二階堂ドットコムさんのサイトより
http://www.nikaidou.com/archives/34333
<転載開始>

 まったくひどい奴らがいるもんだ。西武は好きではないが、俺も西武百貨店ならよく使っている。ああ、今は関係ないんだっけ西武鉄道と・・・

ちょっと先日小耳に挟んだ話をお届けする。国税は動け!

 

 というのも、昨年末、西武ホールディングスが再上場の延期を発表したが、それには裏がある。西武ホールディングスは完全な被害者なのだが、本当にひどい。なにせ、ハゲタカとマスゴミがタカりをしているからだ。

 再上場延期に至った理由は、株の買い取り価格。大株主の外資系ファンド・サーベラスが所有する株の売却価格を巡って折り合いが付かなかったためだ。

 が、コトはそんなに単純な話ではないのである。証券会社幹部が解説する。

 「サーベラスが西武へ高値で勝って欲しいのはわかるが、条件闘争の中身が酷すぎますよ」

 このハゲタカファンド・・・そういえば、うちでも一回やったけど・・・が西武へ提示した条件は十数項目に及ぶが、なかでも酷いのが乗車運賃の引き上げ。ひどいというか、バカな条件なのだ。

「サーベラスは現在の運賃を1・5倍~2倍に引上げろ、と言い出しているんです。運賃引上げは、国交省の所管で西武が勝手に引上げることはできないのにね」(経済部記者)

 カネ、カネ、カネのハゲタカにマスゴミが利用されている一面もある。というのも、昨年から、ジャーナリストを自称する男が、マスコミに西武の内紛話を持ち込んでいるのだ。まぁ、名前は書かないでおいてあげよう。

「その男は、西武グループ内でホールディングスの後藤高志社長とプリンスホテル関根正裕が対立しているという内容です」(経済誌記者)。

 みずほ銀行出身の関根氏は、後藤社長の右腕と言われている男。

「そのジャーナリストは、後藤社長が独裁化して関根さんをプリンスホテルに飛ばしたと吹聴しているのですが……」(同)。

 これは事実無根。この男の背後に見え隠れするのがサーベラス。

「そのジャーナリストはフリーなのに、やたらと金回りが良い。彼が記者をゴルフに連れて行ったり、銀座で接待したり、商品券まで渡すケースもあるそうです。普通は逆なのにね。実は、彼はあるPR会社を通じて”西武叩きの尖兵”になっているんですよ」(西武関係者)。

 西武の再上場は、時価総額が約7000億円だったJALと同程度の大型案件。当然、動く金も大きいが、ハゲタカはその前に西武に無理難題を吹っかけ、マスコミを動かして大儲けしようとしているのだ。

 昔なら、亀井静香あたりが大騒ぎしたであろう。これはおかしい話である。国土交通委員会や財務金融委員会に持ち込んで、逆に「外資ダメだ」という論調を作ることだって可能だろうが、西武にはもはやそんな力もないみたいだ。誰か助けてやればいいのに。ああ、この話、たぶん知る人はほとんどいないんだね。

 誰も知らないところで儲けようとするハゲタカを放置していいのか、日本は?

<転載終了>