あの世の話 (文春文庫)
著者: 江原啓之・佐藤愛子
出版社:文藝春秋
定価:2241円

佐藤愛子さんが色々な心霊体験をされて江原さんとそれについて対談されたものを本にされたものです。


佐藤さんも江原さんもわりと人生波乱万丈的な方で・・・


私自身色々そういう体験はしますが、科学的に解明しようと思えばできる範囲だし、気のせいと言い切ってしまえばできるのですが、すべてを否定しようとも肯定しようとは思いません。


ただ、色々と文章を書く仕事をしていましたが、そういう系の人と話したとき、実話怪談といっても9割は人の勘違い思い違い、錯覚だけど1割だけはどうやっても理屈がつけれないと言っていました。



写真を扱う人、お寺関係の人、医療系の人も同じことを言っていました。

ただ、お二方の対談の中で、現実世界に起こった話だけど、なんだか不思議な話・・・というのもあちらとリンクづければやや納得・・というのもうなづけることも確かです。

ただ、この本の中では現世で生きていることは修行だ・・と。
私も同じような話を全然別の方から聞いたことがあります。今起こっている試練は乗り越えなくては次にもっと大きな形でやってくると。
実際に自分の人生を振り返るとそんな感じですね。この本の中では殺人についても殺されたのは自分で死ぬというカルマを他の人がやってくれたのでその人に感謝しなくてはいけないとありました。
なんかすごい・・・
私はまだ現世にいますし、こちらの考え方しかしないので、そういう考えは無理ですが、世界が違うと考え方が違うとはまさにこういうことなんだろうなぁと。
佐藤さんに起こったことや他の霊能者のお話し、死後の価値観など、わかりやすく問答形式で説明されています。
私は、死んだらただ真っ暗な中にいるのではなく、おばあちゃんやおじいちゃんに迎えに来てほしいなぁと思います。

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おススメ度:6


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