任天堂の決算が出ました
WiiUの今期予想販売台数が360万台(前期は900万台予想)とかなり控えめです
これまでの決算や株主総会であった社長説明や質疑応答を見てると
目論見が外れたと思われる部分が散見してましたので
この際にまとめてみました


2011年 社長が訊くE3特別篇
http://www.nintendo.co.jp/event/e3_2011/02/interview/index6.html

これはIRではなく社長が訊くですが
この時、宮本さんがネタが沢山あるみたいなことを言ってるんですよね
ハッキリした発言ではなく少しボヤかした言い方ですけど

しかし現状のソフトだと、そういうのがあまり感じられないですよね
(ボツになったり、まだ完成してないネタもあるかと思いますが)
非対称性について多く述べていますし
そういうソフトはいくつかあるのですが
基本的に多人数で遊ぶゲームです

その問題に突っ込んだ別サイトのこういう記事もあります
Wii Uは5人で遊ぶと楽しいが、人が集まらない問題

そしてそれについては

2014年1月30日(木) 経営方針説明会 / 第3四半期決算説明会
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/140130/index.html
Wii U GamePad があるからこそ実現できるソフトタイトルを提案することを、今年の最優先課題に置きたいと思っています。
これまで、 テレビの周りに多人数が集まって楽しんでいただく際に、GamePadがあるからこそ実現できたソフトタイトルはすでにいくつか提案できたと考えています が、テレビの前に一人でいるとき、GamePadがあるからこそ実現できたソフトタイトルとしては、まだ、決定打をお示しできていないと私達も自覚してお りますので、本件は、宮本の指揮する当社の内作開発部門の今年の最優先課題のひとつとして取り組んでいきます。

2014年5月8日(木) 決算説明会
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/140508/02.html
  また、1月の経営方針説明会で、「Wii U GamePadがあるからこそ実現できるソフトタイトルを提案することを、今年の最優先課題に置きたい」と申し上げましたが、その具体的な進捗については、6月のE3でお伝えする予定です。

そういうゲームをE3で見せると言ってますので
楽しみに待ってましょうか( ・∀・)
1人用ゲームとハッキリ言ってますね



2011年6月29日(水) 第71期 定時株主総会 質疑応答
http://www.nintendo.co.jp/ir/stock/meeting/110629qa/02.html
Q4-2
 体感ゲーム全盛だが、コアゲーマーというのは保守的で、なかなかそういうところについてきてくれないのではないか。HD(高解像度)のハードは初で、今までノウハウがない分野になるが、どのようにソフトを安定して提供していくのか。

A4-2
(前略)

 それから、任天堂はこれまでHDのゲームを作ってこなかったので、ノウハウがないのではないかというご指摘ですが、先ほどWii Uのビデオの後半に『ゼルダ』のシーンがありましたが、この『ゼルダ』のシーンは、お付き合いしている開発会社さんと一緒に、E3前の比較的短い時間で 作ったデモソフトなんですけれども、実際に会場でご覧になった日本の他のソフトメーカーの方が、「この絵は他社さんのゲーム機ではなかなか出せないですよ ね」ということを言っていただけましたし、品質的には「一定以上認めていただけるものができた」と思っているんですが、これが比較的短い時間でできたとい うことで、われわれが極端に後れをとっていて、どうしようもない状態であるということではないということは、ご安心いただいても良いのではないかと思いま す。

(後略)

つまりWiiUでHDになっても開発はこれまで通りで
大丈夫だろうと言ってたわけですが・・・

2013年6月27日(木) 第73期 定時株主総会
http://www.nintendo.co.jp/ir/stock/meeting/130627qa/index.html
A1
専務取締役・情報開発本部長 宮本 茂:

(前略)

 また、開発の規模について申しあげると、Wii UがHDになったことで、以前の倍ぐらい人手がかかるようになっています。言い訳になりますが、全体的にソフト開発が遅れ気味だったのは、その規模の変化 を読み誤った面があり、しっかりした仕上げをしようとすると少しずつ(予定以上に)時間がかかってしまうという状況でした。ただ、最近ではそのようなこと もかなり少なくなってきましたし、「Nintendo Web Framework」というもっと簡単にゲームが作れる仕組みを使ってユニークなものを作っていこうという試みもしています。

