1: オムコシ ★ 2014/08/29(金) 12:31:42.90 ID:???
no title



「ラノベでしょ?」と侮ったらヤケドする! 人間の本質に迫る悲しい純愛ストーリー   『モーテ―水葬の少女―』



『モーテ―水葬の少女―』(縹けいか、カズキヨネ/KADOKAWA MF文庫J) 

 毎年数々のヒット作が登場し、いまや確固たるジャンルとして広く認識されているライトノベル(以下、ラノベ)。 
だが、まだまだ剣と魔法のファンタジーや学園物のドタバタラブコメというイメージが強いかもしれない。 
しかし実際のところ、その内容はさまざまだ。 

 それを感じさせてくれる一冊が、『モーテ―水葬の少女―』(縹けいか/KADOKAWA MF文庫J)である。 
一言で言えばあまりに悲しい純愛の物語。設定などに一般的にいう“ラノベらしさ”はありつつも、しっかりと人間が描かれ、私たちの生活と地続きの問題として考えさせられるという点が、 
いい意味で異色であり、魅力的な作品なのだ。
 

『モーテ―水葬の少女―』を手に取って、まず目を引くのは美しい表紙イラストだろう。 
副題である「水葬の少女」を思わせる、透明感のあるブルー、はかなげにこちらを見つめる少女――。 
彼女は、作中に登場するマノンという人物だ。 

 イラストを手がけたのは、アニメ『薄桜鬼』などのキャラクターデザインを手がけるカズキヨネ氏。 
表紙を描く際は、「作品のイメージや『水葬』というワードを実感していただけて、尚且つ美しい色合いに仕上げられるように頑張りました」と話し、 
「特にマノンの瞳を印象的に見せられるよう四苦八苦した」のだそう。 

 この理由は、「『モーテ』独特の空気やキャラの雰囲気をとにかく追いかけて読者の方に伝えたかった」ため。 
その意気込みは、挿絵を見ても一目瞭然だ。 
「読み進めていく中で視覚的に読者の方に情景や感情を伝えることができていればうれしい」との言葉通り、氏の挿絵は物語によりいっそうの深みを与えている。 

 では、カズキヨネ氏も強く引き付けられたという『モーテ―水葬の少女―』とは、どんな物語なのだろうか? 

 舞台は、「ドケオー」と呼ばれる孤児施設。 
登場人物は、そこで暮らす少年少女と、その相談役「フォスター」がメインだ。 
彼らの運命を操るのは、タイトルにもなっている「モーテ」という奇病である。 

 モーテは、数万人に1人が罹患し、発症者を10代のうちに自殺へと誘う原因不明の病気。 
読者はまず、少年・サーシャの目を通して、謎が多く不穏な空気に包まれたドケオーの暮らしを目の当たりにする。 
そして、サーシャの重々しい語りから、モーテとドケオーに何らかの関係があることを知る。 

 大人への強い憎しみを抱くサーシャの前に現れるのは、紫の目をした美しい少女・マノンだ。 
サーシャはマノンの思わせぶりな態度に恋心を募らせ、同時にマノンのフォスターであるドゥドゥに不信感を抱く。 
見た目からして不気味で「死神」「人殺し」と呼ばれるドゥドゥに、よくない噂は尽きない。 
最終的に、サーシャが取った行動は――。 

 と、3分の1ほど読み進めると、突如、世界観は一転する。 
語り手が意外な人物に代わり、文体も驚くほど軽快に。 
舞台はフランスやイタリアときわめて具体的で、登場する2人の人物がブログを通して出会い、 
パソコンやスマートフォンを使ってメールでやりとりをしたりする様子は、現実にもありそうな気さえしてくる。 

http://ddnavi.com/news/205759/ 

※続く


2: オムコシ ★ 2014/08/29(金) 12:32:20.94 ID:???
>>1の続き

 しかし、読み進めるうちに読者は、ヒリヒリとした絶望の世界へ引きずり込まれていく。
登場人物の感情の機微がじつに丁寧に描かれており、語り手に深く感情移入し、理不尽さに地団太を踏みたくなるだろう。

 そして、謎が解き明かされるうち、初めて知ることになる。前半部分で巧みに張り巡らされた伏線が持つ意味を。
何より、後半の主人公が持つ美しい愛情を。
本書に対し、作者の縹けいか氏は「絶望的な純愛ものが描きたかった」と話す。

