2011年10月31日
不登校でのフリースクールと学校の関係

子どもの状態を説明し、今後について、他の子どもたちと同様に、模試の結果や元気学園での出席状況、そして、漢字検定や表彰、手作りの作品などを送付しますよとお話しした。
「学校に戻せる状態になってきたら、連絡します。その時は、本人がとても心細いので、力になってあげてください」と伝えた。先生からは、「もちろんです。」
本人は、「先生が来たー、学校にすぐ来いって言われるー、どうしよー。」と焦っているので、大丈夫そんなことはないから。戻れるようになるまで、かかる時間は、必要な時間だよ。
と言うと、安心した様子。
フリースクールと学校の先生との関係というと、フリースクールが、「学校が悪い」と言いたてる印象があるかもしれないが、元気学園は、全然違う。
いまだかつて、学校の批判はしたことがない。
というのは、不登校になるのは、本人の問題が一番大きいと思う。
どこか集団教育に合わない部分があって、もちろん、学校の先生の対応の良しあしもあると思うが、先生の対応vs本人の問題で比べると、本人の比重のほうがずっと大きい。
先生というのは、どちらかというと良い人が多いように思う。ただ、不登校対応となると、一人ひとりで全く違うので、先生自体も原因が分からなくて、ちょっとお節介だったり、的外れなところがあるかもしれないけど・・・(先生だって、どうすれがいいか分からないんですよねきっと)。
この学校の対応というのは、各都道府県や市町村でずいぶん違いがある。ほぼ全国から来ているので、ランキングができそうなくらいです(-_-;)。
そして、結構大きなポイントが、今までの学校と父母との関係。電話の口調や言葉から、どんな経緯があったか推測できる。
先週は、学校復帰した生徒と父母が挨拶に来てくれた(会えて、嬉しかったよ〜

その中学校の校長先生からも、「とても元気にしていますよ」と連絡をもらった。最初、相談に来た時には、部活の先生とのトラブルが不登校の原因ということだった。でも、元気学園を卒業する頃には、そんなことは、親子が全く言い立てなくなっていた。
なぜか、分かりますか?
それは、実力が付いたから。そして、人間的に成長したからです。だから、学校に復帰しても、どこにいっても、うまくいくのです。
相手を批判せず、自分も後ろめたさもなく、清々とした心情で、やり直しの一歩が進めるように、治療教育に努めています。
