GENJI NEWS

ロックバンド 東京ローカル・ホンクのヴォーカル、ギター、ソングライティングを担当する木下弦二の雑記帳。


『オフェリアと影の一座』

ミヒャエル・エンデ  

フリードリヒ・ヘッヘルマン

矢川澄子

30年前に買って大好きだった絵本。

友達の出産祝いに上げてしまってその後絶版 に。

昨日、娘が図書館で見つけて来てくれた。

久しぶりに読んで、やはりとてもよかった。

私の根っこにこのキリスト教的世界観はないのだけれど感動する。

『ライオンと魔女』のルイスのキリスト教とも違う味わい。

絵も、見開きで一枚の絵で文字もなしというページがいくつかあって、それがとてもいい。

オフェリアと影の一座


娘が図書館の閉架図書から見つけてきたので、30年ぶりくらいに読んだ。

説明がつかない部分も多々あるような気もするが、面白いものは面白い。

私の蔵書はどこに行ったろうか。

当時読んだものの中でも、これと神沢利子の「銀のほのおの国」はとても印象に残っている。

「ゲド戦記」やエンデの作品など最たるものだけど、善悪の二元論を超えた世界ということで共通している気がする。

ル・グィンはユングの研究室にいたことがあるという話があるし(名前にアシュラってついてるし)、エンデはシュタイナーやグノーシス主義、禅にもよく言及していた。

それらの作品から東洋的なものの見方に目を開かされた、気がする。光車よ、まわれ!

RADWIMPS の曲は良いとは思えなかった。巧妙でさえない。

日本趣味ってのかなあ、そんな感じを演出するのにとてもありがちな和声と旋律、安直なこぶし。

こんなやつ一時の島唄ブームの時とか大量に排出されたと思う。
エセ子守唄ふう+マーチングドラムもありがち。これに文語調というのか、あまりにありがちで。
椎名林檎のNIPPONは全く好きじゃないけれどもっと芸があったと思う。

エリック・サティがラヴェルを評して

「彼の言葉は王権を否定する。が、彼の音楽は王権にひれ伏す」と言っていたそうな。(うろ覚えですみません)

歌詞の言葉じりや本人のコメントよりも、音楽そのものがつまらない「右へ倣え」をしているようで気持ち悪い。

私の父(音楽家)は、芥川也寸志の民主的な人柄をとても褒めいて黛敏郎の国粋主義を嫌っていたが、黛敏郎の才能をその世代の中で一番高く評価しているようだった。

私の父は左翼です。

昔、とても可愛がってもらっていた作曲家の人がいて、学生紛争が盛んな頃に東京芸大でも運動していた人だった。

酔っ払ってサルトルを語り、私がかじりかけのイリア・プリゴジンを語ると上機嫌で盛り上がる人だった。

彼は

「武満徹の何に衝撃を受けたかというとねゲンちゃん、国粋主義に依らないジャポニズムがあるって示したことなのよ」

と言っていた。

これは長い間、私のテーマでもありました。

追記

彼らのコンサート会場での抗議デモを呼びかけた人がいるようですが、そんなことするよりいい音楽を聴きに行くことに時間と労力を使いましょうよ。

何を歌おうが自由だし、それをどう批判しようが自由だと思います。

「好きじゃない奴の権利も守る」で行きましょう。

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