神サタンのつぶやき NO3
人間は自分を神として敬ってくれるようになった。
だが、何かもう一つわくわくすることがないと退屈の虫が騒ぎそうだ。
とにかく優しい宇宙人との戦いにも勝ったしすることがなくなってきたぞ。
退屈で退屈で死にそうだ!
といって自殺もいやだし。
平和に暮らしている人間を見ていても、自分の冷酷な心はわくわくしないぞ。
そうだペットとして創った人間に戦争させよう。
殺し合いをさせよう。
これならきっとおもしろいぞ。
殺されるとき、どんな叫び声をあげるのか、どんな風に逃げまどうのか、観察していたら飽きないかもしれないぞ。
でもどうやって仲違いさせる? 
人間はどうも平和指向すぎるぞ。
なんとか互いに殺し合いをさせなけりゃ。
う~ん、これはちょっと難しいぞ。
幸い、人間の数も増えてグループが相当できてきたなあ。
これを互いに戦わせる方法はないものか・・・。
彼らに同じ言葉を教えたのがまずかったぞ。
言葉が同じだと意志の疎通がうまくいきすぎてもめごともすぐに解決してしまうぞ。 
そうだグループごとに違う言葉をしゃべらせよう。
悪い宇宙人は、彼らの科学力を駆使して、人間が突然違う言葉をしゃべるようにさせました。
人間はびっくりしました。
今まで通じていた言葉が通じなくなったのです。
それで通じないグループとはジェスチャーでしゃべるようになりました。
何? ジェスチャーを使って意志の疎通を図る?
これは誤算だった。
言葉さえ変えてしまえば喧嘩を始めると思ったのが間違いだった。
どうも仲違いさせるのは難しいなあ!!!
もっと良い方法を編み出さねば・・・・・・
悪い宇宙人はふと一つこれはひょっとしたらうまくいくかもしれないという考えを思いつきました。