「ただひたすら非道な現実にぶちあたり、心を折られながらも、ひとりの女の子を想い続ける。
やっていることは“想う”という行為だけ。でも実際、“想う”ことが一番難しいような気がします」

 同じ出来事が前半部と後半部で、これほどに違うのか!というくらい見え方が変わるのも、本作の魅力だ。
縹氏は「立場の違う人間がいれば、見えてくる真実は大きく異なります。
そこに多数派や他者の思惑が介入すると、より真実に近い事実の方が抹消されることもあります。
単純に、その理不尽さを描きたかったんです」と話すが、読者は自らの思い込みやコミュニケーションについて考えさせられることになるだろう。


 純愛ストーリーとしてぐっとハマれるだけでなく、人間の本質についても考えさせられる『モーテ ―水葬の少女―』。
「しょせん、ラノベでしょ?」なんて侮ってしまう人にこそ読んでほしい。最後に、作中から、本作を象徴する一節をご紹介しよう。

「紫という色は、人を惑わすという話がある。
それも、あながち嘘ではないのかもしれない」(『モーテ―水葬の少女―』より)

文=有馬ゆえ

※以上

3: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 12:33:46.80 ID:WKbuqhQP
糞みたいなタイトルじゃないだけでまともな奴っぽいと分かるわ
表紙絵も良い( ・`ω・´)

6: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 12:40:27.68 ID:WUBWmUfB
でも、出版社がラノベでしょ?

7: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 12:41:20.55 ID:32kANPXh
はいはい泣きゲ泣きゲ

13: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 12:59:43.01 ID:hDqDQAb2
>>まず目を引くのは美しい表紙イラストだろう。
絵しか見所がないって言ってるようなもんだわ

16: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 13:05:34.23 ID:l9WZJXEi
>>13
まずって日本語が理解できない時点で池沼としか
例えば一般文芸と呼ばれる本もその内容に応じてイラスト多用するし
最近は昭和以前の文学者の本、例えば太宰治の人間失格をわざわざ小畑健に描かせて
若者に手に取ってもらおうとしている
つまり小説にとって表紙はそれだけ大切なんだよ
まあそもそも本を読まない池沼には分からないだろうが

36: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 15:54:35.05 ID:Y8vOmyOW
>>16
角川文庫フェアの事いってんの?w2
0年も前からやってるしラノベみたいに挿絵なんて無いし、表紙の絵だけよ
まぁおまえらが手に取るような作品は無いよw
ラノベしか読まない奴には内容が高尚すぎて理解できないと思うから

15: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 13:04:26.80 ID:scm71vL1
角川グループはラノベ編集部が多過ぎるから、各編集部が独自の特色を打ち出さないと生き残れないだろう。
まずはMF文庫はおパンツからこっちの方面に舵をきった、という印象。

38: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 17:39:17.96 ID:ZOmNJrcm
>>15
いや、電撃だってこの手のはたまに出るよ
ただ悲しくなるほど売れないだけで

18: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 13:11:15.91 ID:dFsJ7BL7
こーゆーのって前からポツポツとあるけど売れないからな……
多くの人に存在を認識されて無いだけだ。

こーゆージャンルの端にある作品ばかり買ってるせいで
ラノベばかり並んでる本棚なのに独特なカラーに染まるぜwwww

19: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 13:16:18.66 ID:ZNsRL3lT
自分にとって面白ければ何でもいいよ
ラノベには、お気楽に楽しめる娯楽を求めてるわ
純文学とか哲学なら最初からそっち読むよ
なんのためにラノベに棲み分けしてるか分からんわ

21: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 13:18:51.34 ID:C/vtlc/r
こういうジャンル読んでるから俺らは普通のラノベ読みと違うからw
ってドヤ顔してるやつが一番恥ずかしいな

22: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 13:19:43.02 ID:o8kfukS/
だな結局エア評価してドヤ顔批判してる奴が一番の雑魚

24: 顔文字(´・ω・`)字文顔 ◆9uZFxReMlA 2014/08/29(金) 13:25:51.54 ID:fQbc2hi8
菊地秀行とか夢枕獏ってラノベ?

