地震・原発・災害情報のまとめブログさんのサイトより
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-214.html
<転載開始>
太陽フレアの発生が止まりません。5月13日にX1.7大規模太陽フレアが発生したのを合図に、X2.8、X3.2、X1.2とXクラスが計4回も発生しています。ここまでX級太陽フレアが連発したのは、数年ぶりの出来事で非常に珍しいです。


☆宇宙天気ニュース
URL http://swnews.jp/

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☆NASAの太陽風予測
URL http://iswa.gsfc.nasa.gov/IswaSystemWebApp/iSWACygnetStreamer?timestamp=2038-01-23+00%3A44%3A00&window=-1&cygnetId=261

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NASAの太陽フレア予測によると、この太陽フレアも地球を掠めるような形で通過するとのことですが、既に先日に発生した太陽フレアの影響が地球にも到達しており、HAARPデータや地磁気データでかなり強い数値を観測しています。特にHAARPで観測している数値は強く、1ヶ月ぶりとなる500nt以上の数値を観測しました。


☆HAARP
URL http://www.haarp.alaska.edu/cgi-bin/magnetometer/gak-mag.cgi

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太陽フレアの恐ろしいところは地球環境への影響が大きいことと、電子機器にダメージを与えることです。地球環境への影響は温度上昇、温度変化からの嵐、竜巻、雹、大雨などの災害、コアや磁力への干渉による地震や噴火誘発などで、電子機器へのダメージとは昔にカナダのケベックなどで発生した大停電のようなことを言います。
現代文明は電子機器に大きく依存しているため、電子機器が使い物にならなくなると、その被害は甚大なものになるでしょう。

例えば、原発。原発は電力を使って、冷却水を回して、核燃料などを冷やしています。そのため、電子機器が全てストップしてしまうと、核燃料の温度がドンドン上昇してしまい、最終的には福島原発事故と同じことが発生してしまうのです。

今回の太陽フレアでは規模が小さいため、そこまでの大異変は引き起こせませんが、今は太陽が最も活発化している「極大期」という時期に入っているので、このような話はあり得ないわけではありません。

実際、NASAなどの組織は超巨大太陽フレア発生に備えて、様々なシミュレーションや対策をしています。


☆NASAがソーラースーパーストームに対して、10億人が死亡する可能性を警告している
URL http://blog.livedoor.jp/bettycat530-shinjitsu/archives/898456.html

引用:
「NASAが2012年のソーラースーパーストームに対して、10億人が死亡する可能性を警告している」

「ChemBlog-ケムログ 」http://chemblog.jugem.jp/?eid=993557
「まほろばの蒼き惑星・・・宇宙の詩。」 http://orangeapple01.blog62.fc2.com/blog-entry-864.html

----以下、ChemBlog-ケムログ http://chemblog.jugem.jp/?eid=993557より転載----

NASA issues warning of solar superstorm 2012: One billion could die
2012年のソーラースーパーストームに関してNASAが警告を発している:10億人が死亡する可能性
2011年4月26日

 太陽が生み出すスーパーストームが、2012年に私達の文明を破壊するのだろうか?
少なくともNASAは、そのはっきりとした可能性を考えている。注目に値する動向を持って、保守的な米国の宇宙局が、尋常ではない警告措置を世界に発している。
 重要な意味を持った数々の見出しが世界中に反響している:「地球の磁場で発見された漏れ」、「太陽嵐が破壊をもたらす」、「この世が終わる」、「磁場の変動が地球規模のスーパーストームを引き起こす」。

 このような出来事が実際に起きるのだろうか?

 NASAと欧州宇宙機関の答えはイエスだ。

 (略)

 先進国に住む人々は、金融システム、電力網、水道施設、空の交通、農業、輸送、航空機及び航海中の船舶のGPSナビゲーション、そして政府の日常業務に至るまで、太陽嵐の脅威にさらされるテクノロジーに大きく依存している。
 ソーラースーパーストームの間には、殆どの通信が機能しなくなり、また電力不足となるだろう。都市には水と電気が無くなり、食料も底をつく。社会の崩壊と共に市民の不安は、数日のうちに増大する。米国連邦政府及び州政府は、3億人の人々の間に飢餓が蔓延し、水源が枯渇するにつれ、逼迫した秩序回復を迫られるだろう。

 10億人が死亡する可能性

 社会基盤の回復には10年か、それ以上の期間を要するだろう。暫定措置の間に世界中で10億人以上の人々が死亡し、稀少資源を奪い合って国家間で戦争が発生した場合には、さらに多くが死ぬことになる。
ミチオ・カクが警告に加わっている。
 世界的に有名な、アメリカの天体物理学者で、ニューヨーク市立大学シティカレッジの理論物理学教授、また弦理論の創始者の1人でもあるミチオ・カク博士も同様に、大災害の可能性を懸念しており、NASAの警告に加わっている。
 最近放送されたFoxNewsに出演した博士は、「私達は、宇宙からやって来るカトリーナの可能性について話している」と答えている。
 しかし彼は、この災害がカトリーナの10倍も大きいか、事によるとそれ以上かもしれないと見ている。「私達は100年前に放り出されるのだ」と述べている。1800年代への移行は、瞬く間に電気のスイッチをオフにするだろう。
 この規模の嵐が最後に発生し米国を襲ったのは、1859年の事だった。このようなスーパーストームが再び襲ってきたなら、米国は何ヶ月、或いは何年にも渡り麻痺するだろう。
----転載、ここまで----


 いきなりこの話をきくと、トンデモな感じで、にわかには信じがたい内容かもしれない。
 でも、どうだろう。
 そもそもこのスーパーソーラーストームとはなんだろう?


