2007年03月01日

算数・数学革命

 先日、京都府の福知山まで「福知山ゼミナール」を見学に行ってきました。「寺尾式算数・数学」を実践している塾です。

 今までも塾を見学に行ったことは、もちろんあります。でも京都は一番遠いところです。さらに京都駅から1時間さらに山に向って、兵庫県との境に福知山市はありました。

 寺尾式算数数学は、奈良にお住まいの寺尾先生が開発された学習教材を使った算数数学の教え方です。

 今までの勉強は、「これこれこういう決まりがあるよね。だから、それに従って問題を解けば答えはでるよね。さあ、やりなさい」というものです。おそらく学校でも塾でも100%近くこいう教え方をしています。ジーニアスでもそうでした。

 ところがこれで教えていると「答えが出れば良い」と「考えない」生徒が多くなる、「どうしてだろう」と考えすぎる生徒は置いてきぼりをくうということになります。

 考えないで計算問題や簡単な文章題ができてしまいます。ところが考えないでもできるために、その計算問題でもミスがでやすくなり、特に少し複雑な文章題になると「お手上げ」になってしまうのです。文章題になると、解こうとしない生徒を作ってしまいます。

 「もっと考えよう」と言いながら、実は「考えるな」と教えてきたのではないか?「わからない」と言われると「できるだけわかりやすい教え方」を考えてきました。「どうして?」といわれれば、その理由のできるだけわかりやすい説明を考えました。これが全て無駄だったとか、全てが子どもたちの害になっていたとは思っていません。

 でもここ数年「どうしてこんなに考えようとしないのだろう」という子が増えてきています。その原因が子どもたちではなくて、実は私たちの教え方方にあったのではないか、寺尾式算数数学に出会って愕然としたのです。

 寺尾式算数・数学を、簡単にうまく説明できるか自信がまだありませんが、書いてみます。

 今までのほとんどの算数・数学は、「決まりがある。だからその決まりに従って解けば答えはでます」というものでした。

 これに対して「もっと考えよう」という算数・数学も今まで存在しました。「この決まりは、こういう理由でできたんだよ。わかったね。さあ、問題を解きましょう」というものです。私が塾を始めた頃は、このやり方を採用していました。理由を時間をかけて説明しました。でも時間をかけたほどの成果はだせませんでした。今では決まりができる理由は簡単に説明して、問題演習に時間をかける形になっています。その方が、結果が出るからです。

 寺尾式算数・数学は、決まりを自分で考え出せるようになっています。その自分で考えだした決まりに従って問題を解いていきます。

 私が塾を始めた頃の「理由を時間をかけて教えてから問題を解いていくやり方」が、いまひとつうまくいかなかった原因が「寺尾式」に出会ってわかりました。生徒には「考えよう」というものの、生徒は「考えなくても時間がくれば先生が教えてくれるだろう」と真剣には考えていなかったからだろうと思うのです。決まりができる理由の理解に時間をかけているのに結局理解も不十分・演習も不十分になってしまったのでしょう。

 寺尾式の良いところは、決まりを「自分で考え出す」ところです。自分が考えれば考えるだけ先に進んでいけてできるようになるところです。「考えると良いことが待っていることを教える教材」だということです。

 寺尾式算数・数学は、「今の学年より先の内容もやればできるよね」と教えておいて「じゃあ、ミスのある今の学年内容や前の学年内容も戻ってやってみようか」というやり方をします。生徒に勇気と自信を与えやすい教材です。

 寺尾式算数・数学を来年度から取り入れていこうと考えています。

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