25: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 13:33:06.50 ID:j36gBM3V
>>24
ジュブナイルのほうがしっくりくるかな
富士見ファンタジアが30年程度だがソノラマは更に前だしねぇ

26: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 13:37:42.60 ID:ZvgZzgpW
冒険でしょでしょ?
no title

29: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 13:49:23.94 ID:31BDK+mk
内容がラノベじゃないとしても、こういうエロアニメ風味の表紙はやめたほうがいい

30: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 14:05:13.12 ID:bXUMlbvf
火傷なんしねーよ 所詮ラノベはどこまで行ってもラノベ ってかアニメ化する前提のステマだろ 白々しい

33: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 14:27:14.81 ID:thzQ19wu
ラノベの定義がはっきりしないから何ともいえないけど
少年少女向け小説という分類ならソノラマあたりが当時のラノベを集めた文庫群だった
ただ昔から少年少女向け小説なんていっぱいあるから、スタートという訳ではない

35: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 15:04:03.13 ID:x/n7q79W
ラノベでしょって言うと
信者がヤケド起こすんだろ

39: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 17:57:41.41 ID:wZnYO1dW
ラノベはラノベだろ。
漫画を映画化してもしょせん漫画なのと同じ。
優れた作家はラノベのレッテル貼りなんか屈辱に思うはずだよw

42: なまえないよぉ~ 2014/08/29(金) 22:22:48.81 ID:TRagNp9W
評論家だけでなくオタクですらラノベが恥ずかしい物みたいに言うのは何で?
もっとラノベに誇りを持てよ

43: 顔文字(´・ω・`)字文顔 ◆9uZFxReMlA 2014/08/29(金) 22:31:09.24 ID:fQbc2hi8
>>42
その辺は結構微妙な問題で、ラノベがラノベとして差別化されたのって、分かり易いアニメ絵の表紙や挿絵、
それから一般作品では禁じ手というか御法度というか、基本やってはいけない活字の号数を変えることでの強弱とかを積極的に取り入れて、
意図的に正道から逸脱した「外道」をやることで1ジャンルとして確立して行ったからだと思うのよね。
no title


まぁ今ではラノベレーベルから出てるのがラノベとか、読んでる人がラノベと思ったらそれがラノベとか言われてるけど。

48: なまえないよぉ~ 2014/08/30(土) 02:43:38.59 ID:MXoW0x7+
>>43
いまや一般作品でさえアニメ絵の表紙とかやってるから、技法での差違ってあんまりないのよね。

ラノベでばか売れする作品も出てきちゃったから、出版社的にもあえて濁してるみたいなとこもあるし。

62: なまえないよぉ~ 2014/09/01(月) 06:29:10.33 ID:+lspHZXX
>>42
個人的に、エロゲは恥ずかしくないけどラノベは恥ずかしい

63: なまえないよぉ~ 2014/09/01(月) 06:33:42.77 ID:X/dO7eCb
>>62
本屋で参考書かうのが恥ずかしいからエロ漫画でサンドイッチにして店員のおねーちゃんに渡した俺の友人のような心理だ。

64: なまえないよぉ~ 2014/09/01(月) 09:59:08.96 ID:3cc5bkrP
>>42
売れてるだけに業界の中で軋轢が大きいのよ
それが風潮になっている

中身が何だろうが、売れたが勝ちという該当部門と

幼稚な作者が書いたものを幼稚な読者が買ってるだけ
あんなものは小説じゃねえというプライドだけは高い売れない既存部門

社内ですら軋轢ある

49: なまえないよぉ~ 2014/08/30(土) 04:18:33.24 ID:mvDEGEQz
「ラノベを超えたラノベだ!」というラノベの宣伝ほど痛いものはない。

51: なまえないよぉ~ 2014/08/30(土) 08:27:22.05 ID:6+Uztae1
こういうの読んで「面白い!」ってなっても所詮傍流だからね。続編も出ないし似た雰囲気の作品を探しても基本的に無いからな

67: なまえないよぉ~ 2014/09/02(火) 12:15:18.37 ID:1z3rm5Md
ラノベも漫画も内容なんて変わらないから
面白い奴は面白いしつまらんのはつまらん
漫画やアニメは観るけどラノべを馬鹿にしてる奴はほぼ間違いなく普通の本も読んでない
単に活字が読めない自分を肯定したいだけ