(後略)

必要な開発リソースを見誤ってますね
PS3や360でサードメーカーのその辺りの苦労話はかなりありましたが
時代も違うし大丈夫だろうと思っていたのでしょう
しかし、効率化できずにマンパワーに頼らないといけなっかったわけです
(任天堂に限らず開発費が劇的に下がったという話もありませんからね・・・)

社長が訊く『ゼルダの伝説神々のトライフォース2』
http://www.nintendo.co.jp/3ds/interview/bzlj/vol1/index2.html
青沼
Wii Uのローンチタイトルに
どうしても人手がほしいという話になったんです。

岩田
じゃあ、このプロジェクトのコアメンバーが、
ほかのプロジェクトにさらわれていったわけですね。

四方
はい、全員さらわれてしまいました(笑)。

社長が訊くでも人が駆りだされた話が出てきてます

一部を外注にするソフトも増えてきました(一例

そして去年夏の時点でそのようなことは少なくなってきたとありますが
北米で年末予定だったドンキーコングは2月に延期しましたし
マリカ8は春でも遅いと思ったのに5月末の春ギリギリとは思わなかったよ・・・
ドンキーコング トロピカルフリーズ マリオカート8

一方で簡単にゲームが作れる仕組みについても話しています
ここで挙げてるNintendo Web Frameworkについては
まだ本格的にゲーム関係では使われてませんが
有名なゲームエンジンであるUnityに対応した結果
海外ではインディーズゲームが物凄い勢いでリリースされています
(元々海外はWiiwareが日本よりずっと多かったのもありますが)

2014年5月8日(木) 決算説明会
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/140508/02.html
こちらは、 ニンテンドー3DSやWii Uで発売予定のデジタル専売のタイトルです。Unity や Nintendo Web Frameworkに取り組んできたことで、特に海外では、インディーズ系の開発会社さんの参入が増えてきました。これから、デジタルビジネスの拡大と共 に、このようなビジネス機会の創出にも力を入れ、近い将来、新たな成功事例をお示ししたいと思います。

この前の決算説明でもそのことに言及してますね
デジタル販売に力入れてますし
こちらでソフト不足を補おとしてるのかな?




2011年6月29日(水) 第71期 定時株主総会 質疑応答
http://www.nintendo.co.jp/ir/stock/meeting/110629qa/02.html
Q4-2
 体感ゲーム全盛だが、コアゲーマーというのは保守的で、なかなかそういうところについてきてくれないのではないか。HD(高解像度)のハードは初で、今までノウハウがない分野になるが、どのようにソフトを安定して提供していくのか。

A4-2
(前略)
 ただし、任天堂のソフトだけでWii Uが世界中で受け入れられるとは思いません。特に、いま西洋においては、日本ではあまり好まれない、戦争系の銃を撃つゲームが非常に人気でして、そういう ものが年間1,000万本売れるというような市場があることも事実で、それもまたビデオゲームなのです。私は、ビデオゲームがそれだけになってしまうのは 寂しいですけれど、一方で、それはゲームからなくなるべきだとも思いません。両方ビデオゲームで、いろんな方が自分の責任の下で、自分の楽しみたい娯楽を 幅広く楽しんでいただけるのがWii Uの目指すところです。ですから、最終的に、そういう商品を得意とされる海外の大手ソフトメーカーさんと、Wii Uについていろいろお話をさせてもらっているんですが、(Wii Uでの開発に)大変前向きなご意見をいただいていますし、そういうソフトメーカーさんにも積極的にソフトを作っていただけると思いますので、先ほどお話い ただいたようなご懸念については、発売までに払しょくできるのではないかと考えています。

他にも似たような回答で

2011年6月29日(水) 第71期 定時株主総会 質疑応答
http://www.nintendo.co.jp/ir/stock/meeting/110629qa/04.html
Q10
 2009年の前半に、Wiiのソフト不足が深刻化した。今後ニンテンドー3DS、Wii Uでソフトのリソースはどうなっているか。また、ソフトメーカーの協力は得られているのか。

