の貿易摩擦とリンクしている)、「アメリカという国の株式」にとっては本来何の関係も無いことです(←会談の有無が米国のEPSには結び付かない)。

※2 先週末に「今週の最大のポイントは米30年債動向です」と書きましたが、
https://www.zerohedge.com/sites/default/files/inline-images/2018-05-18_12-30-51.jpg
今週終値は3.09%でホッと一息。ただし「外から」の懸念事項が多く「適温相場再び」(議事録直後)も継続できずでした。あくまでも14以下のVIXの範囲で。
https://www.zerohedge.com/sites/default/files/inline-images/2018-05-25_11-58-21.jpg

※3 金利は全般低下しているのですから、ドルが強かったのではなく他通貨が弱かったことの結果です。円>ドル>他通貨>ユーロ。

※4 欧州経済のスローダウン反映に加えて、イタリア債(&スペイン債)に対する「受け皿」としての役割で、ドイツ金利の週間低下幅(-0.18%)は2012年以来とのことです(英国も同事情)。
http://stockcharts.com/h-sc/ui?s=$DET10Y
http://stockcharts.com/h-sc/ui?s=$UKT10Y
そして独伊債のスプレッドが話題です。
https://pbs.twimg.com/media/DeDtf-FWsAIiK3d.jpg
イタリア政治(スペインも)がそれほど「懸念」する状態かどうかわかりませんが、少なくともユーロのロング過多を減少させるにあたって「適当な」口実にはなっていると思います。7/26(次々回のECB理事会)が接近するとそうも言っていられないと思いますが。

カッコ内は前週の騰落率 ★は週内に年初来高値を更新した国、☆は年初来安値を更新した国(ともに終値ベース)
日経平均(CME) -2.1%(+0.6%) ドル預金-1.2%(+1.2%)
米国ダウ+0.1%(-0.4%) S&P500+0.3%(-0.5%)
ドイツ-1.0%(+0.6%) イタリア-4.5%(-2.9%) ★英国-0.6%(+0.7%) スペイン-2.8%(-1.5%)
★フランス-1.3%(+1.3%) ロシア-2.7%(-1.7%) カナダ-0.5%(+1.1%)

日経平均 -2.1%(+0.7%)
中国-1.6%(+0.9%) 香港-1.5%(-0.2%) 韓国+0.0%(-0.7%) インド+0.2%(-1.9%)
ブラジル-5.0%(-2.5%) 豪州-0.9%(-0.5%) サウジ+0.2%(+1.3%)

新興国株価トリオは、G20議長国アルゼンチン-6.9%(+6.7%)、インドネシア+3.3%(-2.9%)、トルコ+0.8%(+0.5%)。イタリア・ブラジルは少し前まで★マークでしたが今や☆が近くなっています。
http://stockcharts.com/h-sc/ui?s=$BVSP
https://jp.investing.com/indices/it-mib-40

日本・・・「春の安値」から8週連続上昇後に反落
欧州・・・同じく8週連続上昇後に反落
日欧の8週連続上昇中に4勝4敗だった(指をくわえて見ているだけだった)米国は2750~2700に入り込んでしまって12日目。


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