----(ウィキペディアhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%B5%90)----

 太陽嵐(たいようあらし, 英:Solar storm)とは、太陽で非常に大規模な太陽フレアが発生した際に太陽風が爆発的に放出され、それに含まれる電磁波・粒子線・粒子などが、地球上や地球近傍の人工衛星等に甚大な被害をもたらす現象。

 影響と対策
 太陽嵐が発生すると、普通の太陽フレアよりも格段に多い電磁波(紫外線、光(可視光線)、赤外線、電波)、磁場の波、粒子線、粒子などが放出される。これらは通常、地球の磁気圏や大気圏を通過する際にほとんどすべてが減衰してしまう。
 (略)
 太陽嵐により放出される電磁波などは、その速度の違いによって、3段階に渡って別々に到達する。
 まず、最初に到達するのが電磁波で、これは光速度で伝わるためわずか8分程度で到達する。これは主に電波障害を起こし、多くの通信システム(人工衛星、飛行機の無線など)が使用できなくなってしまう。
次に来るのが放射線で、これは数時間で到達する。宇宙飛行士などは放射線を遮蔽できるような施設内に避難しないと被曝してしまう。最後に来るのがCME(コロナガス噴出、コロナ質量放出)と呼ばれるもので、2~3日後に到達する。この影響が最も危険であり、これに伴って磁気圏内に生成される電気エネルギーが原因となって発生した誘導電流が送電線に混入すると電流が乱れ、停電、電力システムの破壊を招く。

 これを防止するには、発電所などを停止して送電をストップし、強制停電を行うことが必要になると考えられている。

 (略)

 はじめの電磁波到達を乗り切れれば、本体の太陽風の到達までに情報を発信して必要な措置を取ることができるため、主な対策として人工衛星による常時監視が挙げられる。これを担当している衛星として、NASAの「先進成分探査機(ACE)」がある。この衛星は地球と太陽のラグランジュ点付近で太陽嵐の常時監視をしており、太陽嵐の到達1時間前に太陽嵐を感知することが出来る。
----ここまで----


 もし本当にくるのであれば、やばそうな話だ。
 そして実際、過去にはこの太陽嵐が来たことがある。


1859年9月2日午前9時30分、ボストンのステート通り31番地の電信局の交換台で過電流が生じた。交換手らは、機器に接続されていたバッテリーを外し、空気中を伝わる電気のみで営業を続けた。
この日、記録が残されている限りで最も明るいオーロラが発生、地球の空の広範囲を覆った。このオーロラはキューバのハバナや、フロリダ州でも目撃された。ほかにも電線がショートして家が火事になるなどの被害が発生、さらに赤や緑に光り輝くオーロラがハワイでも観測され、その光で新聞を読むことができたほどだったそうだ。
:引用終了


スーパーフレアの発生周期に関しては京都大学などがある程度の計算をしてくれています。最大級太陽フレアの100倍クラスは800年に1度の頻度で発生しているようです。
もっとも、最大級の100倍なんて意味がわからないほど強すぎて、こんなもんが発生した暁には、地球上の電子機器は全て吹き飛ぶことでしょう。


☆太陽での発生頻度は? - 京大、スーパーフレアの統計化に成功
URL http://news.mynavi.jp/news/2012/05/19/017/index.html

引用:
京都大学は5月17日、系外惑星探査衛星「ケプラー」の観測データを解析することにより、太陽型恒星で最大級の太陽フレアの100倍~1000倍にもなる超巨大な「スーパーフレア」(画像1・2)を365例発見したと発表した。

成果は、京大理学研究科附属天文台の柴田一成教授らの研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、英科学誌「Nature」に掲載された。
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スーパーフレアの発生頻度は星の自転周期が長いほど小さいということ。太陽は赤道付近で27日強、極に近い高緯度で32日弱だが、ここでは25日として扱っており、25日程度の自転周期を持つ恒星の発生頻度は、80年から900年に1回という幅がある模様。

発生頻度が多いと平均寿命の長い日本人なら一生の間に1回遭遇してしまう可能性があるが、最小だと東北地方太平洋沖地震クラスの大型地震並みとなるようだ。もっとも、これまで我々の太陽では80年はおろか、もっと長いスパンで見ても明らかに発生した痕跡はないので、そう慌てる心配はないだろう。
:引用終了


上記の記事では「数百年に一度なのでそんなに警戒する必要は無い」と書かれていますが、東日本大震災は「数千年に一度」とか言われていたのに発生しました。
しかも、今は太陽活動が活発化している極大期なのです。ここ最近のXクラス連発を見ていると、超巨大太陽フレアが発生しても不思議ではないと私は思います。


☆[ScienceNews]太陽表面の大爆発「スーパーフレア」が地球を襲う!?



<転載終了>