カフェデリランチでうちごはん:スペイン料理編兄弟喧嘩は、父ちゃんが成敗!男の子に教えること

2014年10月30日

人が大きく変わるときには、人を傷つける

IMG_0206不登校の子どもたちは、怒っている子が多いです。
泣いている子は、弱くて大人しいと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
その涙は氷山の一角で、その下には、怒りのエネルギーが隠されています。
顔つきをみれば、何も言わなくても、明らかに怒っていると分かる場合、
ものすごい量の怒りのエネルギーをもっているということです。

莫大な怒りのエネルギーの矛先を一つ間違うと、社会を騒がすことにもなります。

そのエネルギーを、どこかに流し、そして、新たな自分へと変わるときには、必ず、人間関係を必要とします。

人は、大きく変わる時、一人で勝手に変わるという事はできません
必ず、そこには、関わってくれる人という人間関係が不可欠です。
ここでは、元気学園のスタッフであり、仲間たちです。

親切というフィルターで包んで、エネルギーを吸収するのですが、病気がさせている仕方ないことだけではなく、同時に、勝手とかわがままといった、規格外の物もでてきます。

直っていく過程で「これは仕方ない」ということは、みんなある程度我慢します。

しかし、それは、ちょっとやり過ぎ、勝手でしょ、周りが嫌がっているのに止めなよということについて、我慢の限界を超えた時には、シビアになっていきます。
人間だから、当然のことです。

IMG_0205しかしこの、我慢の限界というのが重要で、人が、自分のために、我慢の限界まで付き合ってくれる
それをうけて、ああ、自分も変わっていかなければいけないと学ぶこと。
これらを繰り返すことで、人は大きく変わっていきます。

その時に、人の親切にも、我慢にも限界があるということを学ばなければなりません。
そして、相手に変化を求めるのではなく、自分が変わるのだと

しかし、現実には、ほとんどの人は、その前に、かかわりを持つのを嫌がり、立ち去っていきます。
取り残された自分は、なんだかわからないまま。

親ができるかというと、親はなかなかできない。
仕事の優先順位が高くて、限界まで付き合えない親もいるし、これまでの親子関係から、子どもが、自分が変わっていかなければならないと、反省するに至らないこともよくあります。

親切な他人」でないとできないのです。

では、親は、何をすればいいか?
親は、その関わってくれる人に、感謝する心を教える。
人は、ありがとうでつながっていく。
イヤな思いさせてすみません。
ごめんなさい、ありがとう。

IMG_0204この心を育てることが、親の役割。
それには、親自身が、子どもの目の前で、お手本を見せる。
決して、子どもを諭して、感謝しろ、感謝しろと言葉で言うだけではダメ。

誠実さ。
真剣に自分に向き合ってくれる人には、誠実に対応する。
それを、教えていくことが、人間の心を育てることではないかと思います。

真剣に向き合ってくれる人に出会えるっていうのは、幸せなことですね。

ここに出入りする数人の医師たちが、病院では治せない。それに、正直なところ、こういう難しいケースを嫌がるのです。誰も直せないから・・・・もし、元気学園で治るなら、それは、希望です。

そういう見方をします。

私も、子どもを預かってみると、意味が良くわかります。

難しい生徒がやってくると、精神的に厳しいのが、この仕事。
でも、それを経て直っていくものであって、どこかで誰かがやってくれないと、いつまでたっても今のまま。

転機(人生が変わるきっかけ)というのは人との出会いによってなせるものだと、つくづく思います。

二号館の入口においてある、巨大なハイビスカス。
長く咲いています。
赤、黄、どちらがお好きですか?
女の子たちは、黄色派が多いです。

にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ人気ブログランキングへ
genki_gakuen054 at 09:04│コメント(0)

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
カフェデリランチでうちごはん:スペイン料理編兄弟喧嘩は、父ちゃんが成敗!男の子に教えること

体調不良のある不登校のためのフリースクール 【元気学園】不登校365日対応