A10
 ちょっと系統立ててお話をさせていただきたいのですが、まず2009年の前半にWiiの勢いがなくなった時に、ある時期、新作がしばらく出せない時期がありました。
(中略)
 そして、今後そういうことがないようにするためには、やはり二つのポイントがありまして、一つは、「自社のソフトをどう切れ目なく作れるようにするか」というポイント、もう一つが、「他社さんの協力をどう仰ぐか」というポイントです。
(中略)
 その意味では、ニンテンドー3DSにおいてもWii Uにおいても共通するんですが、プラットフォームの序盤のうちに、いかにソフトメーカーさんたちに「これは自分たちが商売できるプラットフォームだ」と感 じていただけるかどうかが大切だというふうに思っていまして、自社が切れ目なくソフトを出すことのほかに、プラットフォームの発売から1年以内にソフト メーカーさんのヒットを複数出せるような流れを作ろうということで、そのあたりを大変重要視しています。そのための取り組みとしては、今までよりも早い段 階でハードに関する情報をソフトメーカーさんにお出しして協力体制を築いたり、なにがしかのソフトを共同で作ったりというようなことをいくつか進めており ますので、今日は具体的にこのタイトルで、このメーカーさんと取り組んでいますということは、まだ発表前ですので具体的には申し上げられませんが、ニンテ ンドー3DSやWii Uの目指そうとしている姿は、今までのDSやWii以上に幅広い、いろんなゲームが集まるプラットフォームにしたいと思っているわけですから、他社さんの ソフトがヒットできる土壌をちゃんと作るということを考えています。そこに任天堂もしっかり投資するという覚悟でやっているということでご理解いただけれ ばと思います。

要するにサードのソフトも売れるようにしたいと言ってたわけですね
戦争系ゲームも売れるようにしたいと意気込んでいます

自社ソフトを切れ目なくリリースしたいとも言っていますが
そこは最初に挙げたように誤算が生じてできませんでした


そしてサードのソフトを売りたいと言ってただけあって
ロンチには色々なサードソフトが揃いました(主にマルチですけど)
しかし、そのセールスが散々な結果だったのは言うまでもありません

そして翌年の株主総会で

2013年6月27日(木) 第73期 定時株主総会
http://www.nintendo.co.jp/ir/stock/meeting/130627qa/02.html
Q6
 Wii Uが立ち上げ時の勢いを持続できなかったことを残念に思う。ハードウェアの勢いを持続するにあたっては、自社ソフトだけでは不十分ではないか。最近の発表 を見ると、「他社さんのハードでは発表されているが、Wii Uでは出ない」というものもある。この件について、岩田社長の考えを聞かせてほしい。

A6
(前略)
 もう一つは、これはE3のタイミングで発表されていたWii U向けの他社さんのタイトルの例です。これはすでに発表されたタイトルで、他にもまだ発表はされていないけれども予定されている有力タイトルもございます が、私が発表すべきことではなくてサードパーティーのソフトメーカーさんが発表されるべきことなのでこの場では申しあげませんが、こういうタイトルの中か らヒットが出ることが実は非常に大事だと思っています。特にWii Uの場合、発売当初は海外のソフトメーカーさんから非常にたくさんのソフトが出ましたが、そのソフトは以前に他機種で発売されたものをWii Uに移植をしたというものが中心で、そうしたソフトはいわば後から発売されているわけですから、あまりセールス上思わしい結果が出ませんでした。その結果、ソフトメーカーさんの中に悲観的になられたところもあります。一方で、今年は初めて他機種向けのものとWii U版が同じタイミングで発売されるときが来るわけですが、そのときにWii Uがどういう勢いであるかが重要です。
(後略)

ロンチは後発メインなのでセールスが思わしくなかった
今年は同発だからヒットするソフトがあれば流れが変わるはず
またWiiUも900万台の販売を予定してたわけですから
勢いをつけると意気込んでいました


しかし・・・

WiiU目標が900万→280万台に下方修正
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/earnings/140117/index.html


そしてその結果・・・

2014年5月8日(木) 決算説明会
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/140508/02.html
  こちらでお見せしているロゴは、 Wii Uやニンテンドー3DSでソフトメーカーさんが展開されるソフトの一部です。また、『JUST DANCE』のように、まだ発表前でロゴをここにお示ししてはいませんが、任天堂プラットフォームで強みが活かせるタイトルはほかにもあります。一般的に 海外のソフトメーカーさんは、有力タイトルをマルチプラットフォーム展開されることが多いのですが、特に任天堂プラットフォームが強みを活かせるジャンルのソフトについては、今後もWin-Winの関係を維持できるように、ソフトメーカーさんと協力していきます。

海外の販売データの詳細は出ないのでわかりませんけど
ハードの大幅な下方修正もあり、
良い結果はあまり出なかったのでしょう
戦争系ゲームも売りたいという意気込みは完全になくなり
トーンダウンしてます
ただディズニーインフィニティのセールスは良かったようで
最後の砦のWiiで強かった系統のゲームは
ちゃんと売っていこうという方針になっています
ディズニー インフィニティ スターター・パック

またこの手のフィギュア連動のヒットについては

2014年5月8日(木) 決算説明会
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/140508/04.html
この年末商戦から、ビデオゲームと連動する、NFC機能を埋め込んだフィギュア群を展開することにしました。

http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/140508qa/index.html
A1
(前略)
 先ほどのフィギュアの話については、この3年ほど、Activisionさんが『Skylanders』というゲーム、去年からはDisney Interactiveさんが『Disney Infinity』というゲームを展開されており、どちらもゲームとフィギュアが連動するシリーズで、非常に大きなマーケットになっています。特に海外で は、お店の売り場で巨大な場所をとり、大きな存在感を持つ商品群となっています。「私たちもフィギュア連動ゲームをつくろう」というよりは、「フィギュア を使った異なるアプローチの仕方、アピールの仕方があるのではないか」、あるいは「こういうことも、任天堂がキャラクターIPを活かす1つの形ではない か」ということで、昨年から開発を進めておりました。
(後略)

説明会でも1例として挙げており
任天堂自身もフィギュアを売りだして
ゲームと連動させるつもりのようです
ポケモンスクランブルでもやっていましたけど)




2012年6月28日(木) 第72期 定時株主総会
http://www.nintendo.co.jp/ir/stock/meeting/120628qa/03.html
Q12
据 え置きではWiiが一番で今のところシェアもトップだと思うが、ここ2年ぐらい、PS3やXbox360では出るけどWiiでは出ないという、いわゆるマ ルチ展開をはずされるということが日本でも海外でも見受けられる。その点でWii Uは、4、5年後、いわゆるハード成熟期になったときに、次のマイクロソフトさんの次世代機やパソコンに対抗できるのか。「このソフトは他社では出るけど Wii Uではちょっと性能が足りないから出せません」といったことがないか少し心配だが、その点で何か工夫していることがあれば教えてほしい。

A12
(前略)

一方で、今のご質問の、「Wii Uではマルチ展開がはずされるような心配はないのか」という点ですが、もちろん未来永劫どうかは分かりませんけれども、少なくともWiiのときにあった、 「他社の機械はいわゆるHDTV対応、高解像度の画像が生成できて、グラフィックスの能力がまったく違う」というようなことは、Wii Uと他社さんの機械についてはありません。もちろん他社さんがより新しい世代の機械を出されたときに性能は上がるかもしれませんが、一方で、Wiiのとき に他社さんの機械との比較で感じられたほど、Wii Uと他社さんの機械が劇的な差を生むとは、必ずしも思っていません。グラフィックスにおいて差別化できる要素というのはだんだん少なくなっていくと思います。もちろん、そのわずかな違いをすごく敏感に感じとられるお客様もおられますから、当社もWii Uの性能をどんどん引き出す努力をしてついていこうと思っています。そして、技術の革新があっても、すぐに時代遅れのものにならないようにしようとはして いますが、一方でWii Uというのは、構造的にいわゆるテレビゲーム機と、いわゆる携帯型ゲーム機が一つの箱に入って一体になって提案されているわけで、普通にそれぞれ当たり前 のぜいたくをし過ぎますと、今度は携帯型ゲーム機と据置型ゲーム機を合わせたほどの値段になってしまって、それではお客様にご支持いただける値段にならな いだろうということもありますので、どこがバランスポイントかということを見極めながら設計をいたしました。

(後略)

性能面でマルチを外されることは無いだろうと言っています
実際にPS4、XboxONE、PS3、Xbox360のマルチソフトは多いのだから
そうなのかもしれません
しかし現実は・・・

2013年10月31日(木) 第2四半期決算説明会
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/131031qa/02.html
Q5
(前略)
また、Wii Uのサードパーティーサポートについて、欧米のサードパーティータイトルを見ていると、ダウンロードコンテンツがWii U向けにだけ無いということが起こっていたり、Wii U向けにタイトルを出してもらえないという状況になっている。他社さんはサードパーティーソフトのサポートに数百億円費やすというような話をされているわけだが、任天堂としてもこういう資金的なアプローチはあり得るのか。

A5
(前略)
ソフトメーカーさんとの協力関係を強化することについて、もちろん私は否定的ではありませんが、その方法論が他社さんと同じでは、結局値引き合戦であった り、お金の出し合いであったり、単純な価格競争的なアプローチになってしまい、結果的に際限なくそれが続いていくと思いますので、私たちはそこから一線を 画して、その上でソフトメーカーさんと協力し合える関係をつくっていきたいと思います。

性能面だけではなく資金面も重要だったわけです
実際にこういう話も出ています

Wii U版『Crysis 3』が発売されなかった理由
「『Crysis 3』は、Wii Uでも動いていました。発売間近の所にありましたが、任天堂やEAとの間でビジネスサポートが十分ではありませんでした。Crytekは発売ライセンスを 持っていないため、社としてWii U版をリリースすることはできず、Wii U版『Crysis 3』をお蔵入りにしなくてはならなかったのです」
このソフトはPC、PS3、Xbox360で出てるソフトです




最初に挙げたようにWiiUの前期目標は相当強気でした
当然ファーストとしてハードを普及させたいでしょうし
コミットメントもあったわけですが

平成26年3月期 第2四半期決算短信
http://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2013/131030.pdf

9月までのWiiUの実績値が46万台です
年末商戦が控えてるとはいえ900万の目標にはあまりにも遠いです
しかしこの時点で下方修正はしませんでした

下方修正しなかったのはコミットメントもあったでしょうが
過去を見てみると


平成22年3月期 第2四半期決算短信
http://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2009/091029.pdf

2009年秋の中間決算で任天堂の快進撃に陰りが見え始めた時期です
この時の9月までのWiiの実績値が575万台で目標が2000万台です
この時もかなり強気の目標だと言われていました

しかし年末発売のマリオWiiが大ヒットします
New スーパーマリオブラザーズ Wii (通常版)

Wiiリモコンが品薄になるぐらいのヒットでした
その結果この強気目標は見事にクリアしてしまいます

平成22年3月期 決算短信
http://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2010/100506.pdf

Wiiの実績値は2053万台で目標の2000万台に到達しています


そして去年の年末のWiiUソフトといえば
マリオ3Dワールドが出ました
スーパーマリオ 3Dワールド

マリオWiiと同じく4人プレイを目玉にしていました
強気でいたのはマリオWii再びというのがあったのかもしれません

しかし既にある程度普及していたハードと
これから普及させるハードの差は大きかったのか
年末商戦後の決算で大幅な下方修正をすることになり

平成26年3月期 決算短信
http://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2014/140507.pdf

WiiUの実績値は272万台で終わりました





こうして振り返ってみると誤算だらけでですね
少し意地の悪い言い方をすれば

自社ソフトの開発は遅れていたけど
他社メーカーのマルチにも力を入れていたので
WiiU発売の延期はできず

マルチのために(任天堂にしては)性能面で無茶をして
コントローラも奇抜な方向に行かなかったのに
(WiiUを奇抜だと言う人もいますが、自分は保守的だと感じてます)
そのマルチのセールスが思うように行かず

最後の砦のファミリー向けに売るにしては
無駄に高コストなハードだけが残ってしまった

という印象が強いですね

そして今回の決算で普及の拡大は諦め気味で
確実に利益を回収する方向に向かっています

2014年5月8日(木) 決算説明会
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/140508/index.html
4期連続の営業赤字は許されることだとは考えておりませんので、今期は、収支バランスの回復を優先する年と位置づけています。

これはWiiUの現状もあるでしょうが
海外メーカーの開発費高騰が止まらない状態なので
それとまともにやりあったら、マンパワーも足りず、
経営的にも身がもたないので
しばらく様子見した方がいいと判断したのかとも思ったりします


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